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Azerbaijan(Azərbaycan)
※この記事に情報は2014年時点でのものです。あくまで参考程度にご覧ください。
このページの目次
1. アゼルの基本情報
2. ビザについての注意
3. ビザの申請方法
4. ビザ取得時の必要書類
5. 陸路での入国方法
アゼルの基本情報
2014年2月に渡航しました。
アゼルバイジャンはコーカサス地方に位置する旧ソビエト連邦の共和制国家。
北はロシア、北西はグルジア、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面しています。
また、アルメニアをまたいで西南に飛地のナヒチェヴァン自治共和国があり、そこはアルメニア、イランおよびトルコとも国境を接しています。
アゼルバイジャン国内にあるアルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態。
アゼルバイジャンとの間で領土問題があり危険な場所と言われていますが、アルメニア滞在中には多くのアルメニア人におすすめされました。
おすすめ ★★☆☆☆ 治安 ★☆☆☆☆
首都 バクー 通貨 マナト 補助通貨 ケピック
外務省 アゼルバイジャン 危険情報
ビザについての注意
国境でビザは取得できないため、事前にビザの申請・取得が必要。
ふつうの1ヶ月以内の観光であれば Single Tourist(Ordinary)& Private となります。ビザ申請料は欧米国籍以外は無料。日本人でよかった〜!
1ヶ月以上の滞在は入国3日間以内に警察署で申請書の記入が必須で、これを怠った場合は300マナトの罰金となるので注意してください。
また、アゼルバイジャンの前にアルメニアへ行くのはおすすめしません。二国間は仲が悪いので、入国拒否となる可能性が高いです。アルメニア入国時はパスポートにビザが貼られるので、渡航歴はすぐ分かってしまいます。
一方、アルメニアはそこのところ気にしないようす(実際、問題なし)。
同様、アゼルバイジャンにある自治国ナゴルノ・カラバフに行った場合もアゼルバイジャンには入国出来ません。
ビザの申請方法
主に以下の3つの方法があります。
数年前は空路でも取得できたようですが、今はできないようです。
日本でビザを取得する
現在は e-visa という電子ビザでの申請のみが日本でビザを取得する唯一の方法であり、以前のように在日アゼルバイジャン大使館で申請はできません。
基本的に旅行会社を通すので、割高な代行手数料を支払う必要あります。
“アゼルバイジャン ビザ 代行” などのキーワードで調べると代行してくれる旅行会社が見つかるでしょう。
自分で e-visa を申請する
ここから申請できるはずなんですが、私が試したときは登録が最後まで完了できず、結局申請はできませんでした。
ホームページが不安定で、しょっちゅうエラーになります。いちばん頼りない方法なのでやめておいた方がいいかも。
トビリシで取得する
実際に自分がビザを取得した方法。
隣国グルジアの首都トビリシにあるアゼルバイジャン大使館で取得します。発行は最短5日で即日発行はありません。
ビザ取得時の必要書類
必要書類は以下の通り。
- 推薦レター Recommendation letter
- 推薦レターのコピー
- 申請書
- カラー証明写真 2枚(履歴書サイズ)
- パスポート原本
- パスポートコピー
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以下、実際にトビリシでアゼルバイジャンのビザを取得した時の手順です。
① 日本大使館へ行く
推薦レターはトビリシの日本大使館でパスポートを提示し、取得。取得費用はかかりません。セキュリティチェックがあるので、荷物は全部預けます。
営業時間は平日午前9時15分~13時、午後14時~18時。
② アゼルバイジャン大使館へ
大使館は移転したようで、以前とは逆の方角です。2回タクシーで行って2回とも間違えられたので要確認。
恐らく、თბილისი, ყიფშიძის ქ, 2 は移転前で შალვა ნუცუბიძის ქუჩა, 47 が移転後…。大使館は今のところ、月・水・金の午前10時〜12時が申請時間で、受け取りは2日営業日。
いつ来たらいいかは時間指定までして教えてくれました。
③ 申請書を記入する
申請書はネット上からもダウンロード可能ですが、アゼルバイジャン大使館にも申請書と見本がありました。
「宿泊先欄は未定だから書けない」と言ったら、「じゃあ、HOTEL BAKU でいい」と言われてビックリ。でも未定だと「予約してから出直してこい」と言われてしまう可能性もなくはないので、やっぱり予約することをおすすめします。
④ 必要書類を提示し、申請
パスポートの原本は何も言わなければ、そのまま預かられてしまう可能性があると聞いていたので「パスポートは返してほしい」と伝えると、コピーを取ってちゃんと返してくれました。
以前取得した人曰く、推薦レターのコピーが要るとのことでしたが、要らないとのこと。でも念のためにコピーはしておいた方がいいかもしれません(というか、コピーしてくれた?)。
ここまでの一連の流れですが、まずタクシーで午前9時15分に着くよう日本大使館へ行き、そのままアゼルバイジャン大使館に向かうと効率がいいです。
推薦レターをもらうにも待たなければならず、のんびりしているとアゼルバイジャン大使館が閉まってしまうので。結構ひやひやしたのを覚えています。
陸路での入国方法
グルジアの首都トビリシからアゼルバイジャンの首都バクーまでは夜行列車があります。アゼルバイジャンから向かう場合の料金は26マナト。
隣国アルメニアとアゼルバイジャンの国境はすべて閉鎖されているので、必ずアルメニア以外の経由で入国しなければなりません。コレ大事!
