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ポーランドの歯医者は痛い?治療・抜歯の体験談

jarmoluk / Pixabay
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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私が初めてポーランドの歯医者に行ったのは、去年の4月のこと。

合計で6回くらい行ったと思いますが、ポーランドの歯医者と日本の歯医者はもう全然ちがうと思いました。

それでは体験談をお話ししていきましょう。あくまで私のケースです。
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このページの目次
1. 治療のスピードが早い
2. 麻酔をしないという噂
3. 治療は原則無料
4. あっけなく終わった抜歯

 

治療のスピードが早い

初めて行ったときは歯石除去の目的だったのですが、案の定、悪い歯が3本も見つかってしまいました。

放置はダメ…勇気をだして治療開始。

 

虫歯の治療は1日で終了

行くまでの勇気がとてつもない
行くまでの勇気がとてつもない

恥ずかしながら私は歯磨きを2種類のブラシで念入りにしているにも関わらず、虫歯菌が繁殖しやすいようです。

しかし日本でも歯医者アレルギーがあって、なかなか歯医者には行けずにいました。そんな放置した状態の虫歯を3本見つけられて治療をすることになったのですが、初治療はドキドキ。

ネットには冷や汗が出る情報満載。

ポーランドの歯医者、怖すぎる
ポーランドの歯医者、怖すぎる

ポーランドでは麻酔はしないだとか、大の男が死ぬ程怖がるだとか…。

でもいざ治療を開始するとわずか30分程度なんですよね。で、1本終了。

麻酔はありませんでしたし、痛みましたが日本の歯医者では麻酔ありでも治療期間が長いのでもっと苦痛です。本当に治療されているのか不安な気持ちもありますが、やはりポーランドは1日で1本を終わらすのがふつうのよう。

まあ、それでポーランド人は問題ないのだから疑っても仕方ありません。

一応、あれから1年以上経ちますが、他の歯医者で診てもらっても問題はなく良好とのこと。信じようと思います。

 

麻酔をしないという噂

先ほども麻酔についてちょっと触れましたが、ポーランドではよっぽどの治療でもない限り麻酔をしないそうです。

これは、かなり不安を仰がれますね。

 

麻酔が必要な人は伝える

photo by Piotr Bieniecki
photo by Piotr Bieniecki

麻酔がないからしないのではなく、必要ないと思うからしないようです。

歯医者に行くと初診の場合はアンケートがあります。私のところでは、「歯医者は怖いですか?」という質問があったので、もちろん「はい」にしました。

診療時にも麻酔をお願いし、「本当に怖いんですよ」とアピール。

すると関係ない左側にまで麻酔をされましたが、日本のものと同じような針の細い、チクッとする程度の麻酔をしてくれました。歯茎の麻酔は痛かったですが、それは日本でもいっしょでしょう。

あ、麻酔をしたのは抜歯の時です。

ふつうの虫歯治療では必要ないと思いました。痛いですけど、麻酔も麻酔で喋りにくくなったり結構辛いですからむやみにしたくはありません。

 

治療は原則無料

ポーランドの医療制度についてはまた記事を書く予定ですが、ざっくり知りたい方は関連記事をご覧ください。

簡潔にいうと、ポーランドでは保険診療(治療費は原則無料)とプライベート診療(有料)の2種類があります。

もしもの時のために!ポーランドの薬と医療システムについて

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無料だったら待たされる?

時には3ヶ月〜と待つことも
時には3ヶ月〜と待つことも

治療費が無料の保険診療では予約をした順番での診療、つまり先着順です。

しかし歯医者は2ヵ所ちがうところに行きましたが、どちらも2週間しか待ちませんでした。でも皮膚科や眼科は2〜3ヶ月くらい待たされましたね。

待たされる場合も一応予約しておき、プライベート診療へすぐに行きます。

で、1つよく勘違いされていることがありますが、プライベート診療だからといって保険診療の先生より腕が良いとかそんなことはほとんどありません。

ふつう、同じ先生が診ています。

午前は保険診療、午後はプライベート診療と掛け持ちしている先生が圧倒的なので、プライベート診療だからとあまり過剰な期待はしないようにご注意。

ちなみに私は、プライベート診療の歯医者で無料の保険診療をしています。

 

保険診療で治療費を払う場合

アップグレード治療もできます
アップグレード治療もできます

例えば歯医者で詰め物の種類を選ぶ場合、もちろん良質なものや色が目立ちにくいものは有料となります。

私は合計3本ですべて詰め物が必要だったのですが、それぞれ50PLNを支払って良い方を詰めてもらいました。

またレントゲンは有料で、部分や範囲によって金額も異なります。ちなみに私の通う歯医者では20〜50PLN。

抜歯では麻酔が必須のようで麻酔代の請求はありませんでしたが、虫歯治療では任意なので請求されるかもしれません。

 

あっけなく終わった抜歯

私が泣く泣く抜歯した歯は親知らずなどではなく、7番の奥歯でした。

もう4年前から問題があって、日本の歯医者でもギリギリまで削った1本です。頑張って残しても延命措置でしかないので、潔く抜くことにしました。

 

抜歯は10秒でおわり

大事にすれば80年は持ったのに…
大事にすれば50年は持ったのに…

これはどんな状態の歯を抜くかにもよりますが、私の場合は10秒かそれ未満で終わりました。あんなに怖がっていたのに、噓みたいに一瞬で終わりました。

抜く時は痛くて顔が歪みましたよ。

奥歯なので結構大きかったですが、噛み合わせる方はかなり削られていたので使いものにはなりません…。

その後「痛みが出たらまた来て」と言われましたが、出血は3時間程度で止まって痛みもなし!でも奥歯がぽっかりなくなったのは変な感じです。まだ25歳だというのに歯を抜くのは情けないですけど、自分のせいですよね(泣)。

他の歯は健康(らしい)で歯並びも良いので、これからは予防に努めるしかありません。今後は傷がしっかり癒えるのを待ち、インプラントをする予定。

インプラントはこちらでも自費で高いですが、夫が提案してくれました。彼は歯医者を怖がる私を見て、評判の良い先生を探してくれたり、虫歯になった私を責めず慰めてくれる唯一の救いです!

そんなに急いで決める必要もまだないのですが、もしインプラントにするとなったらまた体験記でも書こうかなぁ。

 

抜歯後に歯が痛む方へ

10のタブレットが入って10PLN
10の錠剤が入って処方箋なし10PLN

痛むと予想して買ったのですが結局飲まなかった薬。薬局で購入できます。

12歳以上の人が飲める薬で、痛さによって1〜2個、4〜6時間置きに飲みます。1日4回まで服用でき(最高8つの錠剤)、3日以内に良くならない場合は歯医者へ行ってくださいとのこと。

使う機会がないことを願います!
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今日のポーランド語

stomatolog

stomatolog(ストマトログ)は「歯医者」という意味です。また、” dentyst”(男:デンティスト)/”dentystka”(女:デンティストカ)も同じ意味ですが、”stomatolog” には男女の区別はありません。

 

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あやか
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