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ポーランドでKUBOTAというサンダルブランドが大人気!日本と関係アリ?

KUBOTA サンダル
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事の内容
 ポーランドでは今、KUBOTA というサンダルが注目されています。
「あれ、日本に KUBOTA っていうサンダルなんてあった?」と思った人もいるでしょうが、ありません。そう、これはポーランド発のブランドなのです!しかも大多数のポーランド人が知っています。

 
 でも KUBOTA という名前で売られた背景を知ると、明らかに日本語なのに日本とは関係性もなければ意識もしてないことが分かりました。それはそれで、ますます好奇心がわいてきませんか?
では、そんな不思議な KUBOTA サンダルの秘密を当記事で探ってみましょう!

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KUBOTA サンダル
この記事の目次
KUBOTAってどんなブランド?
知られざるKUBOTAのストーリー
KUBOTAの名には意味があった
私がこのブランドを知ったきっかけ
見かけはダサイのに流行る理由
ポーランドの定番サンダルとして
この記事のまとめ
ポーランド発人気ファッションブランドBEST10|日本人も絶対欲しくなる

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KUBOTAってどんなブランド?

KUBOTA サンダル

 ひと言で言うと、サンダルが主流商品のカジュアルファッションブランドです。
ターゲットは10〜20代の学生や若年層

 詳しくは次項のブランドストーリーで説明していきますが、現在の新・KUBOTA はポーランドの若者によってデザインされた【正真正銘のポーランド発ブランド】。

 公式サイト(リンクは下)のラインナップや写真を見ると分かりますが、モデルさんのファッションやポーズがなかなか個性的!
これは日本の久保田さんもビックリですね。

クボタ

 そんなやや風変わりなハイセンスさは感じられるものの、実際に商品ページを見てみるとシンプルなアイテムが大多数です。
年代問わず身に付けられそうなものがほとんどで、若年層以外でも抵抗なく履けるはず。

 上の写真のサンダルはクラシックモデルですが、ロゴが散りばめられたものやヒョウ柄のような派手なデザインもありますよ。

 価格帯もリーズナブルでメインのサンダルは40PLN(約1,200円)程度です
履くシーンが限られるサンダルをこれ以上高くするとなかなか売れないと思うので、絶妙な値段設定と言えるのではないでしょうか。

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あやか
ポーランドでは、家の中でもスリッパ代わりにサンダルを履く人も割といるよ。だから、年中サンダルを履いてる人も。
夫ピオトル
ヨーロッパは家でも土足って思ってる人も多いみたいだけど、基本的にドイツより西側やイギリスが土足文化なんだ。

 

知られざるKUBOTAのストーリー

KUBOTA ブランドストーリー

参考:https://kubotastore.pl/

1994年のある日
のちの創設者が中国へ旅行する
ヴィエスワフ・ミハルスキ(のちの創設者)と彼の友人たちはシベリア鉄道で中国に旅行へ。列車の中で輸入ビジネスを行っているポーランド人と出会ったことをきっかけに、中国滞在中に安いサンダルを大量購入。
中国から帰国後
ポーランドでサンダルを販売
中国で購入したサンダルに KUBOTA とあったので、そのまま KUBOTA という名前で売ることにした。当時のポーランドは共産圏が崩壊したばかりというのもあって世界で流行りのブランドも進出しておらず、KUBOTA は瞬く間に受け入れられた。
90年代半ば
年間約1,500万足販売で大ヒット
「ポーランド国民の半数が KUBOTA のロゴ入りサンダルを履いていた」と言われるほどの人気商品となる。数年間、ポーランドのサンダルといえば KUBOTA という時代が続いたが、他のブランドが国内に進出し始めたことで徐々に市場から姿を消す。
2018年〜
若者が KUBOTA を復活させる
あれから20年以上経ち、4人の若者が KUBOTA を再プロデュース。2019年の KUBOTA 25周年を機にスーパーにて20PLNで販売したところ、多くのメディアが注目して話題を呼んだ。ほかにも靴下や帽子など小物も販売。ついに店舗も構える。
ポーランド共産主義

