これからポーランドへ行く方が知っておきたい情報

2024年春最新/アウシュヴィッツ訪問前に絶対知っておきたい情報8つ

アウシュヴィッツ
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事の内容
 アウシュヴィッツ博物館を見学するすべての方が知っておくべき情報を8つまとめました。クラクフ公認ガイドとして多くの博物館を訪れたりガイドしていますが、中でも訪問時に最も注意したいのはアウシュヴィッツとなります。
でも、当記事を最後まできちんと読んで訪問計画を立てれば大丈夫ですよ
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移動するハリネズミ
この記事の目次
アウシュヴィッツ博物館への行き方
開館時間・休館日・入場料
持ち込み制限とセキュリティ
訪れる前に訪問予約をしておく
ガイドと見学すべき3つの理由
  館内の展示説明は必要最低限
  広くて見学順路が分かりにくい
  個人見学だと誤って理解してしまう

見学する収容所跡は2ヵ所ある
  第一収容所アウシュヴィッツ
  第二収容所ビルケナウ
  シャトルバスの時刻表は要チェック

そのほか知っておくべきこと
(撮影、食事やトイレ、子連れ見学など)
この記事のまとめ
アウシュヴィッツ博物館ガイド、サポートをご希望の方へ/申し込みページ


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アウシュヴィッツ博物館への行き方

路線バス Lajkonik アウシュヴィッツ博物館はオシフィエンチムという小さな町にあり、観光都市クラクフから西へ約70キロの距離となります。
日帰りで行けますが、半日以上は潰れます!

クラクフからの最も分かりやすい移動手段は、博物館の目の前まで連れて行ってくれる片道所要時間1時間30分程度の路線バス
列車では約1時間、最寄り駅から博物館までは2キロあります(バスで行くことも可能)。

アウシュヴィッツの場所 クラクフ以外の主要都市とアウシュヴィッツの位置関係は上の地図を見ていただくと分かりますが、こんなにも離れています。

クラクフや首都ワルシャワからの具体的な行き方は下記記事を参考にしてください。
アウシュヴィッツへの行き方
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アウシュヴィッツ博物館の入口

博物館の入り口付近はこんな感じ(バスだとこのさらに奥のほうまで行きます)で、2023年6月にリニューアルしました。
第一収容所跡から数百メートルほど北にあり、ここにチケット売り場、ロッカー、トイレ、一般見学者向けの屋外駐車場などがあります。

かつての入り口は第一収容所跡の建物そのものにあり、場所も見た目も、中の雰囲気もまるっきり変わってしまいました
ネットにはリニューアル前に書かれた情報も多いので、間違えないよう注意してください。
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博物館の住所
Więźniów Oświęcimia 55, Oświęcim

 

開館時間・休館日・入場料

時計
アウシュヴィッツは日没時間によって開館時間が年に6回も変わり、入場料もツアーや言語によって複数のパターンがあります。
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アウシュヴィッツの開館時間
1月・11月 07:30〜15:00
2月 07:30〜16:00
3月・10月 07:30〜17:00
4月・5月・9月 07:30〜18:00
6月・7月・8月 07:30〜19:00
12月 07:30〜14:00
休館日1月1日、12月25日、復活祭の日曜日(2024年は3月31日)、ほか館内貸切での記念式典や政府関係者、特別な団体が訪問する場合は休館または開館時間短縮となります。
最終入場時間≠閉館時間】実際の閉館時間は最終入場時間から1時間半後です。例えば、8月なら遅くとも18:59までに入場し、20:30までに見学を終える必要があります。
ポーランドの祝日
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博物館公式ツアーの料金表
3.5時間ツアー 6時間ツアー
公式ツアー
(ポーランド語)
100PLN
割引 90PLN
140PLN
割引 120PLN
公式ツアー
(その他の言語)
110PLN
割引 100PLN
150PLN
割引 130PLN
補足26歳以下の国際学生証(ISIC)をお持ちの方は割引料金が適用されます。

