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最初はなんのツテもないままに始まった、東アフリカ・ルワンダでの教育支援活動。それでも、ご縁を繋いでいただいて最初の一歩を踏み出し、2025年1月にはポーランドで財団法人【 Fundacja MOST dla Rwandy 】を設立しました。
数年前より共にウクライナ支援活動をやってきた友人(片桐)と共同で資金を出し合っています。まだまだ弱小ですが、やれるところまでやるぞ!

◆ ルワンダの就学率と教育の課題
初等教育の就学率は約98.7%と高いものの、低学年での離脱や進級できない子どもが目立ちます。中等教育の就学率は約32.2%に低下し、継続的な就学が課題。教員1人あたりの生徒数は平均64.6人、農村部では80人に達し、教科書不足や教員の指導力のばらつきも問題視されています。
◆ ルワンダの貧困率と経済状況
2024年の貧困率は約47.6%で、依然として多くの人々が厳しい生活を送っています。若年層の失業率は20.8%と高く、全国平均の17.2%を上回っている状況。2023年の一人当たりGDPは約1,004米ドルで、そのうち農業がGDPの27%を占めるなど、農業依存の経済構造が続いています。
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1. 丘の国で見た景色、働く人々のリアル

今思うと、よくスマホストラップもナシにバイク(モト)から写真を撮ったな…。にしても、ルワンダの景色は本当に最高!さすが「千の丘の国」と言われるだけあって、見晴らしがよく、アフリカにいることを忘れるほどの清々しい気候。路地裏はガタガタですが、主要道路は舗装されています。
しかし、どこへ行ってもこのモトが溢れかえっていて、いかに仕事が限られているか痛感しました
※ ルワンダってこんな国 ゴリラで有名
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2. シングルマザーの縫製学校を訪問

活動拠点に置きたい場所は、首都からさらに北にある地域。コンゴに近いほうです。ムヒシンビという現地NGOが支援するシングルマザーの施設を訪問し、熱烈な歓迎を受けました。15〜19歳の若い女の子が多く、みんな子どもを連れて徒歩で片道2〜3時間かけてこの縫製学校に通っています。
約一年学んだのちにテストを受けて、パスすればお祝いとしてミシンを贈ってもらえるんだそう
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3. 学ぶ自由をすべての人に届けたい

みんなにポーランドからのお土産を配り中。このあと、言葉が通じにくいながらもみんなとお喋りしました!私と15歳くらい離れている子がほとんどで、4歳の娘がいることに驚かれる。笑
さて、私がやりたいのはシングルマザー支援というよりは、教育支援。彼女たちも早くに教育を受ける道を閉ざされてしまったわけで、貧困を断ち切るための、根本的な活動をしたいと思っています!
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4. 食べること、学ぶこと、育てること

ママが縫製特訓中、子どもたちはすぐ近くにある保育施設で過ごしています。ほとんどの家庭は一日一食しか食べられないとのことで、お昼はママも子どももがっつり食べます。ほとんどが米と煮豆のようなもので、肉は一年に1〜2回しか食べられません。さらに、鶏肉が豚肉よりも高いのを知ってビックリ。そういう文化なのか?と思いましたが、単純に肉が高すぎて食べられないのだそうです
※ ルワンダの食事情について
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5. 想いを込めてパッチワークづくり

最初から教育に深く踏み込めないので、その傍らでまずはグッズ制作。アフリカ大陸のカタチを4枚のパッチワークで制作していただきます。
自分自身は裁縫が全然できないけど、素人なりに調べて、気持ちを込めてデザインや寸法を考えてみました。みんなでよく話し合うもどうしても計算が合わず、自分が間違えてるのかと何度も見直しましたが、結局自分が合っていてホッとしました。笑
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6. 素人の布選び、迷いのマーケット

素人が素材選びのために作業場近くのマーケットへ。しかし、本当に分からないので、作業場のマスターを呼んできてもらいました。全部で7パターンを選びましたが、見れば見るほど迷うのでかなり時間がかかりました。似たような絵柄、色柄が重なるとパッチワークの魅力が半減するので、適当に選ぶわけにもいきません。素材の種類は大きく分けて、(直感に反する)ソフトとハードの2種類
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7. 和やかなパッチワーク制作の現場

