The following two tabs change content below.

クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
詳細プロフィールはココ YouTube はじめました
詳細プロフィールはココ YouTube はじめました
※コンテンツの無断転載禁止(リンク歓迎)
.
この記事の内容
私たち夫婦は2015年、ブロックと呼ばれる集合住宅(74平米|3LDK)を購入しました。今は、そこに3人家族で暮らしています。当記事では物件を購入した経験談も交え、ポーランドにおける住宅情報をまとめました。
なお、トラブルを避けるためにも賃貸や物件購入に関する質問および悩み相談にはお答えしておりません。ご自身なりにネットで調べられるか、不動産会社に直接お問い合わせください。
.
この記事の目次
❶ ポーランドにおける住宅の種類
伝統的な造りのカミェニツァ
より地域に密着したブロック
どっちを選ぶのがオススメ?
❷ マイホーム願望が強くない理由
❸ 私たちが物件を購入したときの話
物件を見つけてから契約するまで
住宅ローンで思わぬハードル
公正証書を作成して売買成立
❹ ブロックに住んで5年、思うこと
❺ この記事のまとめ
.
ポーランドにおける住宅の種類
。ポーランドの集合住宅は、カミェニツァとブロックの大きく2つに分けられます。当然それぞれにメリットとデメリットがありますが、先入観だけで選ぶと失敗しがち…! 。私たちが物件を探し始めた当初はカミェニツァも視野に入れていましたが、色々と条件を見ていくうちにブロック一択となりました。
伝統的な造りの kamienica

歴史があるのでどんどん価値が高まる
天井が高くて開放感があり、部屋がとても広い
構造上、近隣住民の騒音が聞こえにくい
構造上、熱を通しにくく夏は涼しい
街の中心に近く、徒歩で楽しめる場所が多い
天井が高くて開放感があり、部屋がとても広い
構造上、近隣住民の騒音が聞こえにくい
構造上、熱を通しにくく夏は涼しい
街の中心に近く、徒歩で楽しめる場所が多い
.
隙間風や床の軋み、水回りの不具合が多い
老朽化に伴うメンテナンスや修繕が必要
エレベーターが設置されていない
空間が広いがゆえに暖房費がかさむ
専用駐車スペースがなく、車の防犯が不安
近隣のバーやクラブなどの騒音が気になる
老朽化に伴うメンテナンスや修繕が必要
エレベーターが設置されていない
空間が広いがゆえに暖房費がかさむ
専用駐車スペースがなく、車の防犯が不安
近隣のバーやクラブなどの騒音が気になる
カミェニツァがホテルになっている場合はエレベーターが設置してありますが、全建物を所有したうえで高額費用をかけて改装しているからです。通常の住居でエレベーター付きは大変まれです。
.
より地域に密着した blok

4階以上のブロックはエレベーターがある
暖房設備がしっかりしていて暖まるのも早い
住宅街としてよく整備された環境にある
街の騒音や空気汚染など公害がほとんどない
建物周辺に十分な専用駐車スペースがある
暖房設備がしっかりしていて暖まるのも早い
住宅街としてよく整備された環境にある
街の騒音や空気汚染など公害がほとんどない
建物周辺に十分な専用駐車スペースがある
.
60平米以上のブロックは比較的少ない
近隣住民の生活音が聞こえやすい
構造上、夏は熱がこもりやすい
中心から車で5〜10分以上の場所にある
カミェニツァのように何百年も持たない
近隣住民の生活音が聞こえやすい
構造上、夏は熱がこもりやすい
中心から車で5〜10分以上の場所にある
カミェニツァのように何百年も持たない
どっちを選ぶのがオススメ?

カミェニツァは古ければ古いほど建物の価値が上がり、相場も高くなっていくのです。 。ただ、カミェニツァよりブロックのほうが物件価格が高いことはしばしばあります。

ただ空間が広い分、修繕やリフォーム、インテリアにお金がかかったと言っていました。 。極端に言うと、開放感のある場所に安っぽい家具を置いても似合わないため、家具やインテリアにはセンスが求められます。 。カミェニツァとブロックは対照的な特徴をもつ建物同士なので、生活スタイルや好みに合わせて選ぶべきだと言えるでしょう。
そして、インテリアにこだわる人は予算を大目に見ておいたほうがいいかもしれません。

いくら立地がよくても、毎日階段を往復100段上り下りするのは堪えます。街中で交通費が浮く分、娯楽費が増えそうなのも事実。さらに空気汚染や最適な子育て環境を考えると、私たち夫婦はブロックにしてよかったと思っています!
マイホーム願望が強くない理由

しかし、ポーランドではカミェニツァのように改良しつつ価値を高めていく建物が多くあるので新築思考の人はごく限られています。 。私にとっても最初は意外に感じましたが、建築専門の夫ですら「別にマイホームを建てたいとは思わない」と言っているほど。 。また規制があり、土地さえ買えば好きなところに建てられるわけでありません。 。街中の開発された富裕層エリアを除き、人通りの少ない場所や郊外に建っていることが多いので防犯面や利便性の不安もあります。

