エジプト女ひとり旅／前半【役立つ情報&費用公開】出会いと感動に満ちた14泊

　日中にカイロ空港に到着（ターミナル3）するものの、ウザい人たちは皆無で入国審査も数分程度でした。スムーズにUberで市内へ。夜の便でアスワンへ向かうので、自由時間はせいぜい3時間半です。考古学博物館前のホステルに荷物を預けて（荷物を置くためだけに予約）、2時間半ほど博物館を見学。正直、3時間以上は必要かも！！

　見学後に荷物を回収し、急いで空港へ。
空港のセキュリティで並ぶ場所を間違えて、荷物を預けたのも出発30分前だったので焦りました。

　20時前、無事アスワン空港に到着。ふっかけてくるタクシードライバーと交渉し、宿泊先のエレファンティネ島へのボート乗り場へ向かいます。
オーナーがプライベートボートで迎えに来てくださって、22時前にチェックイン。この日はバタバタしすぎて外食もナシ。1時前には寝ました。

　宿泊先でチャーターの手配をお願いして4つのスポットを見学。イシス神殿でタイミング悪く鼻血が出てしまい、危うく神聖な地を血で汚しそうになりました。回復後、河江先生の動画を何回も聞きながら神殿を堪能！ローマ帝国に支配されてからもイシス神信仰が貫かれた場所… あのローマでさえ崇敬したなんて尊すぎる。また鼻血出そう。

　最後の博物館見学中、家族で来ていたエジプト人の女の子ズズに話しかけられて意気投合。
どうやら同い年だと思われていたそうですが、倍の年齢でお互い驚愕。笑　私だからじゃなくて、だいたいのアジア人は若く見えるんですよ。その割に、学生料金は自動的には適用されません。笑

　そうこうしていると周りにぞくぞくエジプト人がいっぱい集まり出して、撮影会状態！
写真はポーランドでもたまに言われますが、日本人は人気ですよね〜。ズズの妹のマリアムちゃんには何度抱きつかれ、キスされたか…！一緒にワタアメ食べたり、抱っこして歩いたり、めちゃくちゃ可愛くて楽しかったです。この子の家族とアスワン市街でゆっくり2時間くらい過ごしました♪

　前夜、同じボートに乗り込んだスペイン人夫妻に話しかけて、偶然その夫妻も翌日アブシンベル観光ということだったので便乗しました。
当日、港でドライバーと合流するも、車体がボロすぎて夫妻は車の交換を強く要求し、1,000ポンド多く支払ってまで車を変えることに渋々合意。元々割り勘だったところ一人当たりの料金に変わったので、私は300ポンドも安くなりました。

　アスワンからアブシンベルまでは特別な護衛、または許可を得た車しか走れません。アブシンベルまでの約3時間、警察によるチェックポイントが何度もありました。あと、道も結構危険らしく、横転した車や事故車を何台も見かけたり。
ちなみにドライバーもやはり日本が大好きで、私のことをずっとワイフと呼んでました。「妻と写真撮りたい」とか「妻に会えて嬉しい」とか。笑

　夫妻は日帰りでアブシンベル観光でしたが、私は2泊なので到着後は夫妻とお別れ。神殿前で降ろしてもらいましたが、河江先生の動画を観てから考え直し、荷物もあったのでトゥクトゥクでホテルへ。数時間ほど休んでから外に出て、名物の魚料理（ティラピア）を食べに行きました。
夕食後はアブシンベルのナイトショーへ。めっちゃくちゃ感動。星も超キレイ。ヨルダンの砂漠で観た星空を思い出しつつ、ゆっくりホテルへ。

　河江先生が「アブシンベルにはぜひ一泊して朝焼けの神殿を」と仰っていたので、早起き頑張りました。ゲートを一番乗りで過ぎてからもひたすら走って、誰もいない神殿へ！感無量…。
アサシンのラムセス2世、王の中の王が脳裏に浮かぶ。圧巻のひと言で、人が集まりだしてからもなかなか出られず、3時間以上も滞在していました。

　11時頃にホテルに戻り、遅めの朝食を取って、仕事してお休み。起きたら夕方前だったので、イヤホンを買いに行きました（壊れた）。そこらへんの人に「イヤホン買えるところない？」と聞いてみると、ちょうどそういうのを売っているお店の人でした。ついでに両替をお願いして、良い値段でイヤホンをゲット。紙パックのマンゴージュースをおもてなししてくださいました。

