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この記事の内容
第一子出産から1年経ち、私もママ1歳になりました!妊娠38週で安産、生後1ヶ月でカトリック洗礼、生後4ヵ月で娘にとって第二の母国となる日本へ連れて帰るも、その後すぐコロナ禍に見舞われたのは本当に残念。でも、元気いっぱいにすくすくと育ってます。
しかし思い返してみれば出産直後や、母乳育児が軌道にのるまでは挫けて泣くこともしばしばありました…。
あの頃の自分を忘れないためにも1歳の誕生日を迎えた今、ポーランドでの出産経験を一挙まとめてお伝えします♪
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この記事の目次
❶ 妊婦検診から出産までの総額
❷ 想像以上に短い陣痛で安産
❸ 3泊4日、夫と同室で入院する
❹ 産後に出された食事が衝撃的
❺ 助産師さんの辛辣な言葉に悔し涙
❻ 新生児黄疸で入院が長引く
❼ 母乳育児なんてムリだと思った
❽ この記事のまとめ
日本との意外な共通点も?!ポーランド流1歳の誕生日の過ごし方と祝い方
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妊婦検診から出産までの総額
。ずばり、私の場合はザッと2,772PLNで約8万円程度の自己負担でした。処方された薬、ホルモン剤やサプリなどを合わせれば10万円近くになると思います。 。内訳は、妊娠6週から始まった計10回の妊婦検診+検査代で1,522PLN、専属助産師さんへのお支払い800PLN、出産時の入院費450PLN(あとで触れます)。 。公立病院だとタダなんですが、先生を選びたいなら自費診療のクリニック。
リッチな人はワルシャワにある30万円超えのプライベート病院がおすすめですよ。笑 。通常のクリニックでは出産できる環境がないため、産む時は公立病院でした。
より安心したい人は私のように専属助産師さんを雇ってバースプランを一緒に考えたり、陣痛から分娩までお手伝いをしてもらいます。 。私の場合は予想外に陣痛が短く、バースプランも実行しないまま終わりました。
結果的に800PLNを支払うほどでもなかった感じですが、やっぱり精神的にも専属助産師さんがいてよかったと心から思います。
想像以上に短い陣痛で安産
。初産で自然分娩でしたが出産5日前ですでに子宮口3センチ、出産当日は早朝に前駆陣痛→午前中出産と流れはスムーズでした。 。陣痛が短かったとはいえ本当に辛くて苦しくて、泣いてないのに目は真っ赤!腰が砕けるほどの痛さとは聞いていましたが、必死に赤ちゃんのことを思い浮かべつつ、現実は生き地獄という壮絶な時間でした…。 。そして出産中に「いきむ」をポーランド語で何と言うのか知らないことに気づき、恐れつつも自分の判断でいきむことになりました。 。それでも全体的にはいいお産だったようで、助産師さんには「初産であんなにスムーズなお産は滅多にない。会陰切開しなきゃいけないことだけが残念だった」と言われました。 。産後、たまたま居合わせたプライベートクリニックの先生がスマホで写真を撮ってくださったり、「なんなら胎盤も撮っちゃう?」と夫とともに和やかな撮影会ムード。笑 。陣痛と出産そのものはすごく辛かったんですが、産んでしまえば私も笑顔です。
うずくまって唸るほどの陣痛は3時間ほど、陣痛もいつも起きる時間帯に始まったので体力にまだ余裕があったのかもしれませんね。
3泊4日、夫と同室で入院する
。公立病院では出産はもちろん、入院費も相部屋なら無料(自然分娩で問題なければ1泊2日で退院がふつう)となっています。 。でも私の場合、たった1泊でも赤ちゃんと2人きりの入院は少し不安でした。病院側でケアしてくれる人がいるならいいですが、回診を除いては基本放置だからです。 。そこで私たちは病院内に数室しかないという男性が宿泊できる部屋を予約。
赤ちゃんの黄疸数値が高かったこともあり1泊では退院できず、3泊4日で450PLN(約13,500円)を別途支払いました。 。まぁ、そういうわけで、上の写真の奥に写っているのは眠る夫の顔です。笑 。産科病棟なので男性は共同バスルーム・トイレを使うことができず、個室には狭いながらもシャワーとトイレがありました。
相部屋のほうは(当然病院によりけりですが)洗面器1つだけの3〜4人部屋です。 。なるべくトイレとシャワー以外はベッドから起き上がりたくないほどの鈍い痛みがずっとあったため、夫が赤ちゃんを抱っこしたりオムツを替えてくれるのは助かりました。
