必読!ポーランド旅行で知っておくべきこと

私たちがなるであろうすべての亡霊 〜人生とは役目を終えれば抜け落ちる乳歯のよう〜

私たちがなるであろうすべての亡霊 〜人生とは役目を終えれば抜け落ちる乳歯のよう〜
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クラクフ市公認観光ガイドの綾香です。旅行や生活に欠かせないポーランド情報を発信中! 2025年、東アフリカ・ルワンダでの教育支援に向けて【財団法人MOST】を設立。興味のある方はご連絡ください
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当記事はこの動画をうけて書いてます

 チャンネル登録者2,480万人、私の一番のお気に入り YouTuber の動画です。より世界が面白く見えるような興味深い動画がたくさん!ただし英語。娘にもちょっとずつ見せたいけど、テーマの難易度はかなり高めなので子どもが理解できるよう噛み砕くのは難しい…

バナッハ=タルスキーのパラドックス

▲ 過去にも彼の動画を紹介しています

 

117,000,000,000
いきなりですが、何の数字だと思いますか?

 1,170億人…、この数字はこれまで地球上に生まれてきたとされる人間の数の推計なんです!!
人類の誕生が約20万年前として、各時代の人口と出生率を積み上げていくとこの数字に達するらしい。

地球上にいる人々

 いま生きてる人が約80億人とすると(自分が小中学生の頃は約60億人って言ってたのに)、私たちは【これまで生まれた全人類の約7%(80億 ÷ 1170億 ≈ 約6.8%)】ってことになるんですよ!
「この世のトップは大災害をわざと起こして人口を削減しようとしてる」という都市伝説を聞いたことがありますが、確かに、あり得そうな話だと思います。

 こうやって改めて考えてみると、私たちの前に生まれてきた人たちって今どこにいるの?本当に消えてしまったの?と、気になるのは私だけでしょうか。

 さすがに数千年前の人々の痕跡を辿るのは難しいですが、一人ひとりをずっと追っていけば、その人やその家族が残した言葉や行動、誰かに与えた影響が形を変えながらもどこかに残り続けているはず。
よく「人は二度死ぬ」と言われますが、一度目は文字通り心臓が止まったとき、二度目は、その人の痕跡がこの世界から完全に失われたときかもしれません
 

では、本題である
死後になりえる亡霊とは?

 ここで言う「亡霊」とは、霊として存在するという意味ではありません。情報や影響、痕跡として、人はこの世界に死後も残りつづけるという意味です。
この視点から考えると、人は死後、いくつかのかたちで、まるで亡霊のようにこの世に彷徨い続けます

 「死んだらすべて終わり」と言う人もいますが、それは本人がそう思っているだけで、それだけですべて終わってしまうほど世界は単純ではないー
ここから、死後になりえる ❶記名的な亡霊、❷形象的な亡霊、❸遺伝的な亡霊、❹痕跡の亡霊、そして最後に ❺波紋の亡霊という、5つの霊を紹介します。
 
 

記名的な亡霊|名前として残る存在

 最も分かりやすいのが、「名前」として残るタイプの亡霊。歴史上の人物を思い浮かべてみてください。
 たとえばナポレオンや織田信長のような人物は、すでにこの世には存在しませんが、その名は今も語られ続けています。その人の実像がどれほど正確に伝わっているかは、必ずしも重要ではありません。その人の名前が目にされ、触れられ続ける限り、その人はある意味で存在し続けています。ちなみに、人類史上最古の個人名と言われているのは、約5,000年前のシュメール文明の粘土板に刻まれた「クシム(Kushim)」という名の人物。5,000年も二度目の死を免れてきたなんてスゴイ!


形象的な亡霊|イメージとして残る存在

 家族や友人を思い出すとき、顔や仕草、声のトーンなどを思い浮かべたりしますが、それはすでに物理的には存在しないもの。写真や映像も同様で、現代では、スマホやクラウドの中に何万枚もの写真が残され、そこにはすでに存在しない人々の姿が記録されています。
 でもそれって、過去の記録であると同時に「現在の体験」でもありますよね…? 写真を見ると、その人がそこにいるように感じるー このとき、その人は形象的な亡霊として現れています。ちなみに歴史上、自分の顔を後世の人々に写実的な姿で残した人は、約4,000年前に古代シュメールの都市国家ラガシュを治めたグデアさん。


遺伝的な亡霊|身体として残る存在

 これはDNAを通じて受け継がれるタイプの亡霊で、私たちの身体には親や祖父母、祖先の身体的特徴や情報が含まれています。でも、自分の孫に引き継がれる遺伝子は25%、ひ孫では12.5%となり、11世代にはほぼ0%となります。ランダムに受け継がれるとはいえ、11世代以降の子孫にとっては、自分と無関係に見える道端の赤の他人と、遺伝的な違いはほとんどありません。
 私たちは「過去の人々の集合体」であり、同時に未来へとつながる存在です。一方でこの亡霊は最も無意識的で名前も記憶も伴わず、ただ情報として存在し続けるだけ。人類誕生から変わらない、最も確実な残り方です。


痕跡の亡霊|データとして残る存在

 これは、この現代社会において急速に増えているタイプの亡霊です。私たちは知らぬ間に日々膨大なデータを生み出していますが、それらは簡単には消えません。誰かが亡くなった後も、メール、SNS、検索履歴、写真、動画を通して、まるで故人が今もそこにいるかのように感じられることもあったり…。そんなとき、その人はデータとしてまだこの世に存在しているのです。
 昔も日記や手紙といった形で痕跡は残りましたが、現代ではその規模がまったく違います。現代人はもはや「消えきることができない存在」になりつつあるとも言えるのではないでしょうか。なんかゾッとしますね


波紋の亡霊|影響として残る存在

 このタイプは最も目に見えにくい亡霊ですが、最も広がりを持つ存在です。たとえば、誰かの言葉に影響を受けて行動を変えた、ある人との出会いで人生が変わったー。こうした経験は誰にでもあるはず。その影響はドミノ倒しのようにさらに別の人へと伝わり、やがて自分の知らないところまで延々と広がっていきます。
 中心となる存在はすでに消えていても、その連鎖は水面に広がる波紋のよう広がっていく。つまり、人は自分の意図を超えて、世界に影響を残していく存在です。どこかロマンのある亡霊ではありますが、その広がりは決して美しいものだけとは限りません。発言には要注意!


ということで、
どう感じられましたか?

 天文学的に見ると一瞬にも満たないような私たちの人生、たかだか長く生きても100年前後。
でも、心臓が止まったら終わりだとかそういう物質的な話ではなく、死後も残りつづける情報という観点から死について改めて考えてみると、私たちは案外この世界に長く存在しうることが分かってくるんです

 私自身も色々な仕事ややるべきことがあり、家庭や子育てもあり、決してヒマではない中で、だれに頼まれたわけでもない記事を書いて公開していますが、これってただの私の自己満足なんでしょうか?
いや、それって、実は自分が生きた痕跡を自分なりに残そうとする本能なのかもしれない… っていう話。

時間は幻想

 

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あやか
クラクフ公認ガイドとして観光案内もしています。 日本語ガイドやアウシュヴィッツでの通訳ガイドをご希望の方はこちらからお問い合わせください。
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