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私の移住当初のポーランド語会話能力はほぼゼロで、夫との共通言語は英語のみ。
今だから言えますが、彼が日本語を話さないことは自分にとってメリットでしかなく、一つの言語を習得したことで人生の幅が広がりました
移住前はあんなに忙しい学生生活を送っていたのに、ポーランドに来てからは大学のポーランド語初級コースに通う&神父さんとマンツーマンでキリスト教のお勉強以外は自由時間。
その自由時間の半分くらいは、ひたすらポーランド語の自主勉に捧げていたような気がします。
日本語を話せる or 学習中のポーランド人はごまんといらっしゃり、移住当初は日本語堪能なポーランド人の方々が助けてくださいました。
でもポーランド語を話せる日本人は滅多におらず、話せるとそれなりの武器になります。
私はAB型なんですが、主治医が「ポーランドではAB型は5%しかいないし、そのうえ、ポーランド語が話せる日本人に巡り会えるなんて僕はついてるな」みたいなことを言っていました
夫がポーランド人だからポーランド語が上達しやすかったか?と言うと、これは微妙。
というのも、夫は語学専門ではないし、文法的に合ってるか合ってないかという判別は出来たとしても、教え方がやはり素人なんです。
だからそこらへんはちゃんとお金払ってプロの人に教えてもらったほうが効率いいし、私なんかの場合は独学のほうがかえってよく学べました。
ボランティアで、同世代夫婦に日本語を教えていたことがありました。数ヶ月くらいやってたけど、レッスンの準備がしんどすぎてギブアップ。「レッスン代を払うのでぜひ継続してほしい」と言われたものの、お仕事でもやれそうにありません…。
英語圏を除いてどこの国でもそうなんでしょうが、現地の言葉を話すと、「ココの言葉が話せるの?すごい」みたいなリアクションをされることが頻繁にあり、素直に嬉しくなりますね。
改善の余地はまだあり、最近は自分の事業のオンライン決済のことで銀行と電話をする機会が何度もあったんですが、契約関連の話になるとテンポよく理解するのは難しかったです。
いくら夫婦でも私の名前で事業をやってる以上は夫は他人扱いのようで、これじゃ、外国人がビジネスやるのはハードル高いな〜と思いました。
ほら、たとえば、契約となると「分割」のことを「割賦」と言ったりもしますよね。
あんな感じで専門用語が出てくるので、ジャンルによっては急に理解度が落ちたりしますし、契約で躓いてしまう自分はまだまだってことです。
それでも義両親との会話は問題なく、夫とのコミニュケーション以前に、やっぱりこちらの家族と現地の言葉で話せるのはいいです。
夫の助けがなくても会話ができる、これってすごく大事なことで、夫に頼らないといけない場面が減れば減るほど両足でしっかり立ってる感じ。
それと、個人的に、言語の難易度は文法や発音の複雑さより、モチベーションがどれくらい保ちやすいかで変わってくると思います。
外国人が日本語を学ぶ分には、モチベをキープしてくれる楽しい教材(主にアニメ)がたくさんあるから、何年も継続して学びやすいでしょう。
じゃないと、こんなに日本語を話せるポーランド人はいないと思うし、カナダやイギリスに住んでいるときでさえ、日本語でいきなり話しかけられることは珍しくありませんでした。
一方、ポーランド語学習の継続は難しく、でもだからこそ、ある程度話せるようになる頃には我慢強さも身についていると思います。
学ばないという選択をするのは簡単だけど、ポーランドに住む以上、話せなくて困ることはあっても話せて困ることなんて絶対ないですからね。
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