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住宅ローン完済を機に総まとめ!4年半かけて終わらせたリフォームの実態

リフォーム
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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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ウクライナ支援活動のご報告
ルワンダの教育支援団体設立

 

この記事の内容
 ブログを始めて間もない2015年11月以降、ぐだぐだ報告してきた我が家(集合住宅)のリフォーム事情。なかなか進展せず、最終報告が2017年4月になっていました。この際、一から再編集してまとめることにします。
 
 ちなみに20年で組んでいた住宅ローンは5年数ヶ月で完済し、リフォーム費用も支払済。時間とお金はかかりましたが、ローンは思ったより早く完済できてスッキリです。夫が頑張ってくれたお陰で快適なお家になりました♪
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この記事の目次
私たちの自宅の間取り図
リフォーム経過を時系列で紹介
壁を壊すための準備に手間取る
ウォシュレットの設置作業
後半、現場で働く業者を切る
  アイランドテーブルの木材
  バスルームのタイル貼り作業
  不良品蛇口の取り替え作業

家具の素材や質にはこだわりを
この記事のまとめ
74平米3LDKの我が家は北欧スタイル?リフォーム後の姿を一挙公開


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私たちの自宅の間取り図

間取り 2020年5月現在のレイアウト(専有面積74平米)は、部屋のインテリアや家具の配置も含めてだいたいこんな感じです!

この間取りから外れて階段の踊り場や地下にも収納スペースがありますが、間取りで表せる範囲の収納スペースでも余裕あります。

以前の間取りではキッチンが非常に狭く、赤線部分に壁がありましたが、それを壊してLDKにしたのが一番大きな変化。

ワードローブやチェストなどは2つを除きすべてオーダーメイド/DIYなので、限りなく無駄のない仕上がりになりました。

ピオトル
今は3人家族でちょうどいい広さ。今後一人でも子どもが増えれば、隣の一部屋(25平米)を購入することも視野に入れています。

 

リフォーム経過を時系列で紹介

リフォーム 4年半ほどかけて、専有面積74平米のリフォームを終えることができました。
建築専門の夫がデザインと図面を手がけ、納得のいくかたちで終えられて良かったです。
ポーランドの物件

 

2014.11-2015.03
物件下見〜1件見学のみで購入

夫の実家に居候していた時、ネットで気になった物件をマーク。その物件と思わしき建物へ行き(実家と同じ地区内なので写真の窓の風景から察しがついた)、一か八かでオーナーに直撃。見事当たり、そのまま直接契約する。翌年3月初旬に引き渡し完了。

あやか
私がポーランドに移住したのは2014年9月でしたが、教会で結婚式を挙げるまでの2015年春までは夫の実家で暮らしていました。
2015.06-2016.01
リフォーム前の準備期間

6月上旬に新居へ引っ越し。しかし冬に入っても新たに買ったものはベッド/寝具、小さなチェスト、ソファ、洗濯機、アイロン/アイロン台のみ。リフォームをすぐ始められなかったのは、キッチンの壁を壊す許可を貰うのに手間取ったため(次項説明)。

ピオトル
引き渡し当時、夏頃にリフォームは終わるだろうと思っていました。前オーナーが「当面の生活によければ…」と残してくれたものがあったので、最低限の暮らしができました。
2016.01
ついにリフォーム開始

新居購入から約10ヵ月、ようやく工事開始。依頼内容は ①キッチンの壁を壊す、②壁に貼ってある木を剥がす、③床のタイル剥がし、④フローリングへの張り替え、⑤玄関に三和土たたきを作ること。④以外の作業は約束どおり、だいたいひと月で終わる。
リフォーム中は夫の実家へ再び居候。

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2016.01.13
1月の進捗早朝7時に業者さんが来たため、眠い目をこすりながら夫の実家へ移動。作業員は愛想のいい男性3人。代金は出来高制で、契約書はなんと手書きです。

