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楽しい曲を聴きながらお勉強
最近1歳半の娘がアナ雪にどっぷり
以下、ネタバレ含むので未鑑賞の方は注意
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❶ 雪だるまつくろう
Ulepimy dziś bałwana
❷ 生まれてはじめて
Pierwszy raz jak sięga pamięć
❸ 扉あけて
Miłość stanęła w drzwiach
❹ Let It Go 〜ありのままで〜
Mam tę moc
❺ あこがれの夏
Lód w lecie
❻ 愛さえあれば
Nietentego
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ポーランド語タイトル【氷の国】
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1 雪だるまつくろう
長くあなたと会ってないね
同じ城の中に住みながら離れ離で暮らすアナとエルサ。幼いアナがエルサにドア越しに話しかけるところのセリフです。日本語歌詞だと「なぜ会えないの」の部分。男性が言う場合、”Tak dawno nie widziałem Cię” となります。
(Tak)dawno nie ◯◯◯(不完了体の動詞過去形)で「しばらく◯◯◯してない」という意味になり、何気ない会話でもよく耳にする表現。”Tak dawno nie robiłam nic nowego” だと「しばらく新しいことはやってない」という意味になります(男性が言う場合は “robiłem” )。
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2 生まれてはじめて
もしかしたら素敵な人がいるかも
成人を迎えたエルサの戴冠式で城に各国からゲストが招かれることになり、アナが張り切っているところで呟くセリフ。日本語だと「運命の人にも会えるかも?」ですが、ポーランド語だと “super gość” で「素敵な/素晴らしい人」。
この “może jakiś/jakaś/jakieś + ◯◯◯(主格の名詞)” という組み合わせで「もしかしたら◯◯◯かも」とか「◯◯◯なんてどう?」といったニュアンスになります。あとにつづく名詞が男性単数だと “jakiś” 、女性単数だと “jakaś“、中性または複数形だと “jakieś“。例えば、友人へのプレゼントを決めるとき、”może jakaś gra“(ゲームとかどう?)、”może jakieś kwiaty“(花とかどう?)と言って提案したりしますね。
“może jakiś(対格)+ ◯◯◯(対格の名詞)” でも同じ意味です。例:może jakąś grę
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3 とびら開けて
おかしなことを言うよ
戴冠式後の舞踏会でハンス王子と出会ったアナ。そのまま2人は意気投合し、恋に落ち、ノリで婚約までしてしまいます。このセリフはハンスがプロポーズの前置きとしてアナに言ったもの。本当にクレイジーですが、日常会話でちょっとふざけるときにも使えるので覚えておきましょう。
1語目の “Powiem” は “mówić“(動詞:話す) の完了体・1人称単数で超基本動詞。”Powiem(Ci/Wam)coś ◯◯◯-ego(生格の形容詞)” で「◯◯◯なことを言うよ」という意味になり、例えば、”Powiem(Ci)coś ciekawego” で「面白いことを教えてあげるよ」 といった感じ。”Powiem” のあとに “Ci“(あなた)や “Wam“(あなたたち)といった人称代名詞を付けることもあります。
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4 Let It Go 〜ありのままで〜
なにも明かさないで
幼い頃から氷の力に悩まされ、誰にも力を知られないよう孤独に暮らしてきたエルサ。アナとのケンカを機に城を飛び出し、ついに気ままに生きられる自由を手にします。そんなエルサの心境を歌ったこの曲は難しい表現が多く、チョイスに迷いました。そこで選んだのがこのセリフ。
“Nie ◯◯◯(動詞の命令形)nic” はよく聞くフレーズで、否定語 “nie” と “nic” が合わさっているので割と強めの否定表現となります。例えば、”Nie mów nic” で「何も言わないで」、”Nie rób nic” で「何もしないで」という意味。あまり気軽に使わない方がいいものの必ずしも機嫌が悪いときに使う言葉ではなく、ある一時的な状態を保つために忠告・警告として使うこともあります。
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5 あこがれの夏
空はまるで夢のよう
アナと助っ人クリストフがエルサに会うためノースマウンテンを目指しているところ、オラフが登場。雪だるまなのに夏に憧れ、夏と冬が合わさったらもっと最高!という楽しい曲です。そして、オラフが空を見上げて呟くのがこのセリフ。
“◯◯◯(主格の名詞)jest/są jak ze snu“(◯◯◯はまるで夢のよう)という表現は日常にありふれており、自然と使っているポーランド人も多いはず。名詞が単数や数えられないものであれば “jest” 、複数であれば状態動詞 “są” を使って表します。状態動詞がない場合は “opowieści jak ze snu” で「夢のような話(夢物語)」、”praca jak ze snu” で「夢のような仕事」という意味になり、こちらのほうが使いやすいかもしれません。
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6 愛さえあれば
誰もがいくつか傷を持ってる
エルサを呼び戻そうとして追い返されたアナとクリストフたち。超アップテンポな曲で歌詞も面白く、愉快に「愛」を連呼していますが、その中からちょっと深い言葉を選びました。
“Każdy ma(対格のswój)◯◯◯(対格の名詞)” は「誰もが(自分の)◯◯◯を持っている」という意味になり、”自分が所有するもの” を強調するために swój/swoją/swoje/swoich(順番に男性単数/女性単数/中性または女性複数/男性複数)を間に入れることも多いです。例えば、パーティーで「みんなのお皿の分、ちゃんとある?」というニュアンスで “Każdy ma talerz?” と確認したり、誰かが無理に何かを聞き出そうとしているときに ”Każdy ma swóją tajemnicę“(誰もが秘密を持ってるんだよ) と言ってみたり。
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そういえばこの前、5歳になった姪の誕生日プレゼントにアナ雪のパズルと自分でつくるネックレスを買ったところ、まだ1歳の娘が欲しがって困りました。おもちゃ売り場でもアナ雪商品には食いつくし、大きくなったらエルサのドレスが着たいとか言い出すのかなぁ(姪がそう)
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