必読!ポーランド旅行で知っておくべきこと

このチーズは見逃すな!ポーランド人なら誰でも食べたことのあるチーズ5選

ポーランドで食べてほしいチーズ5選
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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ウクライナ支援活動のご報告
ルワンダの教育支援団体設立

 

特に在住者は知っておくべき!

 

旅行者さん
ヨーロッパって本当にチーズの種類が多いよね。ポーランドに来たらコレってチーズはなに?
あやか
もうたくさんありますが、その中でも私がおすすめしたい5つのチーズをご紹介します♪
旅行者さん
ホテルの朝食でもチーズはよく出てくるけど、種類が分かればスーパーでも買ってみたいかも!
ポーランドのソーセージの種類

▲カバノセはチーズに絶対合う!

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ポーランドはチーズ発祥の地

1. Ser bryndzaセル・ブレンザ

セル・ブレンザ

 セル・ブレンザは羊乳で作られるカッテージチーズの一種です。オーストリア、ロシア、ウクライナ、チェコ、ルーマニアなどでよく見られる、東欧や中東欧ではポピュラーもの。クラッシュした羊乳を木製のフォームに入れ、約2週間ほど温めて発酵することによって作られます。最近では牛乳を混ぜたものも増えてきました。しょっぱいのでパンにのせたり、サラダに混ぜることが多いです。バターのように四角い紙に包まれていたり、ヨーグルト容器のようなカップに入っていることもあるので注意して探してみてくださいね

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日本ではあまり馴染みのない羊乳ですが、ヨーロッパ諸国や中東では羊乳を用いた乳製品をよく見かけます。ただ乳脂肪が多いためそのまま飲むには適さず、また羊一頭当たりから搾乳できる量が少ないので羊乳そのものが売られることは滅多にありません。しかしミネラルやタンパク質を多く含む羊乳は栄養価が高く、病人用の飲用乳とする施設もあるそうです。その独特な風味を活かして作られるチーズの中には有名どころだと、ギリシャのフェタチーズやフランスのロックフォールなどがあります。羊乳を用いたバターやヨーグルト、アイスクリームもあるので見かけた際はぜひお試しください!

 

2. ご当地!Oscypekオスツィペック

オスツィペック

 羊乳から作られる薫製チーズであり、ポーランド山岳地帯タトラ山脈の伝統的な名産品です。羊乳(牛乳を加えることも)のカッテージチーズを何回も熱湯につけては絞り、木製のフォームに入れて形成することでこのようなユニークな模様が生まれます。そして一晩あるいは二晩と樽に寝かせ、さらに木の屋根の上に寝かせ、最高14日間薫製することで保存性を高めて完成!オスツィペックを輪切りにしてフライパンやグリルで焼き、クランベリージャムを添えて食べるというのが現地人オススメの食べ方。塩気が強いですが、熱して中をトロッとさせることで旨味が増すそうです。ちなみにEU法の原産地名称保護制度に認定された正真正銘の伝統食品!

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スーパーでは ”gołkaゴウカ” と呼ばれる、オスツィペックによく似た形をしたチーズが売られているので間違わないように気をつけてください。ゴウカは羊乳ではなく牛乳から作られているので価格もお手頃であり、そのまま食べても美味しいです。

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3. Twarógトゥファルク

トゥファルク

 朝食はもちろん、チーズケーキやナレシニキといったスイーツにもよく用いられるトゥファルク。凝乳のままで熟成されていないフレッシュチーズであり、原料はなんと乳酸菌と酵素のみ!これらを乳タンパク質が凝固するまで温め、混ぜて水分を切ります。これがトゥファルク。頑張ったら自分でも作れそうですが、遠心分離機がないと難しいですね。トゥファルクはヨーグルトのようにあっさりした味でオツマミ系ではありません。また、półtłustyプウトゥウステ(脂肪半分)あるいは tłustyトゥウステ(高脂肪)などと脂肪分を選べ、料理や用途によって使い分けることができるのも特徴。ただし、未熟成なだけあって日持ちしないので早めに使い切りましょう。

ポーランドのおすすめスイーツ10選
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4. Rokpolロクポル

ロクポル

 青カビチーズのロックフォールのことでは?と思った方、さぞチーズが大好きなんですね!ロックフォールはフランス最古のチーズであり、青カビチーズの王様とも称されるチーズ。ロクポルはポーランド風ロックフォールであり、ロックフォールの原料乳が羊乳であることに対してロクポルは牛乳から作られます。ポーランドで「しょっぱいな」ではなく「ちょっとクセがあるな」というチーズを食べたとき、それはロクポルかもしれません。パスタやピザ、ポーランド風餃子のピエロギ、ディップ用のソースとしてなど幅広い場面で使われます。

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5. Bursztynブルシュティン

ブルシュティン

 ブルシュティンは「琥珀」という意味で、琥珀のように深みのある色が特徴です。スイス生まれのグリエール(チーズフォンデュにも用いられるチーズ)によく似た製法で作られ、6〜12ヶ月以上も熟成されたチーズ。しかし、その味はどちらかといえばノルウェーのブラウンチーズに似ているかもしれません。ただブラウンチーズほど甘みは強くなく、チェダーチーズのようにマイルドでコクのある味です。ポーランドでパスタの上にパラパラッと振りかけられたチーズはもしかするとブルシュティンかもしれませんね。私もよく料理に使います!

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ちょっと、つぶやいていい?
アイコン 日本で買えるチーズってチェダーとかゴーダ、あと雪印の6Pチーズくらいじゃないでしょうか。そういえば、6Pチーズってまだ売っているんですかね? 私が子どもの頃からあったチーズです。覚えてたら今度の一時帰国で買ってみようかな〜
ポーランドのソーセージの種類
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あやか
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1件のコメント

高取由紀 より:

フェイスブックのアカウントがないので、「いいね」を押すことができませんでしたが、大変に役立ったのでこのコメント欄をお借りしてお礼申し上げます。今週末から友人の息子さんの結婚式に出席するためポーランドに行きます。その時ここで紹介されているチーズの中で手に入るものを何種類か買ってくる予定です。ポーランドとは縁があって今回は7回目になります。今まではお土産にはほとんど興味がなく、いつも小型のカバン一つの軽装であちこち歩き回っていましたが、今度は「買い出し」旅行になりそうです。訪問先はBydgoszcz とTucholaです。改めて、チーズの食べ方など役に立つ情報をありがとうございました。

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