ユニークな国家政策!レシートくじで車が当たる



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2015年10月に始まった、ポーランドの国家政策 “レシートくじ作戦” が思いのほか成功しているようです。

おかげで私の夫や家族も含め、我が家ではレシート集めが趣味化。だって、もしかしたら、ひょっとしたら車やパソコンが当たるかもしれないですからね。この記事を読み終わった後は「日本もやればいいのに!」と思うこと間違いなし。
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photo: flickr by Rin Johnson

photo: flickr by Rin Johnson

 

レシートくじって何?

レシートくじ自体は日本でも度々話題になるのでご存知の方も多いはず。

レシートくじとはその名の通り、商品を購入した後に貰えるレシートがくじ引きになっているものを言います。

例えばレシートの番号を宝くじの番号に見立て、後に発表する当選番号とレシートの番号がいっしょだった場合は現金が当選したり(台湾のレシートくじ)、ある特定のお店が “レシートくじキャンペーン” を開催してレシートに”あたり” と出れば、どれでも好きなパンが貰えたりと、企画によって内容は様々。

そして今回、紹介するのはポーランドの “レシートくじ” です。いったいどんなキャンペーンなのでしょうか。

 

レシートくじで何が当たる?

現金は当たりません。

ポーランドには「神と金に同時に仕えることはできない」という諺がありますが、まさにその通り。私はずっと前から、ジャンボ宝くじについて「1億円当選とかいいから、もっと生活に役立つものを賞品にして当選者数を増やせばいいのに」と思っていました (^ ^;)

では、何が当たるのか?

 

オペル インシグニア

オペル インシグニア

1等商品はこちらのかっこいい車。

他、オペル アストラも2等賞品として合計16台の車が当選品となっています。オペルはドイツの自動車メーカーで、かつて日本でも輸入されていたそう。
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レノヴォ thinkpad

レノヴォ thinkpad

3等の品はノートパソコン。

オペルもレノヴォもこちらに来てから初めて知ったブランドですが、レノヴォのパソコンはポーランドでよく使われています。そういえば私の夫もレノヴォのパソコンを使っていました。
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iPad Air2

iPad Air2

日本でもお馴染みの Apple !

ポーランドでもタブレット普及率はなかなか高いですが、多くの人は手頃なサムスンを愛用されています。でも Apple に憧れている人もいるはず。

ちなみに私は MacBook Air に iPhone、iPad mini を使っていますが、もうこれらが最後の Apple製品かもしれません。日本同様、やっぱり高いので夫が買ってくれなさそうな気がします…。
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当選賞品は以上の4つで合計172品の賞品が用意されています。当選発表は3ヶ月ごと。去年11月までに11の賞品が当選者に渡されました。

 

レシートくじを始めた理由

これが今回の記事のハイライト。

ポーランドもただ「国民にご褒美あげちゃおうかな」なんて言いながら、こんなに気前の良いことをしているわけではありません。鋭い人なら「国民の購買意欲を高めるためでしょ?」と思うかもしれませんが、そうでもないのです。

実はポーランドでは、税金面で以前から深刻な問題を抱えていました。

美容室が1番の原因

美容室が1番の原因

それは、技術系サービスを提供するお店がレシートを発行しない問題。

例えば、個人で経営しているヘアカットやコスメ系サービスのショップ、修理屋さんなどによくある話だそうですが、そのようなお店はあえてレシートを発行せずに売り上げを計上することがとっても多かったそうです。レシートを発行しないということは、売り上げの証拠をもみ消しているのと同じこと。

つまり、脱税行為です。

お客さんが「レシートをください」と言えば「レシートを発行しない代わりに安くしている」とごまかしていたそうで、お客さん側も「それなら、いいか」となっていたんですね。そこで考えだされたのが “レシートくじ”。

そう、国が狙っているのは、お客さん自らがレシートを要求すること。

そして今や、これまでレシートを渡していなかったお店はレシートを発行せざるを得なくなりました。

 

レシートくじに参加できる条件

参加条件はとてもシンプル。

18歳以上であること、10ズウォティ(約300円)以上の額のレシートを持っていること、そしてそのレシートを購入した月にこちらのウェブサイトでレシート番号を登録するだけ。

もしあなたがポーランドに住んでいるのであれば、今直ぐにでも参加できそうですが、残念ながらウェブサイトはポーランド語のみ対応。私のようにポーランド人の家族を持っている人は、買い物をする度にレシートを回収されているのではないでしょうか(笑)。

ちなみにこちらのキャンペーンが終わるのは、2016年9月30日。キャンペーン期間はちょうど1年です。

 

レシートくじの実績

レシートくじを始めてから、税金収入は右肩上がりだそうです。

キャンペーン開始後、わずか1ヶ月で1千7百万枚ものレシート番号が登録され、その内37万5千枚がヘアカット系のお店のレシートだったとか。

詳細の実績はキャンペーン終了後に発表されると思うので、またその時にこちらに追記しようと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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