国内最速列車EIPことペンドリーノはこんな列車



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国内の移動に最適な高速列車、ペンドリーノについて解説します。

ペンドリーノは国内を完全に網羅しているわけではないのですが、ワルシャワを起点として各地の観光都市をスムーズに移動する手段として最適です。

飛行機での移動を検討する前に、ぜひこのページを読んでください。
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このページの目次
1. ペンドリーノの特徴
2. ペンドリーノの路線一覧
3. 一等と二等のちがい
4. 座席選びに役立つ情報

 

ペンドリーノの特徴

ペンドリーノはEICプレミアム、略してEIPとも呼ばれる国内最速列車、そして2014年12月に導入されたばかりのポーランド鉄道の最新車両です。

以前にポーランドの列車について詳しく解説した記事を書いているので、時間がある方はぜひこちらもお読みください。

個人旅行に便利!ポーランドの列車の種類一覧

2015.11.17

 

最高時速は新幹線級!

新幹線「のぞみ」の平均時速はだいたい230キロですが、ペンドリーノはまさに最高時速230キロ。

ペンドリーノが導入される前のポーランドの長距離列車はなんといっても長く退屈なもので、観光客やビジネスマンは飛行機を利用する方が多かったです。

しかし、今やワルシャワ〜クラクフ間はペンドリーノだと2時間20分で移動できるので、乗り継ぎでもない限りは敢えて飛行機を選ぶ理由はなくなりました。
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どれくらい時間の節約になる?

観光客やビジネスマンにもっとも利用されるルート、ワルシャワ⇆クラクフを例にとってみましょう。

この距離は飛行機だと50分、ペンドリーノだと最短2時間20分です。しかし、飛行機の場合は空港へ向かう時間も計算に入れなければなりません。また、最低でもスケジュールの30分前、できれば1時間前には空港に到着している必要があります。

クラクフ中央駅⇆クラクフ空港駅は18分、ワルシャワ中央駅⇆ワルシャワ空港駅は20〜23分、列車を待つ時間まで考慮すると飛行機ではトータル3〜4時間はかかってしまいます。

それに比べてペンドリーノの場合、乗り換えなしで目的地(中央駅)まで向かうことができるので早いだけでなく、楽に移動ができますね。この間で飛行機を利用するメリットは、もうマイルの特典くらいかもしれません。

 

静かで快適な旅ができる

img_2818.jpg古い列車で長距離移動は苦痛以外のなんでもありません。ガタガタキーキー、落ち着いて眠ることも困難です。

しかし、ペンドリーノは最新車両なので静かで快適。ただ、家族連れや友人同士で会話をしている乗客がいるかもしれないので、どうしても気になる方は座席指定の時に2等7号車を選びましょう。

7号車はストレファ・チシェと言い、サイレンス・カーとなっています。

利用客は主に仕事をしたいビジネスマンですが、読書や眠って一休みするには最適な空間。逆に、小さなお子様連れなどで静かにすることが難しい方はサイレンス・カーの利用を控えてください。

 

ペンドリーノは座席指定制

ペンドリーノは完全座席指定制。乗車前に乗車券を購入する必要があります。

乗車前に乗車券を購入するというのは日本人にとっては当たり前の話ですが、ポーランドではほとんどの列車で乗車後に乗車券を購入することができます(別途、手数料が発生します)。また、通常は短距離であれば自由席。

しかし、ペンドリーノに乗車券なしで乗ってしまうと罰金として130ズウォティ(約4000円)+乗車料金を支払う必要があります。そして、乗車券購入時に必ず座席を指定する必要があり、満席の場合は乗車できません。

 

早めに購入すると安い

節約

最新車両、おまけに国内高速列車となったら乗車料金も高そうですね。

でもポーランドの中・長距離列車の乗車料金は、早く購入すればするほど安いといった嬉しい特徴を持ちます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ポーランドの列車をお得に乗りこなす!8つの割引

2015.11.22
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ペンドリーノであれば、例えばワルシャワ⇆クラクフだと最安49PLN(1,500円以下!)、最高150PLN(約4,500円)なので、飛行機よりもずっと安く移動することが可能です(2等の場合)。最近は競合で、飛行機も片道3,000円代の場合がありますが…。

閑散期になれば、なんと当日に購入しても最安値だったり。ギリギリでも乗客が少なければ、安いままなのです。なんとも有り難いシステムですね。

 

ペンドリーノはイタリア製

ペンドリーノという名前はイタリア語で、列車ペンドリーノそのものもイタリアからやってきたものです。

なので、実は列車のペンドリーノと言えば、チェコやイタリア本土で導入されているペンドリーノも指します。デザインは各国でそれぞれ異なりますが、正直に言うとポーランドのデザインが1番かっこいいかもしれません(笑)。

また、ペンドリーノにも古い車両がありますが、ポーランドでは2014年12月に導入された最新車両のみです。

 

