【必読】アウシュヴィッツ見学時に役立つ9つの情報



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最終更新日:2017年2月28日

アウシュヴィッツ強制収容所に訪れることを計画中の方、訪問前に知って欲しいことをすべてまとめました。

この記事を読んでおいて「よかった」と思うこと間違いなし。当日になって現地で焦らないためにも、必ず、最後まで記事に目を通してください

何十回とアウシュヴィッツを訪れた私が思うこと

2017.02.16

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このページの目次
1. アウシュヴィッツへの行き方
2. 開館時間・休館日・料金
3.  持ち込み制限と荷物検査
4. 訪問予約は必ずしよう
5. ガイドと見学すべきか
6. アウシュヴィッツとビルケナウ
7. 見逃せない常設展示は5つ
8. 施設内でのカメラ撮影
9. その他伝えておきたいこと

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アウシュヴィッツへの行き方

個人的にはバスがおすすめ

個人的にはバスがおすすめ

クラクフから日帰りで行くパターンが最も一般的ですが、首都ワルシャワから行く場合でもアウシュヴィッツへは列車かバスを利用して行くことになります。

クラクフからの行き方、ワルシャワからの行き方は下の記事に詳しくまとめているので、参考にしてください。

ワルシャワからアウシュヴィッツへの行き方

2016.08.18

クラクフからアウシュヴィッツへの行き方

2016.02.08

 

見学可能時間・休館日・料金

実は結構ややこしい

計画性を持って訪れましょう

アウシュヴィッツは基本的に毎日見学可能ですが、年中無休ではありません。

アウシュヴィッツ開館時間
12月。。。。。。8時〜14時
1月/11月   8時〜15時
2月。。。。。。。8時〜16時
3月/10月   8時〜17時
4月/5月/9月 8時〜18時
6月/7月/8月 8時〜19時

ビルケナウ開館時間
12月。。。。。。8時〜15時半
1月/11月   8時〜16時半
2月。。。。。。。8時〜17時半
3月/10月   8時〜18時半
4月/5月/9月 8時〜19時半
6月/7月/8月 8時〜20時半

注意事項
後にも書きますが、見学可能時間の間ならいつでも行っていいわけではなく訪問時間を予め指定する必要があります。また繁忙期の場合、荷物検査を通過するまでに時間がかかるので、必ず最低でも訪問時間30分前には到着するようにしてください。
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料金(入場料・ガイド)
入場料はかかりません。よく、ツアーでは「入場料込み」と書かれていますが、わざとお得感を出すためにそう表記してあるんだと思います(きっと…)。

アウシュヴィッツの公式ガイドに案内をしてもらう場合、40PLN/人または中谷さんによる日本語ガイドでは250PLN/参加人数となります。

料金(その他)
ドキュメンタリーフィルムを観る場合は、4PLNが別途必要です(ガイド料金には含まれている)。

館内や駐車場にあるトイレは利用ごとに1.5〜2PLNを払う必要があるので、硬貨は何枚か持っておいてください。

アウシュヴィッツ敷地内のブロック6向かいのブロックにトイレがありますが、そちらは無料です。ただし、ツアー参加の場合はトイレ休憩はありません。

見学所要時間
ガイドと見学する場合は3.5時間、スタディーツアーでは6時間。個人見学では4時間以上はかかるかもしれません。

休館日
1月1日、12月25日、復活祭の日曜日は休館日となり、ほか公式訪問や特別なセレモニーがある場合は休館または見学可能時間が制限されます。

詳細は公式サイトでご確認ください。

 