夜見に行くと、剥がされた板が立てかけてありました。前のデザインはロッジ風で廊下の壁一面が板でした。

写真右は100ズロチ=3千円!?のお札。でも共産主義の時に発行されたもので、今の価値だと1ズロチらしい。

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2016.01.14
1月の進捗2フローリング専門店へ。平米単価120ズロチのものと散々迷った挙げ句、90ズロチのものをおよそ50平米分購入。

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2016.01.16
1月の進捗3キッチンの壁がなくなり、部屋が明るくなりました。玄関ポーチにはレンガや仕切り素材が積み上がっていて、三和土たたきを作る準備も始まっているようです。

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2016.01.23
1月の進捗4順調なので、追加依頼でバスルーム(写真左)とトイレも改装中。

この物件、ポーランドにしては珍しくトイレとバスルームが別です。隣同士なので一室にしたかったものの、そこまでの許可は下りませんでした。トイレは買い替え、ウォシュレットを取り付けます。

1月の進捗5こちらは玄関ポーチに三和土たたきを作っているところ。奥のドアが元の玄関ドアですが、ポーチ(およそ3平米)は敷地として買えなかったので賃貸です。

三和土たたきにはコートや上着を掛けるためのクローゼットと靴箱を設置予定。かたちが特殊なので、クローゼットはオーダーメイドになります。まだ先になりそう。

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2016.01.30
1月の進捗6最近は電気工事をしていて、あまり目に見える変化はありません。

写真は、玄関ホールにある収納スペースの骨組みです。玄関ホール周辺の壁は高さと幅が揃っていない箇所が複数あり、”〜” のようなカタチにして誤魔化しているとのこと(この表現で分かるかな?)。
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2016.02-03
ひとまず大規模改装が終了

2月から3月にかけては、主に ①床剥がし、②床を平らにする、③新しいフローリングを貼る作業が行われる。フローリングが完成すれば、リフォームの第一段階は終わったと言えるはず(何段階あるかは不明)。

あやか
前の床はキッチン、玄関ホール/廊下、バスルーム、トイレはタイル貼りでした。各部屋のフローリングも違っていて、結局大部分となるおよそ50平米分を張り替えています。
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2016.02.13
2月の進捗2週間ぶりに新居のようすを見に行くと、電気のスイッチが完全になくなっていました。1月編の最後に載せた、”〜” 収納スペースもあとは扉を付ければ完成。

写真の右端に写っているドアがもとの玄関扉で、これを外してポーチに三和土たたきを作っています。出来上がりが楽しみ!

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2016.02.28
2月の進捗2床を平らにする作業。この床作業の前に掃除機を片付けるのを忘れていたのですが、業者さんはのけてくれなかったようで真っ白になっていました。自分たちに原因があるとはいえ半ギレ(笑)。

次いでバスルームも告げられた段階まで一旦出来上がったとの報告を受けましたが、夫はダメだしするとのこと。

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2016.03.23
2月の進捗3前の報告から約一ヵ月経過。業者さんが忙しいとかで遅延があり、結局予定より3週間以上も過ぎてフローリングを貼ってもらいました。端のほうは終わってないけど、フローリングはほぼ完成。

以前の玄関ドアも外し、新しいドアも設置完了。鍵穴は2つ、鍵は一つです。欧米では鍵穴2つが主流ですが、そうでないと盗難保険の適用範囲も変わるとか。

2月の進捗4玄関ホールの “〜” 収納スペースにもキレイにフローリングが貼ってあります。奥の電気がついている小部屋はトイレ。フローリングが完成したので、トイレ設置工事も1週間後に始まる予定。

ここまで仕上げるのになんと2ヵ月以上もかかってしまいましたが、業者さんの言い訳はもう聞き飽きました!
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2016.04
水回りのリフォーム開始

次の作業はバスルーム/洗面台、トイレ(ウォシュレット)、そしてキッチンの設置。水回り工事が終われば住めるため、なるべく早く済ませたいところ。しかしいつまで経っても完成形とはならず、最低限生活ができるレベルまで終わらせて新居へ引っ越す。