※2024年2月現在

あやか
ツアーは主に2種類。3.5時間ツアーが定番で、6時間のスタディツアー(休憩あり)は午前9時前後のみ参加できるよ。
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個人での入場が可能な時間
1月・11月 13:00〜15:00
2月 14:00〜16:00
3月・10月 15:00〜17:00
4月・5月・9月 16:00〜18:00
6月・7月・8月 16:00〜19:00
12月 12:00〜14:00
補足上記時間帯”以外”はツアー参加者のみ見学できます。最終入場時間から1時間半後に閉館となりますが、適切な順路で見学しないと時間は十分あると言えません。

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第二収容所は注意!セキュリティあり

2023年12月以降、第二収容所ビルケナウの入館がより厳しくなっています。まず、ツアーチケットを持っている場合は原則ツアーガイドとともに入場する必要があるので、第一収容所ではツアーグループから外れないように気をつけましょう(見学テンポが早いので要注意)。また、フリーチケットを持っていたとしても、”個人での入場が可能な時間帯” よりも早い時間帯に第二収容所を見学することはできません。ツアーガイドなしで入場する場合は入り口横のセキュリティ(第一収容所のような機械式ではなく目視チェック)を通過する必要があります。

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持ち込み制限とセキュリティ

第一収容所にある荷物預かり所 館内に持ち込めるカバンやバッグのサイズは、規定では 30×20×10cm 以内
2024年2月現在、明らかにそれより大きめのバッグやリュックでも入場できますが、容量20Lを超えると持ち込みは厳しそうです。

傘や補助器具などを除き、サイズオーバーの荷物は博物館入り口の前にある有料の荷物預かり所(上写真の場所)で預けてください。

ロッカーの利用には、タッチ決済対応のクレジットカードが必要(現金非対応)です。
コインロッカーではないのでご注意ください。

第一収容所にある荷物預かり所 まず、ロッカールームに入ってすぐ右手の機械でチケット(5PLN)を購入します。

チケットにあるバーコードをロッカー付近の矢印部分にスキャンすると、特定のロッカーが自動で開き、出すときも同じ手順です。
ロッカーは 40×90×60 くらいの大きさで、バックパック1つくらいならふつうに入ります。

アウシュヴィッツのセキュリティ 第一収容所入館前にはセキュリティッチェクがあるため、順番がきたら、カバンとポケットにある貴金属はカゴに置いてください。
ベルトや腕時計などでも引っかかる場合があるため、チェックの手前で外しておくと◎。

また、このセキュリティチェックもあって午前や日中の時間帯は大変混み合います。
私は夏に最大1時間半待ちを経験したことがありますが、繁忙期ではなくても指定入場時間の30分前には到着するようにしましょう。

遅延した場合、通常は次のツアーに入れるようチケットを変えてもらえます
ただ次のツアーがいつになるかも分からないため、遅れないことに越したことはありません。

あやか
入場前にIDチェックがあるので、パスポートやEU圏にお住まいの方は滞在許可証など公的本人確認書類を忘れずに。
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特にこの日は注意!
 3月〜4月の復活祭前後、4月下旬〜5月上旬(メーデー前後)、7月〜8月の夏休みシーズン、クリスマスや年末年始はとても混雑しやすいです。
ポーランドの夏

 

訪れる前に訪問予約をしておく

当日分のチケットなし アウシュヴィッツ博物館は基本的に訪問予約制であり、当日現地でチケットを入手する場合は入場できる保障はありません
(とは言っても、待てば入れる可能性は高い)

本当に混雑している日だとチケットを持っていても入れないという事態も稀に発生するほどで、そのような日だと1ヵ月前に訪問予約するようではもう遅すぎるくらいです。

あまり脅すつもりはありませんが、少なくとも希望する時間帯に見学することができるよう早めの訪問予約を心がけましょう
訪問予約手順は下記記事をお読みください。
アウシュヴィッツ訪問予約
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アウシュヴィッツのチケットマシーン

