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【2025年最新】アウシュヴィッツの新しい入場制限!最悪、第二収容所に入れない

アウシュヴィッツの新ルール
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クラクフ市公認観光ガイドの綾香です。旅行や生活に欠かせないポーランド情報を発信中! 2025年、東アフリカ・ルワンダでの教育支援に向けて【財団法人MOST】を設立。興味のある方はご連絡ください
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サッと3分程度で読めます

 2025年5月以降、アウシュヴィッツ博物館の規則がまたまた変わってしまい、これまで以上に入場制限が厳しくなってしまいました
特に、アウシュヴィッツのツアーチケットを当日に確保しようとしている人、無料のチケットで見学しようとしている人はより注意が必要です。

旅行者さん
チケットを購入するときに規則までじっくり読まないからなぁ。
あやか
基本的に、ツアーチケットを事前に購入している人は今までと同じ。
アウシュヴィッツ
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個人旅行記の情報は古いかも?

 これまで多くの旅行者が、アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館を訪れた体験をブログやSNSで公開しており、中には非常に参考になるものもたくさんあるかと思います。ただし、博物館の見学ルールやチケットの仕組みは、いきなり変更されることがあるため注意が必要です。特に2025年5月に見学ルールについて大きな見直しがあり、以前の体験談をそのまま参考にすると現地で困るケースも。
 当記事では、できる限り現地の最新情報に基づいて、以下の3つの注意点を解説しています。アウシュヴィッツ訪問計画にぜひお役立てください。
 
当日チケット確保には早朝到着がほぼ必須
フリーチケットはオンライン予約限定
時間帯によっては第二収容所を見学できない

アウシュヴィッツ
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1. 当日チケット確保は早朝到着が無難

アウシュヴィッツ

 アウシュヴィッツ博物館のツアーチケットは直前(1週間前〜前日)だとすでに売り切れていることが多く、その場合は基本的に当日、現地で購入するしか方法がありません。確実に入手したい場合は、チケットオフィスが開く朝7:30前から並ぶ必要があり、特に繁忙期や週末、連休、翌日が休館日の場合は6時台に並ぶのが望ましく、混雑時には6:30到着でも3時間以上待つことがあります。
 
 なお、現在は博物館敷地内の駐車場沿いに列が形成され、進行に合わせて順に前進する方式となっているため、チケット窓口の真上にある販売状況を示すモニターは確認できず(以前は確認できた)、売り切れた時点でそのまま終了になります。
 特に英語ガイド付きツアーは人気が高く、午前8時半〜10時台の枠が取れないと見学プラン自体が崩れる可能性があるため注意が必要。ただし、朝9時までに並べば購入できる可能性は比較的高いといえます。夏季は気温が30度を超えることもあるため、熱中症対策も忘れずに。ツアーチケットを当日に確保するには、「とにかく朝早く」がポイントです。

アウシュヴィッツへの行き方

▲ 早朝出発は博物館周辺に宿泊がベター

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2. フリーチケットはオンラインのみ

フリーチケットはオンライン予約限定

 アウシュヴィッツ博物館はガイドツアーの参加を前提とした展示構成になっているため、基本的にはツアーガイドと一緒に見学することを強くおすすめします。日本語の案内書も購入できますが、内容はあくまで広く浅く…。どちらかといえば見学後の振り返り用として活用するのが良いでしょう。
 
 それでも個人で見学したい場合は、「フリーチケット(無料入場券)」の取得方法を事前に把握しておく必要があります。以前は当日に窓口での取得が可能でしたが、2025年5月からは完全にオンライン予約制へと変更されており、公式サイトで日時指定・氏名などを登録したうえでチケットを発行しなければ入場できません。さらに現在では、個人での自由見学が可能な時間帯は、閉館の約3時間半前からに限定されており、朝や日中の時間帯はガイドツアーのみ見学可能となっています。個人見学は以前よりもハードルが上がったと言えるでしょう。

アウシュヴィッツ訪問予約

▲ フリーチケットでも手順は同じ

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3. 最悪、第二収容所は見学できない?!

アウシュヴィッツ

 アウシュヴィッツ博物館では第一収容所と第二収容所の両方を見学するのが基本ですが、2025年5月以降のルール変更により、フリーチケットでの見学では第二収容所を十分に見られない可能性が出てきました。たとえば、6〜8月の17:30のフリーチケット枠を予約した場合、第一収容所に17:30に入場することになります。以前のように、先に第二収容所を見学することはできないため、第一収容所見学後に第二収容所を見学しなければなりません。
 
 第一収容所の見学には通常1.5〜2時間かかり、その後バスで第二収容所に移動すると、残りの見学時間がさらに限られてしまいます。6〜8月の閉館時間である20:30を考慮すると、17:30のフリーチケットでは第二収容所の滞在時間は1時間未満となり、内容が不十分になる恐れ大。また、17:30までのフリーチケットが第二収容所を奥のガス室跡まで見学できるギリギリのラインであり、それ以降の時間枠になると、第二収容所は十分に見られない、または物理的に見学できません(6〜8月の場合)。早い時間のフリーチケットはすぐに埋まってしまうため、個人見学を希望する場合は早く予約しましょう。

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フリーチケットでの入場が可能な時間
1月・11月 13:00〜16:30
2月 14:00〜17:30
3月・10月 15:00〜18:30
4月・5月・9月 16:00〜19:30
6月・7月・8月 16:00〜20:30
12月 12:00〜15:30
補足上記時間帯”以外”はツアー参加者のみ見学できます。第一収容所は上記の時間いっぱいまでは見学できますが、閉館90分前を超えると入場できません。第二収容所は閉館ギリギリまで入場できます。

※2025年6月現在

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4. そのほか、読んでおくといい記事

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ちょっと、つぶやいていい?
アイコン と、ここまでまとめてみましたが、こんなに細かなことまでは博物館サイトの規則には書いていません。私自身の現地での対応と係員の確認に基づいてこのように記載していますが、急にルールが変わることもあったり、常に「絶対」とは言えないのが本当のところです。最終的には自己責任で動いてください。もしかしたら、第一収容所の入場時刻の前に第二収容所に入場できるかもしれないので、ダメ元で試してみるのもアリでしょう!

 

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あやか
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