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最終更新日:2020年2月12日
私たちの赤ちゃんが半年を迎えました!
正直、まだ半年しか経ってないの?という感じで、でも毎日はあっという間に過ぎていきます。
幸いにもすっごく手を焼くような赤ちゃんではなく、周りには羨ましすぎると言われるほど。
でも赤ちゃんなので寝ているときを除いては付きっきり、自分だけの時間は圧倒的に減りました。
と言うとネガティヴですが、毎日笑顔と寝顔に癒され、私たち夫婦は幸せの絶好調にいます♪
ところで、ここ数ヶ月前から私のブログが宗教ワードで上位を占めるようになり、そろそろ宗教ネタでも書こうかという気分になりました。
なにか良いネタないかな〜と思い返していると、真っ先に娘の洗礼式が浮かんだというわけです。
私自身はカトリック教徒ですが、ポーランドに移住してから勉強して洗礼を受けました。
マンツーマンレッスンで神父さんから直接学んだものの、「キリスト教を信仰するなんて無理!」と思うほどの葛藤があったのを覚えています。
そんな私がカトリックになろうと思ったきっかけは、夫に言われたこの思いがけぬ言葉。
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子どもはカトリックとして育てるよ。
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私はキリスト教に無関心だったわけではなく、遅かれ早かれ洗礼を受けるつもりでした。
でも学んでいく中で「受け入れることができなかったらどうしよう」という不安がありました。
ただ将来の私たちの家族生活を想像し、夫と子どもだけが熱心なカトリックなのに私は教会に行ってもポカーン状態は避けたかったんです。
動機としてはちょっと不純かもしれませんが。
カトリックそのものや思い出話はこちらの記事にまとめているので、興味があればご覧ください。
さて、ここからが当記事の本題。
カトリック教会には「7つ秘跡」があり、それらはキリストによって定められた行為です。
入信は「洗礼」、結婚は「婚姻」、罪の告白は「ゆるし」、臨終では「病者の塗油」といったように、それぞれ司祭から受けることができます(臨終の場合は聖職者以外でもいい)。
多くのポーランド人は赤ちゃんのときに洗礼を受けるでしょうが、私の場合は成人洗礼だったのでさらに感慨深いものがありました。
また子どものセカンドネームには伝統的に洗礼名を付けることが多く、私たちの場合、その名前が役所でダメ出しされてしまったんですよね…。
私たちの赤ちゃんの洗礼式は、家族や近い親戚に見守られて和やかに行われました。
またこちらで用意するものも非常にシンプルで、赤ちゃんに着せるための洗礼式用の白いドレスや靴下、白い布、そしてキャンドルです。
夫の兄弟姉妹だけで子どもはすでに7人もいるので、ありがたくお古を使わせていただきました!
そしてもう一つ重要になるのが代父母の存在で、神に対する契約の証人として近い親族から男女を一人ずつ選び、立ち会ってもらいます。
代父母は気軽に受けることが多いですが(私自身も姪っ子の代母)、堅信式や結婚式などほか重要な場面でも立ち会ってもらうことになります。
洗礼式は約十分で終わり、最後に記念撮影をして記念証をいただきました☆
洗礼式が無事におわったら、パーティー!
日本ならどこかでケーキを買ったりするんでしょうが、日曜日でお店も開いていないですし、こういう時こそ親が手作りしなければなりません。
我が娘の洗礼式ということで張り切ってしまい、ケーキをつくるだけで4時間費やしました。
特に初挑戦だったチョコレートプレート作りが想像以上に大変でなんだかんだ同じようなものを3枚も作ったり、神経が擦り切れる思いでした。
しかもホールケーキ作りは慣れておらず、「こんな見た目のケーキ、恥ずかしい!」とみんなの前に出すのを躊躇いましたが、精いっぱいのフォローの言葉をかけてもらったり(笑)。
味のほうは問題なかったので、まあいっか!
参考に、ポーランドのある教会で行われた洗礼式のようす(動画)を貼っておきます。
私たちは日曜日のミサが終わったあと、私たちの赤ちゃんのためだけに神父さんに時間を割いてもらって洗礼式を行いましたが、通常はこの動画のようにミサの最後のほうで洗礼式を行います。
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Chrzest
Chrzest(フジェスト)は「洗礼」という意味。
「子どもの洗礼」は “Chrzest dziecka(フジェスト・ヂェツカ)” といいます。このワードで画像検索すると頭に聖水をかけてもらっている可愛い赤ちゃんが見れるので癒されますよ!(笑)
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洗礼で使用される水は、聖水ではなく「流れる水」(飲める水の意)なので、普通の水です。
コメントありがとうございます。
ポーランド語では洗礼で使用される水を(po)święcona woda と呼んでおり、当記事では「儀式に用いられる祝福された水=聖水」と訳しています。また、教会の入り口にある聖水も(po)święcona woda と呼んでいます。