マルシュルートカで乗り継いで行くこともできますが、トビリシからはバラカン行きに乗るか、国境目前のラゴデヒまで行き、そこからヒッチハイクするか国境まで歩く必要があります。
以下、トビリシからアゼルバイジャンのザカタラ(Zaqatala)までマルシュートカで向かった時のことをまとめてみました。もう大変でしたよ…。
オルタチャラで待ちぼうけ
オルタチャラ(Ortachala)はバスーターミナルのこと。
遅くとも午前10時にここからバスに乗って経由地へ向かわないと、アゼルバイジャンへ行くのは厳しいそうです。
- バラカン(Balakən)
- ラゴデヒ(Lagodekhi)
- テラビィ(Telavi)
行きのどれかに乗ればいいのですが、テラビィからアゼルバイジャン方面へはバスの本数が少ないのでなるべく避けましょう。1番いいのはバラカン行き。
オルタチャラまでは滞在場所から10番のマルシュで行きましたが、最寄り駅は地下鉄イサニ駅。そこから46番のマルシュまたは徒歩でも行けます。
オルタチャラはロータリーのようになっていて、どっち側にいたらいいかも分からず、1時間以上待ったのに結局乗ることはできませんでした。
地下鉄イサニ駅へ
10時を過ぎてもマルシュが来なかったので、周辺の人々に尋ねてみるとイサニのバス乗り場へ行けばいいとのこと。
そこでイサニ駅まで徒歩で向かいましたが、バス乗り場が分からないのでタクシーの運転手に聞くと「オルタチャラに行け」と言われました。「さっきまでそこにいたけど、バスがなかった」と言っても英語が全く通じません。
それでもひたすら英語で話していると、誰かが “Can I help you?” とバス乗り場を教えてくれました。すると駅前から徒歩5〜7分のところに、無事にバス乗り場を発見。確か駅の建物右側を沿って歩いて、左手にあったと思います。
ラゴデヒ行きに乗車
そこには既にラゴデヒ行きのミニバスがありました。やったー!ととりあえず乗り込み、発車までしばらく待機。
そこから2時間半かそれくらいで目的地のラゴデヒに到着しました。
でも降りるときに初めて、長距離ミニバスは事前にチケットを買わなければいけないことを知ります。とは言ってもないものはない…。適当に支払い、「実はアゼルバイジャンに行きたい」と言うと、国境から数百メートルまですごい勢いで走ってくれました。
徒歩で国境を越える
降ろされたところからしばらく歩くと、グルジア側の国境へ到着。
見た目は大きめの高速道路の料金所のようでした。そこでアルメニアのビザを見た審査官は沈黙の後に、”Good Luck” とひと言。ちょっとまずかった?
またしばらく真っ直ぐ歩いて、今度はアゼルの入国審査。パスポートのアルメニアのビザを見て、「なにこれ?」と言われてしまい、一瞬ひやっとしましたが別にどうってことはありませんでした。
その後、地方空港のような感じの荷物チェックをして無事アゼルへ入国。
外では数人がマルシュを待っていたので、自分もそこに混ぜって待ちます。
入国前からやたら親しげに話しかけてくる男性(でも通じない)に「ザカタラへ行きたい」と伝え、数十分後に来たマルシュに一緒に乗り込みました。
結局タクシーを使って到着
30分もしない内に、明らかに街中ではないような場所で「ここで降りろ」とジェスチャーをされました。
どうやらザカタラに行きたい人はそこで降りなければいけないらしい。
アゼルのお金を持っていなかったので(現地に着いてからATMで下ろそうと思っていた)、仕方なくグルジアのお金で払おうとしたら、なんとさっきの男性が払ってくれました!
でもやっぱり、ザカタラまではタクシーで行くしかないようす。
タクシーはそこらに数台あって10分程度でザカタラ駅前に到着しましたが、今思えばそういうビジネスだったのかもしれません。って、こんなことを考えてしまう自分がイヤですね(笑)。
後から知ったこと…
なんと、オルトチャラとグルジア語(ორთაჭალის ავტოსადგური)調べてみると、ちゃんとしたバスターミナルがありました。航空写真でも確認。
もしかしたら裏側にいたのかも?
それにしても、自分がいた場所にはマルシュがたくさん停まっていて、そこから乗り込む人も多かったので気付くことができませんでした。オルトチャラからバスに乗る人は気を付けてくださいね!
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