【最新版】クラクフからアウシュヴィッツへの行き方



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最終更新日:2017年5月12日

私はこれまでアウシュヴィッツにプライベート、友人の案内、また通訳として数十回と訪れ、それぞれ違うルートで電車やバスを利用して行きました。

毎月アウシュヴィッツには行っているので、変更があれば気づき次第修正を加えています。おそらく、この記事より丁寧に解説した記事はありません。皆さんのお役に立てれば幸いです。

※アウシュヴィッツ見学の際は事前に公式サイトからの予約が必要です。詳細はこちらの記事をよくご覧ください。

【必読】アウシュヴィッツ見学時に役立つ9つの情報

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アウシュヴィッツ強制収容所見学 ネット予約の手順

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このページの目次
1. 訪れる前の事前知識
2. クラクフから訪れる場合
–   バス/ミニバスで行く
–   列車で行く
3. ワルシャワから訪れる場合
4. オシフィエンチム駅から
5. 私から見たアウシュヴィッツ
6. 困ったときに便利なフレーズ
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訪れる前の事前知識

個人でアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所へ訪れる方へ…。

当日になって「え?どういうこと?」と、焦らないためにも事前に知っておいた方がいいことがいくつかあります。
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オシフィエンチムという街

オシィフィエンチム市

オシフィエンチム市

アウシュヴィッツ強制収容所は、オシフィエンチム(Oświęcim)というポーランド南部の街にあります。

アウシュヴィッツ強制収容所(以下、アウシュヴィッツ)は第二次世界大戦中にナチス・ドイツが建設したものであり、当時のポーランドはドイツやソ連によって大部分を占領されていました。

アウシュヴィッツはオシフィエンチムという街のドイツ語名です。

そのため、アウシュヴィッツへ公共交通機関で行く場合、ドイツ語名の “アウシュヴィッツ行き” ではなく、”オシフィエンチム行き“、または “オシフィエンチム・ミュージアム行き” となります。
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私の夫
もし “アウシュヴィッツ行き” のバスや電車があったら絶対乗らないよ。なんか、当時の強制収容所に連れて行かれるみたい。
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見学する収容所は2ヵ所

ビルケナウ 「死の門」

ビルケナウ 「死の門」

アウシュヴィッツの正式名称は、”アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所” 。

これは現在の総称で、アウシュヴィッツ強制収容所とビルケナウ強制収容所という2つの強制収容所を指す言葉です(かつては副収容所が40近くありましたが現在は残っていません)。

この2つの距離は約2.5キロですが、無料のシャトルバスで行き来可能です。

こんなシャトルバスで向かいます

こんなシャトルバスで向かいます

2017年春からこんなバスも…

しかし、通常はアウシュヴィッツ→ビルケナウの順に訪れるのでどちらを先に訪れるか考える必要はありません。

もちろんビルケナウを先に訪れることも可能ですが、現在のアウシュヴィッツは博物館のような機能をしており、ほとんどが屋外見学となるビルケナウを先に訪れてしまうと展示物の理解がしにくいでしょう。またガイドを依頼する場合もほぼ必ずアウシュヴィッツから進みます。

ちなみに “ビルケナウ” もアウシュヴィッツ同様ドイツ語で、ポーランド語ではブジェジンカ(Brzezinka)といいます。

 

クラクフから訪れる場合

一般的に観光客が「アウシュヴィッツへ行く」といった場合、クラクフから訪れる方が圧倒的に多いはずです。

そこでクラクフからアウシュヴィッツへ行く方法を一通り詳しくまとめました。

第2回 ポーランドの京都 クラクフってどんな街?

2015.11.23

 

クラクフからの距離

クラクフとアウシュヴィッツの位置関係

アウシュヴィッツはクラクフから西へ約70キロの場所にあります。

移動時間はバスでクラクフバスターミナルからアウシュヴィッツまで約1時間30分。電車だとクラクフ中央駅からオシフィエンチム駅まで約1時間50分、さらに駅からアウシュヴィッツまで移動するとトータル2時間以上です。

施設での見学時間は最低でも3.5時間のため、セキュリティチェックや集合時間も考慮するとほぼ1日中アウシュヴィッツに時間を割くことになるでしょう。

クラクフからアウシュヴィッツへ訪れる方法は主に以下の3つ。この内、1と2での行き方を当記事で解説しています。

1. ¥¥ バス/ミニバスで行く
料金………12〜14PLN
所要時間…約1時間30分
2.  電車で行く
料金………15.60PLN
所要時間…約1時間50分
3. ¥¥¥ プライベートツアー利用
料金………150〜1,000PLN
所要時間…8時間(見学時間込)

