ポーランドの壮絶な歴史3 アンデガヴェン家



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このカテゴリーでは、ポーランド初期から現代までの歴史を時代の境目ごとに分けて紹介しています。
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前回の「ピャスト朝」の続編として書いているので、前回の記事を読んでいない方は先にこちらをご覧ください。

ポーランドの壮絶な歴史2 ピャスト朝

2015.12.05

 

◆ポーランドの歴史◆

ポーランド初期 966年
ピャスト朝  966年〜1370年
プシェミスル朝
アンデガヴェン家 1370年〜1385年
ヤギェウォ朝1 1386年〜1572年
ポーランド・
リトアニア共和国 1569年〜1795年
サス朝 1697年〜1763年
ポーランド分割 1772年〜1918年
ワルシャワ公国 1807年〜1813年
ポーランド立憲王国 1815年〜1867年
ポーランド共和国 1918年〜1989年
ポーランド共和国(現在)1990年〜

 

1370 - 1386 
ハンガリーの王族が支えた16年間
ルドヴィク1世

ルドヴィク1世

1370年、ピャスト家最後の国王カジミエシュ3世が男子を儲けられなかったことが原因で、建国時から続いていたピャスト家の王位継承が途絶えました。

そこで1386年からはヤギェウォ朝という新たな王朝が成立します。

そして、この新たな王朝が成立するまでの16年間は、ピャスト家の親戚であったハンガリーの王家、アンデガヴェン家がポーランドの政治を担っていました。

1370年〜1382年の約12年間は、カジミエシュ3世の甥であったハンガリー王、ルドヴィク1世がポーランド王国の王となっています。

彼は、ハンガリーとクロアチアの王であったカロル1世を父に持ち、母はカジミエシュ3世の姉。しかし彼の存在はポーランド史にとってあまり重要ではなく、あくまでピャスト朝とヤギェウォ朝をつないだ人物に過ぎません。

それもそのはず。

ルドヴィク1世はポーランド王兼ハンガリー王であり、ハンガリー人としては当然ハンガリーを優先して政治を行いました。生涯の実績を見ても、やはりポーランドにおける政治的な大きな役割は果たしていないように見えます。

もちろん、その間もポーランド王国はドイツ騎士団やクリミア半島から攻めてくる敵(タタール)と戦うのですが、彼自身が指揮を執るということはなく、彼の軍がポーランド王国を守りました。

ヤドヴィガ

ヤドヴィガ

さて、彼の死後はルドヴィク1世の娘、当時10歳のヤドヴィガがポーランド王国の王を継ぐことになります。

聖女でもあるヤドヴィガは父とは打って変わって、ポーランド史における重要な人物の内の一人となりました。

彼女は12歳の時に、ポーランド王国を大きく前進させるきっかけとなったリトアニアの君主、当時35歳のヤギェウォ(リトアニア語で “ヨガイア”)と結婚しています。後に洗礼を授かったヤギェウォは、ヴワディスワフ2世というポーランド人としての名前を授かりました。

婚約時には、ポーランドが後にポーランド・リトアニア連合王国を形成する(最も重要なポイント)という内容の条約(クレヴォ合同)が結ばれており、また自然宗教を信仰していたリトアニア人を王族も含めてカトリックに改宗し、ヤギェウォによって奪われた領土は返還するなどの条件も含まれていました。

そして結婚を機にヴワディスワフ2世が王となったポーランド王国には新たな王朝、ヤギェウォ朝が成立します。

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献身的なヤドヴィガ

297ところで若くして亡くなったヤドヴィガですが、敬虔なカトリック教徒だった彼女は生涯にわたって学校や病院の建設、数多くの慈善活動に貢献し、また死後もカトリック教会の繁栄やプラハ大学の奨学金支援、貧しい市民の生活のために全財産を投じています。

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しかし、ヤギェウォと結婚するまでの2年間、ヤドヴィガはポーランド王族とハンガリー王族、そしてオーストリアの婚約者の間で翻弄します。そのストーリーは次回お話ししましょう。

 

この時代の出来事

1370年 ハンガリー人のルドヴィク1世がポーランド王国の王の座を継ぐ
1384年 ルドヴィク1世の死後、娘のヤドヴィガが王女となる
1386年 ヴワディスワフ2世が王の座を継ぎ、ヤギェウォ朝が成立する

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次は、なぜヤドヴィガがヤギェウォと結婚したのか詳しくお話しします。

ヤギェウォ朝が成立するまで翻弄されたヤドヴィガ

2016.05.05

 

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あやか
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