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この記事の内容
4〜5年前から日本でも大きなテーマとなっている難民問題。近年、世界の難民の数は7千万人を突破し、筆者の住むポーランドはもちろん、日本も無視できる問題ではなくなってきました。
しかし “難民を自国で受け入れることだけ” が彼らを救う方法であり、受け入れなかったら “差別で冷酷” なのでしょうか?逆に難民を受け入れれば、難民問題はきれいに解決するのでしょうか…?当記事ではポーランドが難民の受け入れに積極的でない理由を説明し、ドイツのポーランド批判に異議を唱えます。
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この記事の目次
❶ 欧州難民/移民危機とは?
❷ 決定的な移民と難民のちがい
❸ ポーランドは民族優越主義?
❹ 去っていった選ばれし難民
❺ シリア難民を受け入れるリスク
宗教の違いから生じる社会問題
互いの不満が爆発する恐れ
過激派テロの標的になりやすい
難民と移民の受け入れは紙一重
❻ 拒否すること自体は差別ではない
❼ 自文化を尊重するのは間違いか?
❽ 難民受け入れは解決策ではない
❾ この記事のまとめ
【5分で分かる】ポーランドが安全でテロ脅威度が低い理由をデータで解説
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欧州難民/移民危機とは?
2015年9月、海岸に横たわる子どもの遺体(当時3歳だったシリア出身のアラン君)が各国メディアで大きく取り上げられました。
この悲劇のすべての始まりは、2020年3月で10年目に突入したシリア内戦です。
。シリア内戦は、最初は民主化を求めるデモ運動であったが、反政府軍が武装蜂起を行い、自由シリア軍を結成したことが要因とされる。自由シリア軍はやがて内部でも意見がわかれ、アサド政権政府軍、反政府軍、イスラム国という三つ巴の戦いが内戦を泥沼化させることとなった。2017年に入り、アサド政権は内戦において、爆撃の際にサリンなどの化学兵器を使用するという凶悪な攻撃を行い、悲惨な被害をもたらした。。シリアでは多くの武器を持たない国民が国を追われ、アラン君のように平和を知らぬまま死んでいった子どもたちは数知れません。
結果、2015年は前年の倍以上もの難民がEU諸国に殺到しており、過去最高の120万人もの庇護申請が提出されました。
世界は大きな課題を目の当たりにし、難民救出に向けて各国の協力を呼びかけたのです。
ヨーロッパでは、ドイツのメルケル首相が100万人の難民受け入れを表明。
また、同時に多くのEU諸国に難民受け入れを促し「難民に寛容で人道的な国」と評価される一方、受け入れに否定的な態度を見せたポーランドは差別的な国だと非難されました。
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決定的な移民と難民のちがい
平たく言うと、移民とは「定住国を変えてそこに拠点を置く人々」を指します。
私自身もポーランドへ移住した移民の一人。
難民も広義では移民のカテゴリーに入りますが、その理由がより明確となります。
戦争や迫害などで生命の危険に脅かされ、”やむを得ず居住国を逃れる人々” が難民です。
ヨーロッパで難民の庇護申請が多いのはやはりドイツを筆頭に西欧となり、申請が認定された数は下記の表の通りとなります。
これだけ見ればドイツの努力は讃えるべきであり、その姿勢を批判したいとは思いません。
主なヨーロッパの庇護申請認定数 (出典:ec.europa.eu) |
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国名 | 2017 | 2018 | ||
ドイツ | 261,620 | 75,940 | ||
フランス | 32,565 | 33,195 | ||
イタリア | 31,795 | 30,670 | ||
スウェーデン | 26,775 | 10,640 | ||
ポーランド | 510 | 375 | ||
(参考までに)日本 | 20 | 42 |
ポーランドは民族優越主義?