2017年5月現在の料金

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バス「ライコニック」で行く

“Lajkonik” のバスが1番おすすめ

クラクフからアウシュヴィッツへは、ライコニック(ポーランド語名 “Lajkonik”)というバスで行くのが◎。

このバスはクラクフ中央駅(Kraków Główny)の隣にある、バスターミナル(Dworzec Autobusowy)から発車・到着します。駅併設のショッピングセンターを駅方面につきぬけていったところにあるので、すぐ分かるでしょう。

クラクフバスターミナル(MDA)

基本的に下(地上)には短距離〜中距離の国内線バスが停まり、上には長距離・国際線バスが停まりますが、オシフィエンチム方面は下の場合も上の場合もあるので覚えておいてください。

ただしライコニックでアウシュヴィッツへ向かう場合、私が知る限り、基本的に上からしか発車しないようです。

チケット売り場

チケット売り場のようす(2階)

チケット売り場のようす(1階)

2階にあるバスターミナルの建物内部は、チケット売り場兼待ち合い室となっています。1階(ポーランドでは0階)にも簡易チケット売り場があります。

下でも上でもどちらでも構いません。このどちらかの売り場でアウシュヴィッツへ行くチケットを購入しましょう。

バスチケットは前日でも買えますが、座席を予約できるわけではないので当日購入でもいいと思います。混み合う時期では前日に買うのが無難、あるいは1本早めのバスで行くように心がけましょう。

チケット購入時は「4. 困ったときに便利なフレーズ」を参考にするのもいいですし、「オシフィエンチム ・ミュージアム」とか「オシフィエンチム」と言っても十分理解してもらえるはず。

チケット売り場で購入する際は必ず、何時何分発のバスに乗りたいかも合わせて伝えてください。予め、紙に日付と時刻を書いて見せるとさらに安心かも

ちなみに、ライコニックでのクラクフ〜アウシュヴィッツの運賃は2017年現在、14PLNです。

チケットは、乗車料金を支払った際のレシートです。そこに、乗車すべきバスの時刻や乗り場が書いてあります。

乗車チケット兼レシート

まずレシートをもらったら確認したいのは、主に以下の3つの項目です。

  1. Stanowisko…乗り場
    だいたいG2あるいはG6のようですが、よく確認してください。この乗り場については次で解説します。
  2. Relacja…最終目的地
    Oświęcim Muzeum(オシフィエンチム・ムゼウム/ミュージアム)となっているか確認してください。
  3. Wyjazd…発車する日付と時刻
    1段目には発車する日付、2段目には発車時刻があります。
    誤りがあった場合、購入直後であれば修正してもらえます。バスに乗り遅れた場合や、あとから誤りに気付いた場合は基本的に買い直しとなります。
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上(G)の乗り場のようす

上(G)の乗り場のようす

乗り場について、Gは上の乗り場(Góra – グラ:ポーランド語で “上”)、Dは下の乗り場(Dół – ドゥ:ポーランド語で “下”)という意味です。

もしG2ならば、上の写真右側のほうに止まります。G1、G2、G3…といった表記があるので指定の番号のところでバスを待ってください。また、なぜかG2なのにG3に止まっていることもよくあるようなので注意が必要です。

ライコニックのバスは “Lajkonik” と大きく車体に書いてあるので、それを見つけたら正面に表示されてある電光掲示板の行き先を確認してください。

Oświęcim Muzeum” とあれば、それがアウシュヴィッツへ向かうバスです。

さて、バスに乗車したらもう安心。

途中いくつかの停留所に止まりますが、終点はアウシュヴィッツなので寝過ごす心配はまったくありません。

アウシュヴィッツでの時刻表

アウシュヴィッツでの時刻表1

アウシュヴィッツでの時刻表2

アウシュヴィッツでの時刻表2

ライコニックの終点で降りた停留所(アウシュヴィッツ前)から、クラクフバスターミナル行きのバスが発車します。

写真のような時刻表が上部にあるので、ツアーが終わり次第いつでも帰りのバスの時刻をチェックできるように写真に撮っておきましょう。上の時刻表は、上は夏期シーズン、下は冬期シーズン(2017年1月現在)に撮影しました。

