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最新!EMS発送前に必ず知っておくべきこと&EUでの新課税ルールについて

日本からEMSを送るには?
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事の内容
 世界中の192の郵便事業が提供するサービス、それが郵便局から送れる国際スピード郵便(以下EMS)。私も日本の家族から荷物を送ってもらう場合は必ずEMSですが、10年以上も利用してきてトラブルは一度もありません。
 
 そこで、何度もEMSの書類(インボイスや税関告知書)を作成し、受け取った経験から分かることを当記事にすべてまとめました。また、課税事情など2021年現在の最新情報(特にヨーロッパ宛は注意?!)も書いています。

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荷物, 宅配
この記事の目次
EMSのメリットとデメリット
実は結構ある!海外に送れないもの
EMSに必要な書類とその書き方
EMSあるあるエピソード
2021年7月からの新課税ルール
現地で買った方が安いかも?
この記事のまとめ
【追跡&補償有】ポーランドの郵便局から小包を送る方法|最安570円〜!

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EMSのメリットとデメリット


EMS

 日本から海外に荷物を送る際によく利用されているのが郵便局の国際郵便
国際宅配便のFedExやDHLも有名ですが、個人では郵便局を利用するのが一般的です。

 国際郵便の発送方法には、大きく分けて国際小包とEMSの2つがあります。
国際小包には船便、SAL便(エコノミー航空便)などが含まれますが、よっぽど大きくて重い荷物を除きEMSで送るとよいでしょう
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EMSのいいところ!
ヨーロッパでも最短5日で届くスピーディーさ
紛失・破損時の損害賠償制度がある
郵便追跡サービスで追跡可能
国や地域によってはクール便もある
荷物1つだけでも自宅に集荷しに来てくれる
ギフト/贈品として送れば課税されにくい

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EMSの残念なところ
送料が高い(2021年にも値上げした)
繁忙期だと数週間かかることもある
国や通関事情によってはEMSでも届くのが遅い
金品や貴重品を送ることはできない
インボイスや税関書類は自分で作成する
本人以外は受け取れないケースもある

※2021年10月現在の情報

参考になるリンク集
料金表(EMS:取り扱い国すべて)
EMSの損害賠償制度
EMSオリジナル包装材
EMS配達状況のご確認(追跡)
POCZTA POLSKAの追跡ページなど、発送する国の郵便局の追跡状況もチェックしましょう。

 

実は結構ある!海外に送れないもの

食品

 各国には禁制品と呼ばれる物品があり、海外でもふつうに馴染みのある食べ物や日用品でも国際郵便だと送れなかったりします。

 アルコールが入ったものにも注意する必要があり、日焼け止めや化粧品、熱さまシートといった医薬(部外)品はアルコールが入っているので送ることができません。
少量だと問題ないのですが、なるべくアルコールフリーのものを送るようにしましょう

 食べ物で要注意なのが、ドライや粉末でも肉成分があると送れなかったりします。
同じヨーロッパでも、ポーランドよりドイツやフランスのほうが食品規定は厳しいです。

 カードゲームのトランプすら禁制品の対象(ドイツ)になっていたりするので、必ず、郵便局の国別禁制品リストを確認してから荷物を箱に詰めるようにしましょう。
ただし、発送前に郵便局員が再度チェックすることもあるのでテープで閉じないように


国際郵便で送れないもの
火薬類(花火やクラッカー)、引火性液体(ライター用燃料やペイント類)、可燃性物質(マッチやライター)、加熱蒸散殺虫剤、腐食性物質(水銀やバッテリー)、本体から外されたリチウム電池、貴重品(現金や小切手)、香水、25度以上のアルコールなど

郵便局の国別禁制品リスト
国際郵便で国を問わず送れないもの


夫Piotr
禁制品を送ってしまった場合、たまたまチェックされずにそのまま届くこともあるけど基本的に税関で破棄されるよ。
あやか
健康器具や電化製品も返送されることがあるらしい。

 

EMSに必要な書類とその書き方

パソコン

 EMSには宛先を記載する専用ラベルのほか、税関に提示するインボイスと税関告知書という書類が必要になる場合があります。

 EMS専用ラベルは郵便局で入手できるもので、国によってはこの専用ラベル1枚だけで届くこともあれば、インボイスと税関告知書が3枚ずつ必要といった国もあります。
禁制品同様、必要書類も送る国によって異なるので必ず郵便局のサイトで確認しましょう

 例えばアメリカなら商用を除きインボイスは不要ですが、税関告知書は必須。
イタリアやスペインはインボイス不要&税関告知書1枚、欧州一通関が厳しいオーストリアではインボイスが3枚も必要だったりするので、発送前に各自できちんと調べてください。