。多くの西欧メディアや “リベラル思想の西側諸国” はよくポーランドのことを「外国人を受け入れない超保守的な国」と言います。。エスノセントリズム(民族優越主義)とは、アメリカの社会進化論者ウィリアム・サムナーの造語で、自分の育ってきたエスニック集団(族群)、民族、人種の文化を基準として他の文化を否定的に判断したり、低く評価したりする態度や思想のこと。 自民族中心主義、自文化中心主義とも呼ばれる。
さらにポーランドが民族優越主義だという指摘も受けますが、これは全くもってノー。
ポーランド政府は難民問題が浮上した2015年から多くの外国人に対して労働許可を発行し、2017年にはEU加盟国で最も多くの居住許可(約70万件)を発行しました。
その中にはトルコ、パキスタン、ウズベキスタン、バングラデシュといったイスラム教国家の留学生や労働者らも含まれます。
ポーランドには伝統的なイスラム教徒リプカ・タタールも住んでおり、単純にイスラム教徒が嫌いな国だと捉えるのは誤った見方です。
去っていった選ばれし難民
ポーランドに住む大多数の移民が隣国のウクライナ人で占めているため、「シリア人は受け入れず、ウクライナ人を受け入れるのはまさに差別では?」と言われることがあります。
。例えば、難民問題が話題になる数ヵ月前、ポーランドの財団 Fundacja Estera はキリスト教徒のシリア難民158人(55世帯)をポーランドに連れてきて保護しました。
というもの、シリア内戦で最も危険だったのは国内人口のおよそ1割を占めるキリスト教徒(9割がイスラム教徒の国)だったから。
しかし当時の “選ばれし難民” はポーランドで十分な経済/社会保障を受けることが出来るにも関わらず、半分以上がさらなる手厚い保障を求めてドイツへと逃げたのです…。
ポーランドへ来た難民の内、半年後も国内に留まっていたのはなんとたった35人。
仮に数百組を受け入れたとして、結局ほとんどいなくなっていた可能性も否定できません。
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シリア難民を受け入れるリスク
ポーランドが大勢のシリア難民を受け入れなかった理由はハッキリとしています。
他国のように十数万〜数十万と一気に受け入れるには経済的に困難という面もありますが、それ以上に考慮すべき点があるのです。
それが、❶ 宗教の違いから生じる社会問題、❷ 互いの不満が爆発する恐れ、❸ 過激派テロの標的になりやすい、❹ 難民と移民の受け入れは紙一重、といった主に4つの点。
これらを順番に詳しく解説していきましょう。
宗教の違いから生じる社会問題
シリア国民の9割はイスラム教徒が占めているのに対し、ポーランド国民の9割以上がキリスト教徒です。ポーランドはキリスト教徒のシリア難民であれば受け入れるという意向を示していますが、宗教関係なく受け入れることはよしとしていません。一方、ドイツには難民問題の前からすでに500万人近くのイスラム教徒が住んでいます。
つまり、ポーランドは文化や宗教の違いから来る社会問題の発生を懸念しているのです。ポーランドにもイスラム教徒が住んでいますが、彼らはポーランドがカトリックであることを理解したうえで暮らしています。しかも半分以上のイスラム教徒は出稼ぎや労働目的、20%が留学生という事情もあり、西欧のイスラム教徒のように家族で移住する人はごく少数。また、急に多くのイスラム教徒を受け入れればポーランド国民との摩擦は免れません。
主なヨーロッパの外国人の割合 (出典:Share of foreign nationals in EU 2018) |
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国名 | 2012 | 2018 | ||
ドイツ | 9.1% | 11.7% | ||
フランス | 5.9% | 7% | ||
イギリス | 7.6% | 9.5% | ||
イタリア | 7.9% | 8.5% | ||
ポーランド | 0.1% | 0.6% | ||
(参考までに)日本 | 1.6% | 2% |
互いの不満が爆発する恐れ
例えば、あなたがホームステイの受け入れ先だったとして、イスラム教徒を受け入れて欲しいと言われたらどうしますか?イスラム教徒は豚肉を一切食べず、他の肉も聖典の教えに従って屠殺したものでならず、調味料含めアルコール成分の入ったもの、原材料が不明なものは口にできません。数日ならまだしも長期なら受け入れが難しいのではないでしょうか。ましてや国家レベルの受け入れとなれば、食べ物どころの違いでは済みません。
また、イスラム教徒は1日5回お祈りをしますが、それはアザーンという礼拝への呼びかけが合図となって一斉に行われます。アザーンは下の動画を見ていただいても分かるように、割と長くて大音量なのが特徴。アザーンを毎日、しかも早朝や深夜に大音量で聞くことにあなたは耐えられるでしょうか?イスラム教の習慣と分かっていても、やはり、信徒でない人からしてみれば騒音になりかねません。
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みんなが移民に対してそこまで寛容でいられるのかな?
