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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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前回の記事に引き続き、今回はポーランド(EU連合加盟国)へ入国する際に規制されているものを書きます。
【重要】税関のルール
in Poland
日本の税関ルールとはまた若干ちがうので、ポーランドに旅行する皆さんは必ずチェックしてください。
以下は、シェンゲン圏外から来る旅行者に適用されるものです。つまり、日本に住む人には当てはまりますね。
嗜好品の免税範囲

嗜好品、これが一番の盲点です。
- アルコールは度数によって制限あり
詳しくはこの後に説明します。 - タバコは200本まで
紙巻であれば1カートンまで。 - 個人で服用する範囲内の量
個人といっても滞在日数以上と考えられる場合は課税の対象になりえます。 - 総額430EURを超す物品
新品の場合、です。15歳未満の旅行者は総額175EURとなります。
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◆アルコールについて
満17歳以上の旅行者は以下の量のアルコール飲料を持ち込むことができます。
- 度数が22%以上のスピリッツ1ℓ
- 度数が80%以上の非変性アルコール1ℓ(非変性ってなんでしょう)
- 度数が22%以下のアルコールまたはアルコール飲料2ℓまで
- これらを組み合わせた量または発泡性のないワイン4ℓまたはビール16ℓ
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これら4点の内どれかなので、ビール16ℓとウイスキー2ℓという組み合わせはNGです。日本の単純なルールと比べてややこしいので気を付けましょう。
食品の持ち込み制限

こちらはポーランド航空の「食品の持ち込み—EU規制」をご覧ください。
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日本では肉製品の持ち込みが全面的に規制されていますが、ポーランドでもいっしょです。しかし、検疫を通せばいいという問題ではなく見つかればポイ。
ただ特別ルールがあり、肉エキスであったりタイプによっては持ち込めるので詳細はリンク先でお確かめください。
現金の持ち込み規制

10,000EUR相当以上の通貨を持ち込む場合、申告する必要があります。
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以上。もっと詳しいルールがありますが、一般の観光客であればこの辺りを押さえておけば十分でしょう。
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今日のポーランド語
cło
cło(ツウォ)は、名詞で「関税」です。では、wolny od cła(ヴォルネ オド ツワ)はどんな意味でしょう。
wolny は「自由な」、od は「〜から」なので、正解は「免税」ですね。
最後までお読み頂きありがとうございます☆

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