また、以下のリンク(公式サイトの時刻表)からも確認できます。上がクラクフ発、下がアウシュヴィッツ発です。

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列車で行く

たいてい古びた列車が来ます

列車で行く場合は一見、バスよりもシンプル。ただし、オシフィエンチム駅からアウシュヴィッツまではタクシーまたは徒歩で行くことになります。

2017年現在、駅からアウシュヴィッツへのタクシー料金の相場は平日15PLN、週末20PLNです。

個人的にはクラクフからであればライコニックで行くことをおすすめしますが、もし列車で行きたいといった場合はこちらの記事と下の画像を参考にして、列車のスケジュールをお調べください。

パソコンでの表示

パソコンでの表示

ちなみに列車の運行はポーランド鉄道ではなく、プシェボゼ・レギオナルネのみ(クラクフからオシフィエンチム方面の場合)また現在、クラクフ中央駅からオシフィエンチム駅の間は1〜2時間ごとにしか走っていないようです。

プシェボゼ・レギオナルネについては下の記事の「2. 主に中距離専門プシェボゼ・レギオナルネ」をご覧ください。

個人旅行に便利!ポーランドの列車の種類一覧

2015.11.17
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ワルシャワから訪れる場合

こちらの記事をご覧ください。

ワルシャワからアウシュヴィッツへの行き方

2016.08.18
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オシフィエンチム駅から

これまでに3回、オシフィエンチム駅からアウシュヴィッツまで歩いて行きましたが、距離にして約2キロなので歩けない距離でもありません。徒歩25分程度です(グーグルでは22分)。

バス停を探して特定の番号のバスを待ち、乗車中に「どこで降りればいいんだろう」と不安になるくらいであれば、もう歩いて行ってしまいましょう。

オシィフィエンチム駅の外観

オシィフィエンチム駅の外観

まずこの入り口に背を向け、右手の Wyzwolenia(ヴェズボレニャ)通りを線路沿いにずっと歩いて行きます。

大きなホームセンター Sewera

ホームセンター Sewera

左手に Sewera という中規模のホームセンターが見えれば、間もなくロータリーがあるので、そこで左手の Stanisławy Leszczyńskiej(スタニスワヴェ・レシュチェニスキエイ)通りに入り、あとは車やバスがたくさん並んでいる駐車場が左手に見えるまで真っ直ぐ進みます。

右手にこの建物(レストラン・ホテル)が見えたら、左手にはアウシュヴィッツの駐車場の入り口があるはず。

アウシュヴィッツ横のレストラン

アウシュヴィッツ横のレストラン

でももう少しだけ先を歩いて、この入り口が見えたら曲がってください。

アウシュヴィッツの入り口

アウシュヴィッツの入り口

最初からバスで行っても同じ感想をもたれるかと思いますが、オシフィエンチムという街は結構田舎です。

「全然それっぽいのが見えて来ないけど大丈夫かな?」と歩きながら不安になるかもしれませんが、そういう何もないようなところにあると始めから分かっていれば焦ることもないでしょう。

 

私から見たアウシュヴィッツ

何回もアウシュヴィッツへ足を運んでいる私だからこその意見を書いています。

興味のある方はご覧ください。

何十回とアウシュヴィッツを訪れた私が思うこと

2017.02.16

 

困ったときに便利なフレーズ

少し発音が難しく感じられるかもしれませんが、ポーランド語でのフレーズを載せておきます。

片道/往復のオフィシエンチム(ミュージアム)行きのチケットを下さい。
Poproszę bilet do (muzeum) Oświęcimia w jedną stronę/dwie strony.
ポプロシェン  ビレト   ド (ムゼウム)
オシフィエンチミャ  ヴ  イェドノン  ストロネン/ドヴィエ  ストロネ

★(これは)オシフィエンチムへのバス/ミニバス/乗り場ですか?
Czy to jest autobus/minibus/stanowisko do Oświęcimia?
チュイ  ト  イェスト  アウトブス/ミニブス/
スタノヴィスコ  ド  オシフィエンチミャ?

★オシフィエンチム・ミュージアム(=アウシュヴィッツ)の近くに来たら、教えてください。
Czy może mi Pan/Pani powiedzieć mi kiedy będziemy blisko muzeum Oświęcim?
チュイ  モジェ  ミ  パヌ/パニ   ポヴィエヂェチ  ミ  キェデ  ベェンヂェメ  ブリスコ  ムゼウム  オシフィエンチム?

※もし相手が男性であれば Pan(パヌ)、女性であれば Pani(パニ)と言い分けてください。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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