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国際結婚は苦労する?ポーランドに嫁いだ私が実体験から8つのアドバイス

国際結婚の苦労話
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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ウクライナ支援活動のご報告
ルワンダの教育支援団体設立

 

この記事の内容
 国際結婚というと、なんだか大変そうなイメージを持たれがち。確かに外国人同士の結婚では越えなければならない壁が多く、それこそ「大きな愛」と「寛容な心」なしでは愚痴だらけの結婚生活になってしまうでしょう。
 
 当記事ではそんな「国際結婚によくある苦労話」を、国際結婚歴6年目の私が優しくも厳しく突っ込んでいきたいと思います。要は、物は考えよう。苦労と表現することに否定はしませんが、あとから振り返るといい勉強ばかり!国際結婚で学んだことや鍛えられた精神は今後の人生できっと役に立つと思います。
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ガンバレ
この記事の目次
ビザや書類手続きが複雑
料理を相手の好みに合わせる
言葉や文化が理解できない
宗教観を分かってあげられない
ホームシックにかかって辛い
移住先で働くちからがない
子どものバイリンガル教育
一時帰国費用が家計を圧迫
この記事のまとめ
【日×ポ国際結婚】宗教の壁を乗り越え、出会って8ヵ月で婚姻届


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ビザや書類手続きが複雑

役所関連の各種届出、保険、税金など、世の中はほぼ書類で成り立っています。
ケースバイケースがほとんどで、ネットで調べても人に聞いても分からないことだらけ…。

それが外国語の書類、申請となればさらに面倒なのは言うまでもありません。
特に結婚したばかりの頃は提出書類が多く、新婚から悲鳴をあげる夫婦も多いでしょう。

あやか
面倒がらず、お互いが積極的に協力するだけでストレスは軽減されるはず。どっちの国の書類でも相手に任せっきりにせず、少しでも負担を減らすために理解しようとする姿勢が大切!
こういう捉え方をしてみよう!
書類手続きは本当に大変ですが、複雑な手続きであればあるほど得られる知識が増えます。法律や自治体のルールなど、外国人としての重要な情報を知るきっかけにもなるでしょう。互いに助け合いながら一つ一つの作業をこなせば、夫婦に欠かせないコミュニーケションスキルが伸びますよ。
無駄な知識
なんて
ありません!

 

料理を相手の好みに合わせる

 いくら日本の食べ物が欧米化してきているとは言っても、そのような食事ばかり毎月、一年、一生と続けられるわけがありません。

国際カップルの中には、自分用と主人用で分けて食事を用意する人もいるとか…。
もう、想像しただけで涙ぐましい努力ですね。

ピオトル
ポーランドもひと昔前までアジア系調味料は少なかったけど、今ではどこのスーパーでもアジア食品コーナーがあるよ!寿司レストランは定番中の定番、家でつくる人も多いしね。
こういう捉え方をしてみよう!
和食でも時短できる丼ものなら自分だけのためでも億劫じゃなく、煮込み料理なら放置中に別の料理もつくれます。やっぱり食の好みは簡単に変えられないので、互いに好きな料理を見つけていくようにしたいですね。イタリアンなら全世界共通で好きな人が多いのではないでしょうか?!
結婚を機に
多国籍料理
も極めてみよう

 

言葉や文化が理解できない

なぜ言葉や文化の違いは恋人段階から問題になりがちですが、この課題はひょっとすると死ぬまで背負うことになるかもしれません。

ネイティヴではないのでニュアンスの差で誤解が生じることもあり、相手の母国語を得るための努力だって計り知れないもの。
移住者側は多様な文化をも受け入れたりと、アンフェアだと感じることがあるでしょう。

あやか
移住当初はポーランド語が全然話せなかったから、会話スキルがつくまでは深夜まで勉強したなぁ。住む国の言葉を知るとその国の文化に触れるきっかけにもなるから、頑張って!
こういう捉え方をしてみよう!
言語や文化を学ぶと視野が一気に広がり、出来ることも増えます。それに互いの不調和を文化のせいにできるのはある意味メリット。相手の理解できない部分をなんでも文化のせいにするのは問題ですが、「生まれた国がちがうから仕方ないね」で割り切れるのは国際結婚カップルの強みでしょう。
なんでも受け
入れようと
頑張りすぎずに

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宗教観を分かってあげられない

バイブル最近では無宗教や無神論者だと自称する人が多くなりましたが、それでも宗教で問題を抱えているカップルは多くいるはずです。

仮にあなたが宗教に無関心だったとしても、外国人配偶者の宗教に興味や理解を一切示さないのは問題アリかもしれません。
結婚や出産、葬式など今後あらゆる場面でいやでも宗教問題とぶつかることになります。
天国へ行くこと
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ピオトル
いくら将来を誓い合った夫婦とはいえ、個々の価値観をもつ人間。仲の良い友人同士でも死生観や人生観を否定されるとイラってなるし、宗教観や信仰は尊重すべきだと思うよ。
こういう捉え方をしてみよう!
信者が宗教に対する考えを妥協することは滅多にありません。交際中に宗教を意識する場面はそれほどないため、結婚前の早い段階で話し合っておく必要があると思います。難しいからこそ、これからいっしょに歩む長い人生の中でゆっくり受け入れていけばいいのです。急ぐことはありません。
両家の信仰対象
も把握して
おきましょう

 