アウシュヴィッツのチケット窓口 現地でチケットを確保する場合、券売機あるいは有人の窓口でも購入できます。
券売機は入力事項があり煩雑なので、空いていれば有人の窓口で買うのがおすすめです

繁忙期や混雑している日だとゲートを越えて道路側まで列があるため、その場合は最後尾あたりの人に「これはチケットを購入するために列か」と確認したうえで並びましょう。


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ガイドと見学すべき3つの理由

アウシュヴィッツ博物館はツアーに参加するなど “ガイドといっしょに見学することを前提” とした展示内容となっているため、ガイドなしで見学することはおすすめしません。

 

館内の展示説明は必要最低限

博物館内 ヨーロッパにおける第二次世界大戦やナチスの歴史を十分知っていたとしても、館内の展示をきちんと把握するのは難しいです。

常設展示の主要な資料でさえ説明書きは必要最低限となっており、写真だとタイトルしか記載されていなかったりします。
実際に見学すると分かるでしょうが、初めて見学した人は解説なしでは理解できません。

現地のブックショップにコンパクトな案内書が売っていますが、個人的には “きちんとガイドと見学する人(あるいは見学した人)が予習復習のために読む” 内容かと思います。

 

広くて見学順路が分かりにくい

第一収容所 現在は博物館と言っても、当時の収容所にあった建物がそのまま残っています。
収容所はとても広く、館内図をよく見なければ主要展示がどこにあるかすら分かりません

館内図や敷地図があったとしても、「どの建物を見ればいいんだろう」「どうやって周っていったらいいんだろう」「あれ、あそこ入ったかな?」と思うこと間違いなしです。

私がご案内や通訳させていただく際、最もよく言われるのは「自分だけだったら順路すら分からなかった」というひと言。
私も学生の頃にアウシュヴィッツを初めて見学した時、まったく同じことを感じました。

 

個人見学だと誤って理解してしまう

館内展示 仮にきちんとした見学順路での見学ではなくても意味をきちんと理解できればいいですが、説明書きが少ないのでそれが難しく、結果的に誤解している人は多いと思います。

また、重要展示の前でも立ち止まりすらせず、写真撮影禁止のところで撮影している人は今まで数えきれないほど見てきました。

せっかく現地まで足を運んでいるというのに展示物をぼんやりとだけ理解し、おまけに独自に解釈してしまったりマナーを破る…、これだけは絶対あってはならないことです。
アウシュヴィッツ
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見学する収容所跡は2ヵ所ある

博物館として保存されているのは、アウシュヴィッツ収容所跡(第一収容所)とビルケナウ収容所跡(第二収容所)の2ヵ所です。

 

第一収容所アウシュヴィッツ

ツアーではまず、写真や遺品、資料展示が主となる第一収容所を先に見学します。

第4棟・第5棟
それぞれのテーマは「絶滅」と「重犯罪の証拠」。主に1944年にアウシュヴィッツへ連行されたユダヤ人の運命をたどる写真、第二収容所ガス室の模型、遺品の数々が展示されている。第4棟2号室に聖職者の囚人リストがあり、日本に縁のあるコルベ神父の名前を確認できる。
コルベ神父
第6棟・第7棟
それぞれのテーマは「被収容者の生活」と「保健・衛生環境」。アウシュヴィッツに囚人として登録された人々は少なくとも40万人以上にのぼる。囚人登録の流れやカテゴリーに関する展示、囚人服や靴の展示など。第6棟4号室では収容所の子どもたちや人体実験について触れる。
第11棟・点呼広場
収容所の監獄と呼ばれる第11棟は、囚人の刑務所としての役割があった。収容所内で逃亡の企てや暴動の計画を行ったり、外部との接触を図ろうとた者たちが収監された場所。中庭には「死の壁」という銃殺刑に用いられた塀がある。地下の監獄18番でコルベ神父は殉教した。
第一ガス室
第一収容所では最後に見学するところ。第11棟で試行された毒ガス大量殺人実験のあと、1941年秋から翌年12月までガス室として稼働していた。現在のガス室は戦後復元されたものだが、元のパーツも使われている。ガス室の隣には戦後処刑された所長の絞首台が残されている。
あやか
ほかにも8つの棟が公開されてるよ。すべて見るとなると、まる1日はかかっちゃうかも。

