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この記事の内容
ポーランドの良いことばかり書いているブログですが、今回は珍しくネガティブなネタです。ポーランドで暮らすうえで困ることとか、在住者じゃなくても興味半分で「ポーランドの残念なところ」を知りたい人もいますよね。
ということで、当記事では在住7年目の私目線で「ポーランドのココがちょっと惜しい」と思うことを9つ挙げてみました。ポーランドだけではなく、ほかの国にも当てはまることが多いですが、これらを知っておくとポーランドでのネガティブなカルチャーショックを和らげることができるかもしれません
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この記事の目次
❶ 状態の悪いフルーツが売っている
❷ 公的医療がほとんど使えない
❸ 混む時間帯に利用できる窓口が減る
❹ 欲しいと思った服のサイズない
❺ 早朝7時から騒音が聞こえる
❻ ディナー/夕食の時間が早すぎる
❼ 公衆トイレがタダで使えない
❽ 施設の営業時間が曜日ごとに違う
❾ 地元サッカーのサポーターが怖い
❿ この記事のまとめ
ポーランド人の国民性を8つ紹介|愛国心が強く、ヨーロッパいちの働き者
状態の悪いフルーツが売っている
ポーランドでは、フルーツに限っては腐りかけのものがよく売られています。
オレンジが白くなっていたり、もうカビ生えちゃってるよ!という感じのヒドイものも。
特にイチゴ、ラズベリー、サクランボなどは見えない底の方にフワフワのカビが生えているパターンが多く、仕方なく大部分を捨てた経験はこれまでに何度もありました。
市場での買い物も、半分賭けみたいなもの。
傷みやすい食べ物なので仕方ないんですが、食べ物だけに返品や交換は難しいため、購入前になるべく注意して買いましょう。
そしてベリー系フルーツは傷むのが早いので、購入したら即日食べるのが鉄則!
安いからってまとめ買すると、結局腐らせてお金を捨てるはめになるかもしれませんよ。
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公的医療がほとんど使えない
ポーランドには公的医療NFZというものがあり、私たち家族も保険料を支払っているものの実際に使う機会は滅多にありません。
ほとんどのヨーロッパの医療機関はパブリック/公立とプライベート/民間に分かれているのですが、公立だとタダです。
でもタダにはタダなりの理由があり、診察まで数週間〜最大1年かかったり、ちょっといい治療を受ける場合は追加料金が発生します。
私はここ1年で病院や歯医者に何回か行きましたが、すべて保険ナシでした。
つまり、保険証のない旅行者がいきなり病院に行って治療を受けているのと同じです。
診察内容や病状にもよりますが、それなりにお金がないと満足な治療を受けることができない点はこれから先のポーランド生活で「(金銭的にも)怖い」と感じるところ。
民間保険への加入も考えないといけません。
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混む時間帯に利用できる窓口が減る
バスや電車のチケットを買うときや郵便局、役所などでありがちなんですが、複数の窓口が全部開いていることはまずありません。
混雑しやすい時間帯のお昼や夕方は窓口の休み時間に重なっていたり、大行列でも1つ2つしか窓口が開いていないことも。
ハッキリ言って、イライラしますよね〜…。
私はここ数年、なるべく窓口で購入しなくても済むよう、バスや電車のチケットは事前にネットやアプリで買っています。
それでも相変わらず、駅やターミナルの窓口にはたくさんの人が辛抱強く並んでいます。
ただ、私もたまに事前購入が難しい場合があったり、発車15分前を切っていて窓口でしか購入できないときがあるんですね。
そういうときに限って窓口が少ないです
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欲しいと思った服のサイズがない
私は一時帰国の際に服を買うこともありますが、ふと目にしたもので気に入ったものがあればポーランドでももちろん買います。
欧米では体型に合う服を着るのがふつうで、フリーサイズは滅多にありません。
こちらでは、女性のトップスやボトムスの場合は32〜42の偶数で展開するサイズか、XS〜XLの5〜6種類から選ぶことができます。
そうなると多くの日本人女性はSサイズ相当がジャストになり、私も上下ともにこちらのSサイズ相当が1番しっくりきます。
でもSサイズは入荷数が少ないようで、サイズがなくて諦めるざるを得ないことも多々。
細身のポーランド人でも日本人と骨格がちがうので見た目とサイズは反するかも。
指にしても関節が太いのか、7号サイズの需要はあまりないようです(私の7号の婚約指輪もワルシャワの店舗しかなかったらしい)。
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早朝7時から騒音が聞こえる
自分のところも集合住宅でリフォームしていたので人のことは言えませんが、こっちは朝早くから工事をするのでちょっと迷惑。
9時くらいから始めるならいいけど、7時頃からガーガーギーギーやります。
私は朝遅いほうなので、朝早くから工事音が聞こえたらガッカリせずにいられません。
自分たちがリフォームしていたときも、業者が7時にやるって言ったらそれより早く起きないといけないので億劫でした…。
こういった仕事は早朝から始めて昼過ぎには終わらせるようにするのがふつうなのです。
またポーランド人はDIYが大好きなので、週末の朝から騒音が聞こえることも。
原則みんなお休みの日曜日に工事音が聞こえると、「日曜日なんかにやるなよ〜」と 大多数の住民が陰で愚痴っていることでしょう。
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ディナー/夕食の時間が早すぎる
私は日本感覚で夜18時頃にディナーを作りますが、ポーランドの一般家庭ではディナーの時間がとんでもなく早かったりします。
ディナーとはその1日でメインとなる食事を指し、日本だとたいていは夕食。
それがポーランドだと15時や16時とか、あるいは特に決まっておらず13時〜18時、平日18時で週末だけ15時なんていう家庭も!