産後に出された食事が衝撃的
。妊娠30週を目前に数日入院したことがあり、その時に公立病院で出される食事クオリティを十分心得ていたはずでした。 。しかし、いざこんなお粗末な食事がやってくると目を疑っちゃいますよね?念のために言っておきますけど、これ、典型的なポーランド料理じゃないですからね。 。私が出産した病院は隣町にあるんですが、自治体の予算が少ないんだとか。
でも妊婦さんや産後の女性にはせめて、もうちょっと栄養あるものを与えてほしいです。 。ディナーもこんな感じでなので、出された食事だけ食べていたらやつれそうです。 。真夏の出産だったため、旬のベリー系フルーツや大好きなミニトマト、アイスなど食べながら体力を徐々に取り戻しました。
身寄りのいない入院生活だったらますます不健康になり、治るものも治らなさそうです。
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助産師さんの辛辣な言葉に悔し涙
。今振り返っても、「産後の女性にあの発言は絶対ありえないな」と思っています。
。私は入院中、多少は歩けるものの痛みが抜けず、ずっとベッドで寝ていました。授乳もベッドで済ませ、赤ちゃんの世話はほぼ夫に任せっきりという状態だったんです。 。それを見ていた助産師さん、退院日に呆れた顔で私たちにこう言い放ちました。
ふつう、産んだその日に売店行けるくらいの体力はあるわよ。旦那さんも仕事休んで甘やかしてないで。幼稚園児じゃないんだから、赤ちゃんの世話くらい母親がやりなさい!
。もしかして、この人は私がポーランド語をまったく理解できないと思って好き勝手言っているのではないだろうか、と思いました。 。もう、悔し涙が止まりませんでした。
確かに多少痛みがあろうが母としての自覚を持ち、積極的にお世話すべきだったと思いますが、産後の女性に言う言葉ではないはず!
新生児黄疸で入院が長引く
。人種問わず生後間もない新生児には黄疸が見られますが、白人と比較すると日本の赤ちゃんのほうが2倍もその数値が高いそう。
。私たちの赤ちゃんも写り具合によっては白く見えるものの、肌は黄色系です。私のビルビリン数値は平均より高く、その影響か赤ちゃんも高めに出てしまいました。 。黄疸はどんな赤ちゃんにも現れる生理現象とはいえ、ひどいものだと生後間もなく亡くなってしまうこともあるので侮れません。 。通常なら1泊の入院で済んだはずが数値が高いために3泊4日の入院となり、最終日の回診では「アジア人は数値が高いしねぇ」という感じで渋々退院させてもらいました。 。光線療法は行わず、医師の指示通りひたすら日向ぼっこさせて減退を待つのみ。
生後3ヵ月半頃の検査でやっと平均値内(0.8)に収まりましたが、生後1ヵ月くらいまでは妙に肌が浅黒かったのを覚えています。
※新生児は最大 13mg/dl(白人はその半分)、生後二週間で 5mg/dl (大人は 1mg/dl)
母乳育児なんてムリだと思った
。私の場合、母乳育児が軌道にのるまで1週間弱ほどかかってしまいました。産後に助産師さんが授乳についてのアドバイスをしてくれなかったのも原因の1つです。 。産んだ直後は本当になにも分からず、ネットで調べても「無理にあげる必要はない」と書いてあったり、あげるべきだって書いていたり、どれが正解なのかよく分かりません。 。私は母乳の出がよかったのに(でも出がいいかすら最初は分からない)赤ちゃんがずっと寝ているので授乳をあまりしておらず、授乳の仕方すらよく分かっていませんでした。 。どれくらい出がいいかと言うと、上の写真を見るとお分かりになるでしょう。
6ヵ月まで完母で育てましたが、母乳だけでこんなにムッチムチになるほどです。笑 。産後3日目は授乳不足で左胸がひどく固くなり、退院する数時間前に泣きながら搾乳し、自宅でも血が混じった母乳を見ながら「ミルクでいい」と投げやりになっていました。。
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でも日本は特別、産後の女性に寄り添った考えをもつ国だと思います。
産院側がお産のための入院グッズから沐浴まで手取り足取り教えてくれたり、「産後は無理しちゃだめよ」なんて言ってもらえるのも、きっと日本とあと数ヵ国くらいなのでは。それでも総じてポーランドでの妊娠生活や出産体験は悪いものではありませんでした。第二子を妊娠することがあれば、またポーランドで産みたいです。
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