詳細プロフィールはココ YouTube はじめました
最新記事 by Ayaka (全て見る)
※コンテンツの無断転載禁止(リンク歓迎)
.
この記事の内容
当ブログの読者さんの中には、ポーランド人とお付き合い中の方が多少なりともいらっしゃるかと思います。
そういった方からメッセージやコメントをいただくことがあるので、私の経験の中から「ポーランド人とお付き合いする際の心得」を6つまとめてみました!
.
.
この記事の目次
❶ 告白という儀式は挟まない
❷ 恋人はカトリックじゃなくてもOK
❸ 日本人感覚のデートには要注意
❹ 特別な日、男性はバラを差し出す
❺ 恋人になったらすぐ家族に紹介
❻ 同棲にそれほど前向きではない
❼ 日本人女性は尽くすイメージがある
❽ この記事のまとめ
国際結婚は苦労する?ポーランドに嫁いだ私が実体験から8つのアドバイス
告白という儀式は挟まない
恋人関係になりたい相手に告白をし、OKの返事をもらったら正式なカップルとして認められるー、それが日本の恋愛スタイルです。
しかし、多くの国では【お試し期間】があり、デートに誘われたからといって必ずしも恋愛感情を抱かれているとは限りません。
婚活でも何度か2人で会ってから最終的にお付き合いするかを決めるみたいですが、そういう感覚にやや近いのではないでしょうか?
ただ日本だと、自然の出会いにしても婚活にしても、多くの人には【この日から恋人関係】と言える境や言動があったりするもの。
ポーランド含め欧米ではそのようなハッキリしたサインがないため、もし不安な場合は(何度かデートを重ねたあとに)「本気なの?」と率直に聞いちゃってください。
私なんて、今の夫には早い段階で「お試し感覚では付き合えない」と言っていました。笑
.
恋人はカトリックじゃなくてもOK
みんながみんな敬虔な信者というわけではなくとも、2018年時点でポーランド人の9割以上はカトリックという統計が出ています。
また、2009/2010年度の小学生95%と中学生の92%が学校で宗教教育(聖職者によるキリスト教の授業)を受けており、現在20代半ばの若いポーランド人もカトリックとしての自覚を持つ人はかなり多いでしょう。
カトリックはカトリック同士で結婚するのがふつうであるため、わざわざプロテスタントや仏教徒、あるいは信仰心のない異性を選んで付き合うことはまずありません。
しかし、好きになった人がたまたま “偶然” そうであった場合はその限りではないのです。
仮にあなたの好きな相手が敬虔なカトリックだったとしても、カトリックになることを強要されることそうそうないはず。
カトリックの考えに否定的な態度を示さない限り、カトリックになるつもりがなくても、結婚前提でお付き合いをすることは可能です。
.
カトリックには離婚という概念がないため、カトリック教徒が非カトリック教徒と結婚するうえで一番のリスクは離婚。法的には離婚できても宗教的な離婚はないため、カトリック教徒の再婚は基本的にありません。若くして死別、幼い子どもがいる状態の死別においては再婚が認められます。
日本人感覚のデートには要注意
日本に住んでいると、家族やカップル、友人とただブラブラするにしてもお出掛けスポットがかなり充実しているのが分かります。
だからか、日本人は一回一回のデートに新鮮さを求めていたり、彼女を飽きさせないように頑張る彼氏が多かったり、カップル向けのサービスを提供するレストランやホテル、レジャー/商業施設も珍しくはありません。
一方でポーランドの恋人同士は自然の中であまりお金をかけずに楽しんだり、散策しながら適当に美味しいものを食べたり、あるいはのんびりお家デートなどが定番です。
日帰りで遠くへ行くことも珍しいでしょう。
ポーランド人男性や女性とデートする場合、お互いの想像しているデートと差がある可能性があるため、特に女性だとあまり期待しすぎないほうがいいかもしれません。
バレンタインや誕生日など特別な日を除き、ロマンチックをあまり求めすぎないように!
.