　そのあと、美しいナセル湖に沿って散歩。
ふと入ったレストランに日本人がいたので話しかけてみると、同じ関西人でめちゃくちゃ盛り上がりました。ナイトショーも、朝の神殿でも日本人団体客がたくさんいて、てっきりツアー客の方かと思ったら私と同じ個人旅行者。前夜のナイトショーで隣り合わせた方にもつい話しかけましたが、旅先の人たちと話すのはいいですよね〜。

　アスワンへ戻るのに飛行機か、乗り合いバスか直前まで考えていましたが、バスのほうが思い出が濃くなりそうなのでバスを選択。満員になるまで3時間近く待って、合計6時間40分も座りっぱなしでした。でも、後ろに座っていた方が売店で買ったスナックとジュースをくださったり、エジプト人の優しさに触れられたからよかったです。

　アスワンに戻ってから、前回とはまた別のエレファンティネ島の宿にチェックイン。
ココのオーナーさんが本当に最高で、クヌム神殿やナイルメーターなど遺跡をフリーで案内してくださいました。そのあと、タクシーでカラフルなヌビア村へ。愛らしい子どももいる一方、ワンダラーと言ってずっと付いてくる子どもにも遭遇。彼らには残念だけど、現金はあげない主義。

　暗くなりはじめ、人通りもあまりなく不安なので1時間歩いたところでアスワン市街に戻ることにしました。ふとコプト教会の大聖堂に入ってみたところ、想像以上にギラギラしていてビックリ。敷地内は売店がたくさんあり、うろついていたら女の子たちに囲まれて大変なことに…。腕は組まれるわ、質問は飛び交うわ、写真もかなりせがまれる！言葉はあまり通じないけど、なんだかすごく楽しかったです！最終的にリーダーっぽい男性が「この子たちはクレイジーだから早く逃げて」と女の子たちを追い払い、教会の外へ…。もう疲れて外食するのも面倒で、スーパーで適当にスナックとお土産のナッツを買って宿に戻りました。

　正午あたりの飛行機でカイロへ。とは言っても、09:30には宿を出なければなりません。慌てて朝食を食べていたら、いきなり「どうもおはようございます」と話しかけられました。なんと出張で日本に何度も行ったことのあるドイツ人夫妻で、しかも同じ飛行機でカイロに戻るらしい！
オーナーのプライベートボートで一緒に港へ向かい、それぞれタクシーで空港へ向かいました。

　カイロに着いてからは、それぞれ別の宿だったのでいったんお別れ。両替を済ませ、ここでフランク（夫妻の夫のほう）から「ランチ食べた？」とメッセージが。もう夕方5時やで。笑
たまたま近いところにいたので、ファストフード店で待ち合わせ。軽食を食べながら雑談を楽しみ、ミイラ博物館へ。ラッキーなことに金曜日の博物館は18時からまた開館。閉館まで見学しました！

　それから、夫妻と約束していたディナーの場所へ移動。マリオットなど高級ホテルがあるザマーレク地区なので少々高めですが、マンゴージュースも安心して飲めるお気に入りのレストランらしい。食事中にショーが始まり、超うるさい。しかし、夫妻との会話が面白すぎて、特にフランクがユニークすぎるので笑いが止まりませんでした❤︎

　09:30には空港に向けて出発しないといけないので、この日は観光などの余裕はありません。
朝食後、すぐチェックアウト。その間にお隣のスーパーでお土産のポテチを4袋購入。エジプトのポテチって味のバリエーションも多くて、美味しいらしいです。ポテチ税がないのか1袋60円くらいと破格。ポーランドだったら安くても300円！
　
　予定通りにワルシャワ空港に到着し、次の搭乗時刻まで25分。お腹が空いたのでラウンジに行こうか迷っていたところ、売店で幻のキンヂュク（リトアニアの酸味ある絶品ソーセージ）のサンドイッチを見つけたので即購入。ワルシャワ〜カトヴィツェ路線はかれこれ50回は乗っていますが、今回の飛行時間は33分と最短記録でした！