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3月29日、私が現在行っている「日本へ退避したいウクライナ避難民を支援する」という活動について、ニュースや様々なメディアで日本の皆さまに知っていただきました。
応援のメッセージ、寄付、具体的な支援の申し出など多くいただき深く感謝しております。
皆さまからのリアクションが私のモチベーションになり、「思い立ったが吉日」と手探り状態で始めた支援活動が形になってきました。
すぐにでもお返事したいのですが、まだ幼稚園に預けていない2歳の娘がいるため日中は集中できる時間が限られています。
娘の世話をしつつ、集中できる時間があれば情報収集や自治体、一部の方とのやり取りに費やしており、お返事の時間が取れるのは夫が帰宅して夕ご飯を食べ終わる夜19時〜です。
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Twitter…@Ayaka_Kasprzyk
Facebook…Ayaka Kasprzyk
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さて、皆さまの反応を受けて一番驚いたこと、それは「私が身元保証人になります」というメッセージを複数いただいたことです。
身元保証人という言葉は重く、避難民とはいえ、言葉も文化も異なる外国人に対して身元保証をするのも勇気のある行動です。
この身元保証についても追々説明させていただきますが、身元保証のほかにも具体的に支援内容をあげてくださりありがとうございます。
政府専用機で避難民を移送するという報道が直前にあったため、寄付も集まらないのではないかとすごく心配していました。
まず、レナさんの事例を作ってから支援の幅を広げたいと考えているので、レナさんの航空券代を集めることができて安心しています。
おそらくレナさんのPCR検査代や諸々の準備費用はカバーできると思うので、今後いただく寄付金はレナさんのあとに支援する避難民の方々のために使用させていただきます。
なお、現在は寄付金額を非公開にしていますが、振込申請(私が寄付金を受け取るための手続き)の前に金額を公開いたします。
皆さまからお預かりした寄付金が不透明にならないよう、当ブログに記載することはもちろん、寄付金サイトのほうでも開示します。
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活動を始めた当初、日本語が流暢に話せる心強いポーランド人の仲間を見つけることはできたものの、どうやって日本の方々から理解と協力を得られるかが課題となっていました。
そこでたまたま検索で私のTwitterとブログを見つけたというテレビ朝日の記者の方が私にメールくださり、取材を受けました。
私はこれまでコーディネーターとして日本の番組制作に関わったことが何度かありますが、自分自身が取材されるのは初めての経験です。
記者の方は純粋に私の活動を皆さまにお伝えするべきだと感じてご連絡くださり、移動時間も支援についてお話ししました。
メディアだからと色々勘繰る方もいるかもしれませんが、私は取材を受けながら熱意を感じましたし、お受けできて本当によかったです。
この活動に対して賛否両論あるのは百も承知であり、「日本にわざわざ来なくてもいいのでは」という意見もたくさんあります。
しかしそのような声はポーランドという国を除いてどこにでもあり、そのような考えがポーランドの負担をますます大きくしています。
第一にこの活動はウクライナ避難民のために行っているものですが、第二の理由としてはポーランドの現状が深く関係しています。
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と思う方もいらっしゃるようですが、では、ポーランドの現状をご存知でしょうか?
ポーランド人個人の善意で受け入れているとはいえ、突然、何百万人もの避難民を受け入れてそれを維持していくのは相当な負担です。
例えば、台湾から何百万人もの避難民が日本へやって来て、遠い国の誰もが「台湾は親日だし同じアジアの日本が受け入れればいい」「日本には中国人もたくさんいるから言語的にも問題ない」と言ったらどう思いますか?
そう言われても「それもそうだ。日本が頑張ってどんどん受け入れればいい」と思うなら別ですが、そんな時にポーランドのような遠い国が「避難民を受け入れます」と言ったら嬉しいし、助かるのではないでしょうか?
私がこの支援活動表明をFBのウクライナ支援グループに投稿したとき、非常に多くのポーランド人から「日本が受け入れると言ってくれて嬉しい。支援してくれてありがとう」というメッセージやコメントをいただきました。
最初は「ポーランド人が支援活動に感謝するなんて、本当に優しい人たちだな」と思っていましたが、その言葉の裏には「私たちではもう限界だ」という思いも伺えます。
ポーランドは日本よりも小さな国であり、人口も日本の半分以下なので、ウクライナ人を無条件に受け入れるにしても限界があるのです。
日本にまったく関心のないウクライナ避難民をわざわざ日本へ連れて来て苦労させる必要はないと思いますし、嫌々連れて来てしまえばそれは本人や日本にとっても負担です。
私はそんなことはまったく望んでいません。
しかし、元から日本に関心があり、日本に暮らしたい意志を持つ避難民ならば、できるだけ力になりたいと思っています。
ただでさえ戦争で辛い目に遭い、命懸けで逃げて来たのに、そのような人たちの日本で暮らしたいという希望を壊したくはありません。
レナさんは家族と一緒にポーランドへ避難したかったそうですが、少し折り合わないところがあり、一人で国境へ向かいました。
(家族とケンカをしているわけではなく)頻繁にハリコフにいる家族と連絡を取りながら、日本での生活資金を少しずつ貯めています。
そんな彼女の日本行きを皆さまと一緒にサポートし、レナさんを無事に日本へ送ることができたら、また一人でも多くの日本行きを希望する避難民をサポートしていきたいです。
私にとってはレナさんが初めて支援する避難民なのでビザ申請も一緒に行う予定ですが、要領を掴めば効率的に活動できると思います。
何をするにしても、私の支援活動には皆さま一人一人の支援が欠かせません。
ポーランドに住んでいる私と、日本に住まわれている皆さまと上手く連携していきながら、一人でも多くの避難民を救っていきたいです。
これからも支援活動へのご協力、シェア、情報共有などお願いできますと幸いです。
今後ともご支援のほどよろしくお願いします。
日本に送るよりもポーランドに住めためたほうがいいと思います。
りゆは故郷も言葉も近いのだからです。ポーランドに親戚がいる位の人も多いです。日本に送るにはたくさんお金かかります。ポーランド人がほんとにウクライナ人リスペクトしてるなら、隣人として受け入れられると思います。リスペクトがあればですけど
私が日本へ送ることをサポートしている避難民の方々は、皆さまご自身の意思で日本へ退避しています。また長く移住するつもりで日本へ退避しているのではなく、ほとんどの避難民は戦争が終われば母国に戻ることを希望しています。もちろん、結果的に永住する人も出てくるかもしれませんが…。とにかく、私が日本へ退避するように説得しているわけではありません。そういった方々をサポートする日本の団体もあり、日本の自治体もウクライナに対する避難民サポートを独自で行っています。それほど心配されなくても日本への退避を希望する避難民は全体から見ればごくごく一部(避難民の0.04%程度)です。何万人、何百万人もの人々がいればそのうち数十人、数百人の人々が日本へ退避したいと思っても不思議ではないでしょう。
私を非難するのは構いませんが、自らの意思で日本への退避を希望し、戦争から命懸けで逃れてきたウクライナ人に対しては優しい目で見ていただけますようお願いします。