ピオトル
GWに日本の家族が来ることになっていたので、4月はそれに間に合うよう急ピッチで作業を進めました。人に見せられるレベルにはなったものの、まだ完成とはほど遠い姿…。
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2016.04.03
4月の進捗いよいよ、トイレとバスルームのリフォーム開始。ただ独立した浴室があるわけではなく、洗面台が隣にあります。欧米ではこのタイプが主流で、さらにトイレも同じ空間にあることがほとんど。

写真の左端にちょこっと写っているのはドラム式洗濯機ですが、最終的にはLDKの収納スペース内(”〜” ではないほう)に移動させることになっています。

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2016.04.17
4月の進捗ついにトイレ設置。配管は見えっぱなし、ウォシュレットの壁リモコンも取り付けていないのでまだ使えません。トイレについては別項目で説明します。

浴槽の部分は写真の通り、恥ずかしいほど汚いです。バスルームの壁に貼られていた和風タイルを全部剥がして、バスルーム全体をキレイにしているところ。

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2016.04.21
4月の進捗2ここ最近、キッチンが順調に毎日こつこつと組み立てられています。

キッチンは1月にイケアで買い揃えたもので、夫と義父が組み立てています。素材選びで揉めましたが、私が主に使うところなので私の意見が通りました!

食洗機も夫は「なくてもよくない?」という感じでしたが、夫婦だけで住むならまだしも先を考えたら必須かと。

4月の進捗2夫がバスルームの入り口ででごそごそしている間、私は片付け。夫がなかなか来ないのでようすを見てみると、業者さんに向けて図面を書いていました(笑)。

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2016.04.23
4月の進捗4ようやく、だいぶキッチンらしくなってきました。とても嬉しいです!

ごちゃごちゃしてますが、冷蔵庫やガスコンロ(ビルトイン)、オーブンレンジなど一通りのキッチン家電もあります。

4月の進捗5家電の配線は機械工学教授である義父にお任せ。自分たちでやるとは言っても、夫含め技術者がいるので捗ります。

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2016.04.30
4月の進捗6アイランドがベニヤ板ではあるものの、7割完成。ダイニングテーブルは前オーナーのものですが、長く使うものは急いで買って後悔したくないので保留。

フローリングの張り替えが1ヵ月以上遅れたのが原因で、4月末になってもここまでしか進みませんでした。バスルームのドアも1ヵ月以上の遅延。やれやれ。。
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2016.05-2019.08
マイペースにリフォーム

足りない家電や照明の購入、家具製作、各部屋の扉オーダー&取り付けなどをゆったりやる。痺れを切らし、2017年秋には業者を雇うのもやめる。2019年8月の出産までを目標に、おお仕事と言える部分は終了。

あやか
かなり時間をかけましたが、停滞期もはさみつつ、吟味しながら自分たち好みに仕上げました。と言っても、ほとんど夫のデザインであって私自身は完成形も費用も知らないまま出来上がっていった感じです(笑)。
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2016.10.15
バスルームまだ手直しは必要なものの、洗面台はだいたい完成。大きな鏡で開放感があり、洗面台も横長で使いやすいです。

浴槽部分下のほうにあったセントラルヒーティング(温水を循環させて家全体を温める暖房)も外し、バスタブ上部の壁にタイルを貼ってから設置します。

新しいセントラルヒーティングはタオルが掛けられるタイプ。フックを付けなくてもいいので、視覚的にもスッキリ。

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2016.10.20
アイランドキッチンのアイランドの表面が、ついにちゃんとした木材になりました。長い間ベニヤ板を貼り付けて使っていましたが、やっとストレスから解放されます!