特別な日、男性はバラを差し出す
日本ではまだ見たことはありませんが、ポーランドの空港の到着ゲートでは後ろ手に赤いバラを持っている男性をよく見かけます。
相手が恋人なのか、はたまた奥さまなのかは分かりませんが、彼女が出てくると思いきりハグをしてバラを差し出すんです。
家族や友人など親しい関係であればハグはしますが、赤いバラは男性が恋人に渡すもの。
女性であれば受け身の立場なので何も考える必要はないですが、逆に日本人男性がポーランド人女性にバラを贈る場合、そのタイミングで迷うことがあるかもしれません。
ただハッキリと言えるのは、最初のデートで渡すのは絶対に避けたほうがいいでしょう。
ちなみに、レストランなど改まった場所で男性が花束を持って現れると周りは「お、プロポーズするのかな?」と予想します。
花を渡される、渡すというのは深い愛情を抱いている証なので、それだけに男性はそのタイミングを誤らないように注意しましょう。
.
.
.
.
恋人になったらすぐ家族に紹介
日本の場合、付き合ったばかりの恋人を家族に紹介することはあまりなく、結婚を互いに意識した段階でやっと紹介しますよね…?
一方、ポーランド人は家族との付き合いが多いため、結婚前提かはともかく真剣なお付き合いならば早めに家族に紹介します。
家族ぐるみでお祝いするクリスマスやイースター、誕生日パーティーなどを迎える前にきちんと紹介しておきたいと思うのでしょう。
最初に【欧米人は告白しないため交際のタイミングが曖昧】といったことを書きましたが、家族や友人に紹介されて恋人同士であることを意識するパターンも少なくありません。
家族に紹介すると言われると何だか緊張してしまいますが、家族公認ならば安心してお付き合いできるのも確かですよね。
なるべく、イベント以外でも相手方の家族と過ごせるように仲良くなっておきましょう!
.
同棲にそれほど前向きではない
カトリックは婚前交渉禁止という掟があるためか、敬虔なカトリックの家庭だとふつう、結婚前に同棲することは良しとしません。
日本人としては同棲してみないと不安かもしれませんが、ここで同棲を強要してしまうと相手は不信感を抱く可能性アリ。
また同棲は仮の結婚生活とも言えるため、先に一緒に生活してしまうと「じゃあ、結婚は何のために?」という感じでもあるようです。
日本でも結婚前の同棲は新しい文化なので、特に50〜60代の親世代は同棲を認めたくない人も結構いるのではないでしょうか。
ポーランドでは交際期間が1年前後であろうとも、この人と一生を添い遂げたいと思うならササッと結婚する人が多いです。
ポーランド人と3年以上も付き合っていて結婚の気配がない場合、結婚についてどう思っているのか尋ねたほうがいいかもしれません。
.
日本人女性は尽くすイメージがある
古い考え方ですが、日本人妻=常に夫を立て、家事や育児を完ぺきにこなす存在と思っている外国人は決して少なくありません。
私の夫も、義母もそのように思っている・思っていたと考えられる言動が何度かあり、当初、案外適当&怠け者な私(笑)を見て「日本人女性って家事とか何でもテキパキこなすと思ってた」と言われたことがあります。
また、私がたまたま夫の後ろを歩いていると「男尊女卑って感じだから僕の後ろを歩かないで。ここは日本じゃないんだよ」と言われたことがあり、ちょっと驚きました。
ネットで調べてみても、【日本は亭主関白】というイメージが強くあるのは明らかです。
問題なのは、そういう、男性や家庭に尽くすタイプの日本人女性を妻にしたいと思っている人と付き合ってしまった場合です。
日本人女性にこだわっているような人には用心深くなったほうがいいかもしれません。
.
.
.
ここで紹介したことは個人個人には当てはまらないこともあるので、「あれ、付き合って1年以上経つのにまだ家族に紹介されてない…」と焦る必要はありません。家族が離れたところに住んでいたり、もともと家族関係が希薄な感じだとそんなにすぐ紹介することはないと思います。ちなみに私の場合、恋人関係になる前に家族と面識があったので結婚の話もスムーズでした!
Copyright secured by Digiprove © 2021