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最終更新日:2017年4月12日
ワルシャワの主な公共交通機関は、バス・トラム・メトロの3つです。
ぜひ乗りこなしたいところですが、日本とポーランドでは公共交通機関の仕組みやチケットの購入方法がまるでちがう。渡航前から心配な方も多いのでは…?
しかし、当記事に出会ったあなたはもう安心です。難しそう、外国語は分からないという不安を取っ払いましょう (^ ^)
このページの目次
1. チケットの基本知識
。 チケット料金は時間で決まる
。 チケットは主に5種類
。 電車でも使える場合がある
2. チケットの買い方
。 券売機で購入する
。 お店で購入する
3. バス•トラム•メトロの乗り方
。 バスとトラムの場合
。 メトロの場合
4. 空港から市街への行き方
チケットの基本知識
ワルシャワの公共交通機は主にバス・トラム・メトロの3種類。
これらの公共交通機関では、ZTMという共通チケットを利用することができます。慣れてしまえば、日本よりポーランド式の方が楽かもしれませんよ♪
チケット料金は時間で決まる
ZTMのチケットは、乗車時間によってチケットの料金が異なります。
そのため、公共交通機関のみでちょっと離れた場所に行きたい場合は予め所要時間を調べておくと安心です。
所要時間は jakdojade というサイトやアプリで手軽に調べることができ、さらにチケットの料金まで表示してくれるので初心者にもとても分かりやすいです。
jakdojade ではまず、Aに出発地、Bに目的地を入力し、必要であれば下に日付と時刻を入力します。Search ボタンを押すと、目的地への行き方、所要時間、チケットの料金、移動ルートの全体地図などの情報が一度に表示されます。
ちなみに jakdojade のアプリはアンドロイドであれば無料ですが、iPhone では480円で販売されています。
また、ワルシャワのチケットはゾーン制でもあります。ゾーンはポーランド語で “strefa”(ストレファ)といいます。
しかし、ワルシャワ中央駅〜ショパン空港間や郊外のヴィラヌフ宮殿もゾーン1なので、一般的な旅行者の行動範囲はゾーン1圏内といってもいいでしょう(気になる方は jakdojade で確認を)。
チケットは主に5種類
カラフルなこのチケットが、ワルシャワの公共交通機関の共通チケットです。
そして、旅行者が利用するチケットの種類は、主に以下の5つとなります。
有効時間 | 料金(PLN) |
20分間有効 | 3.40 |
75分間有効 | 4.40 |
90分間有効 | 7 |
24時間有効 | 15(ゾーン1) |
週末乗り放題 | 24 |
※2017年2月現在
※トラム/メトロ/バスのチケットは共通
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- 20分間有効 3.40PLN
※ゾーン1、2両方で使用可 - 75分間有効 4.40PLN
※乗り換えがない場合は終点まで有効
※ゾーン1のみ使用可
※ゾーン1と2の場合は7PLN - 24時間有効 15PLN
※ゾーン1のみ使用可
※ゾーン1と2の場合は26PLN - 週末乗り放題 24PLN
※金曜19時〜月曜8時まで使用可
※ゾーン1、2両方で使用可
※2人以上5人以下で常に一緒に行動する場合は「週末団体乗り放題(40PLN)」を買う方がお得。
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ということであれば、15PLN(約420円)の24時間有効チケットを買うのがよいかもしれませんね。
また、複数回の乗り換えをしてもトータルの乗車時間が20分以内で済むのであれば、3.40PLNの1枚チケットで目的地まで行くことができます。
ただし、1分でも過ぎて乗車すると違反となるので、「間に合うかな?」と不安になるくらいであれば4.40PLNの75分有効チケットを利用しましょう。
電車でも使える場合がある
実はZTMのチケットは一部の路線のみ電車でも利用することができます。
もし、一般的な観光客がワルシャワで電車を使うとすれば、ショパン空港からワルシャワ市街に移動する時かワルシャワから他都市に移動する時くらい(その場合はローカル電車ではなく、ポーランド鉄道PKPの利用率が高い)で、基本的にワルシャワ観光で電車を利用することはほとんどないかもしれません。
しかし、知っておいて損はない情報なのでちょっとメモをしてください。
まず、ワルシャワには2つのローカル電車があります。区別はシンプル、赤はSKM、緑はKMと覚えてください。
これらの電車はショパン空港からワルシャワ市街の間も走っているので、空港から市街の区間に限定すればSKMやKMを利用する観光客は非常に多いです。
で、これら2つのローカル電車のチケットですが、SKMはワルシャワ市内の移動であればZTMのチケット、KMではワルシャワ・ショパン空港駅(Warszawa lotnisko Chopina)〜ワルシャワ東駅(Warszawa Wschodnia)の区間のみであればZTMのチケットでOKというルールがあります。
ただ、一般的な観光であれば空港から市街に移動する場合を除いてローカル電車に乗ることはまずないはず…。
ということで、観光客として利用する分には以下のように覚えておきましょう。
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- .ワルシャワ観光でよく利用する公共交通機関は、主にバス・トラム・メトロの3種類。それらはZTMという共通チケットで利用できる。
