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当記事は2014年9月にポズナンに宿泊した時のアパート宿泊体験談ブログを一部訂正したものです。
学校が始まるのが10月(※2014年10月のこと)からなので、ポズナンに暇つぶしをしに来ました。
行き先を決めるのに、私はひたすら、
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(ドイツ、ドイツがいい!)
(ドイツはだめ、絶対だめー! )
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こんなやりとりを前日までやっていたのですが、朝起きるとポズナン行きのチケットがメールで届いていました。
ポズナンへは250キロの距離。
一応、候補として出していたのは私とはいえ、やっぱりかなり遠いです。でもポズナンはポーランド発祥の地グニェズノとも近く興味があったんですよね。
古いうるさい電車に5時間揺られ、到着したのはお昼の3時過ぎ。
私の住むグリヴィツェから直通でポズナンへ行こうと思うと、午前中ではTLKに乗らなければいけないことが多い(2014年9月の時点)のです(泣)。
「TLKってなに?」という方は、下の記事 “PKP IC ポーランド鉄道” の項目をご覧ください。旅行者は必読!
さて、行き先を当日知ったくらいなのでまだ宿を確保していなかった私。
列車の中で25平米の良さそうなシングルルームを見つけ、思い切って即予約しちゃいました。今回はギリギリに予約したので1500円/1泊でしたが、普段は3000円のようです。
これが後々、数度の鍵ハプニングで頭を悩ませる宿になるとは知らず…。
夫(当時の婚約者)には、「2日で帰って来てね」とお願いされていましたが、片道5時間も揺られてそれじゃ短すぎだろうと思い無断で3泊(笑)。
まずは荷物を置くためにも宿へ。
今回宿泊した宿への行き方は後の方に書いているので、ここでは省略します。でもロケーションはとても良いですよ。
しかし宿に看板はなく、感覚としては友人の家を探す感じ。こういった宿はたいてい、ポーランドによくある石造りの広いアパートの中にあって、しかもその建物全部が宿というわけではなくごく一般的な人達も住んでいます。
つまり、その広いアパートの数部屋やフロアを買って、ホテルやホステルなどの宿泊施設にしているんですね。
で、こちらが今回の宿の場合。
通常、建物の中に入る時はロックを解除しなければいけないのですが、日中であれば開けっ放しのこともあります。
玄関にはこんな貼り紙がありました。
2階にあがると、Sleep well(宿の名前)と書いてある玄関と同じ貼り紙がまたあったので、ここかな?と開けようとするけどビクともしない!
隣かな?と隣の部屋のノブを回すと
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と優しく教えてくれました。そこで夫に連絡し、代わりに電話をしてもらうことに。電話越しで外国語は苦手です。
すると衝撃的な答えが…。
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アパート宿泊ではこういう風に詳細情報がSMSで送られて来るのは普通なのですが、当時こんなシステムを知らなかった私はビックリしてしまいました。
そして、無事に部屋にありつけるかと思ったらそうでもありません。
与えられた部屋には鍵が刺さっていて、自分で回して入れという無言のメッセージ。で、案の定、開けられない。
鍵開けるの苦手なんですよね。特にこんなガチャガチャするタイプ。
こういうタイプは安宿に限らず、ふつうのホテルでもありえます。
過去にもこんなことがあり、閉められないので開けっ放しでいたら男が部屋に入ってきたという経験が。まあ、その時の話は別の機会にお話ししましょう。
そしてレセプションもない宿ですから、管理人も常駐していなくて周りは誰もいないため助けも呼べません。
10分以上苦戦するも開けられず、だんだん手がヒリヒリしてきた私は夫にまた助けを求め、管理人に電話をしてもらいました。すると、すぐ管理人の弟と名乗る人物が「ちょっと力がいるけどね」と、さっと開けてくれたのでした。
部屋は素晴らしかったです。
上は共同リビング、右下は共同キッチンです。部屋には2つのベッド(1人だったけど)があったものの狭苦しさは一切ありません。25平米ですからね!
ただ、一人ではドアを開けられないことを確信した私は鍵を閉めないことにしました。バカかと思われそうですが、この鍵穴のために頑張りすぎてケガをしたこともあり、夜だと管理人も助けてくれなさそうなので苦渋の決断です。
今回は貴重品は少ないので。ってそういう問題じゃないですが (^ ^;)
そう思ってドアを閉めると、また開けられない。閉めたら自動で鍵がかっかちゃうんですね。でもこの時は時間はかかったものの自力で開けられたので、また閉めて、スマホを充電してから外出しようとするとどうしても開けられない!
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本当に開けられない
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頑張っているとガチャガチャを聞きつけた、さっきの管理人の弟さんが
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とドアの向こうで教えてくれるものの、やっぱりどうしても無理。向こうも救いようがないことを確信したのか、
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と、なんだか事態が大袈裟に。
そして放り投げられた鍵を使ってドアを開けてくれた彼には、きちんとドアの開け方を伝授してもらいました。
鍵を除けば、 完璧な宿なんですが…。
では、それでも泊まってみたいという方、そんな鍵はもう慣れているという方のために宿の情報を教えましょう。
Słowackiego 25, 60-822 Poznań
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Poznań Główny (ポズナン中央駅) からトラムで1駅 Most Teatralny (モスト テアトラルネ) 下車、そこから600メートル、徒歩7分程度です。このモスト テアトラルネ駅は中央駅に近いだけでなく、殆どのトラムが集中しているのでどこへ行くのにも便利。
部屋は広くて、キッチンも共同のバス・トイレもすごくキレイ。この値段でこのコストパフォーマンスは信じられません!はっきり言って、日本の一般的なホテルと比べたらこっちの方が断然格上でしょう。もちろんサービスや鍵事情などは除きますが…。
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共同バス・トイレは好き嫌い分かれそうですが、私は一人旅なら大丈夫です。
世界中を旅していた学生の頃はそんな宿にもしょっちゅう泊まりましたし、歯磨きや顔を洗いながら友達が作れるのでそんなに悪くありません(笑)。
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Sto lat
Sto lat(スト ラト)は、「誕生日おめでとう」という意味で、直訳すると「100歳」になります。
めでたい場面でよく歌われる “Sto lat” という歌も、ポーランドに暮らすのであれば覚えておきたいですね♪
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鍵って、本当難しい!私も部屋から出られなくなって、窓から
隣の建物の人に連絡して貰って、外出してたオーナーさんに開けてもらいました(-_-;)とっても素敵な宿でしたけど(¯―¯٥) 旅慣れてる人でも経験されているんですね🐭親しみが湧きました(*˘︶˘*).。.:*♡
美雨さん
まったく同じパターンの経験者ですね !(*^^*)
私は本当に色んなところへ行ってきましたが、未だに地図もそんなに読めず旅慣れた感じはありませんよー笑
ちなみに夫の実家のドアもこういうタイプではなかったのですが、一人では開けられませんでした。今は新しくなって、開けられますが ^_^;
お互いにもうそんなドアに出会いませんように!