詳細プロフィールはココ YouTube はじめました
最新記事 by Ayaka (全て見る)
※コンテンツの無断転載禁止(リンク歓迎)
.
Automatic posting
サッと5分程度で読めます
これまで私がポーランドで多くの日本人の方々をご案内してきた経験から、ポーランド旅行王道の滞在都市と滞在日数をお伝えします。
当記事を読めば、海外旅行初心者の方でも自分に合ったスケジュールを楽に組めるでしょう
.
.
旅行者にオススメ!定番の観光都市
滞在日数は1週間ほどあると理想的
旅程確定前に祝日があるかチェック
ワルシャワから日帰りクラクフ観光
.
.
.
旅行者にオススメ!定番の観光都市
圧倒的人気ナンバーワンはクラクフ、次にワルシャワ、グダニスクとヴロツワフは同等くらい
.
11世紀から16世紀末にかけて、約500年にわたってポーランドの首都だったクラクフ。
中世ポーランドの歴史と文化が色濃く残り、歴史的建造物の多さやその景観の美しさからも世界遺産第一号として登録されています。参考までに、私のガイドでは旧市街北側の広場から南側のヴァヴェルの丘にかけて6時間ほどかけてご案内しています。ふつうに歩いたら20分強の距離ですが、見どころがたくさんあるので6時間でも厳選しているほう。旧市街エリアだけでも1日では到底見切れません。
ワルシャワは、16世紀末からポーランドの首都として機能し、現在に至るまで政治、経済、文化の中心地として発展しつづけています。
第二次世界大戦で街の80%以上が破壊されましたが、驚異的な復興を遂げ、旧市街は例外的に世界遺産に登録されました。歴史的建造物が美しく再建されている一方で、高層ビルが並ぶ現代的な景観も広がり、伝統と革新が融合した独特な魅力を持つ都市です。旧市街エリアのみなら半日もあれば十分観光できますが、ワルシャワ蜂起博物館やユダヤ歴史博物館など見学に時間のかかる博物館もあります。
グダニスクは、ポーランド北部・バルト海に面した最大の港湾都市で、その歴史は1000年以上にわたります。かつて「ダンツィヒ」とも呼ばれ、ハンザ同盟の一員として繁栄を極めたこの都市は、独自の文化と商業の中心地として賑わいを見せてきました。歴史的な港町の魅力と現代的な再開発が共存する、ポーランド有数の観光都市です。
一方のヴロツワフは、ポーランド南西部に位置するシレジア地方の主要都市。その歴史は複雑で、旧市街の起源はポーランドにさかのぼりますが、その後はボヘミア、オーストリア、ドイツなど様々な勢力の支配を受けてきたため、多文化的な雰囲気が街全体に感じられます。色鮮やかな建物と点在する可愛らしい小人像が名物で、まるで童話の世界。
.
滞在日数は1週間ほどあると理想的
ポーランド国内の移動は最高速列車EIPを利用すればOK!飛行機はかえって時間かかるかも?
.
たとえば、滞在日数が5泊の場合はワルシャワ2泊とクラクフ3泊、1週間程度であればワルシャワ2泊とクラクフ4泊(どちらかの都市拠点で日帰り旅行を入れるのもOK)、10日前後あればワルシャワ2泊〜クラクフ3泊〜ヴロツワフ1〜2泊〜グダニスク1〜2泊といったふうにアレンジできます。
クラクフ近郊にはヴィエリチカ岩塩坑やアウシュヴィッツ博物館といった有名な世界遺産があり、それらをクラクフ拠点で行くことも考慮すると、クラクフは2〜3泊の滞在では物足りない可能性大
上記の滞在日数の目安はあくまでも提案ですが、これまで対応してきたお客さまの興味や関心、滞在スケジュールを見てもこれくらいの配分がいいかと思います。ワルシャワ〜クラクフなど大きな都市間の移動は基本的に高速列車(EIP)で、高速列車が走っていない区間であれば IC という普通の長距離列車を利用すればそこそこ快適に移動できます。ポーランドの場合は列車移動のほうが予定が組みやすく、飛行機より早く到着するケースがほとんどなので最優先の移動方法は列車にしておくと◎!
