これからポーランドへ行く方が知っておきたい情報

ルブリン旧市街のとてもユニークな街並を散策

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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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本当に3本立てになってしまったルブリン旅行記ですが、あともう1本追加になりそうです。ネタがたくさん!

 

朝早くから賑わう旧市街

ルブリン旧市街の街並
ルブリン旧市街の街並

日曜日午前。蚤の市を開催している時に撮影したため、人が多いです。蚤の市については次の項目で紹介しますね。

この道がもう少し広かったらクラクフの街並に見えなくもありません。

クラクフといえば、中世そのままの街並が美しいポーランドの京都ですが、ルブリンも中世から変わらない景色を保っているので負けてはいないと思います。

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2015年の「ポーランドの美しい街ランキング」では8位に輝いたルブリンですが、そのコメントがこちら。
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ルブリンは東と西の文化が見事に融合し、現代と中世の建築物が絶妙に調和した大変美しい街だ。そして、ポーランドの歴史的観点からも非常に重要な場所である。

 

1位
クラクフ 紹介記事
2位 グダニスク 紹介記事
3位 ヴロツワフ 紹介記事
4位 ワルシャワ 紹介記事
8位 ルブリン 紹介記事

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ちなみに飛ばした5〜7位はビィドゴシチュ、ウッヂ、トルンと並び、9位はカジミエシュ・ドルヌィです。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

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旧市街からルブリン城を望む
旧市街からルブリン城を望む
城に架かる橋から
城に架かる橋からの眺め

16世紀、ポーランドの当時の首都クラクフとリトアニアの首都ヴィリニュスを真ん中に繋ぐ位置にあったため、ポーランド・リトアニア共和国時代のルブリンはとても栄えていました。

クラクフほど大きな街ではないですが、東欧の中心として様々な文化や宗教が混ざり、また独特の景観と特徴あるルネッサンス様式の建築物(ルブリン・ルネッサンス)が美しく建ち並んでいます。

ルブリン旧市街の街並2
ルブリン旧市街の街並2
ルブリン旧市街の街並3
ルブリン旧市街の街並3
こまかに彩られた建物
まるで壁紙が貼ってあるかのよう
窓に
中央広場周辺の窓がユニーク
これは日本の浮世絵では?!
これは日本の浮世絵では?!

本当にどこを歩いていても写真に収めたくなる光景が広がっています。

毎年夏にはマジック・カーニバルがあり、世界中のマジシャンがルブリンに集結するそう。今年2016年は7月28日〜31日にかけて開催されました。

こんな歴史的な雰囲気のある街でマジックが見れるなんて、まさに絵本の世界に飛び込んだような気持ちになること間違いないでしょう。いつか、その時期のルブリンを観光してみたいと思います。

 

蚤の市も覗いてみた

地元の人達で活気づいています
地元の人達で活気づいています

蚤の市で売られているものは主に食器、時計、アクセサリー類、絵画が目立ち、家具や椅子などはそれほど多く見かけませんでした。楽器もありましたよ!

どちらかというとカトリック関連グッズが多く、イコン(聖像)やロザリオはいっぱい。うちの夫もいくつかイコンを手に取って値段を聞いていましたが、日本円にして5000円以上だったりなかなか手に届くものがありませんでした…。

蚤の市は、値打ちのなくなった古いものだけを売っている場所ではないですからね。それなりに価値のあるものが多く売られていて見応えがあります

眩しい!黄金色の目立つイコン
眩しい!黄金色の目立つイコン

クラクフでのガイド中、蚤の市をご案内する機会が月に一度か二度ありますが、クラクフと比較してもルブリンは結構規模が大きかったです。中央広場周辺だけではなく、少し外れた場所でもアンティークがたくさん売られていました。

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面白かったのは、旧市街に車をあちこち止めて、車の中でお客さんを待っているおじさん達。そして、お客さんが来たら車から降りてくるんですよ。

確かにこの日も前日に引き続きとても暑く、そうでもしないとすぐに干からびそうでした。8月末だというのに、なぜこんなに暑いのでしょうか。異常です。

蚤の市の光景
旧市街・蚤の市の光景1
旧市街・蚤の市の光景2
旧市街・蚤の市の光景2
旧市街・蚤の市の光景3
旧市街・蚤の市の光景3

蚤の市を覗いてみたいという方、毎月最後の日曜日に開催されているようなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

旧市街の外もまた素敵

クラクフ門をくぐると…
クラクフ門をくぐると…
クラコフスキエ・プシェドミェシチェ
クラコフスキエ・プシェドミェシチェ
あ
ルブリン大聖堂 – アルキカテドラ

クラクフ門をくぐってまっすぐ徒歩15秒、Bosko というアイスクリーム専門店があるのですが、そこへは滞在中3度も足を運んでしまいました。

どんなアイスが食べられるの?と、気になった方は下の記事5番目のボスコをチェックしてみてください。

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こうやって1日ぶらぶらしていると、夕方から雲行きが怪しくなってきました。

ゴロゴロ…と音が聞こえ、「これは来るな」と思った時、私たちはショッピングモールの屋上で旧市街方面を観察。

 雨が降っているところがクッキリ
雨が降っているところがクッキリ

これは時間の問題。まだ日が暮れていなかったので外で過ごしたかったのですが、ホテルからそう遠くない位置にいたのでとりあえず帰ることにしました。

結果、間に合わずびしょ濡れ

夕立だろうとお店の屋根の下で待つこと数十分。なかなか止んでくれません。それどころか、酷くなっていきます。

周りには10人近く集まっていました
周りには10人近く集まっていました

意を決して、ダッシュでホテルへ。その日は結局、雨が止んでもホテルから出てくることはありませんでした。

さて、次回の記事でルブリンは最終回にしたいと思います!ルブリンの美しい教会をいくつか紹介しましょう。

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今日のポーランド語

Giełda staroci

Giełda staroci(ギェウダ・スタロチ)は「蚤の市」という意味です。ポーランドで蚤の市を探したい時、街の名前と staroci で検索するとスムーズに見つけることができます。

 

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あやか
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