- ショパン空港(Warszawa lotnisko Chopina)からワルシャワ中央駅(Warszawa centralna)の区間では、ローカル電車でもZTMのチケットを使うことができる。
- ZTMのチケットは乗車時間によって料金が異なり、1分でもオーバーして乗ってしまうと違反になる。
- 基本的にワルシャワ市街でも公共交通機関を利用するのであれば、24時間有効チケットを買っておくといい。
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空港から市内まで列車で移動されたい方は、こちらの記事もご覧ください。
チケットの買い方
では、具体的にどうやってZTMのチケットを買うのか見ていきましょう。
チャレンジ精神のある方に向けて、ポーランド語あるいは英語を用いて直接お店で買う方法もお伝えします!
券売機で購入する
当記事で紹介すると画像が多くなってしまうので、次の記事で説明しています。
お店で購入する
ZTMのチケットは、駅にあるコンビニやキオスクでも販売されています。
レジで店員さんに「〜のチケットをください」とひと言伝えましょう。
ポーランド語で “ジンドブレ”(こんにちは)と挨拶したり、離れる前に “ジェンクイェン”(ありがとう)と言うと、さらに好印象。ぜひ言ってみてください。
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種類 | ◯◯◯チケットをください |
---|---|
ベース | Please one ticket ◯◯◯. Proszę jeden bilet ◯◯◯. プロシェン イェデン ビレト〜 |
20分 | for 20 minutes/na 20 minuty. ナ ドゥバジェシチャ ミヌテ |
75分 | for 75 minutes/na 75 minuty ナ シェデムジェショント・ピエンチ ミヌテ |
24時間 | for 24 hours/dobowy ドボヴェ |
週末 | for weekend/weekendowy ウィーケンドヴェ |
週末団体 | for weekend group/ weekendowy grupowy ウィーケンドヴェ グルポヴェ |
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英語でもポーランド語でもお好きな言語で伝えてください。不安な人は紙に書いて、それを見せてもいいと思います。
複数枚購入したい場合は、 下の表と照らし合わせて one ticket / jeden bilet の部分を入れ替えてくださいね。
枚数 | 言い方 |
2枚 | two tickets / dwa bilety ドゥバ ビレテ |
3枚 | three tickets / trzy bilety トゥシェ ビレテ |
4枚 | four tickets / cztery bilety チュテレ ビレテ |
5枚 | five tickets / pięć biletów ピエンチ ビレトゥフ |
6枚 | six tickets / sześć biletów シェシチ ビレトゥフ |
バス•トラム•メトロの乗り方
では、実際に公共交通機関を利用してみましょう。ワルシャワだけではなく、他の都市でも乗り方はいっしょです。
バスとトラムの場合
小さな駅や車内でZTMのチケットを購入した場合、予めチケットに時間が印刷されていることもありますが、それはどちらかというと例外のケースです。
まず、バスやトラムに乗ったら写真のような検札機(ポーランド語で kasownik:カソフニク)を探し、チケットを差し込んで日付と時間を刻印しましょう。
新しいチケットを刻印せずに乗車した場合は当然「無賃乗車」となります。
一度刻印したチケットは有効時間内の利用であれば再度刻印する必要はありませんが、新しいチケットを使う際はこの刻印を忘れないようにしてください。
検札員は頻繁にやってきてチケットをチェックします。また、検札員が来てから刻印しようとしても、その時には検札機がブロックされているパターンが多いです。無賃乗車の際は220PLNの罰金となり、外国人でも容赦ありません。
このチケットは先にも書いた通り電車でも利用できる場合がありますが、電車では稀に検札機がないことも。そんな時は上の写真のように乗務員のところまで行って手書きで時刻を書いてもらいます。
また電車では、特に空港から乗った場合は始発となるので発車まで10分以上と待つことも。そういった場合は発車してからの刻印でも問題ありません。
メトロの場合
メトロのある場所は、この黄色に赤字のMのマークが目印となります。
メトロには改札があるので、バスやトラムのようにチケットを刻印し忘れることはまずないですね。改札右手の差し込み口にチケットを入れると扉が開くので、手前から出てくるチケットを取り忘れないように改札を通過しましょう。
上の改札機は最新タイプですが、古いタイプだと差し込み口が赤色です。
チケットの裏(黒いラインがあるほう)を下にして、まず下の差し込み口にチケットを入れましょう。すると、上の取り出し口からチケットが出てきます。
メトロは現在2路線となり、2017年4月現在28の駅があります。
路線M1はカバティ駅〜ムウォチヌィ駅、路線M2はロンド・ダシュニスキエゴ駅〜ドヴォジェツ・ヴィレニスキ駅を走っています。メトロの路線図はこちらの画像でお確かめください。
改札を出る場合はチケットを入れる必要はありません。しかし抜き打ちチェックもあるので、地上に出るまでチケットはなくさないように持っておきましょう。
空港から市街への行き方
こちらについては、下の記事にて写真付きで分かりやすく解説しています。
Gdzie mogę znaleźć biletomat?