【繰り返してはいけない過去】ポーランドが共産圏だった頃の壮絶な話5選


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KUBOTAの名には意味があった

久保田城

 ストーリーにもある通り、KUBOTA というブランド名になったのは、中国で仕入れた際にすでに KUBOTA の文字があったから。

 1994年、そのサンダルを見つけた創業者が中国人に KUBOTA の意味を聞いてみたところ、なんと「手入れが行き届いた、という意味」と言われたんだとか…。
ちなみに “久保田” を無理やり中国語的に解釈すると「永久に守られた田んぼ」だそう!

 でも、KUBOTA は明らかに中国語ではなく日本語由来なのは間違いありません。
実際に日本語が堪能な中国人の友人に聞いたところ、即答で【日本語】とのことでした。

 そのサンダルになぜ KUBOTA とあったのかは分かりませんが、例えば、とある中国人が「なんでもいいから日本の製品のように見せたい」と思ったのかもしれません
はたまた本当にクボタさんが関与している可能性もあり、今となっては真相は闇の中…。
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最近は日本を意識している?

浮世絵&将軍とのコラボ広告

 ビーチサンダルは草履のかたちに似ていることから、ポーランド語で “JAPONKIヤポンキ”(日本人女性の複数形)と言います。そこで日本そのものとイメージを掛け合わせ、最近ではビーチサンダル×浮世絵/将軍の広告もつくられているようす。
 また公には KUBOTA が日本語であることに関してノータッチですが、ポーランド人の多くは薄々気付いていると思います。なんせ、ポーランドでは日本語の言葉遊びがあるくらいなので…。

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私がこのブランドを知ったきっかけ

KUBOTA サンダル

 KUBOTA は基本的にオンライン販売なのでまず外のお店では見かけません。
なので、私も最近まで知りませんでした。

 知ったきっかけは、V6の番組「アメージパング!」から出演依頼をいただき、V6メンバー(岡田さんと長野さん)に出題するクイズ4問目を考えていたときのことです。

 3問目まではすぐ決まったものの、4問目はなかなか決まらず苦労しました。
【ユニークで面白い】というのが大前提であり、ポーランドと日本のつながりを感じさせるようなクイズを考えていたのですが…。
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あやか
ねぇ、ポーランドで日本を連想するものとか誰でも知ってる日本ネタってないの?クイズになりそうなの、ないかな。
夫ピオトル
うーん。クボタっていうスリッパはどう?僕の親世代なら絶対知ってるよ。※この時、夫は日本関連商品だと思っていた
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 私は「イイ!」と思い、迷わず打診してみたところ、見事にスルーでした。笑
4問目のクイズ案は「ポーランドで流行っている日本に関連するもの」だったので、これはイケるんじゃないかと思ったんですが…。

 KUBOTA が日本と明確な関連性があるならともかく、元が中国で仕入れた商品の話なのでボツとなった可能性が高いです
4問目は色々あってすぐ決まらず、再度提案してもダメだったのでブログネタに… 笑

 KUBOTA にも直接問い合わせましたが、あちらは乗り気だっただけに残念!

 また「ポーランド語でビーチサンダルは日本人女性」というネタも提案したところ、既出ネタ(セルビアからの出題で、セルビアもビーチサンダルは日本人らしい)でした
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見かけはダサいのに流行る理由

KUBOTA

 4人の若者によって再プロデュースされたKUBOTA は、デザインやカラバリも豊富&よりしっかりした素材で耐久性があります。

+メイド•イン•ポーランド

 このようなサンダルは【シャワーサンダル】と呼ばれていて、実はここ数年でトレンドになっているのをご存知でしょうか。
海外セレブや有名モデル、インフルエンサーがこぞってシャワーサンダルを履いてます。

 単体で見るとダサいけど、それをいかにオシャレに履きこなすかがポイント。
しかも、シャワーサンダルに靴下を合わせるというのも立派なファッションなんです!