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2017.01.23
玄関以前の玄関ポーチに作った約3平米の三和土たたき。壁に固定するタイプのシューズボックスを設置しました。その向かいには傘やコートをしまうためのクローゼットを作りますが、やや時間がかかるかも。

床の部分はタイルにすべきか、なにか敷くか…。広くはなくても、ちゃんと靴を脱ぐところがあるのはいいですね。

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2017.10.24
窓台間が空きましたが、電気スイッチカバーの取り付け、バスルームの壁塗り、トイレのドア設置などが終わりました。

今は、窓際にあるカウンター(窓台)の設置作業中。窓台はポーランド語で parapetkaパラペトゥカ、そこから派生して新築パーティーは parapetówkaパラペトゥフカ。新築には窓台くらいしか座るところがないので。笑

窓台2ちなみにソファのあるリビングにはもともと大理石の窓台があり、前オーナーからも「これはイイものだから絶対外しちゃダメよ!」と言われていました。

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2018.09.08
浴槽の下去年10月から翌年4月にかけて3部屋のドアとバスルームのドア、玄関ホールと三和土たたきの境目にあるドアの設置が完了しました。あとは枠を付けるだけ。

写真は、バスタブの下を隠すところです。ひらけるようにして、そこに掃除グッズとか雑巾を隠せるようにします。

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2018.09.12
クローゼット寝室のDIYクローゼットが出来上がりました。総額5万円ちょい。押して開くタイプです。天井から床まで収納スペースとしているのでかなり入ります。

左側は服やズボンを掛けるところ。すぐ着る服はパンダのようにサッと掛けておくことができます。見苦しいときはカーテンで隠せますが、たいていドアを開けっ放しにしているので常に隠れてます。

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2018.11.06
テレビソニー60インチの大画面テレビを購入。リビングのソファの前に置いていますが、部屋の印象が変わりました。

ちなみに開きっぱなしになっているテレビ台も、クローゼット同様DIY。

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2019.04.01
ローチェスとリビングのローチェスト、ついに完成しました。6つの扉があり、押して開くタイプです。後ほど壁に固定し、床から8センチほど浮かせた感じにするそう。

ローチェストの大きさが分かるように、ゾウを置いてみました。というのは冗談で、240×42×60です。

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2019.06.29
キッチン冷蔵庫の隣にあった、壁の出っ張りをうまく隠しました。冷蔵庫の真上は大きな収納スペースになっています。

キッチンに関しては、剥き出し状態の照明を変えれば完成。手前のライトはイケアで買った500円の仮照明ですが、思いのほか馴染んでいるので「もうコレでよくない?」と言ってます(←適当)。

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2019.07.13
トイレ便座が見える状態ですみません。トイレもほぼ完成し、あとは下に見えるウォシュレットの変圧器を隠すだけです。

相変わらず「流すボタン」はないですが、真後ろを押せば流れる仕組み。その上は収納スペースで、トイレットペーパーとかトイレ掃除グッズを入れてます。
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2019.08-2020
そろそろ仕上げ段階に入る

出産以降はカーテンの購入、リビングの壁塗り、各部屋の扉周りやフローリングの継ぎ目を補修する程度。どこまで終わらせて「完」と言えるかは分からないが、とりあえずリフォーム終了と言えるレベルになる。

2020.05
ようやくリフォーム終了

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壁を壊すための準備に手間取る

壁跡の写真 リフォーム 最初の難関は、キッチンと隣の部屋の壁を壊して一部屋(LDK)にすること。
集合住宅なので大規模な工事は管理組合と市の許可が必要であり、これが厄介でした。

下の間取りの赤線がその壁です。
ご覧の通り、以前の間取りでは右部分に狭いキッチンがあり、さらに壁際にはテーブル+2脚の小さなイスが置いてありました。

キッチンの間取り 管理事務所に壁を壊すための申請を出したのは、結婚式前の2015年4月下旬。

建築設計士の夫が構図と計画を書き、最後に他の専門家のサインも貰いました。
建築と土木工学2つの修士号を持つ夫が「大丈夫」と言うので安心していたものの…?

ピオトル
建物の構造上、この壁は壊しても問題ない壁!実際、他の住人たちも壊しているからね。3週間以内に結果の知らせがあるらしいよ。
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しかしなかなか返事がなく、催促ののちに「許可はするけど壊さないほうがいい」という曖昧な答えが返ってきたのです!