過激派テロの標的になりやすい
ポーランドでイスラム過激派によるテロが発生していないのは、イスラム教徒が少なくテロの犯行が難しいから。外国人が目立つ国より誰が敵かも分からないような国でテロを計画し、実行するほうが容易なのは言うまでもありません。
また欧米でのテロ実行および未遂/計画を理由に逮捕された人は2017年で975人、2016年は1,002人であり、いずれも7割はイスラム教徒による犯行でした。ただし、イスラム過激派(聖戦主義や分離主義)による犯行であり、本来のイスラム教徒はテロを起こしません!しかし見た目だけでは宗派を判別できず、昨今は経済格差や疎外感などに苦しむ若者が過激思想に変わることも珍しくないのです。
2017年のテロ攻撃数と逮捕者数 (出典:Rządowe Centrum Bezpieczeństwa) |
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国名 | テロ攻撃数 |
逮捕者数 |
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ドイツ | 2 | 58人 | ||
オーストリア | 0 | 48人 | ||
フランス | 54 | 411人 | ||
スペイン | 16 | 91人 | ||
イギリス | 107 | 168人 |
難民と移民の受け入れは紙一重
国連UNHCR協会によると、難民問題で欧州にやってきた難民の7割以上が若い男性であり、また、シリア人になりすました難民やイスラム国支持者が混ざっていました。後者も問題ですが、本来難民として来るべき女性や子ども、高齢者が圧倒的に少ないのはちょっとおかしいです。男性が先に定住希望国へ向かい、庇護申請が通れば家族を呼び寄せるということですが、そうなると最初に受け入れた倍以上もの人々を後々認めなければなりません。
イスラム教徒は出生率が高く、難民100万人を受け入れるということは最終的にその数倍以上を受け入れるも同然です。加えて、戦争が終われば祖国へ戻るという難民はごく一部…。難民と移民は紙一重、難民を受け入れることによって国の将来や文化が大きく変わってしまう可能性も多いにあります。時には変化を受け入れることも必要ですが、全てにおいてそれが当てはまるでしょうか。宗教と文化は密接に関係しており、そこに “多様性” を求めることによって争いの種ができる恐れもあるのです。
拒否すること自体は差別ではない
前項のように、難民受け入れに関してネガティブな面ばかり取り上げ、ポジティブに捉えないのは協調性がないとか差別と言われることがありますが、それは絶対に違います。
私はカトリックですが、職業上ユダヤ教の教えや習慣についても深く学び、またイスラム教の教えも多少は把握しています。
この3つの宗教の聖地があるイスラエルにも複数回訪れ、イスラム諸国にも行きました。
そんな私から言わせていただくと、”他宗教同士が壁を作らず、妥協し合って共存していくことは極めて難しい” のは確かです。
代表的な宗教には “宗教における法律” があり、例えばカトリックなどキリスト教徒は教会法、ユダヤ教徒は律法、イスラム教徒はイスラム法の教えを守りながら生きています。
宗教上の法律は “多様性” や “妥協” によって曲げられるものではありません。
ポーランドの場合は「キリスト教徒のシリア人は受け入れる」と言いましたが、それはイスラム教徒に対する差別ではなく、それが互いにとって最も平和的な生き方だということです。
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自文化を尊重するのは間違いか?
皮肉を込めたような言い方になってしまいますが、ポーランドは自文化を犠牲にしてまで他宗教を受け入れる覚悟はありません。
国民の大多数が移民とも言えるような国では、特定の地区ではロザリオを身に付けてはいけないとか、イスラム教徒が不快な思いをするから教皇の像を撤去しただとか、そういったことが普通に行われているわけです。
宗教の多様性、寛容、多文化という言葉を使えば、さぞ聞こえはいいでしょう。
しかし自分たちの国を築き上げてきた文化を尊重せずして、自国民を守れるでしょうか。
ドイツも単純に、優しさだけで難民を受け入れてきたわけではありません。
ドイツの難民政策や人道支援はナチスのユダヤ人迫害における贖罪意識から来るものであり、また難民の受け入れによって労働人口不足を解消したいという狙いがあるのも事実。
一方、ポーランドはナチスの犠牲者であり、労働不足も隣国のウクライナ人で十分補えているため、リスクを犯してまでシリア難民を受け入れることに積極的になれません。
バックグラウンドや受け入れ条件、財政、福祉制度がまったく異なる国に同じことを強要するのはエゴではないでしょうか。
それで他宗教同士が衝突を起こしたとしても、ドイツは責任を取ってくれないですよね…?
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ポーランドは中世から近代のナチスによるホロコーストまで、何百年もの間、ヨーロッパ中で迫害されていたユダヤ人と共存していました。それはキリスト教徒とユダヤ教徒が物理的に距離を置いて生活しつつも、必要な場面で助け合うことで関係を保ち、また国家もユダヤ人の経済力の恩恵を受ける代わりに彼らを法の下で保護したからです。
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難民受け入れは解決策ではない
じゃあ、ポーランドはシリア難民を受け入れず、ただ傍観したいだけなのか?