 

第二収容所ビルケナウ

第二収容所ビルケナウ 第一収容所の見学が終わると、次に無料シャトルバスに6〜7分ほど乗車して約3キロ離れた第二収容所ビルケナウへ向かいます。

ナチス・ドイツが建設した6つの絶滅収容所のうち、最大のユダヤ人絶滅施設として知られるのがこの第二収容所ビルケナウ。
多くの人が「アウシュヴィッツ」と聞いて連想するのが第二収容所とも言えるでしょう。

「死の門」とも呼ばれる正門から引き込み線がまっすぐ伸びており、その一番奥の両側に第二ガス室と第三ガス室があります。
およそ100万人のユダヤ人が短期間に一気に殺害された後、1945年1月に爆破されました。

 

シャトルバスの時刻表は要チェック

アウシュヴィッツのシャトルバス 第一収容所と第二収容所は無料シャトルバスで行き来することができますが、その時刻表は事前によく確認しておきましょう。
時刻表はだいたい月毎に変わるようで、時期や平日か週末かによっても本数が変わります。

時刻表はシャトルバスの停留所付近にあり、第一収容所側はデジタルで見にくいです…。

ガイドといっしょに見学する場合や、第二収容所へ向かう分には問題ありません。
しかしツアー解散後、個人個人が第二収容所を出るタイミングによってはシャトルバスの本数が結構減ってしまっていることがあります。

あやか
クラクフ行きのバスに乗る際は、発車時刻15分前にはバス停で待てるように余裕を持ってシャトルバスに乗りましょう。

 

そのほか知っておくべきこと

トイレの場所

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撮影してはいけない場所がある
第一収容所の第4棟4号室(髪の展示)、第11棟の地下を除き、撮影禁止の場所はありません。ただし建物内ではフラッシュを焚かないようにしましょう。
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食事は済ませておくのがベター
周辺にセルフサービスのレストランがありますが、時間帯によっては非常に混雑し、相席となることも多いです。なるべく食事は先に済ませましょう。
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ツアー中にトイレ休憩はない
第一収容所と第二収容所の出入り口付近にトイレ(現在は無料)があります。ツアー中にトイレ休憩はないため、見学前にトイレを済ませておきましょう。
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雨の日は泥で汚れやすくなる
両収容所ともに雨が降ると水たまりが多く出来ます。地面が濡れていると泥が跳ね返りやすいため、悪天候の日は服装や靴に注意してください。
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14歳以下の子どもとの見学
博物館は14歳以下の子どもの見学は推奨していません。保護者同伴であれば年齢制限なく見学は可能ですが、乳児の場合は抱っこひもをおすすめします。

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この記事のまとめ
アイコン 当記事を読まれたあなたはアウシュヴィッツ見学において知っておくべきことのほとんどを把握されたかと思います。アウシュヴィッツは年間を通して混雑しやすい日が多いため、事前の計画が重要。旅程が決まったら、まずアウシュヴィッツ見学日と時間帯を検討するとよいでしょう。またなるべくツアーガイドといっしょに見学し、一方で団体行動を避けたい、じっくり説明を聞きたいという方は私にご相談ください。皆さんのアウシュヴィッツ見学が有意義なものとなるよう願っています。
アウシュヴィッツ

 

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26件のコメント

いこしぃ より:

以前もキウバサの記事にてコメントしました、いこしぃです。ポーランドに住み始めて四ヶ月経ちましたが、まだまだ分からないことだらけで、いつもあやかさんのブログに助けられています。
ポーランドに住んでいるなら、1度は行っておきたいアウシュビッツですが、我が家には幼稚園児の息子が2人います。
やはり子連れでの見学は無理でしょうか…?