 KUBOTA も多くの著名人によって愛用されており、まさにこのタイミングで復活させた若者4人はセンスがあると思います。
レトロなトレンドアイテム、いいですね
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流行は20年サイクル

リバイバルブーム make a comeback

 昔流行ったものが再び多くの人に注目されることを【リバイバルブーム】と呼びます。リバイバルは「復活」「再生」「復興」という意味。
 流行はおよそ20年ごとに繰り返され(そうなるようファッション業界が考えている)、一定のサイクルを持ちます。90年代半ばに流行った KUBOTA がリバイバルブームを果たしたのは必然だったのかもしれません。また、サンダルに靴下を合わせるスタイルも20年ほど前に流行っていたのだそう。

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ポーランドの定番サンダルとして

KUBOTA サンダル

 90年代を謳歌おうかした人々の多くがかつて KUBOTA を愛用し、当時子どもだった人にも馴染みがある。それが KUBOTA。

 ただ、きっと今の10代・20代の若い人たちはその頃の KUBOTA をよく知りません。

 しかしブランドリニューアルが功を奏し、一流ファッション誌である VOGUEヴォーグELLEエル のポーランド版でも紹介されました。
懐かしのアイテムが復活した、という理由だけで注目されているわけではないのです!
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Kubota to nie klapki,
to styl życia
クボタ・ト・ニェ・クラプキ ト・ステル・ジュチャ
(クボタはサンダルではない、ライフスタイルだ)

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 ポーランドでは、KUBOTA が生まれ変わる2010年頃の時点でも、このようなフレーズのジョークが出回っていたほど。
それだけポーランド人に愛されています

 これがもし少しでも日本に関連するブランドだったなら、私が取り上げるまでもなく、すでに日本でもネタになっていたかも。
結局のところ日本とは無関係の商品ですが、逆に日本に進出したら面白いですよね。笑

 最後にぜひ、リニューアルで成功を成し遂げたヨアンナさん、アリナさん、ピオトルさんによるインタビューをご覧ください。
ポーランド語ですが、映像を見るだけでもなんとなくKUBOTAのイメージが掴めます。
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この記事のまとめ
アイコン ポーランドでは昔も今もよく知られている KUBOTA のサンダル。思いっきり日本を連想させるネーミングなのに日本とは実は関係がないというオチにがっかりした人もいるでしょうか。中国で大量購入したサンダルにたまたま KUBOTA という文字があった。ただ、それだけ。しかし、そのままブランド名として販売するのがユニークなところでもあります。
 リニューアルした KUBOTA は大手スーパー Biedronka(てんとう虫がロゴ)にて期間限定で販売され、近頃はワルシャワ、ウッヂ、ポズナンでショップも構えるようになりました。新商品や企画も次々と生み出され、まだまだ勢いは止まりません。夏にポーランドにお越しの際はぜひ、KUBOTA のサンダルを履いている人がいないかこっそり観察してみてください
ポーランドのアパレルブランド

ポーランド発人気ファッションブランドBEST10|日本人も絶対欲しくなる

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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2 件のコメント

  • アバター 金田 輝美 より:

    なんかわからないけど、なんかいい。
    ありますよね。 それがまた何か日本を連想させる、気になりますよね。
    理屈ではなく、ポーランドの人達は感覚が日本人に通じるような気がする。
    面白いネタをありがとうございます。
    V6 番組で見れなかったのは、残念でしたね。

    • KUBOTA は家や庭でふつうに履くのもヨシ、難易度は高いけどファッションとしてお出掛けスタイルに合わせるのもヨシ、という感じなので万人に受けいられやすいと思います😊
      本当に、こんなにユニークなネタなのになぜ完全スルーだったのか分かりません!せめて、ディレクターさんには「面白いけど他にしましょうか」くらい言って欲しかったです。笑

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