それでも「許可する」と書いてあるので市役所に申請しに行くと、受理どころか「返事が中途半端なのでちゃんとした許可を貰ってきてください」と門前払いを受けました。

あやか
曖昧なことを書かないよう念押しし、再度3週間以上も管理組合の手紙を待ちました。そして市役所での申請でさらに3週間…。今度は無事に許可が下りました!
ピオトル
もし許可が下りなかった場合、現在テレビとソファを置いてるリビングをLDKにする予定でした。排水管/ガス工事必須だけど…。

 

ウォシュレットの設置作業

トイレ 2016年4月頭から取りかかったウォシュレットの設置ですが、トイレが完成したのは出産直前の2019年7月でした。

写真左がリフォーム開始時点、真ん中がその2週間後、右は2017年辺り。

ウォシュレット(2015年10月の一時帰国で購入)は壁リモコン式なんですが、日本で流すボタンを紛失してしまったため、半年近く下の写真のような状態でした(笑)。

トイレウォシュレットというのは温水洗浄便座の先駆けとなったTOTOの登録商標であり、私たちが購入したのもTOTO製です。

日本では2人以上世帯の場合、家庭の温水洗浄便座普及率は80%だそう!

しかし欧米では様々なハードルがあるためにまだ珍しく、おそらく私の住む街で温水洗浄便座、あるいはウォシュレットを付けている家庭は私たちの家くらいだと思います…

あやか
購入したのは当時、新商品だったTCF6531の壁リモコン式。希望小価格13万円でしたが半額程度で売られていました。私たちが実際に取り付けた方法や問題点など、詳しくは下記記事をご覧ください。
海外でのウォシュレット設置方法

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後半、現場で働く業者を切る

怒る女性ここまで時間がかかった大きな原因は、間違いなく業者の対応の遅さにあります。
なので、後半ではもう切っちゃいました!

私の夫も職業柄素人ではないため適当な仕事にはダメ出ししますし、それに加えて仕事が遅いとなれば、そりゃ「もう自分でやっちゃったほうがいいわ」ってなりますよね…?

下記はほんの一例ですが、業者とのやり取りはこんな感じで一向に進みませんでした。

 

アイランドテーブルの木材

ピオトル
あの〜、テーブルの木材はいつになったら切ってくれるんですか?
業者A
もうすぐ出来ますよ。でも今、忙しくて手がつけられなくてね。
ピオトル
それ、2週間前も言ってましたよ?そんなに難しいことですか?

 

バスルームのタイル貼り作業

ピオトル
あの〜、今日なんで来なかったんですか?この前話したとき、3日間で終わらせるって話でしたよね?
業者B
え、言いましたっけ?まだタイルを切ったりしないといけないから、もうちょっと時間かかりますよ。

1週間、音沙汰なし
ピオトル
いったい、いつ来るんですか?あれからだいぶ経ちましたけど。
業者B
いやいや、すみませんね。
ちょっと相方が調子悪かったんで。5日後でもいいですか?

その4日後の夜9時
業者B
すみませんが、相方の調子がまだ悪くて明日は無理そうです。来週の火曜日でもいいですか?(←本当に来るか分かったもんじゃない)
あやか
体調が悪いのは仕方ないけど、だったらだったで代わりの人とかいないの?もう、いつ終わるやら…。

 

不良品蛇口の取り替え作業

ピオトル
あの〜、水の出方がちょっとおかしいんですけど。ドバーッて一気に出過ぎだと思うんですよね。
業者C
分かりました。じゃあ、2週間後にチェックしに行きますので。

それから2週間後…
業者C
写真だけ撮らせてもらいますね。本社に確認してまた連絡します。
ピオトル
ここまで来て写真だけ?!言ってくれれば、撮って送ったのに!

それから1ヵ月後…
業者C
不良品だったので替えを持ってきたんですが、外す器具がないので交換できません。また出直します。
あやか
マジで?!ありえん!