 ちなみにポーランドでは商用除きインボイスは不要、税関告知書は1枚必要です。
ただインボイスは不要とあっても通関のためには用意しておいたほうが親切なので、私は必ずインボイスも付けるようにしています。
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発送ラベル作成について
2021年以降、国際郵便マイページで作成
2021年10月以降、EU圏はラベル印刷推奨
日本語住所の英語変換はJuDressが便利
電話番号は+81で始め、最初の0を省く
受取人の電話番号には相手の国番号も書く
FAX番号はなければ空欄でOK
内用品の日英・中英訳例一覧
内容品の記載は書ききれない場合、真ん中に “See the attached document” と記載する

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インボイス作成について
インボイスはExcelで記入 フォーマット
郵便物番号はラベル記載の追跡番号を書く
送達手段はEMS、支払い条件は空欄でOK
備考には無償、贈物にチェックする
内容品は英語と日本語の両方を書く
正味重量はパッケージ含めての重さを書く
内容量の数量は外装パッケージの量を書く

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税関告知書について
税関告知書はCN22とCN23の2種類ある
CN22は約45,000円未満の物品を同封する際
CN23は約45,000円以上の物品を同封する際
2020年10月以降、CN22はバーコード必須
記載内容はインボイスとほとんど同じ
個人使用の場合、”商業物品のみ記入”の欄は空欄
EMSはラベルに税関告知書があるため、書ききれない場合は税関告知書補助用紙を使用する

※2021年10月現在の情報

 2021年1月1日(金)から通関電子データの送信が義務化されました。手書きのEMSラベルなどで差し出されると名宛国で通関の遅れや返送のおそれがあります。また、米国宛の手書きラベルによる差出しは原則、お引き受けができません。EMS・国際小包・小形包装物など差し出される場合は、「国際郵便マイページサービス」をご利用ください。
 なお、2021年10月1日(金)から、EU加盟国による通関電子データの要求が強化されるため、EU加盟国※あての通関電子データの送信が無いまたはその内容が不十分・不正確な郵便物は遅延や返送のリスクが高まります。

国際郵便
通関電子データ送信義務化について

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EMSあるあるエピソード

頭を抱える女性

 どこの国でも国際郵便となると、「国際郵便キタ!面倒だし苦手なんだよな〜」という感じで対応する郵便局員が結構います。
まぁ、その気持ちは分からなくもありません。

 私は当初、インボイスや税関告知書は見本通りに英語のみで記載していました。
しかし局員も危険物チェックのために内容品を把握する必要があるため、今は英語と差し出す国の言語の両方を書いています。
そうするだけで発送がスムーズになります。

 また、”内容品の合計を45ユーロ以下にし、ギフト/贈物で送る” とか “新品じゃないものにはUSEDと書く” とかちょっとした工夫をすることで課税されにくくなります

 私は1万円前後のものを受け取って課税されたことはまだないですが、逆に私から送って関税や地方税を取られた話はあります。
基本的に45ユーロ以上なら贈品だろうが課税される可能性アリと覚えておきましょう。

 さらに、雑誌や本など印刷物を送ると税関検査に引っかかりやすくなり、図書番号や書類提出を求められることがあります。
税関で引っかかるとEMSでも優遇はされないため、本当に早く手に入れる必要があるものを送ってもらう場合は印刷物抜きが無難です。
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夫Piotr
45ユーロはおよそ5,800円。安いものだけ送ってもらってもいつも1万円手前になるし、もうちょい額増やしてほしい。
あやか
中古だからって0円とかにするとかえって怪しまれることがあるから、使用済みのものでも妥当な額を書いておくといいよ。

 

2021年7月からの新課税ルール

数字

 これまでEU域外からEU域内への小包は贈品だとあまり課税されませんでしたが、2021年7月から課税されやすくなりました。

 なんでも最近、アジアからの激安商品を購入する人が増えたため、「アジアからの小包は課税せよ」ということになったとか。
またポーランドの消費税VATは基本的に23%なので、課税されると結構な額になります。

 しかし、「アルコールや香水、煙草、革製品などを除く45ユーロまでの小包であり、また個人間の発送では課税しない」というルールは従来通りであり、変更されていません。

 45ユーロ以下で課税された方もいるようですが、アジアというだけで無条件で課税しているかもしれないので抗議しましょう
日本へ小包を送る際、こちらが書類の書き方を教えないといけないこともあるくらいなので、本当に知らない可能性も十分あります
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夫Piotr
確かにアリーエクスプレスとか価格破壊だからね。
あやか
だからって一般の個人使用の小包まで課税されるのは納得いかない。税関も大変だろうけど、そこはしっかり区別して!
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EU域内での課税対象小包
 EU域内では、EU域外から送られた個人から個人へ送られる45ユーロまでの小包は免税となります。しかし、転送サービスを利用した場合やアマゾンなどネットショッピングで購入した荷物の場合は “会社から個人へ” の発送となるので “45ユーロまでに抑えても” 課税対象になってしまいます。
 また45ユーロ〜150ユーロまでの小包ではVAT(付加価値税/消費税)、150ユーロ以上になるとVATに加えて関税(一律15%または17.5%)が課税されます。ほか、税関手数料や関税局からの送料(高額商品や書類不備などで配達できない場合は関税局に配送されるため)も請求されることがあります。

 

現地で買った方が安いかも?