持ち込み制限と荷物検査

小さなハンドバッグはOK

小さなハンドバッグはOK

アウシュヴィッツに持ち込めるカバンのサイズは30×20×10センチです。

A4サイズの紙よりもカバンが大きい場合、ツアーであればバスに置いて行くか、または荷物預かり所やロッカーにて預けなければなりません。

さらに、アウシュヴィッツ入館の前にはセキュリティチェックがあります。

荷物の中に刃物や透けていないボトルに入った飲み物、ライターがある場合、捨てられるので注意しましょう。

この先にセキュリティがあります

この先にセキュリティがあります

一時荷物預かり所

一時荷物預かり所

こちらはアウシュヴィッツの入り口手前左側にある荷物預かり所。

サイズの大きいカバンやリュック、持ち込めないけど捨てられたくないモノなどを持っている場合、この荷物預かり所または館内のコインロッカーにて有料で預かってもらうことになります。

ハンドバッグやトートバッグ程度の大きさであれば、3〜4PLNです。

また、離れた見学施設であるビルケナウ(アウシュヴィッツⅡ)ではハンドバッグより大きいサイズでも持ち込み可のようですが、リュックは持ち込めません。

 

訪問予約は必ずしよう

これを知らないのが一番痛い

これを知らないのが一番痛い

アウシュヴィッツは訪問予約制です。

写真左側に白い小さな建物がありますね。そして、長い列が奥にずーっと続いているのがお分かりでしょうか。この列に並んでいる人達は、訪問予約を当日になってしようとしている人達です。

この日、列の長さは駐車場を超えて歩道まで続いていました。時間あたりの人数制限もあるので、この人達がみんな当日に見学できる保証はありません。

閑散期であれば訪問予約をしていなくても見学できる可能性はありますが、それでも事前にネットで予約しておくのに越したことはないでしょう。

早く予約しないと、希望する時間帯や日付に訪問できない恐れがあります。

アウシュヴィッツ強制収容所見学 ネット予約の手順

2016.02.23

 

ガイドと見学すべきか

1人の方が気楽かも…?

1人の方が気楽かも…?

私は、個人的にはガイドなしでの見学はあまりおすすめしません。

アウシュヴィッツの見学方法は主に2つあり、アウシュヴィッツ所属の公式ガイドまたはツアー所属の公認ガイドに案内をしてもらうか、あるいは完全に個人で見学するかを選ぶことができます。

注意事項
繁忙期(4月〜10月末)の10時〜15時は、ガイドとのみ見学することが可能です。個人で見学する場合は、10時前または15時以降の見学となるのでご注意ください。
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しかしガイドなしで見学した場合、効率的に見学するのが難しいばかりでなく、ガイドからしか聞くことの出来ないエピソードも知ることができません。

またツアーのガイドに案内してもらう場合は要注意です。私はよく通訳で同伴するので分かるのですが、ツアーなので参加者が遅刻したりすると入場時間が遅れてしまい、結果的に時間の関係で案内箇所が削られることがあるのです。

公認ガイドも丁寧で分かりやすい説明をしてくれるのですが、ルーズな参加者がいると本当に残念ですね。ツアーの場合は、少し料金は高くなりますができるだけ少人数制を選びたいものです。

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アウシュヴィッツとビルケナウ

こんなシャトルバスで向かいます

こんなシャトルバスで向かいます

よく、アウシュヴィッツと言われますが、実は見学する強制収容所跡は2つあることをご存知でしょうか。

アウシュヴィッツⅠ(通称アウシュヴィッツ)とそこから3.5キロ離れた場所にあるアウシュヴィッツⅡ(通称ビルケナウ)、セットでこの2ヵ所を見学するということを覚えておきましょう。

2016年11月現在の時刻表

2016年10月現在の時刻表

この間は無料のシャトルバスで行き来可能です。上は2016年11月、ビルケナウで撮影した時刻表。

ビルケナウの開館時間によって変わるので、例えば12月であれば15時30分が最終です。アウシュヴィッツ閉館時間の1時間30分後にビルケナウが閉館となるので、最終バスを逃した場合はタクシーを呼ぶしかありません。
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タクシーの電話番号

