これからポーランドへ行く方が知っておきたい情報

海外でアパートメントに宿泊する前に知っておきたいこと

kjhmicro / Pixabay
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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最終更新日:2020年1月15日

ポーランドでの宿泊はアパートメントタイプが人気で、宿泊予約サイトでもよく見かけます。

寝室はもちろんのことキッチンやリビングまであったり、まるで現地に暮らしているような気分になれるのがアパート宿泊の最大の魅力。
きれいな紹介写真や部屋の広さを見ていると思わず予約したくなりますが、現地でいざ宿泊すると予想外の出来事に遭遇するかもしれませんよ。
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ミシュ
宿泊予約サイトからふつうに予約できてしまうからこそ、落とし穴が!
でも、きちんと知っておけば問題ないことがほとんど。そこで事前に知っておきたい基本知識をまとめました。
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このページの目次
1. どんな人におすすめ?
2. 必ず確認!6つの注意点
オーナーと連絡を取る
看板がないので見つけにくい
建物のロックに注意
説明は最初によく聞いておく
ルームクリーニングに要注意
忘れ物は絶対しないように

 

どんな人におすすめ?

まるで本当に暮らしているよう
まるで本当に暮らしているよう

ホテル(ホステル)の部屋といえば、ベッドとバスルーム、トイレがあるだけ。
よっぽど広い部屋ならともかく一日を過ごすには窮屈であり、天気や調子が悪かったとしても外に出たくなってしまうのではないでしょうか。

ただ多くの旅行者にとってホテルは「生活の場」ではないため、キッチやリビングなどは必要ないと感じられるかもしれません。

では、いったいどんな人がアパートに滞在するのでしょうか。それは…
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  • 1週間以上など長い滞在でホテルが高くついてしまう場合
  • レストランでの食事より自炊がしたい、洗濯もしたい場合
  • 4人以上など宿泊者が多く、ホテルだと部屋が分かれてしまう場合
  • 室内で仕事をしたり、滞在中あまり外に出ない日がある場合

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もちろん、たいていは1泊からでも宿泊可能なので「ちょっと現地に暮らしている気分になってみたい!」という理由だけで泊まるのもアリですよ。

ただ、海外に初めて滞在するという方が、いきなりアパートに宿泊するのはあまりおすすめしません。

というのも、ほとんどのアパートではお隣さんは現地の人。ただ単に、オーナーが空き部屋を買ったから旅行者に貸し出しているに過ぎません。

また、アパートメントホテルというタイプもあり、それであれば基本的に通常のホテルのようにカウンターでチェックイン/チェックアウトをします。

しかし、それ以外はオーナーと直接連絡を取り合う必要があるので初心者(特にまったく英語が話せない場合)にはややハードルが高いでしょう。

 

必ず確認!6つの注意点

もしあなたが最低限の英語を聞き取ることができ、話せるのであれば、アパートを予約しても問題ないでしょう。

それでも当日に焦らないよう、以下のことを知っておく必要があります。

 

オーナーと連絡を取る

原則、オーナーから直接アパートの鍵をもらうので、事前に何時に鍵を受け取るのか決める必要があります。

待ち合わせ場所はたいてい宿泊するアパートになり、その場所に遅れずに到着しなければならないので余裕をもって時間を指定しましょう。

確認はいつでもできるように
確認はいつでもできるように

ふつうはオーナーから直接連絡があると思いますが、「遅いな」と思ったら自分から連絡してみてください。

また、オーナー側も別に本業を持っている人が多いので24時間いつでも対応できるわけではありません。

場合によってはオーナーから時間を指定し、それまで待たされるというケースも少なくないので、なるべく早めに時間をハッキリさせておきましょう。

また連絡手段は主にSMSとなります。現地でも連絡ができるスマホやケータイを忘れないようにしてください。

 

看板がないので見つけにくい

日本のアパートやマンションには、ひとつひとつに固有の名前があり、それは表からも確認することができます。

しかし、ポーランドでは住所のみでアパートを確認しなければなりません。

歩きながら、うっかり見落とさないように注意しましょう。ちなみに偶数と奇数が同じ側に並ぶことはありません。

 

建物のロックに注意

これ、本当に厄介です。

日本のアパートやマンションではオートロックがない物件も多いですが、こちらでは99.9%、ロックを解除しないと部屋どころか建物の中にも入れません。

オーナーが建物の外で待ってくれればいいのですが、「部屋まで来てください」なんて言われることもしょっちゅう。

私が住んでいる場所のロック
私が住んでいる場所のロック

こういうタイプであれば、部屋番号を押して次にカギのボタンを押せば、その部屋にインターホンが鳴るので相手が許可すればロックが解除されます。

横に操作方法が書かれてあることもありますが、ポーランド語のみだったりするので、分からなければオーナーに下まで下りてきてもらいましょう。

 

説明は最初によく聞いておく

無事に鍵を受け取っても、滞在中に何か問題が発生した場合はオーナーと連絡を取らなければなりません。

最も典型的なトラブルは、”シャワーのお湯が出ない”…。

また、オーブンや調理器の使い方が分からないなどの問題も考えられるので、特にキッチンを使いたい場合は使い方を予め確認しておきましょう。

オーナーと鍵の受け渡しで顔を合わせた後は電話やSMSだけのやり取りになることが多いので、受け渡し時にきちんと聞いておいてください。

 

ルームクリーニングに要注意

個人でやっているところは気にしなくてもいい場合が多いですが、異様に安いアパートを見つけた場合は要注意。

そういったところでは退出時や一日毎に数千円単位のルームクリーニング代が発生することがあります。

アパート宿泊時の落とし穴
アパート宿泊時の落とし穴

しかし、どんな時に追加料金が発生するかは予約前に確認できるはず。

ホテルでは当然のルームクリーニングですが、アパートではオプションになっていたり、そもそもそういったサービスがなかったりするので、後からトラブルにならないよう確認しておきましょう。

 

忘れ物は絶対しないように

ホテルのようにカウンターがないアパートでは、退出時に忘れ物がないかのチェックを必ずしてください。

鍵の返却方法は集合ポストに…とするオーナーが非常に多いですが、いったんここに鍵を入れてしまったらもう自分では取ることができません。

もし忘れ物をしてしまった場合はまたオーナーに連絡する必要があります。

連絡が取れてすぐ対応してもらえればまだいいのですが、オーナーもすぐ来ることができない場合が多いので、お互い非常に困るんですよね。

アパートを最後に出る前には、辺りをよく確認するようにしましょう。

 

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あやか
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