それから1ヵ月後…
ピオトル
やっと電話に出ましたね!いったい、いつになったら新しいのに取り替えてくれるんですか?!
業者C
今、仕事でオランダなんですよ。帰って来たらまた連絡するので、もうちょっと待ってください。
あやか
工務店とか大工ってポーランド語で “stolarzストラシュ” って言うでしょ?仕事するのが遅いから頭に “stoスト” が付いてるんじゃない?頼んだら百年かかるぞー!みたいな。笑(ポーランド語で “stoスト” は百という意味)
ピオトル
うまいこと言うね!(全国の仕事が早い工務店さん、すみません)
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と、信じられないことがありました。

他の人に愚痴ったら「リフォームなんて5年かけてやるもんだよ」と笑われたり。
でも、当人の立場からすればたまったもんじゃないですよ〜!(本当に約5年かかった)

 

家具の素材や質にはこだわりを

我が家のイス ポーランドでは「キッチン用品や家具を揃えるなら、とりあえずイケア」みたいな傾向が強く、個人的にはポーランドの家具/インテリアショップはなんだか冴えません。

そのため、我が家には無垢材のオーダー家具や(無垢材ばかりは高すぎるので)ラミネート材のDIY家具が多くなりました。

例えば、写真左のダイニングチェアは4脚(約1万6千円/1脚)、右は2脚(約2万円/1脚)ありますが、この価格帯だとポーランド的にはかなりお高めと言えます…。

かみかみ 高いほうは実はビンテージのイス
それをリノベーションして作ってもらったものですが、最近は娘がカミカミしてます。。

ダイニングテーブルやアイランドテーブルもオーダーメイドでしっかりとした無垢材を選びましたが、イスとともに大満足!

キッチンの蛇口やシャワーなどはグローエ、フローリングやオーダー家具・扉の素材もドイツメーカーを選びましたが、やっぱりクオリティを求めるとそうなっちゃいますね…。

あやか
ちなみにベッドと一部のキッチン家具はイケアです!イケア商品の質はピンキリなので、きちんと素材を見極めて購入しないといけません。デザインも惹かれるものが多く、結局私たちも「とりあえずイケア行ってみる?」という感じでした。

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この記事のまとめ
アイコン こうしてリフォームの経過を一つの記事にまとめてみると、改めてすご〜く長かったと思います。でもその分愛着があり、できるだけ大切にしながら長く住みたいですね。夫の実家から徒歩7分、スーパーや診療所、薬局・ドラッグストアも徒歩3分圏内、公園や緑もたくさんあったりとロケーションもかなりイイですし。
 
 あと日本の相場より数割安いとは言っても、リフォーム費用は数百万円以上。そういう面でも10〜15年で去るというのは考えられません。逆に言うと、ここまでこだわって仕上げたので次のオーナーさんはラッキーだと思っています。笑

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あやか
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2件のコメント

あさり より:

大変興味深いリフォームに至るお話有り難うございます。因みにこちらの物件は築どのくらいなんですか?日本では当たり前のように新築物件を購入する人が多いのですが、イギリスなどは古い物件を方が価値が上がるなどと漏れ聞きます。ポーランドではどうなんでしょうか?

長い記事を読んでいただきありがとうございます (^ ^)
私が購入した物件はちょうど築40年ほどになりますが、こういった建物は100年〜150年持つと言われています。
地震や台風などの天災がないため、日本の同じ構造を持つ建物よりは長持ちしやすいみたいです。
築年数は、こちらではそれほど気にしませんね。
もちろん新しいデザインに惹かれる人だと新築にこだわるでしょうが、そういった人は全体のほんの一部です。
またヨーロッパ全体で言えることだと思いますが、レンガ造りの建物は古ければ古いほど価値が上がります。
ちょうど、物件に関する記事(https://witam-pl.com/2015/11/09/blog27/)を再編集しており、その件にも触れる予定です。
またトップページの更新情報欄(緑のボックス)でお知らせしますのでもう暫くお待ちください。

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