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午前6時頃、突然の吐き気で目が覚めました。吐き気なんて超久しぶりです。
しばらくすると腹痛も…。しかもフラフラしてまともに立てない!こんな経験は25年間生きてきて初めて。
ただ辛かったのはお昼までで、翌日にはお肉を食べても平気でした。あの悲劇は一体なんだったのか?おそらく、ウイルス性胃腸炎だったんだと思います。
ウイルス性胃腸炎とは
ポーランドでは11月〜2月にかけて流行るウイルス性胃腸炎。ポーランド語で Grypa żołądkowa(グルパ・ジョウォンドコヴァ)といいます。
主な症状は以下のとおり。
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- 下痢…最も典型的な症状です。だいたい2〜3日間続きますが、ひどい場合は1週間〜9日と続くことも。
- 腹痛…時々、キューっと締め付けられたような痛さを伴います。
- 吐き気・嘔吐…激しい吐き気や嘔吐を催します。これらは早くて1日〜数日でおさまることがほとんど。
- 発熱…熱がある場合とない場合があり、ひどいと39度を超えることも。
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倦怠感もあり、下痢や吐き気は波のようにやってくるため体力を消耗します。
私の場合、発熱はなかったものの他の症状はすべてありました。まともに歩くことも困難で体が勝手に震えたり、かなり苦しくて涙が溢れてきましたよ。
午前だけであの症状がおさまったのは奇跡的。本当に救われた思いです。
夫がまる1日休んで看病してくれ、翌日も「気分が悪くなったら絶対連絡してね!すぐ帰ってくるから!」と心強く接してくれたお陰でピンピンしています。
シンプルな治療方法
このタイプの胃腸炎に薬は禁物。苦しいですが、ただ出すしかありません。
そしてむやみに医者に行こうとはせず、衛生的な環境を保った場所(家)で安静にしましょう。吐き気止めや下痢止めは絶対に飲んではいけません。ただウイルスを出すことが回復の近道です。
また感染力が強いので、トイレを利用した後や嘔吐の後の手洗いは必須です。でも私の場合、手洗いするのが困難なほどフラフラしていました。もうトイレでうずくまりたかったほどです。
看病する人はできれば、さらなる感染を防ぐためにトイレや洗面所、お風呂など患者が使った場所を毎日清潔にしてください。キッチンには行かせず、リモコンやパソコンなどには触らせないように。
治るまで食事は慎重に
下痢に嘔吐で水分を失うので、こまめに水分補給をすることが重要です。
またこのような症状の時、ポーランドでよく食べられるのが sucharki(スハルキ)という乾燥したパン。
常備している家庭が多いですが、私は買っていなかったのでお義父さんが仕事前にわざわざ家から持ってきてくれました。食べるとポロポロと落ちるタイプなのでベッドで食べると悲惨です。
バナナも何本も食べるべきではありませんが、1回の食事ごとに1本程度であれば問題ありません。青いバナナではなく、熟れた黄色いバナナをゆっくりと噛みながら食べるといいでしょう。
ジュースや牛乳は下痢の症状をさらに悪化させる恐れがあるため飲んではいけません。当然ながら消化しにくい食べ物は避け、なるべくバナナやリンゴといった果物を食べるのがおすすめです。
安静にして、水分補給とただしい食事を心がけていれば2〜4日と短期間で治ることがほとんど。しかし、最高9日と長引くこともあるのであまりに辛かったら病院に行くようにしてください。
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ból brzucha/żołądkowa
ból brzucha/ żołądkowa(ブル ブジュハ/ジョウォンドコヴァ)は「腹痛/胃痛」という意味です。
ból は「痛い」、どこが痛いのかを説明しているのが brzucha/ żołądkowa ですね。brzucha(brzuch)だと、より広義に「腹痛」を指します。原因はともかくお腹が痛い場合は brzucha、żołądkowa(形容詞)は、例えば何か悪いものを食べたから胃が痛いといった場合に使います。
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