Gdzie mogę znaleźć biletomat?(グジェ モゲン ズナレシチ ビレトマト?)は「どこに券売機がありますか?」という意味になります。
駅周辺であれば券売機は見つけやすいですが、外に出てしまうと券売機が途端に見当たらなくなることも。そういった場合、現地の人は車内で買ったり(必ずしも車内に券売機があるとは限りません)、キオスクで買います。
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あやか様
楽しく拝見させて頂いております。
10月の中旬に中欧へ旅行いたします。ワルシャワには2泊3日です。
11日16時頃にワルシャワ空港着
13日10時頃にワルシャワ空港発
の予定です。
ゾーン1しか観光しないと思います。
この場合、11日に空港で24時間切符を1枚購入し、12日16時頃に24時間切符をもう一枚購入すれば13日10時までは乗り放題と考えれば良いでしょうか?
それとも各日1枚ずつ購入しなければならないのでしょうか?
お手数をおかけいたしますが、教えて頂けますようお願いします。
佐藤様
いつもブログをご愛読いただきありがとうございます。
ご質問の件ですが、記事のほうに追記しました。
Dowobyチケットの場合、有効化してから24時間以内が使用期限となります。
つまり、16:00に有効化すれば、翌日15:59まで有効です。
[…] […]
あやか様
いつもあやかさんの記事を読みながらポーランド国内を旅行しています。
ありがとうございます。
今出張でポーランドに住んでいます。
あやかさんのブログってすっごい読みやすくて挿し絵なんかも可愛いくてブログの完成度の高さに驚いています。
どのブログでどんなテーマ使ってるんですか?
skさん
初めまして、管理人の綾香です。
お返事が遅くなってしまって、ごめんなさい m(_ _)m
読みやすいブログと仰っていただけてとても嬉しいです!
ありがとうございます。
skさんもブログを書いていらっしゃるようですが、skさんのところもシンプルで読みやすいですよ!
テーマはパソコンで見てみないと分からないですが、有料のものをベースにしています。そして、skさんと同じくWordPress を使っています。
Ayakaさん、はじめまして。
4月にワルシャワとヴロツワフに行こうと計画しています。ワルシャワでは市営交通の一日乗車券を買って観光しようと計画しています。
そこで質問なんですが、先にトラムに
乗ってメトロに乗り換える場合、まずトラム車内で打刻しますよね、そしてメトロに乗り換える場合、自動改札機を通ると時刻が二重打ちになってしまいませんか?
メトロの改札口にはトラムまたはバス車内で打刻した人のために、別の
通路があるのですか?
教えてくだされば大変助かります。
よろしくお願いします。
はじめまして、管理人の綾香です。
ご質問の件ですが、メトロでは乗り放題券専用の改札はありません。しかし、メトロ改札でチケットを通しても二重打刻にはならないです。ワルシャワのチケットは他の市のものと比べてやや分厚いですが、メトロ改札で支障がでないよう特別に作られているのだと思います。
綾香様
丁寧なご回答ありがとうございます。
トラムからメトロに乗り換えるとき
は、機械が時刻が打刻してあることを認識して二重打刻にはならない
のですね。
最初にメトロに乗って打刻のしてないチケットを通すときは打刻してくれるということですね。
不安が払拭されました。
ありがとうございます。