Plus Taxi … 33 8 111 111
※ポーランドの携帯番号をお持ちの場合、800 400 400 で通話料無料

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上の時刻表には、注意点が一つ。

まちがいなく11月(7日)に撮影したものですが、11月のビルケナウは16時30分で閉館です。ということは、最終バスが18時30分となっている写真の時刻表はまちがい。よく見ると、下の方に “Timetable valid in October“(時刻表は10月有効)とありますね。

単なる張り替え忘れだと思いますが、このようなこともあるので十分注意しましょう。ちなみに12月3日に行った時は12月の時刻表になっていました。

アウシュヴィッツとビルケナウについては、下の記事の “1.事前知識” にも詳しく書いているのでお読みください。

クラクフからアウシュヴィッツへの行き方

2016.02.08

 

見逃せない常設展示は5つ

常設展示 バラック5にて

常設展示 バラック5にて

アウシュヴィッツⅠには、ブロックと呼ばれるレンガ造りの茶色い建物が計28棟、そしてガス室などがあります。

しかしその全てが見学できるわけではなく、一部は管理事務所や資料室になっているため関係者以外は入れません。

ただ私が知る限り、5つの常設展示ブロックの他に最大13のブロックが見学者用に開放されることがあります。たいてい全て開放されることはなく、またこれらのブロックでの展示は文字量がかなり多く、テーマもより限定的です。

すべて同じような外観です

すべて同じような外観です

常設展示ブロックでは写真や実物展示が中心になっており、通常、ガイドとの屋内見学ではこの常設展示と復元されたガス室のみとなります。それぞれのブロックの番号とテーマは以下の通り。

    • バラック4……絶滅
    • バラック5……犯罪の証拠
      2016年11月まで一部箇所は見学不可能となっています
    • バラック6……収容者の生活
    • バラック7……収容環境
    • バラック11…銃殺刑の前

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特にツアーの公認ガイドとの見学の場合、たまにどれかが時間の関係で省かれることがあります。なぜか、バラック6を見学しないパターンが多いですね。

 

施設内でのカメラ撮影

そこは何十万人以上が虐殺された場所

そこは何十万人以上が虐殺された場所

アウシュヴィッツやビルケナウでのカメラ撮影はフラッシュなしであれば可能ですが、三脚の利用は禁止です。

ただしブロック4の「髪」の展示は遺体の一部のため撮影不可、ブロック11の地下も撮影禁止となっています。必ずこれらのルールを守って、写真撮影またはビデオ撮影をしてください。

ちなみにセルフィーをしていると、撮影可能の場所でもガイドに注意されることがあります。実は私が過去に同伴した方でもセルフィーをしている人がいましたが、当然のように怒られていました。

 

その他伝えておきたいこと

初めて訪れるあなたへ

特に、初めて訪れるあなたへ

アウシュヴィッツには何度も足を運んでいるから私だからこそ、注意しておきたいことがまだ幾つかあります。
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食べ物について
アウシュヴィッツの近く(入り口から50m以内の範囲)には、レストランが数ヵ所あります。しかし、フードコートのような簡易的な食事を提供する、名ばかりのレストラン(こう言ったら失礼ですが…)しかありません。

アウシュヴィッツの隣にも食堂がありますが、昼時はかなり混み合います。

アウシュヴィッツ館内の売店

アウシュヴィッツ館内の売店

アウシュヴィッツ隣のレストラン

アウシュヴィッツ隣の食堂

駐車場前のスナックバー

駐車場前のスナックバー

持ち込み制限の関係で食べ物を予め用意しにくいので、もし買うのであれば駐車場前の小さな建物で売っているザピエカンカ(ポーランド風ピザパン)やホットドッグ、ハンバーガーか、アウシュヴィッツ館内に売っているサンドイッチやパンを購入することをおすすめします。

ビルケナウの一般用駐車場(シャトルバスやタクシーが停まる目の前の駐車場ではなく少し離れている方)には、セルフサービスでポーランド料理が食べられるレストランとイタリアンレストランがあります。いずれもお手頃な値段設定ですが、結構美味しかったです。
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雨の日の見学は要注意
アウシュヴィッツ、ビルケナウは地面が石でボコボコ、少し歩きづらいです。

