長崎で訪れるべき聖コルベ神父の縁の地 3選+番外編



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前回の記事では、アウシュヴィッツで殉教したコルベ神父についてお話ししました。
もし少しでもコルベ神父に感銘を受けたなら、ぜひ長崎の縁の地にも訪れてほしいと思います。

【まとめ】アウシュヴィッツで殉教した聖コルベ神父の生涯

2019.04.13
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このページの目次
1. 聖コルベ記念館
2. コルベ神父のルルドの泉
3. 聖コルベ館(神父記念館)
4. 番外編:永井隆記念館

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聖コルベ記念館

聖コルベ記念館

開館時間09時00分〜17時00分
(週末や祝日は確認要)
入館料無料

1931年、コルベ神父は大浦天主堂の近くにあったニェポカラヌフ修道院を現在の場所に移転し、同時に神学校を開校しました。
こちらの聖コルベ記念館は、当時の本河内神学校の前身となった聖母の騎士学園に隣接します。

記念館はレンガの建物が目印で、入り口横には聖フランシスコの彫像があります。
私が訪れたときは忙しかったのか受付に人がいないようでしたが、入り口から左手にある資料室のほうは自由に出入りすることができました。

ポーランド人画家の作品

館内右手に大きな絵があり、「友のために命をあたえる以上の大きな愛はない」とあります。

コルベ神父について手書きで分かりやすくまとめられたポスターがいくつもあり、またコルベ神父とともに長崎で宣教活動をしていたゼノ修道士についてもよく知ることができます。
当時の写真や手紙など現物展示が多く、内容自体は簡潔なのでスムーズに理解できました。

アウシュヴィッツでの写真や使っているワードから察するに、少なくともポスターなどはかなり前(十年以上前かも)に制作されたようです。

私が気に入ったのは、印刷機械の上に掲げてある「コルベの時代の話題の写真」。
日本で撮影されたものでコルベ神父が唯一女性と写ったものがあり、「この幸運な女性はだれ?」と赤字で突っ込みコメントがありました(笑)。

コルベ神父の一生を年表にしたもの

コルベ神父の部屋の再現

月刊誌を印刷した機械まで!

アウシュヴィッツに散らばる土と遺骨

展示物に関しては長崎ウェブマガジンが詳しく紹介しているので、こちらをどうぞ!
関連の本も座って読むことができるのでいくらでも長居は出来そうですが、見学所要時間はだいたい1時間もあれば十分だと思います。

また、隣接する創設者がコルベ神父となっている聖母の騎士高校は少人数制の男子校です。
学校内部は関係者以外はお邪魔できませんが、やはりコルベ神父関連の地ということもあって故ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世マザー・テレサも訪れたというので何気にすごいんです。

ちなみに、2017年の「個性的すぎる高校名ランキング」では一位になったとか。
確かにふつうの日本人が「聖母の騎士」なんてワードを聞いたら「え?」となりそうですね!

本河内2丁目2-1
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コルベ神父のルルドの泉

コルベ神父のルルドの泉

先ほどの記念館と高校の建つ彦山からは長崎市内が一望でき、そこからさらに上へ向かっていくと「ルルドの泉」が見えてきます。

ちなみに当記事のトップ画像(夫がコルベ神父に思いを馳せているところ)は、ルルドの泉に行く途中にあった聖コルベ像です。
校舎のあたりから、ゆっくりめに歩いても10分以内にルルドの泉に到着すると思います。

トラム停留所からここまで随分歩きました

1932年5月、コルベ神父自身がこの場所にニェポカラヌフ修道院を移して間もなく作られ、また毎日ここでお祈りをしていました。

この小さな泉から湧き出る水は、聖母と聖コルベのお恵みなのか数々の奇跡を起こしています。
そのうちの一つは付近にある説明板に詳しく書いてありますが、カトリックの巡礼地には度々説明のつかないような現象が起こります。
特に病気治癒関連の奇跡は多いんですよ。

奇跡を呼ぶ「ルルドの泉」とは

本物の「ルルドの泉」はスペインの国境近く、フランス南部の寒村ルルドにあります。
1858年2月、この地でベルナデッタという少女の前に聖母が現れました。
その数は18回に及びますが、当初はなかなか周りの人々に信じてもらえませんでした。

9回目の出現で聖母に告げられた場所を掘ってみたところ、そこから水が湧き出てきました。
それからは病気治癒の報告が相次ぎ、次第に村以外の者も多く訪れるようになりました。

最初の聖母の出現から約30経った頃には円形のロザリオ大聖堂が完成し、今では全世界600万人もの人々が巡礼で訪れています。

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聖コルベ館(神父記念館)