立地のよい古い家を買って建て直すのが理想的ですが、よほど資産がないと無理ですね…。

日本はコンパクトな家が多いけど、こちらでは「小さな家を建てるくらいなら街中の広いカミェニツァを買えばよくない?」といった感じ。集合住宅も日本と比べて広い物件が多いため、そういった面でも一軒家にこだわる必要はありません。
私たちが物件を購入したときの話
。私たち家族は今、とあるブロックの最上階に住んでいますが、この物件は見ず知らずの前オーナーから直接購入しました。 。トラブルを防ぐためにも仲介会社を通すべきですが、お互いに「高い手数料を取られずにラッキーだったね」という感覚です。完全自己責任なので実行の際はご注意を!
物件を見つけてから契約するまで

物件の築年数、専有面積や共益費を書面で確認
諸々に同意して契約書にサイン
物件価格の15%を支払う
住宅ローンを申し込み、残額を一括で支払う
公正証書を作成し、法的に引き渡し完了
諸々に同意して契約書にサイン
物件価格の15%を支払う
住宅ローンを申し込み、残額を一括で支払う
公正証書を作成し、法的に引き渡し完了
住宅ローンで思わぬハードル

ちなみに毎月2千ズロチの自動引き落とし、そこからローン返済という条件付きでした。
公正証書を作成して売買成立

公証人は書類を見て私たちに質問をしてくるのですが、夫婦名義で購入しているので私も理解したうえで答えなければいけません。 。こうして公証人に「物件は甲に引き渡された」という書類をもらい、売買成立! 。購入を決意してから法的に私たちのものになるまで4ヵ月かかりましたが、不動産の仲介があればもっとスムーズだったでしょう。
ブロックに住んで5年、思うこと

スーパーにドラッグストア、パン屋さん、診療所、幼稚園、学校、教会、公園…と生活に必要な場所が徒歩10分圏内にあるのです。 。もし夫婦だけで生活するなら、中心部のカミェニツァでもよかったかもしれません。 。でも安心して子どもを外で遊ばせることができて、冬は中心部の汚染された空気(主にカミェニツァの暖炉が原因だそう)に悩まされることがないのは本当に大きなメリット。 。中心部から離れているといっても、車で10分程度なので特に不便でもありません。

歩くようになると家の中をバタバタしそうなので、さらに気を付けなければなりません! 。また、何度も色んな街のカミェニツァに宿泊していますが、生活音は聞こえなくても外のガヤガヤは窓からよく聞こえます。 。ブロックとカミェニツァのいずれにしても、音に敏感な方は近隣住民や周辺環境をチェックし、できれば遅くまでやっている飲食店やバーの近くは避けることをおすすめします。
.
この記事のまとめ

そして書いてて気付きましたが、夫婦名義とはいえ24歳やそこらで物件を購入した私。定職のない外国人というだけも当たり前ですが、そりゃ住宅ローン会社も渋りますよね(笑)。ともかく住宅ローンはパパッと完済したので、めでたし♪


この記事がお役に立ったら、Facebookページをフォローしていただけると嬉しいです!

今になって綾香さんのずっと前のブログを読んでいます。日本での物件探しの期間に興味を持たれているいるようですので、私が持ち家を不動産会社を通じて売った経験を話します。もう誰か投稿していることでしょうが。
2016年3月上旬に地元の野辺地の不動産会社に持ち家を売りたい旨を伝えました。3月下旬にインターネット掲載や不動産会社店頭に貼り紙をしました。すぐに買い手が現れました。4月始めに我が家を見学、購入したい意思を確認。(ここで私が6月末にポーランドへ行くのでそれまで住まなければならない旨を伝えて了解してもらいました。)
不動産会社で書類を作成して4月中旬に署名。買い手はローンの申請に2週間くらい要したようです。
6月29日に銀行へ行き、(不動産会社担当者、司法書士と共に)署名、お金が振り込まれ、夕方に引き渡しました。
もし、私がすぐに売りたいのであれば、4月中旬に署名した後にローンの申請が4月下旬に降りて、4月中には引き渡し完了になっていたことでしょう。
あくまでも田舎の出来事ですので参考になれば幸いです。
勉強頑張ってください。
新谷さん
体験談を詳しく教えていただき、ありがとうございます。
新谷さんは割とスムーズに物件を売ることができたようですね!
日本でも司法書士の方がつくようですが、流れとしてはやはりポーランドとあまり変わらないように思いました。
私も今の場所にずっと住むとは思わないのですが、まだリフォーム中で結構彼がこだわってしまっているので手放すときはすごく寂しいかもしれません。
オーダーメイドのものが多く、引っ越し時は持っていけないものばかり…。
今は寝室のクローゼットをまたオーダーメイドで注文していて、本日3000ズロチという見積もりが来ました。
ポーランド人の平均月給がこれくらいなので結構な大金です。
こだわりによるでしょうが、ふつう日本でもこんなにお金をかけるものかな?なんて思ったりしています。
家具もキッチンも建築家の主人が設計しているので私の家庭は特別かもしれませんね(^ ^;)