日本食

 日本の家族からEMSで食べ物を送ってもらっている人は多いと思います。
それでも発送側は英語で書類を書き、高い送料を払っても破棄される可能性があり、受け取る側も課税されたりで本当にややこしい…!

 だったら、もうここでエセでもお気に入りや代替商品を探してみませんか?

 アジア食料品店に行くと案外バリエーションがあってテンションが上がります。
ポーランドのアジア食料品店といえばクフニ・シフィアタですが、私は10%割引カードを持っているほどよくお世話になっています。

 そしてたまに日本からいらっしゃるお客さまが日本のものを色々とお土産で持ってきてくださるので、すごく助かっています。
こっちだとジャワカレー1箱が約850円、お好み焼きソースが約1000円もしますから…。

 ちなみに上の写真はすべてクフニ・シフィアタで買ったもので、軽く1万円超え(重ねているので全ては見えない状態)。
去年はコロナで日本に帰れず日本食を切らしてしまいましたが、一時帰国の際はまるまるスーツケース1つに日本食を詰め込んでいます。

食品物価まとめ

1世帯の平均食費は月3.4万円相当!ポーランドの食品&日本食品物価まとめ

ポーランドで和食を食べる

日本と同じ感覚で料理&食事を楽しむコツ|代用調味料やアジア食料品店

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この記事のまとめ
アイコン 日本から海外へ小包を送る場合、EMSでも国際小包でも送料があまり変わらないケースがあります。一般的にはEMSで送れば安心、早いといったイメージがあるため、私もEMS以外で小包を送ってもらうことは滅多にありません。ラベルや書類を書いたり面倒に感じられるかもしれませんが、検索すれば丁寧に書き方を解説してくれているサイトやブログがたくさんあります。ただし内容品総額が45ユーロ以上になると課税リスクがあるのであまり欲張るとかえって高い買い物になるかもしれません
ポーランドから小包を送る

【追跡&補償有】ポーランドの郵便局から小包を送る方法|最安570円〜!

 

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あやか
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2 件のコメント

  • アバター みっちゃん より:

    こんにちは。先週、ちょうどEMSを送ったところです。EMSは早いはずなのに、コロナ前でも1週間から10日でした。昨年は3週間みて送りました。今年は1か月みて送ってみました。日本を経つのは早いんですけど、ポーランドにはどういうルートで行くんだか、まるで消息不明になること多いですよね。いつもこれでもかってぐらいギューギューに詰め込んでいるので中身は3万を超え、重さは10キロ超えなんてザラです。それでも、関税取られたのはうっかり1回。娘が言うには贈り物は3000円を超えると関税取られるっていうことで、それ以降は中身がギフトでも「その他」で送るようにしています。今年の9月からEU圏に送る荷物も完全に手書きがダメになりました。パソコンだと内容品目60種類まで書き込めるんですけど、そんな細かく書いて送ったことはないです。日本からの場合、郵便局の国際郵便サイトにマイページ登録して、オンラインシッピングツールで作成するのが、簡単です。
    今年の始めころに送った荷物は開封跡があったということで、盗られてもわかる対策をしようと思いながら、そのまま送ってしまったし、なんなら頼まれたものを入れ忘れてしまいました^^;来月、クリスマスの箱を送る予定ですので、今度は入れ忘れないようにしたいと思います。娘たちがポーランドに移住してから7年、荷物が届かなかったことはありませんが、配達に行ってもいないのに不在だったとか言われて、送り返されそうになったことはあります。毎回、電話で再三やり取りして調べてもらって配達してもらってます。今回も無事に届くように箱にメッセージやらなんやら書いて送りました。今は盗られないように、関税とられないようにと毎日祈ってますw

    • 先週EMSで発送されたばかりとのこと、それはタイムリーな記事となりましたね (^^)
      私はこれまでイギリス、ポーランドでしかEMSを受け取った経験がないですが、イギリスのロイヤルメールやパーセルフォースよりポーランドのほうがしっかり仕事をするイメージです。ただそれもたまたま私が配送トラブルがないというだけで、「やっぱり日本よりいい加減!」という面はあると思います (^ ^;)

      開封形跡は何度か経験していますが、税関では怪しい小包以外でも開けることがあります。
      知ってか知らずか禁制品が入れられている荷物もあるでしょうし、X線に通すだけでは本当に何が入っているかは分からないので仕方ないかもしれません。海外に小包を送る以上は開封リスクは付き物ですね…。
      また今年7月からの規制変更では「45ユーロまでの個人間の贈物の小包なら免税」とあるので、当ブログでは基本的には「贈物」で発送することを勧めています。転送サービスやネットショッピングだと「その他」になりますが😅

      私も先週月曜日に戸籍謄本などの書類をEMSで送ってもらいましたが、まだポーランドに到着していません。
      ちなみにラベルは手書きで、郵便局員には特に何も言われていないようです。
      そちらのお荷物も無事に届くことを願っています!

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