聖コルベ館(神父記念館)

開館時間09時00分〜18時00分
入館料100円

世界遺産―大浦天主堂のふもとにあるお土産屋さんの奥に、とても小さな資料館があります。

1930年、コルベ神父が仮修道院を設立したまさにその場所にあるのですが、当時の建物は焼失してしまったので現存しません。
ただし、展示室の真ん中あたりに焼け残っていた赤レンガの暖炉は見ることができます。

コルベ神父が最初に拠点を置いた場所としても訪れたいところですし、小さい部屋ながらも約70点の展示物があり、見応えはあります。
ここでもコルベ神父について絵や写真とともに分かりやすくまとめてあるので、聖コルベ記念館に行けなかった方には特におすすめです。

ゲストブックがあるので、行かれる方はぜひ私のメッセージを探してみてくださいね♪

コルベ神父の御遺髪まで!

お土産屋のほうも充実しています

ちょっと遊ばれている感が…(笑)

レジのほうに故ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世からの感謝状が掛けてあって、びっくり。
店主さんはカトリック教徒でないにも関わらず、コルベ神父のことを伝えるために努力なさっているということで感謝状が送られたそうです。

そしてせっかくなので、コルベ神父も愛飲していたという、身代わりのコーヒーも購入しました!
私はコーヒーが苦手というか、まったく飲まないので味のほうは分かりませんが、夫曰くいたって普通のコーヒーということです(笑)。

ピオトル
身代わりのコーヒーの袋に市販インスタントコーヒーを詰め替えれば、無限大にありがたいコーヒーが飲めるよ!
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長崎市南山手町2-6
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番外編:永井隆記念館

永井隆記念館の入り口

開館時間09時00分〜17時00分
(12月29日〜1月3日は休館)
入館料100円

永井隆(1908〜1951)は長崎市に住んでいた著名な医学博士、随筆家です。
医師である父を持ち、幼い頃から優秀だった永井氏は勉強する環境にも恵まれていました。

そんな彼は高校のドイツ語教師がきっかけでキリスト教に触れ、洗礼を受けました。
後に下宿先だったカトリックの森山家のひとり娘と結婚しますが、それまでに自らキリスト教について勉強し、理解を深めていったそうです。

またこの頃、コルベ神父の診察を行い、重い肺病を持ちながら宣教に励む姿に驚いています。

肺の五分の四はおかされて役に立たぬし、高い熱は続いているのだから、普通の病人ならまさに息絶えすでに寝込んでしまっているはずである。私がしきりに考えこんでいると、神父さまはロザリオをさし上げて、「これですヨ、これですヨ」と嬉しそうに云った。

       (微笑の秘訣 永井隆)

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日中戦争では、衛生隊隊長・軍医中尉として日本軍や中国人に対して医療を施しました。
帰国後は偉大な功績を残して医学博士となり、医師として確実なキャリアを築いていきます。

しかし1945年、X線の透視被爆により白血病を発症し余命宣告3年を言い渡され、さらに同年投下された原子爆弾で被爆しました。
このとき、永井氏は爆心地からたった700メートルの長崎医大の診察室にいたそうです。

自身が重傷を負いながらも被爆者たちの救護活動を行い、やっと3日目に急いで自宅へ戻ると、そこには骨となった妻の遺骸がありました。

記念館の近くにある浦上天主堂(再建)

永井氏が晩年を過ごした如己堂

やがて白血病と被爆の影響で出血が止まらなくなり、ついに倒れてしまいました。
放射線医学を専攻していたこともあり、自身の病状については誰よりも理解していたでしょう。

しかし、コルベ神父のルルドの泉から湧き出る水を飲むと奇跡的に出血が止まったのです(ルルドの泉の説明板でも紹介されています)。

病床に伏してもなお研究をつづけ、晩年は隣人たちから贈られた二畳ひと間の家に住みます。
そして、そこで43歳の生涯を閉じました。
家は「如己堂(にょこどう)」と永井氏によって名付けられ、それは「己の如く隣人を愛せよ」というまさに聖書の教えそのものでした。

記念館では永井氏の活動記録、著書や手紙、原爆や医学と信仰について知ることができます。
爆心地から約500メートルにあった浦上天主堂もすぐ近くにあるので、コルベ神父縁の地と合わせて訪ねることをおすすめします。

長崎市上野町22-6
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今日のポーランド語

pielgrzym

“pielgrzym”(ピェルグジェム)は「巡礼者」という意味の名詞です。
英語だと「ピルグリム」で似ているようですが、ポーランド語は言いにくく、私もさらっと言えるようになるまで時間がかかりました!

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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