私たち家族は日曜日に夫の実家でお茶とディナーをするのが習慣になっていますが、ディナーの時間は事前に必ず確かめます。
それで13時とか15時と言われたら、「早すぎるから今日はやめとこう」ということに。
ちなみにポーランド人の夫からすると、昼も夜もしっかり食べる日本人はディナーを1日2回食べているように見えるのだそう。
私も、昼は学食+夜はふつうにご飯を食べていた学生の頃は大食いだった感覚ですね
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公衆トイレがタダで使えない
キレイな公衆トイレがタダで使える日本のほうが珍しいというのは周知の事実。
でもやっぱり、公衆トイレでいちいち小銭を支払わないといけないのは今でも不満です。
私自身はトイレは近くないですが、手を洗いたいと思うときが度々あります。
潔癖症とかではないけど、ウェットティッシュよりも石けんでちゃんと洗いたいのです。
しかし、手洗いだけでもトイレを利用するにはお金を払わないといけません。
今は1PLN(28円)のところは減ってきて、駅や街中にある公衆トイレだと2〜3PLN(56〜84円相当)くらいは必要になります。
日本のようなキレイなトイレにそれくらい払うならまだ納得ですが、古くて暗いトイレも多いので尚さらもったいない感じ。
でも、トイレのお掃除をする番人さんに支払うものなのでトイレの質は関係ありません。
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施設の営業時間が曜日ごとに違う
これも海外あるあるですが、ショッピングモールや博物館、郵便局などあらゆる施設の営業時間が曜日ごとにちがうのは面倒です!
特に、私は観光ガイドとして色んな博物館や施設にご案内する機会があります。
曜日によって観光ルートが変わることもあり、お客さまにオススメの博物館を伝えるときもまず曜日をチェックしなければなりません。
それと、(日本以上に1年の日没時間に幅があるので仕方ないとはいえ)季節や時期によって営業時間が変わるのも困ります。
博物館や美術館は冬になると途端に閉館時間が早くなってしまうので、旅行者も要注意。
例えば、クラクフ中央広場地下博物館の開館時間は下記のようになっています。
開館時間はたった3パターンでも、ほかの博物館にはまた異なる開館時間が設定してあるので1つ1つ把握しないといけないのは大変!
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Rynek Podziemny の開館時間
月曜日………………10:00 – 19:00
火曜日………………10:00 – 14:00
水曜日と木曜日……10:00 – 19:00
金曜日から日曜日…10:00 – 20:00
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地元サッカーのサポーターが怖い
私が初めてポーランドに旅行で来たとき、さっそく出会ってしまったのが地元サッカークラブを熱烈に応援するサポーター集団。
私の夫も家族もサッカー好きで試合のときはかなり盛り上がりますが、外で酒を飲みながら応援するタイプではありません。
大きな試合じゃなければ、テレビの試合を黙って観ながら楽しんでいるような感じです。
でも思いの外、サッカーの応援となると血の気が多くなるポーランド人男性は少なくなく、特に地元サポーターは要注意!
私が住んでいる街も派閥があり、一度、自宅近くで激しい殴り合いのケンカを見ました。
もし駅などで荒っぽい男性集団+警察を見かけたら、その日は試合の日。
素通りすれば側を通っても危害を加えられることはまずないですが、やっぱり怖いです。
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日本に暮らしていても小さな不満の1つや2つはあるし、ましてや国が違えば文化的に受け入れにくい問題も出てくるでしょう。私はもう気にならないので上記には挙げていませんが、バスタオルを毎日洗わないとか、キリのいいお釣りが欲しくて余分に小銭を渡したのにジャラジャラとお釣りが返ってくるとか、人によっては「あれもイヤだ」と思うことがあるはず。それでもきっと、「絶対許せない!」というほどでもありません。ポーランドでの生活に慣れてくれば、知らず知らずに受け入れている自分がいるかもしれませんね
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