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【ポンチュキ食べ放題|脂の木曜日】ポーランド国民的行事のリアルレポ

ポンチュキ
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事の内容
 2014年9月にポーランドに移住して移住して以来、もう6回の「脂の木曜日」を迎えました!「脂の木曜日」といえばポンチュキ(穴の空いていないポーランドのドーナツ)を食べまくる日のことですが、「なんのことやら?」という方は 【脂の木曜日】ポンチュキ=ドーナツ食べ放題!由来と文化を詳しく紹介 を先にお読みください。
 
 当記事ではそんな、思い出に残る年に一度の「脂の木曜日」のようすをプライベート、外、お仕事中の3つのバージョンに分けてお伝えします。あ〜、脂の木曜日が待ち遠しくて堪らない!
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ポンチュキ
この記事の目次
ポンチュキはみんなを笑顔にする
プライベートでの脂の木曜日
脂の木曜日の外のようす
お仕事中でもポンチュキを買う
この記事のまとめ


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ポンチュキはみんなを笑顔にする

ポンチュキ ポンチュキを食べたいだけ食べる、そんな「脂の木曜日」はポーランド人皆が楽しみにしている毎年恒例の国民的行事です。

甘いものが好き、嫌いも関係なし。
もともとキリスト教文化の習わしから来たもの(諸説あり)と言えど、キリスト教への信仰心があろうがなかろうが関係ありません。

この日、差し出されたポンチュキを拒否しても、「食べれば一年中幸せになる」と言われて結局食べることになります。笑

脂の木曜日とポンチュキについては下記記事にて詳しく説明しているので、まだ読まれていない方はこちらを先にお読みください。
ポンチュキ

 

プライベートでの脂の木曜日

ポンチュキを揚げているところ ポーランド人である夫の母、つまり私のお義母さんが作るスイーツはポンチュキに限らず、ぜんぶ美味しくて大好きです!

しかし人気があっても、ポンチュキは脂の木曜日3週間前後しか作りません。
ラードを溶かしたり揚げ鍋を片付けるのが面倒だそうで、それは確かに一理あります。

そういえば、ポーランドではフライパンやホットプレートで揚げ焼きすることはあっても、揚げ鍋を使った料理はあまりないかも

たくさんのポンチュキ ポンチュキの出来上がり 私たちは夫の実家から徒歩7分のところに住んでいるので、お義母さんがポンチュキを揚げ始めるとわざわざ電話してくれます♪

ただ脂の木曜日は平日なので、きょうだい家族も揃うことは滅多にありません。
実家には今3人住んでいて、5〜6人で1人3つのポンチュキを笑顔で頬張っています!

ポンチュキ ポンチュキ もちろんちゃっかりお持ち帰りして、さらに寝る前も夜食のポンチュキをペロリ。

これが習慣になるとカロリーと砂糖の摂取量がとんでもないですよね〜。
しかし、脂の木曜日は罪悪感なしで好きなだけポンチュキを食べられる特別な日

お義母さんは一度に50個ものポンチュキを作ることがありますが、私なら20個あたりで作業中に集中力が切れそうです。。。
ポンチュキ
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脂の木曜日の外のようす

ポンチュキの行列 当日は、パン屋さんやポンチュキ専門店pączkarniaポンチュカルニャ)で買う人もいます。
上の写真は朝7時前に撮ったものですが、もう列が出来ていてビックリしちゃいました。

スーパーにもポンチュキの叩き売りか!ってくらい山積みされていますが、1つ15円前後で怪しんじゃうレベルの価格設定。

パン屋さん ポンチュキ あちこちのパン屋さんがこんなポスターを入り口に貼って、競い合っています。

上のポスターだと右側がローズ入りで左側より5円ほど高めですが、パン屋さんで1個30円で買えるとはなかなかお得♪

ちなみにこの日、お店ではポンチュキを10個くらい買う人が多いんだとか…。
ワルシャワやクラクフの人気店だと1〜2時間待ちもあり得ますが、日本人みたいに忍耐強く列に並ぶなんて結構スゴいことですよ!

ピオトル
余談ですが、2021年以降の脂の木曜日は、激安スーパー以外でポンチュキを30円やそこらで売ることは難しくなるはず。2020年4月1日から消費期限が14日以内のポンチュキだと消費税は23%、14日以上だと5%になります。
あやか
これまではポンチュキがペストリー(スイーツ)あるいはパンのどちらに分類されるか、そして消費期限によって3パターンの税率が適用されました(多くは8%)。消費期限の長いポンチュキはそうそうないので、ほとんどのポンチュキは値上げせざるを得ないでしょう。
ポンチュキ

 

お仕事中でもポンチュキを買う

ポンチュキ こちらはワルシャワで番組コーディネーターとしてのお仕事中、脂の木曜日だったのでポンチュキを買いに行ったときの写真。

10分やそこらで買えると思っていたんですが、結局40分以上も待つことに!
12個入りを買ったんですが、買いすぎてしまったようで5個も余っちゃいました…。泣

ホテルの朝食やロビーなど至るところにポンチュキがあったので、知らず知らずもう食べてしまった方もいらっしゃったのかも。

鳥の餌 私もお母さんの絶品ポンチュキなら食べられますが、そう何個も食べられず。。。

その3日後、ワルシャワから300キロ離れた自宅までポンチュキを持ち帰り、ブレンダーで粉々にしたのが上の写真。
夫の叔父が色んな動物や鶏を育てているので、後日餌としてプレゼントしました。笑

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この記事のまとめ
アイコン ポーランドの「脂の木曜日」、雰囲気を味わっていただけたでしょうか? 多くのポーランド人が私のように、プライベートでもお仕事中でもポンチュキを食べているので、大人ならなんだかんだ1人3〜4個は食べていると思います。1人平均2.5個という統計がありますが、それは単純に人口と生産量を割ったものに過ぎません。皆さんもぜひ、いつかポーランドでポンチュキをたらふく食べてくださいね (^o^)

 

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あやか
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