.
◆ポーランド航空直行便利用時のプラン例◆
LO80 05:40 ワルシャワ空港到着
1日目…ワルシャワ空港到着後、ワルシャワ中央駅経由で高速列車を利用してクラクフへ移動(所要時間は約2時間半)。昼前にはクラクフに到着し、ホテルにチェックイン。ひと休みしたら観光。
2日目…クラクフ市内観光
3日目…日帰りでアウシュヴィッツ博物館
4日目…クラクフ市内観光、ヴィエリチカ岩塩坑などを楽しみ、高速列車でワルシャワへ移動
5日目…ワルシャワ市内観光
6日目…市内観光後、深夜発の直行便で帰国
.
旅程確定前に祝日があるかチェック
祝日は観光施設が休館になったり、どこが開いているのか調べるのも大変!移動日にしよう
.
どの都市に何泊するかというイメージがつかめたら必ず、滞在する日程の中に祝日がないかチェックしてください。たとえば、毎年3〜4月のどこかの日曜日で「復活祭(イースター)」というキリスト教の大きなお祝い事があり、この時期は多くの観光地が前後の日も含めてお休みになります。2024年の復活祭は3月31日、2025年は4月20日…というように、毎年変わるので年は要チェック。
秋だと、11月1日は「諸聖人の日」、11月11日には「ポーランド独立記念日」という祝日があるため、この日も多くの観光施設がお休みになります。
やむなく祝日に当たってしまう場合、祝日でも列車は動いているので、なるべく長距離移動の日にしましょう。クラクフに滞在している間に祝日がある場合、まずその日にアウシュヴィッツ博物館やヴィエリチカ岩塩坑に訪問できないかチェックしてみてください。これらの施設は祝日でも開いている確率が高いです。また、大きな祝日でも観光客の多い都市の飲食店は開いていることがほとんどなのでご安心を。ただし時短営業になったり、ショッピングモールの飲食店は閉まっていることが多いです
.
ワルシャワから日帰りクラクフ観光
ワルシャワに2泊するなら(迷うくらいなら)日帰りでもクラクフに行ったほうがいい!
.
やむを得ず、「クラクフに行きたいけど日帰りでしか行けなさそう…」という方でもあまりガッカリせず、日帰りでもぜひクラクフへお越しください。私はこれまで、何度も、ワルシャワから日帰りでお越しのお客さまをご案内してきました。
その場合、クラクフには朝9時〜10時の時間帯で到着するよう、ワルシャワ中央駅から6〜7時台の列車で向かうことをおすすめします。それより早く到着しても、博物館はまだ開いていないので逆に時間を持て余すかもしれません。帰りの列車はクラクフ中央駅から18時〜19時発がよいでしょう。
ワルシャワからの日帰り観光でどこまで観光できるかは体力次第ですが、まず、クラクフ旧市街北側(中央駅側)から南側のヴァヴェルの丘までは観光できると思います。ただし、ヴァヴェル城内部の見学は厳しいかもしれません。隣接するヴァヴェル大聖堂までにしておきましょう。ちなみに、タクシーや配車アプリを活用しつつ、クラクフ旧市街〜旧ユダヤ人街カジミエシュ地区〜シンドラーの工場〜コシチューシュコの丘〜クラクフ動物園をたった1日でお客さまと周ったことがあります。当初は「これはさすがに無理だろう」と思っていたのですが、詳しいガイドはなくてもいいと言われていたので意外とこなせました。最後はレストランで夕食まで楽しむことができてお客さまもご満足。でも、あんなに詰め込んだスケジュールは最初で最後かも…?
.
.
Copyright secured by Digiprove © 2016