Ayaka より:

いこしぃさん
返事が遅くなってしまってごめんなさい。
ご質問の件ですが、小さなお子さんを連れて見学されている方はたまにいらっしゃいますよ。私が通訳としてアウシュヴィッツへ行った際も、一度赤ちゃんを連れて見学されたご夫婦がいました。
しかし、周りにはちょっと嫌な顔をされるかもしれません。
幼稚園くらいのお子さんを見かけたことはありますが、お子さんによっては退屈なのかごねていたり、ケンカをしていたり、はたまた「なぜ子どもを連れてくるの?」といった感じで他の方からもよく見られているように思います。
小さなお子さんがいるからと入り口で止められたりはしないと思いますが、やはりおすすめではありません ^^;

いこしぃ より:

あやかさん、お返事ありがとうございます😊そうですよね、うちの息子たちは確実に退屈して愚図りそうなので、やはり諦めようかと思います。
でも、一度行きたし、子どもたちは旦那に任せて、1人で行っちゃおうかしら(笑)

Ayaka より:

もともとアウシュヴィッツが14歳以下の子どもの見学を推奨していないので、やむを得ない理由がない限りはなるべくお留守番の方がいいかもしれません (>_<) もし行かれるのであれば、ぜひ天気のよい時に! 先月は3回アウシュヴィッツに行きましたが、寒くても晴天だったのでスムーズに見学ができました。

RIKISUKE より:

公式サイトで予約したのですがバスツアーに変えようと思っています。
どのようにして公式サイトのキャンセルができるのか教えていただきたいです。
ご協力よろしくお願いします。

Ayaka より:

RIKISUKEさん

お返事が遅くなり、すみません。
アウシュヴィッツのキャンセルに関してですが、キャンセルによる返金はなかったと思います。
以前、キャンセルされた方がいらっしゃいましたが、返金はありませんでした。
しかし参加しないと予め分かっている場合、その旨をメールで伝えるようしてください。
ツアーは一応人数を数えてからスタートしますし、キャンセルすれば空きがでるので希望時間に見学できる人が増えます。

ルカ より:

はじめまして。
今年の10月にポーランド個人旅行を計画しています。アウシュビッツは個人で行くつもりでしたがガイドなしじゃないとはいれなそうですね。見ておいてよかったです!

Ayaka より:

ルカさん

当記事がお役に立ったようで嬉しいです。
時間帯によってはガイドなしでも入れるのですが、ガイドと見学したほうが絶対にいいです。
また、ドイツ語やポーランド語の資料が読める場合はまだ理解できることも多いと思いますが、基本的に個人見学で理解できることはかなり限られています。

サヤ より:

はじめまして!今年ポーランドに訪れる予定でアウシュビッツに訪問する予定です!そこで、最新の入場情報を教えていただければと思います!自分でも公式サイトで調べみたのですが、ツアーのみ受付の時間とか個人で入れる時間帯とかが更新されているのかよく分からなくて、、、^^;よろしくお願い致します。

はじめまして。管理人の綾香です。
今のところ、アウシュヴィッツの入場には両収容所ともにチケットの提示(第一収容所ではスキャン)が必要となります。日によって残りのチケット枚数が異なり、すでにない場合もあるため、公式の日付カレンダーから調べるのが一番よいです。この場合、訪問日が決まっていることが前提です。早くて訪問日3ヶ月前からチェック、またはチケットの取得(購入)が可能です。
開館時間はこちらに記載されています。http://www.auschwitz.org/en/visiting/opening-hours/

ST より:

貴重な情報ありがとうございました。
先週土曜日に念願のアウシュヴィッツ博物館を訪問しました。
綾香さんのおかげで、大変充実した見学になりました。

こちらに記載されている情報からアップデートがありますので、シェアいたします。

英語ツアーの料金は75→85PLNに値上げされました。(2022年6月現在)
公式サイトからも確認できます。

S T より:

