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ポーランドでの入院生活レポ|病院は快適さを求める場所ではありません

ポーランドでの入院レポ
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事の内容
 妊娠中、突然の切迫早産スレスレで入院することになりました。それまで順調な妊娠生活(そのあとも至って順調)を送っていただけに、まさかのまさか
 
 入院で一番引っかかったのはプライバシーへの配慮が全っ然足りないこと。ポーランドだからじゃなくて、ドイツでもフランスでも同じみたいです。おまけに「ほんとにコレ、患者向け?」というクオリティの食事内容…。たった2泊3日、されど2泊3日の入院体験をお話ししましょう。

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アイコン
この記事の目次
入院することになった経緯
落ち着かない入院部屋
本当に粗末だった噂の病院食
入院中のルーティン
入院生活を少しでも改善する方法
この記事のまとめ
もしもの時のために!ポーランドの薬と医療システムについて

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入院することになった経緯

入院した病院 それは、妊娠29週での出来事。
その5日前の診察では「すべてパーフェクト」と言われていて、緊急入院の前日は夫の実家でゆったりディナーを楽しんでおりました。

しかし翌朝ちょっとした異変に気付き、念のため先生にSMSで相談してみることに。
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担当の先生
入院の可能性は低いだろうけど、入院準備もして今日か明日中に病院に来てください。
あやか
入院?!最近は外で仕事もしてないし、まさかね〜。ま、コレとアレは一応持っていこ。
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今思うと、大事ないのちを抱えておきながらよくもまぁのん気に…って感じです。。。

その日の夜に病院へ行き、子宮頸管けいかんの長さを計ったところ2.5センチでした。
ノンストレステストでは問題なかったのでよかったですが、本来4センチが理想の子宮頸管が2.5センチというのは見過ごせません。

というわけで、翌日に早産予防としてペッサリー施術を行うため即入院決定。
入院準備が不十分だったため、夫が家から必要なものを取りに帰るはめになりました。泣
妊娠初期から臨月までの記録

妊娠経過を総まとめ!妊娠初期5週〜臨月38週+ペッサリー施術について

 

落ち着かない入院部屋

入院部屋 そうして夜中10時前に与えられた入院部屋、ある程度の覚悟はしていたものの狭くてプライバシー配慮のない空間でした。

広さ的には12畳弱の3人部屋で、端っこにはとっても小さな洗面台スペース。
シングルベッドが3つ並び、テーブル兼引き出しがそれぞれのベッドにピッタリくっついたかたちで置いてあるシンプルな部屋です。
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あやか
せめてカーテンが欲しい!
しかも、洗面台とベッドの距離が近すぎるような気がする。
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部屋は私含め2人でしたが、カラのベッドを挟んでいたのはまだよかったかも。
それでもカーテンがなければ夫との会話にも若干気を遣う私、そこはやはり日本人だから?

3人部屋(2人使用)なのでストレスが溜まるというほどではなかったですが、これが6人用の大部屋なら堪えがたいと思います

でも本当はここは2人部屋で、患者が多いときだけ3人部屋になるとのこと。
私が入院したタイミングは3つベッドがあってもたまたま2人だけでしたが、私が退院した午後には3人使用になっていたみたいです。

入院部屋 ちなみにこちらは日本の入院部屋。
ここまでしっかりしてなくてもいいけど、やっぱり仕切りがあるのは羨ましいですね…。

ただ、テレビ鑑賞は無料のようで(でも相部屋に一つだけなので見づらい)、廊下には各フロア共有の冷蔵庫が置いてありました。

ピオトル
病院によって設備はちがうと思うけど、仕切りやカーテンがある相部屋は見たことないよ。

 