ホームシックにかかって辛い

海を眺める女性

 最初は新しい生活にワクワクしてもそれがやがて日常となり、うまくいかないことが続くと急に寂しくなってしまうものです…。

気晴らしになる趣味があればいいものの、「この国でずっと生活するなんて無理!」と悲観的になることもあるでしょう。
そう頻繁には日本に帰ることができないという環境に苦しくなり、溜め息をつくことも。

あやか
移住当初はやることいっぱいで日本を恋しく思う余裕なし。だけど何でも話せる友人が近くにいない時、日本でしか食べられないものが恋しくなった時、孤独や不安を感じる…。
こういう捉え方をしてみよう!
ホームシックにかかるということは、それだけ時間に余裕があるのかも。この際、語学の勉強に没頭してみてはいかがでしょう?!そして、いざとなった時に一人で日本へ帰れるくらいの貯金はこっそり用意しておいてください。実際に逃げるかは別ですが、逃げ道があれば楽観的になれます。
適度に日本の
友人や家族
と話しましょう

 

移住先で働くちからがない

働く女性日本では専業主婦も珍しくありませんが、欧米では「子どもがいる女性でも働くのは当たり前」といった考えを持っています。

しかし言語を自由に使いこなせるわけでもなく、海外で通用するスキルも持っていない自分がどうやって働けばいいのでしょう。
だからといって一生養ってもらうスタンスでは、愛想をつかされるかもしれません…。

ピオトル
こっちの女性は産休や育児休暇もどんどん取るし、落ち着けばまた働くのがふつう。ただ、最初から外国人配偶者に対して働くことを強要するのは、いくらなんでも酷かも…。
こういう捉え方をしてみよう!
現在はクラウドソーシングを利用した働き方もあり、決して海外で働くことが無理難題なわけではありません。自分が海外で力強く生きていくためにも、相手にだけ依存するのはやめましょう。働くことに限らず、海外でも自分の意志で行動するというメンタリティは精神衛生上重要なんです。
稼ぐ額の問題
ではなく、
ヤル気の問題

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子どものバイリンガル教育

本を読む子ども外国人同士のもとに生まれたハーフ/ミックスの子ども、両親としてはできればバイリンガルに育ってほしいところですね。

しかし、大人になった後も複数の言語を使いこなせる子どもは案外少ないそうです。
ダブル・リミテッドという、住む国と片親の言語両方が中途半端にしか理解できないケースもあるため言語教育を甘くみてはいけません。

あやか
聞くところによると、小学校に入るまでは複数の言語を操れる子どもは多いみたいだけど…。でも、無理やり教えるのもなんか違う気がするしなぁ。
こういう捉え方をしてみよう!
私が移住した当初、将来の子どものことも考えて日本語教育能力検定試験の本を一式購入しました。日本語を教えるスキルはもちろん、子どもに対する言語教育のコツも学べてオススメです。ただ学ばせるという考えではなく、子どもといっしょに母語を改めて把握してみるのも面白いですよ。
自分で教材を
作ってみたり
結構楽しいかも

 

一時帰国費用が家計を圧迫

家計簿日本に住んでいても帰省時はお金が飛ぶように出ていくと思いますが、海外だとそれ以上の金銭的負担と休みも必要になります。

最初は毎年のように帰っていても、次第に数年おきと間隔が長くなるのはふつう。
何人で帰るか、実家にどれだけ宿泊できるかにもよりますが、航空券代なども合わせると50万円以上はかかるのではないでしょうか。

ピオトル
往復3万円台や400ユーロでワルシャワ〜成田の航空券を買ったことがあるよ。稀にでもそういうお宝航空券が見つかるかも?って思って、気が付けば年中航空券探してる。笑
こういう捉え方をしてみよう!
私の場合は一人で帰ることがなく、トータルだと結構な額になります。もう旅行みたいなものなので、単純に帰省のための特別な出費とは思っていません。一時帰国は海外生活を送るうえでのモチベーションになりますし、航空会社のセールやマイルを意識して貯めれば案外費用を抑えられますよ。
なるべく結婚
前の貯金で
賄いましょう

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この記事のまとめ
 どこに住んでも、誰と結婚しても多少なりとも精神面での苦労は付きもの。海外生活だから、相手が外国人だからと言い訳するのではなく、逆境こそがチャンスだと思って私もポーランド生活を送っています。今のところ、これといった苦悩はないですが…。子どもも生まれたので、これからは色々あるかもしれません。外務省の調査によれば国外に住む邦人は約140万人。似たような人生を送っている人が何十万もいると思うと、勇気づけられますね

 

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あやか
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1件のコメント

※当コメントは2020年4月22日に削除した記事(国際結婚の苦労話後半)のコメント欄をコピペしたものです。削除した記事の内容は当記事に統合しました。

みずひろ
高校生の頃に、一つ年上のポーランド女性と知り合いました。あれから4年ほど経ち、今もラインで連絡を取り合っています。そして最近その子の両親が離婚をしているを聞いてこのサイトに辿り着きました。前々からそのポーランド女性に好意を抱いていたので、どう言ったアプローチが現地では主流(どう言った成り行きで男女は結ばれる)なのか気になります。

みずひろさんへの返信
好きな人へのアプローチ方法は、日本でもポーランドでもそれほど変わらないと思います。多少、日本人よりこちらの人のほうが積極的かもしれません。両親が離婚されたそうですが、おそらく娘さんにあたるその女性が自立できる年齢になるまで待っていたのかもしれませんね。ポーランドのほうが離婚は複雑ですから、長く不仲だったのかもしれません。そういった両親をもつ方だと恋人選びはやや慎重になるかな、と個人的に思います。

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