イスラム教徒は助ける必要はない、自分たちで解決すればいいと思っているのでしょうか。
ポーランドとしては、「女性や子どもは避難させ、男性はできれば現地に残って国を守るために戦うべきだ。戦うなら軍を支援するし、経済援助も行う」と言っています。
しかもシリアには徴兵制があり、一般の成人男性も軍事に関わっているのです。
❶ 現地では戦争が起こる、❷ 人々は欧州へ逃げる、❸ 現地は過激派に支配されやすい状態になる、❹ 支配された領土が増えていき、やがて次の大陸が侵略されていく…。
いかに「難民は欧州が一丸となって受け入れればいい」という考えが、根本的に何の解決にもなっていないかが分かります。
それとも他国が難民のお世話をし続け、逃げる男性の代わりに延々と闘うのでしょうか。
そして、シリアから何千キロも向こうにある地で「寛容」と言いながら難民を待ち構え、「ここに着いた者は救う」というスタンスが、果たして本当の正義なのでしょうか。
100万人もの難民を救える余裕があるなら、自国からシリアへのチャーターでも出して本当の難民を連れて来るべきでしょう。
以上、もうこの辺りで記事を締めくくりたいと思いますが、ポーランドが(レイシストと非難されようが)自国の意志を貫く理由を理解していただけたのであれば幸いです。
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また、ポーランドは第二次世界大戦中、圧倒的不利な状況でもナチスやソ連に対して命がけで立ち向かってきた壮絶な過去を持っています。そういった面でも、戦わずに逃げるシリア人男性に対して少なからず温度差を感じているのかもしれません。
難民がでたのは戦争のせい、例え楽な生活をするためにヨーロッパへやってきた移民がいたとしても彼らなりの事情があってのことだというのは私も理解しています。そしてまた、西欧にとって移民の労働力が不可欠なのも事実。しかし、「難民や移民を受け入れれば世界平和」というわけにもいかない現状を知ってもらいたく、今回はやや強めの表現で書いてみました。
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綾香さんへ
始めまして!ポーランド旅行を考慮中にあなたのブログに行き当たりました。ポーランドの事をとても詳しく発信されているのに感心しました。それに移民問題
思わず膝を叩きました。ポーランドがドイツに惑わされることなく断固としてポーランドの考えをとおしてほしですね。又色々読ませていただきます。
uniさん、はじめまして!
記事に共感、そしてコメントをしていただきありがとうございます。移民や政治問題などは難しいですが、日本でのポーランドについての報道をインターネットから見ていると歪んだ情報がたくさんあることに気付きます。
そこで私自身の意見、そして多くのポーランド人の本当の考えをこちらのブログを通して知ってもらおうと思い、この記事を書きました。正直、これまでのポーランドはドイツの言いなりのような感じでしたから、今回政権が変わって本当に良かったです。
私のホームページはまだまだ出だしですが、これからポーランドに関するあらゆる情報を発信していきますので、ぜひご愛読ください。
ポーランド旅行をお考えとのことですが、本当に素敵な国なので前向きにご検討ください^ ^
1つ勘違いをしていますが、ドイツが虐殺したのはあくまでユダヤ人でポーランド人虐殺をしたのはソ連兵です。ナチスは聖職者軍将官の大量の死体を発見して赤十字を通して国連に報告しています。どうでもいいかもしれませんが、一応沢山の方に読まれているブログなので報告しておきます
例のカチンの森事件でしょう?
もうこうなったら、あらゆる人間の邪悪な面を垣間見る感じですね!