駐車場の情報ありがとうございました。
ナビに設定して到着することができました。

また、当日は9時20分からのツアーで申し込んでいましたが、早く到着したため、9時からに変更してもらえました。

クラクフからの車でのアクセス情報、とても参考になりました。
綾香さんに教えてもらったように、高速道路を利用しました。
日本と比べて高速道路の料金が安いことに驚きました。

ごとう より:

初めまして。
本日(2024年1月2日)アウシュビッツ博物館を訪問しました。
本ブログの内容が参考になったおかげで、本日の訪問を非常に有意義なものとすることが出来ました。本当にありがとうございます。
そして、一つお聞きしたいことがあります。
事前に下調べした結果、
アウシュビッツ2への入場は特に何かを求められることなく自由に出入り出来ると理解し、朝イチでアウシュビッツ2まで歩いたところ入場門前でチケットの提示を求められてしまい、結果その時間には入場することが出来ませんでした。
他の個人の観光客の方も大勢がアウシュビッツ2の前で門前払いされ、アウシュビッツ1まで蜻蛉返りする羽目になっておりました。
2024年からはアウシュビッツ2でもチケットの提示を求められるように仕様が改変されたと言うことはございますでしょうか?

コメントありがとうございます。ポーランド旅行中、当ブログがお役に立ったようで嬉しく思います。

第二収容所ビルケナウへの入場は2023年12月以降、チケットの提示が必要となったようです。ツアーに参加&ツアーガイドと一緒に第二収容所に入る場合はチケットを見せずともスムーズに入れますが、そうではない場合(=ご自身のみで入場)はチケットチェック&個別で荷物検査があります。いずれは第一収容所のようなかたちでのセキュリティチェックになるかもしれませんが、今のところは警備員が目視でチェックしています。第二収容所のチェックのほうがしっかりしていて、時間がちょっと長いですね。混雑時は30分以上は並ぶかもしれません。

まいまい より:

初めまして!ポーランド旅行を数年前にした時から、サイトにお邪魔しています。ツアーでしたがアウシュビッツにも訪れ、もう一度見学に行きたいと思っています。そこで質問ですが、スタディーツアーとは、具体的にどのような内容になっているのでしょうか?通常の見学より2時間以上も長いとのことで、気になっています!

こちら、公式サイトよりスタディーツアーの内容を抜粋して翻訳しました。分かりやすいように少し直しています。

◆1日 6時間または2日間 各3時間のスタディーツアー
アウシュヴィッツI(第一収容所)とアウシュヴィッツII・ビルケナウ収容所(第二収容所)の専門ツアーガイドとともに厳選された展示ブロック、カナダ(倉庫跡)、ガス室とクレマトリウムIVとVの見学をします。

ここからは私からの補足です。
通常は第一収容所では、展示施設となっている建物の第4・5、6か7のいずれか・11棟、第一ガス室跡を見学しますが、スタディツアーでは案内される展示施設がいくつか増えます。
第二収容所も通常は敷地内の線路に沿って第2・3ガス室跡のある奥まで歩き、折り返してBI区間(女性収容バラック跡側)を通って出ますが、スタディツアーではB2区間(男性収容バラック跡側)のほうも見ていきます。B2区間の奥に第4・5ガス室跡やカナダ(倉庫跡)などがあります。

MT より:

収容所について質問させていただきます。
2月に第一・第二収容所に個人見学の予定をしています。
個人入場する場合、第一収容所のチケットで第二収容所も入場可能ということでよろしいでしょうか?
また第二収容所は個人での入場に時間帯等の制限はありますでしょうか?

もし制限がなければ、当日は午前に第二収容所、14時から第一収容所の個人見学を予定しています。
第二から第一までは徒歩で行こうと考えていますが、道中にスーパーマーケット等の食品系の商店があるかご存知でしょうか?

