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カジミエシュ・ドルヌィ観光の後はミニバスに乗ってルブリンへ。
カジミエシュ・ドルヌィに関する記事は計3本書きましたが、ルブリンは何本で納まってくれるのでしょうか。3本どころでは済まないような気はします。
旅行記を書くのって面白い!これを読んでいる方も、楽しく感じていれば良いのですが…。どうでしょうね(笑)。
8/27 午後4時前に到着
カジミエシュ・ドルヌィからルブリンまで、1時間20分で到着しました。
上の写真は実際に乗ったミニバスとは異なりますが、座席と座席の間がかなり狭く辛かったです。私ですら我慢ならなかったのに、身長183センチの夫ピオトルからしたら拷問にちがいありません。
それでも彼は、私の足が少しでも楽になるようにと気遣ってくれました(泣)。
ちょっとお見苦しいですが、ホテルに行くまでの道のりで見つけた壁。
石造りの家に見えて実はレンガ造りって結構あるのかもしれませんね。いたずら心で、ぜんぶ剥がしたくなります。
バスターミナルに到着した時、「ここからホテルは近いよ」とピオトルは言っていたのですが、ものすごく遠く感じられました。まあ、1キロはありましたね。
さてこのホテル、4つ星でとても評判が良く、昔はラビ養成学校(ラビはユダヤ教の指導者)だったそうです。
feel the tradition(伝統を感じる)というのがキャッチフレーズらしい。
しかし主観にはなりますが、4つ星ホテルかどうかは疑うレベル…。歯ブラシがないのでレセプションに言うと3日連続できらしていたり、いきなり天井がパッーンと音をたてて何かホコリが舞い落ちてきたり、壁がすごく薄かったり、
なんで評判いいの?
確かにユダヤ人の宿泊者は多く、シナゴーグやイスラエルの写真が飾ってあったり、隣にもシナゴーグがあったのは新鮮に感じられましたが、部屋はアウトでしたね。朝食は美味しかったですが、毎日いっしょのメニューでした。
あ、ユダヤ系の朝食はありません。
19時 旧市街へお散歩
もう19時だったのでお散歩と食事だけするつもりだったのですが、城の入り口が開いていたので入ってみました。
この城はルブリン合同の調印があった場所として、ポーランドではあまりにも有名です。ルブリン合同は、ポーランドがリトアニアを併合し、ヨーロッパ最大の国(ポーランド・リトアニア共和国)となるきっかけになった大イベント!
今から約450年前の出来事です。
皆さん、知っていましたか。
かつてはバルト3国もウクライナもベラルーシもすべてポーランドの領土だったんですよ。画像の赤線が現在の国境。
第二次世界大戦後、ポーランドの国境は西にズレてしまったため、西側のポーランドには色が付いていません。
塔に上ってみました
ダンジョン(地下牢)とも呼ばれるこの塔、これまで上ってきた塔とはまるでちがう雰囲気がありました。
この塔は13世紀中頃に建てられたもので、しかもロマネスク建築です。ロマネスクは最も古い建築様式ですから、「つまりこの城の中で一番古い建築物?!」と思っていたらやっぱりそうでした。
また、ルブリン城は17世紀の戦争で大きな破壊を受けており、唯一被害を免れたのがこの塔と礼拝堂です。礼拝堂については続編にてお話ししましょう。
ポーランド・リトアニア共和国が消滅した後の1826年からは牢獄として使われ、戦後間もない1954年、ルブリン城は博物館として一般公開されます。
塔の中では城の歴史や牢獄時代、ナチスに占領されていた時代のことが詳しく写真付きで展示してありました。
クイズに正解したら、Cafe Zamek というカフェでコーヒーが30%オフになるとのこと。あまり魅力的ではないですね。
クイズは「この塔の階段は何段でしょうか?」といったありがちなもの。
ネットで探せば答えは出てきそうです。もちろんポーランド語で検索した場合にしか引っかからないでしょうが…。営業妨害を防ぐため、答えは言いません!
結論、この塔は上る価値があります。上る途中に、展示室がいくつかあるので疲れたらそこで休みましょう。
高さは30mしかありません。
30mなら「かなり低い方」と思えてしまう自分の基準…。皆さんにとっては高いですか?低いですか?
◆ルブリン城の塔の営業時間
5/1 – 6/14 |
月曜日 火〜日曜日 |
10:00 – 18:00 10:00 – 17:00 |
6/15 – 8/31 | 毎日 | 10:00 – 20:00 |
9/1 – 4/30 | 毎日 | 09:00 – 17:00 |
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そして旧市街を散策
すみません、毎回ですが “あるのに” デジカメを持って行かなかったため、夜のルブリンをあまり撮影していません。
という訳でこの1枚で許して!(笑)
まともな夕食をとるつもりが、巨大アイスを食べてしまったのでパブで軽食。どんなものを食べたかは、下の記事の4番シフィエンテ・ミハウをご覧ください。
これは夫が見たがっていた、旧市街から少し離れた Plac teatralny(テアトラルネ広場)にあるカルチャーセンター。
LEDライトで夜通しカラフルに光っています。常に模様が変わり、幾何学模様になったりシマシマになったり。このライトの裏の方はトンネルのようになっていて、そこそこ幻想的でした。
この小さなマーケットは旧市街からホテルに戻る途中にあるのですが、午後23時で閉店してはいるものの野菜や果物が置きっぱなしではありませんか。
盗めちゃうよね?と言っていると、なにやら人影が。ちゃんと見張りがいました!いや、店を片付けていたのか?
路上にあるお店が深夜営業というのも考えにくいし、不思議です。まさか、このまま無人…なんてことはないですよね。そんなの日本でもありえませんよ。
では、次からは明るい時間帯のルブリン観光のようすをお届けします♪
Rzeczpospolita Obojga Narodów
Rzeczpospolita Obojga Narodów(ジェチュポスポリタ・オボイガ・ナロドゥフ)は「ポーランド・リトアニア共和国」のこと。現在のポーランド、つまりポーランド共和国はRzeczpospolita Polska(〜ポルスカ)と言います。
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