本当に粗末だった噂の病院食

お産直後の食事 ネット上には「ポーランドの病院食は刑務所の食事よりも質素」というジョーク画像が流れていますが、本当に貧相な食事でした。

私の入院経験はこれまでのところ日本で2ヵ月、イギリスで約1週間、そしてここポーランドで5泊(切迫早産の2泊と出産の3泊)ですが、断トツで残念なのはポーランド。

完食もできず、病院食だけなら一日700カロリーも取れていなかったでしょう。
とても病人や妊婦に出す食事とは思えないクオリティで、基本的になにか食べ物を持ち込むことを想定した食事内容になっています。

朝食と夕食はパンとバター、チーズ、たまにハム、主食となる昼食は水っぽいスープと2つの野菜(じゃがいもとかビーツ)がたっぷり+ちょこっとお肉、とかそんな感じです。

病院食
あやか
とは言っても、入院費はタダ。
医療費原則無償の公立病院は食事予算が限られているらしいから、これも仕方ないのか。

 

入院中のルーティン

ルーティンは下記の通りですが、毎日神父さんがやってくるのがユニークでした!
部屋にも聖書とイコンが置いてありました。
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1. 早朝6時、朝の清掃が入る
2. 6時半頃、神父さんが各部屋をまわる
3. 7時半頃、朝食
4. 9時〜10時頃、医師と看護士が巡回
5. 12時頃、昼食(主食)
6. 14時頃、昼の清掃が入る
7. 16時頃、夕食(朝食と同じ内容)
8. 19時〜20時頃、医師と看護士が巡回
9. それぞれの好きな時間に消灯、就寝

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入院生活を少しでも改善する方法

公立病院の個室 もしあなたがポーランドにお住まいなら、この記事を読んで「大きな病気になったら日本に帰らねば」と思ったかもしれません。

しかし幸い医療水準は決して低くなく、日本より劣っているわけでもないです。
むしろ新薬はEU基準なので日本より承認が早く、最新医療を受けられるチャンスかも!

またどうしても個室がよければ、空きがないか病院に尋ねてみてください。
私は出産時に夫といっしょに3泊で個室入院しましたが、150PLN/1日でした。

完全プライベート病院の個室だと、1,000PLN前後/1日みたいです。
家族用アパートもあったり富裕層向けですが、食事内容や設備面もかなり期待できます。

公立病院の質素な食事は個室でも同じなので、割り切って持ち込みましょう。
入院中に売店で買ったものや、病院外からの差し入れを食べるのはふつうです(ただし食事制限がないか事前の確認を忘れずに!)。

あやか
出産で入院が長引いたとき、寿司のテイクアウトを頼もうかって話したね〜。でも近くに寿司レストランがなかった…。
ピオトル
夏だったからアイスはよく食べてたよね。これが相部屋だと気が引けるけど、人目を気にしなくていい個室は最高!

総じて良かった!海外出産体験談まとめ|新生児の我が子もお見せします♪

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この記事のまとめ
アイコン ポーランドの通常の入院部屋は仕切りがなく、プライベート空間がありません。西欧でもカーテンなしがふつうなので、おそらく日本のようにカーテン付きがスタンダードになることは当分ないと思います。おまけに、ヒマな入院生活で唯一の楽しみともいえる食事はとっても貧相。
日本であっても病気や怪我の入院は避けたいものですが、ポーランドでの入院生活はなにがなんでも回避しましょう。笑

もしもの時のために!ポーランドの薬と医療システムについて

 

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あやか
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1 個のコメント

  • […] お祈りの邪魔してすみません、と思いつつ写真撮影できるところはしてきた。今回の旅でとってもお世話になった(ブログ読み漁った)ポーランドなびの綾香さんが「出産前の入院中ルーティン。朝6時半頃、神父さんが各部屋をまわる」って書いてて、敬虔さを物語るエピソードだな、と。(この方にクラクフのガイドをお願いしたかったんだけど、運悪く私たちがクラクフに行ったときはガイドお休みの日だった…いつかガイドしてもらいたいな~) […]

  • ワルシャワ旧市街の旧王宮の床と工芸品店は要チェック | トラベヨ便り へ返信する コメントをキャンセル

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