個人入場が「ガイドなしのチケットでの入場」という意味であれば、そのチケットで両収容所に入場可能です。また両収容所ともに、2月にガイドなしで見学できる時間帯は14:00〜17:30(16:00最終入場)です。少なくとも去年の10月頃までは第二収容所はそこまで厳しくなかったのですが、12月からセキュリティが設置され簡単には入れなくなりました。割と厳しめだと思います。
第二から第一は割と距離がありますし、途中にスーパーやコンビニはありません。

TK より:

詳細情報をありがとうございます!

一点お伺いしたいことがございます。
ガイド無しでの入場時間帯について、下記のサイトの情報と異なる点が見受けられ、真実を知りたくコメントをしました。

例えば、下記のサイト情報によれば、3月のガイド無し訪問の場合10:00-13:00は入場出来ない(それ以外の時間帯だったら可能)と記載があります。

サイトの更新が2023年12月となっているので、2024年に入って規則が変わったということでしょうか?それとも、そもそもこのサイトの情報が誤りということでしょうか。

長文失礼しました。ご回答頂けますと幸いです。

https://www.travual.com/blog/cracow/visiting-auschwitz-with-or-without-guide/

3月の場合は15:00よりあとの時間帯であれば、”適切なフリーチケットさえ確保していれば” 自由見学可能です。それより前の時間帯はガイドとのみ見学でき、現行のルールでは基本的にどの月も午前中は自由見学できません。アウシュヴィッツの見学ルールは年々厳しくなっています。

TK より:

ご返信ありがとうございます!
公式サイトの最新の規約にも目を通しました。年々ルールは厳しくなっているようですね。

重ね重ねの質問で恐縮ですが、もう一点伺いたいことがございます。

公式サイトから3.5時間のガイド付きチケットを申し込もうと思っています。その場合、キャンプ内の見学も3.5時間のみでしょうか?ガイドが終了してから自由に見学することは可能でしょうか?

ご回答頂けますと幸いです。

暗黙の了解的なルールもあったりするので、私はもはや、規約には目を通していません ^_^;

公式ガイドツアーについてですが、最初に見学する第一収容所と第二収容所に入るまではツアーグループに付いていく必要があります。ですので、第一収容所の見学後にまた敷地内に戻って見学することは基本的にできません。第二収容所は、チケットさえあればガイドとしか見学できない時間帯でも個人で入場できると思うのですが、私の場合は警備員と交渉してやっと入ることができました。あえて分かれて入場しようとしたわけではなく、やむを得ず離れてしまったのですが、そのような事情を話しても頑なに断られたりで参りました。私はポーランド語が話せるのでまだいいですが、あの感じだと英語のみでは追い払われていた可能性が高いです。とにかく厳しいです。
ただ第二収容所はいったん中に入ってしまえば、割と自由です。私もよくガイドさんに「もう私たちと離れてもいいですよ」と言われます。

結論、第一収容所を自由に見学したいのであればフリーチケットを別で確保すべきです。第二収容所は敷地内に入ってしまえば自由に見学できますし、最後までツアーと一緒に見て、敷地内での解散後にまた敷地内を自由に歩くことは可能です。
個人的にはいずれにしてもツアーグループで見学することを強くお勧めします。フリーチケットのみでテンポよく、理解しながら見学していくのはかなり難しいです。

TK より:

詳細な情報大変助かります。ありがとうございます。Ayakaさんのご助言通り、ツアー終了後第二収容所を自由に散策し、15:00以降のフリーチケットで第一収容所をじっくり回りたいと思います。

結論じっくり回りたい人は、ガイド付きチケットとフリーチケットを両方取得しておき、午前中はツアーで第一と第二を回り、終了後も第二に残りつつ、フリーチケットの入場時間以降は第一を回るのが良さそうですね👍

貴重な情報を提供して下さり本当にありがとうございます。お陰様で有意義な時間を過ごすことが出来そうです!

お役に立てたようで何よりです。
把握されているように、じっくり周りたい方はガイドツアーとフリーチケットの両方を確保されることをお勧めします。これも現時点の情報ですので、TKさんは問題ないかと思いますが、また何か変更があれば記事を修正するようにします。

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