ペンドリーノの路線一覧

さて、皆さんもペンドリーノに乗ってみたいと思ったのではないでしょうか。

しかし、ペンドリーノの路線は限られているので国内のどこへでもペンドリーノで移動できるわけではありません。ということで、路線を確認してみましょう。
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  • クラクフ〜ワルシャワ
    所要時間2:18
  • ワルシャワ〜グダニスク
    所要時間2:38
  • ワルシャワ〜ヴロツワフ
    所要時間3:36
    ※クラクフ〜ヴロツワフはペンドリーノは走っていません。
  • クラクフ〜グダニスク
    所要時間5:18

※2016年10月現在の最短移動時間

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よく観光客が利用しそうなルートのみ挙げましたが、実はペンドリーノの路線は非常に偏っていて西部の方は走っていません。西部にも観光都市があるので、今後に期待したいところです。

img_3835.jpg

上の図の通り、この青い線の部分をペンドリーノは走っています。

北にある TRÓJMIASTO というのは、グダニスク・グディニャ・ソポトの3都市です。その中でも観光地化しているのは間違いなくグダニスクでしょう。

 

一等と二等のちがい

購入する際に必ず、選ばなければならないこと。一等あるいは二等か…。

ペンドリーノの一等と二等は雲泥の差とまでは言いませんが、他の列車以上に区別がハッキリとしています。詳細は、こちらの記事の3番をご覧ください。

ポーランドの列車 一等と二等の違いを詳しく解説

2016.07.25
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一等でのブレックファースト

一等でのブレックファースト

一等だとこのような食事も付き、ドリンクも2種類選べます。

二等でも十分だという方も、一等が最安89PLNだったらぜひ一等席を試してください。私だったら、二等が最安値でも間違いなく一等を選びます!

 

座席選びに役立つ情報

乗車を踏み切ったあなたに、ちょっとしたアドバイスをしておきましょう。

長距離移動であれば、好きな席に座りたいですよね。皆さんが座席を選ぶ要素としては以下のものが考えられますが、それに沿ったアドバイスをします。
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  1. スーツケース置き場の近くがいい
  2. 窓側/通路側がいい
  3. なるべく進行方向がいい
  4. 座席は4人掛けがいい
  5. 静かな席(サイレンスカー)がいい
    →7号車を選びましょう

 

座席表を見ずに選ぶのはNG

スーツケース大だとこうなる

スーツケース大だとこうなる

まず、確認していただきたいのがこちらのホームページにある車両の図。左にスクロールしていくと、全車両の構成を見ることができます。

列車の進行方向が南の場合(グダニスクからワルシャワやクラクフ、ワルシャワからヴロツワフなど)は1号車が先頭となり、北の場合(クラクフからグダニスクやワルシャワ、ヴロツワフからワルシャワなど)は7号車が先頭となります。

ついでに、それぞれの車両にあるサインの意味も日本語に訳しました。

ピンチアウトで拡大

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1つ目…一等席。45の座席があり、コンパートメントなし(1号車)。

2つ目…身体に障害のある人や高齢者のための優先座席。ただし、スペースが他の座席より広いということはない。

3つ目…おむつ替えのできるテーブルがあるトイレ(3号車)。

4つ目…各車両の出入り口付近に設けられている、スーツケース置き場。

5つ目…乗務員室

ピンチアウトで拡大

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1つ目…二等席。合計357の座席があり、うち12の座席は4人掛けの合計3つのコンパートメント(個室)に、残り345の座席は通常の2人掛けあるいは4人掛けで真ん中にテーブル(図では、壁のように見えるものがテーブルを表している)があるタイプとなる。

2つ目…6歳以下の子ども、あるいは妊婦のいる家族の乗客のみが利用できるコンパートメント(2号車)。

3つ目…バリアフリー。車いす用乗降用の自動板材がある箇所、あるいは車いすで出入り可能のトイレ(3号車)。

4つ目…自転車を置くことができる車両(5号車と6号車)。
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おまけ情報 3号車の食堂車

3号車でメニューがもらえます

3号車にメニュー(英語対応)があります

10ズウォティのサーモンサンドイッチ

10ズウォティのサーモンサンドイッチ

他、3号車には BARS という食堂車があり、小腹が空いた時はここで軽食やランチなどの食事をとることができます。

自分の座席に持ち帰ってもOKですが、臭うものや食べる時に音が出るようなものは食堂車で食べるべきでしょう。サンドイッチやデザートくらいなら座席で食べてもいいと思いますが、それ以外は基本的にアウトだと思います。

BARS の値段設定は悪くはないのですが、写真のサンドイッチはこんなに小さくて具も少ししかないのに10ズウォティで、損した気分になりました…。
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今日のポーランド語

pociąg

pociąg(ポチョング)は名詞で「電車/列車」です。また、結婚式で必ずやるあのお遊戯も pociąg といいます。

いったいどんな?!気になった方はこちらの記事の7番をご覧ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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