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番外編:ラトビア個人旅行でのバス・列車移動方法

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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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当ホームページはポーランド情報が主ですが、4月4日〜9日は番外編としてラトビアの記事を書いています。

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ラトビアの国内移動は、日本やポーランドのそれとはまた異なります。

そこでラトビアに個人旅行する方のヒントになればと思い、ひと通り今回の旅で身に付けた知識をまとめました。

 

バスと列車、どっちがいい?

ラトビアは小さな国ということもあってか、列車は国内でも走ってはいるものの本数がバスよりも少ないです。

リガから日帰りでツェーシス、スィグルダ、そしてリトアニアのシャウレイに行きましたが、列車よりバスで移動した方がいいのは明らかでした。

そして驚いたのはバスの快適さ。

疲れにくい座席でした
疲れにくい座席でした
とっても大きな窓!
とっても大きな窓!
木のフローリングのバスも
木のフローリングのバスも

ラトビアのバスはミニバスを除いて Wi-Fi が利用できることが多いです。

運賃が安めのものでも窓が大きくてシートも座り心地がよく、車内にトイレがついていたのでポーランドのふつうのバスよりずっと快適でした。

ポーランドにもこういったバスはありますが、Polski bus のような安いバス会社でこのクオリティはないでしょう。

ただし乗るバスによっては品質が劣るものもあると思うので、全部が全部写真の通りではありません。

 

バスと列車のスケジュール

先ほど、「列車よりバスの方がいいよ」みたいなことを書きましたが、それは行き先にもよると思います。

バスと列車のスケジュールの調べ方をまとめたので、ぜひ一度それぞれのホームページで検索してみてください。

こんなバスに乗りました
こんなバスに乗りました

バス:Rīgas SAO
リガバスターミナルの公式ホームページ。リガ以外の発着も含めてラトビアのバススケジュールが確認できます。

英語対応ですが、おかしなことに実際に Timetable で検索するとラトビア語しか出てきません。なので、ちょっと補足というか訳を付け加えておきます。

ekšzemes – 国内線
Starptautiskie – 国際線
Populārākie reisi – 人気の行き先
Sākuma pietura – 出発地
Gala pietura – 目的地

Rīgas SAO – リガ
Jelgavas AO – イェルガワ
Siguldas AO – スィグルダ
Kuldīgas AO – クルーディガ
Cēsu AO – ツェーシス
Šiauliai / Šauli – シャウレイ
Warsaw / Varśava – ワルシャワ

“AO” は、”autoosta”(アウトスタ)の略でバスターミナルという意味です。

もし AO 以外だと小さな停留所で降りることになるので、できるだけ、AO に停まるバスに乗りましょう。

実際に検索(Rīgas SAO – Cēsu AO)してみるとこんな画面になります。

ピンチアウトで拡大
ピンチアウトで拡大

Atiet – 出発時刻
Pienāk – 到着時刻
Reisa nosaukums – 出発地と目的地
Kursē – 曜日スケジュール
Biletes cena – チケットの料金
Celā – 所要時間
Platforma – プラットホーム(乗り場)
Ietilpība – 乗車できる人数
POTCPSS – 月火水木金土日
Pirkt bileti – チケットを購入

緑のiのところにカーソルを合わせると途中の停車駅も見ることができます。

注意点として、列車でも同様ですがスケジュールを調べる際は必ず曜日スケジュールも確認してください。

もし、POTCPSS となっていたら、金曜日と土曜日のみの運行です。

もっと言うと、バスや列車に限ったことではなく、お店も POTCPSS で曜日ごとの営業時間を表示しているので滞在中はこの表記を覚えておきましょう!

このパターンしか見ませんでした
このパターンしか見ませんでした

列車:1188
なんでこんなホームページの名前にしたのかは分かりませんが、ここで列車スケジュールを調べることができます。

こちらはバスのホームページと違ってちゃんと英語対応なので、問題なく検索することができるでしょう。

 

チケットの購入方法・見方

今回の旅で列車は使用していないので、バスに関してのみお伝えします。

バスのチケットはネットやバスターミナル、車内で購入できますが、基本的にはバスターミナルで購入します。

ただバス会社によってはターミナルで買えないこともあり、そういう場合 “You can’t buy here, in the bus” みたいな風にカタコトで「ここで買えないよ!」と言われます。車内で購入しましょう。

事前にネットで購入できるバスチケットもありますが、手数料が若干かかったり支払い情報を入力するのも手間なので現地で買った方がいいでしょう。

ただ、シーズン中は予約しておいてもいいかもれませんね。
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さて、チケットはこんな感じです。

チケットはレシート
ピンチアウトで拡大

分かりやすいよう、行き先、出発時刻、プラットホーム(乗り場の番号)の部分に黄色の線を引きました。

レシートそのものがチケットであり、そこには発車時刻とプラットホームまで書いてあります。発車時刻が書いてある以上、購入時にはどの時間のバスに乗るのか伝える必要があるのでハッキリ伝えましょう(よく “Next?” と聞かれました)。

車内購入の場合、その場でレシートが発行され、それがチケットになります。

また一度、車内で運転手さん以外の人にチケットを確認されたので、運転手さんに確認してもらった後でも捨ててしまわないようにしましょう。

ちなみにリガのバスターミナルでは、下の写真のような感じで各プラットホームに電光掲示板がありましたが、他のバスターミナルでは見かけませんでした。

リガのプラットホーム
リガのプラットホーム

写真ではなぜか電光掲示板の文字がうまく写っていませんが、現地ではきちんと読めます。安心してください。

プラットホームは、バススケジュール検索結果画面でも確認できますが現地でも確認しましょう。番号はたいてい行き先で固定されているので、時間によって変わるということはあまりないようです。

でも国際線のシャウレイでは1、1A、2、20番とあったので要注意。

 

リガバスターミナルのようす

滞在中、3回利用したリガのバスターミナル。旧市街からは地下トンネルを通って行く必要があります。

ショッピングモール Galleria のある Valnu iela( “iela” は通りの意味)をバスターミナルのある方向に進んで行くとトンネルを見つけられるでしょう。

バスターミナルの外観
バスターミナルの外観

昭和を感じさせる素朴な外観。

って、平成生まれですが(笑)。でもなんかノスタルジックで結構好きかも。

入り口の右側にはツーリストインフォメーション、左側には確かカフェがありました。目の前はチケット売り場になっています。電光掲示板もありますが、どうやら国際線しか表示されないようす。

大きくて見やすい
文字が大きくて見やすい

この写真はうっかり撮っちゃいましたが、実はターミナル内は撮影禁止です。

でも外はさすがにいいですよね!

下の写真は、構内を出た先にあるプラットホーム。首都のバスターミナルとは思えない程の規模でしたが、まったくややこしくなく使いやすかったです。

左側にも乗り場があります
左側にも乗り場があります

 

そんなに難しくないよ!

移動に関するヒントはこれくらいにしておきましょう。十分ですよね…?

今回バスは往復で6回利用しましたが、間違えそうになったり危ない思いをすることはありませんでした。大型バスもあればミニバスにも乗りましたが、快適なバスの旅が出来たと思います。

リガのターミナルはクラクフのバスターミナルよりずっとシンプル。

ラトビアに訪れる機会があったら、皆さんもどんどんバス(や列車)を利用して旅行を楽しんでくださいね☆

 

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あやか
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