難民の件のコメントは全くの正論だと思います。
ナチスが迫害したのはユダヤ人だけではありません。ポーランド人を含むスラブ人やその他の多くの民族を劣等人種とし、彼らの排除を目指しました。
「最も重要な課題はポーランドの指導者全員を痛めつけるために彼らを探し出すことだ。ポーランド人の専門家全員を我がナチス・ドイツの軍事産業で利用する。その後、ポーランド人全員がこの世から消える。」(ハイリッヒ・ヒムラー)
ポーランド人に対する虐殺についてはウィキペディアにも記載されています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ポーランド人に対するナチスの犯罪
途中からすみません。
カチンの森事件はソ連の共産党(スターリン体制)がポーランドの軍隊関係者及び知識人の捕虜たちに対して行われた虐殺だと理解しております。
ドイツ軍の直接的関与はなかったようです。
無論、アウシュヴィッツなどの強制収容所においては、ユダヤ人のみならずポーランド人も犠牲になっているという歴史的事実は存在します。
ポーランドにおける移民難民問題はよく分かりませんが、こと我が国に関していえば、外国人による犯罪はごめんだということです。ここ数年、発展途上国の人達による詐欺事件や殺人事件が増加する傾向にあります。
いちいち「これは差別ではないが…」って挟むのがほんとにうざい。そんなにこわいのか?レイシストの烙印を押されるのが
差別だ、差別だ、レイシストだといちいち騒ぐ人がいますので仕方ありません。私も最初はそんなに強くは書いていませんでした。
それでなに?言いたい奴には言わせればいい。彼らにとっては全てレイシストなんだからそんな配慮無駄
まぁ、そうですね。
私も気にしていたのは最初だけで、つい文章まで編集した時がありました。こういうことを書いただけでヘイトスピーチと捉える人がいるようでビックリしましたが、色んな考え方をする人がいると改めて学ぶ機会になりました。そこまで言う人は、ごくごく稀ですが…。
初めまして。
私もポーランド人の友人に移民についていろいろな話を聞きましが、正に綾香さんがおっしゃっていることを言っていました。
日本という平和な国に住んでいて、最初聞いた時は正直驚きましたが、自国を守るという点ではそういった強い意思が国民に必要なのだなと感じました。
そういった面を含めても、最近はポーランドに興味を持ち始めていていずれ住めるものなら住んでみたいなあと思っています。
これからもポーランドの情報楽しみにしていますね。
KKさん
コメントありがとうございます。
当記事のような意見は、西欧や日本では批判を招きやすいかもしれません。
こういった考えがヘイトスピーチと見なされることも少なくはなく、寛容や自由を叫ぶ人ほど人々を縛り付けているような気すらします。
最近では、フランスで故ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の像から十字架を取り除くといったニュースがポーランドで話題になりました。
なぜかというと、単純にキリスト教徒以外の人々を配慮してのことだそうです。
こんな例が欧州各国で相次げば、ポーランドはますます保守的になることでしょう。
単純にポーランド人の心が狭いだけか、あるいは西欧のように宗教の多様化に適応することが本当に平和へと結びつくのかは興味深いところです…。
長い記事をお読みいただきありがとうございました!
綾香さんのブログを最初の方から読んでここの 難民騒動>>>に来ました。私も国を守るためにポーランド現政権がとっている行動に賛同します。綾香さんの勇気あるメッセージに拍手を送ります。綺麗事では国は守れませんからね。国連は世界平和を守る思想よりも各国々が国益を守る為の意見の発信の場であることを忘れずに。世界平和を守る為なら意見は調整され最終的に一つにまとめられるはずですが、今までのまとまったことがありません。必ず、中国やロシア(時には米国)が拒否権を発します。自国の利益を優先するからです。悟様からの批判も人それぞれの意見として当然かもしれませんが、何か「日本の左系野党が安倍政権を批判しているようで滑稽に感じます。日本を良くする為の発言ではなく安倍政権の足を引っ張る為の発言しか無いのが現状です」
反対意見にも耳を傾けつつ、正しいと思う自分の意見をこれからもお聞かせください。
新谷さん
コメントありがとうございます。
なにが正解というのも分からないですし、言い切るのもまた問題かもしれません。
しかし私の意見に賛同していただけたことには素直に嬉しく思います。
難民問題は賛否両論あるでしょうが、「みんな平等に幸せに暮らすことを目指しましょう」というのはやはり理想論に過ぎません。
本当にそれでまるく治まっている国があるとすれば、どこでしょう。
世界平和、平等、寛容といえばよく聞こえますが、他国の干渉や世間体を気にするかのような無責任な言動は考え直すべきです。
数ヶ月前に日本が難民受け入れに対する考えを新たに示したとき、この記事が多くの方に読まれ、またいくつかのブログでも紹介されました。
そこには批判的なコメントはなく、どちらかというとポーランドのような保守的な意見が目立っていました。
ポーランドと日本は移民がまだ少ないといった面では似ている国です。
しかし難民や戦争で苦しむ人々を見放すことはできないですし、「戦争なんてなくならない」というこの世の中でいかに罪のない人々を守れるかが課題だと思います。
今はイスラエルとぶつかる法律問題でまた注目を浴びているポーランドですが、機会があれば私の意見を書きたいです。