しかも粘土質なので、雨の日はもう最悪。とても滑りやすく、靴も非常に汚れます。雨の日は白い靴は避け、なるべく洗いやすい靴で来てください。

また地盤がしっかりしていないために、ビルケナウでは雨の日や冬になると内部見学ができない箇所があります。
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ポーランドでのタブー
アウシュヴィッツを大きな目的の1つとしてポーランドに来られる方が多いようですが、そんなことはなるべくポーランド人の前では言わないでください。

はっきり言って、ポーランド人からすると悲しいですし、中には腹立たしく感じる人すらいるようです。
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ヤネック
ポーランドにはもっと良いところがたくさんあるじゃないか。なのに、どの観光客もアウシュヴィッツってすぐに言う。そこに行くのは構わないけど、それ以外に言うことはないのか。

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アウシュヴィッツがポーランドを訪れる目的の1つであることは構いません。

でも、真っ先に「アウシュヴィッツ」と言われるポーランド人の身にもなってみましょう。残念ながらそれが日本人にとっての事実であったとしても、ポーランド=アウシュヴィッツというイメージはたまったもんじゃないと思います。

もし外国人観光客が日本に訪れて「原爆ドームを見に来たんだ」とか「長崎の原爆資料館に行ってみたかったんだ」なんて言われたら、「……」ってなりますよね。それと同じことなんですよ。

だから、「なんで来たの?」という質問に対して「アウシュヴィッツ」と真っ先に言うのは避けてください。怒ったりする人は滅多にいないと思いますが、悲しくなるのは当たり前だと思います。

何十回とアウシュヴィッツを訪れた私が思うこと

2017.02.16
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今日のポーランド語

auschwitz

アウシュヴィッツをドイツ語で書くと、auschwitz になります。

ポーランド語風に変換して auszwitz とする人もいますが、強制収容所はポーランドが建てたものではありません。ドイツが建てたということを強調するためにもポーランド語でも auschwitz  と表記するのが一般的です。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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4 件のコメント

  • いこしぃ より:

    以前もキウバサの記事にてコメントしました、いこしぃです。ポーランドに住み始めて四ヶ月経ちましたが、まだまだ分からないことだらけで、いつもあやかさんのブログに助けられています。
    ポーランドに住んでいるなら、1度は行っておきたいアウシュビッツですが、我が家には幼稚園児の息子が2人います。
    やはり子連れでの見学は無理でしょうか…?

    • Ayaka より:

      いこしぃさん
      返事が遅くなってしまってごめんなさい。
      ご質問の件ですが、小さなお子さんを連れて見学されている方はたまにいらっしゃいますよ。私が通訳としてアウシュヴィッツへ行った際も、一度赤ちゃんを連れて見学されたご夫婦がいました。
      しかし、周りにはちょっと嫌な顔をされるかもしれません。
      幼稚園くらいのお子さんを見かけたことはありますが、お子さんによっては退屈なのかごねていたり、ケンカをしていたり、はたまた「なぜ子どもを連れてくるの?」といった感じで他の方からもよく見られているように思います。
      小さなお子さんがいるからと入り口で止められたりはしないと思いますが、やはりおすすめではありません ^^;

      • いこしぃ より:

        あやかさん、お返事ありがとうございます😊そうですよね、うちの息子たちは確実に退屈して愚図りそうなので、やはり諦めようかと思います。
        でも、一度行きたし、子どもたちは旦那に任せて、1人で行っちゃおうかしら(笑)

        • Ayaka より:

          もともとアウシュヴィッツが14歳以下の子どもの見学を推奨していないので、やむを得ない理由がない限りはなるべくお留守番の方がいいかもしれません (>_<) もし行かれるのであれば、ぜひ天気のよい時に! 先月は3回アウシュヴィッツに行きましたが、寒くても晴天だったのでスムーズに見学ができました。

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