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よく知らない国で列車に乗るというのは、旅慣れた私でもドキドキします。
おかしな話ですが、海外の列車はややこしいという先入観があったので、かつての私は国内移動でも極力飛行機を選んでいました。いや、もしかするとただ飛行機が好きだったからかも?
さて、それではこちらの記事ではポーランドで列車に乗るまでの一連の流れを写真付きで詳しく説明しましょう。
その1 電光掲示板を確認

乗りたい列車は何時何分発か、どのプラットホームから発車するのか。基本的な情報はもちろんのこと、電光掲示板から知れる情報はまだ他にもあります。
ここでスムーズに掲示板を読むために覚えておきたいのは、以下のワード。
Odjazdy / Departures:出発
Przejazdy / Arrivals:到着
Kiernek:方面
Przez:経由
Godz.(Godzina):時間
Opóźniony :遅延
Pelon:プラットホーム

しかし、ポーランド鉄道PKPでは、なぜか最後の一桁だけ記載の番号と異なることが多いです。紛らわしいですが、これを予め知っておけば「これのはずなんだけど、番号が微妙にズレてるなぁ」と考え込まなくても済むでしょう。
また方面ですが、大きい字で最終目的地、たいてい小さい字で経由地が流れるように表示されます。
例えば、クラクフ(Kraków)へ向かう列車に乗るにしても、最終目的地がザモシチ(Zamość)やワルシャワ(Warszawa)のこともあり、そういう場合は経由地にクラクフの文字が流れます。小さな駅は表示されません。
発車時刻、方面、プラットホームを確認したら、乗り場へ向かいましょう。
その2 プラットホームへ

よっぽど小さな駅でもない限り、プラットホームは2階にあるというパターンが多いので、エレベーターがない駅で荷物があるとちょっと大変ですね。

それは、列車が両側に来るようになっていること。一体どちらに乗ればいいのかと少し不安になるかもしれませんね。
実はポーランドでは、プラットホームがさらにトラックへと分かれるのです!

上がる前のプラットホーム近くに細長い電光掲示板があれば、tor(トラックという意味)という表示が乗りたい列車の補足情報にないか確認してください。
tor4 とあれば、プラットホームへ上がると tor4 や tor5 があるので tor4 を見つけて待てばいいだけの話です。

例えば上の写真の場合、右には “18:47 Zielona Góra” とあるので、右の列車はその Zielona Gróa 行きの列車となります。もし左に表示されていれば、左から発車ということです。ただ左には何も表示されていないので、直近で発車する列車はないという意味になります。

落ち着いて行動するために、ポーランドの列車に乗る際は気持ち早めに到着するようにしておきましょう。
その3列車に乗る前の最確認

というのも、もしあなたの乗りたい列車が遅延していたとすると、そこにあるのは異なる列車かもしれないからです。そういった情報は電光掲示板に表示されているはずですが、念のため…。

ちなみに、ポーランドの駅にはワルシャワの地下鉄を除いて改札はありません。詳細はこちらの記事に書いています。
事前予約で予め車両番号が分かっている場合、乗る前に自分の車両番号のところまで行っておくといいです。写真の場合、右下に列車の絵とその下に番号がありますが、それが車両番号ですね。
それでは、よい列車の旅を!
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Miłej podróży
Miłej podróży(ミウェイ ポドルジュ)は「よい旅を」という意味です。
miły/a/e は形容詞で「いい」「素敵な」という意味なので、単純にその後ろに合う名詞をくっつければアレンジできますね。例えば、よく聞く “Miłego dnia”(ミウェゴ ドゥニャ)は「よい一日を」という意味になります。
しかし、ここで注意したいのが miły の格変化。後に続く名詞が女性名詞であれば miłej となり、男性名詞や中性名詞であれば miłego です。ただ、中性名詞をもってくる場合は非常に稀でしょう。私でも思い浮かびません…。