パッチワーク制作中。インド製の足踏みミシンで器用に縫っていく姿にしばし見とれました。4枚の布を繋ぎ合わせてパッチワークを作ってもらったのですが、その組み合わせも色やパターンがなるべく重ならないように細かく指示。私がたまに作業場に覗きに行くと、下に置いている布を慌てて拾っていたりして面白かったです。笑 狭いから下に置くのは仕方ないし、そんなことでは怒らないよ
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8. ボーナスは牛肉!みんな笑顔いっぱい

2日間で60枚くらいのパッチワーク(アフリカ大陸+マダガスカル)を作っていただきました。
ちょっとしたミスもあったけど、作業場のみなさんには報酬はもちろんのこと、ボーナスとして牛肉を一人ずつプレゼント。めちゃくちゃ喜んでくれて、みんなと何度も抱き合いました!嬉しいという感情を体でめいっぱい表現するアフリカ人のパワー、すごい。自分は踊れないけど、笑顔になります
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9. オリジナルTシャツ、試行錯誤の末に

次に依頼したお仕事は、パッチワークをTシャツに縫いつけていただく作業。一度自分でも縫ってみたのですが、いろんな裁縫の達人に縫い方に関するアドバイスをいただきました。ありがとうございます!もう一つの問題は、縫っているうちにパッチワークが浮いてしまうこと…。しかしダメ元のアイデアで解消できて、皆さんとてもキレイに縫ってくださいました。プリントTシャツにはない魅力
※ オリジナルグッズ制作について
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10. 論理力を育てる、3日間の算数教室

ところ変わって、今度は算数教室。公立の小中学校の教室を3日間、それぞれ2時間程度貸していただき、学校に通っている子も通っていない子も参加してもらいました。個人的に、才能とか向き不向きはともかく、算数・数学ほど人生において役立つ教科はないと思っています。向き不向きを考えれば万人向けとは言いませんが、でも、論理的思考能力を伸ばすにも数学はやっておいたほうがいい
※ ルワンダの教育事情について
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11. 教える側こそ、学びの連続だった

今回の算数教室実施において、私がチョイスしたのは「展開図」と「面積迷路」。結果的には難しすぎたようです。でも、実際に型紙で立方体を作ってもらったりして、展開図と立体の関係を視覚で理解してもらえるよう工夫しました。にしても、数学は好きだけど、教えるのは本当に難しいです。まだ、物理のほうが教えやすいかも。なので、算数・数学教室を運営されている小田先生にアドバイスをいただきました。ありがとうございます!
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12. 最後はカードゲームで盛り上がる

余った時間でノイというカードゲームをやりました。足し算と引き算さえ出来ればだれでも楽しめる、かなり中毒性の高いゲーム。出されたカードの合計が101を超えないようにしながら、順番にカードを出していって、自分のターンで101を超えてしまったらアウト。しかし、ちゃんと計算出来ているかチェックしていると、凡ミスが多い。でも、楽しくやってくれたならそれでいいのです
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13. 噂を聞いて、集まってきた子どもたち

教え方が素人すぎて申し訳なかったですが、それでも「次はいつ来てくれるの?」と聞いてくる子たちもいたり、算数教室の噂を聞きつけて途中参加した子たちもいたり、全体的には悪くなかったと思っています。ただ、自分自身は先生として教えたいわけじゃなくて、あくまで子どもたちの学力やモチベーションなどを肌で感じるために実施したのが今回の教室。次の行動のヒントになりました
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14. 焦らず、確実に進めたい場所づくり

将来的にはコミセンの建設を視野に入れているので、土地の視察も行ってきました。いくつかの土地を見せてもらいましたが、ロケーションはいいものの、「ココを更地にしていくのは相当な根気がいるな」という感じ。これはもう、すでにある建物を買ってしまったほうがいいのかもしれない。いずれにしても相当な費用がかかるので即決は難しいのですが、これに関しては焦らず進めていきます
※ コミセン建設プロジェクトについて
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