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2016年3月22日(火)
現地時間早朝、ベルギーのブリュッセル空港と地下鉄で大きなテロがあり、この報道を境に当ホームページのある記事のアクセス数が急上昇しました。
突然訪問者が増え、「なんでこんなに多くの人が?!」と思って “ポーランド テロ” で検索してみると、なんと私の記事が外務省の海安全情報よりもトップに来て検索1位になっていました。
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自分でもビックリの検索結果
※半信半疑だったので検索チェッカーで調べてみると、本当は2位でした。。。
すでにポーランド旅行を計画されている方が今回のテロ事件がきっかけで、ポーランドにも何らかの影響があるのではないかと不安になったようです。
日本が中国といっしょのアジアと見られるように、フランスもベルギーもヨーロッパで一括りですから、同じくヨーロッパであり西欧に近いポーランドも危ないのではないかと思うのは当然。
これまでの騒動もあって、日本ではヨーロッパ方面への旅行は避けられる傾向にあるようですが、これを境にしてまた海外への渡航者は減ることでしょう。
身の安全が一番とはいえ、悲しいことですよね。海外渡航者云々より、もちろんテロが起こったことに対しての怒りや悲しみの方が大きいですが。

行くか行かないか…
さて、ポーランドは今のところテロの脅威はほぼないとされています。
西欧よりはよっぽど安全でしょう。
もちろんいつ何が起こるか分かりませんし、そこに不意打ちをされるかもしれませんが、可能性から言うとこういうことです。下のマップをご覧ください。

テロの脅威度マップ
色が付いていないポーランド(ドイツの隣)は、比較的安全だということがこの地図から見て取れます。
これは2015年11月には発表されたものですが、この時点でも実際にテロが起こったベルギーは真っ赤で脅威度がかなり高いですね。ドイツやイタリアはオレンジになっていますが、テロ未遂が起こったり逮捕者が出ているような国ですから個人的にはやはり危ないです。
ポーランドも難民・移民対策について注目を集めている国ですが、その政策もあって国内での移民騒動やテロ未遂が起こったことはまだありません。
ただし、いくらポーランドのテロ脅威度が低いとされていても、いくらイスラム系移民(※)が0.00…の割合だとしても、ポーランドもそれなりにテロに備えて警備体制を整えている状態。
大きな駅や人が集まる観光地の旧市街には警察が見張っていたりと、私が来た当時よりは緊張感があります。
テロや移民問題についての詳しい見解はこちらの記事を読んでいただきたいのですが、この記事をご覧になっている方は何よりも “ポーランドの治安・情勢” が気になっていることでしょう。
これまでヨーロッパでテロ事件を起こしているのは過激派のイスラム系の人々や、イスラム国に所属している人々です。本当はこのような過激派とまともなイスラム教徒を分けて表現したいのですが、イスラム系の人々が過激派なのかそうでないのかを外見だけで区別することはできません。
よって、ポーランドはイスラム系の移民を恐れているのですが、イスラム系皆を敵視したり非難しているわけではないことをご理解ください。

旅行しても大丈夫?
あくまで私の意見。
2016年3月現在、ポーランドは安全な国だと言えますし、ヨーロッパ諸国からどんなに非難されようが自国を守ろうとする思いが強い国なので、私も安心して暮らすことができます。
テロ脅威のことなど抜きにしても、元からポーランドは他のヨーロッパ諸国と比べて治安がうんと良い国。
それは移民による格差がないことが大きく関係しているでしょう。
観光客視点での西欧とポーランドのちがいは、路上でモノを売っている移民がいるかいないか、だと思います。また、ポーランドでもし物乞いをされたとしても、それは99%ポーランド人…。
そんな国でテロ活動をするのは容易ではありませんし、テロ活動を起こす要因も脅威度が高い国と比べてそれほど多くないと言うことはできます。
しかし、だからといって「ポーランドは絶対安全、絶対テロはない」なんて言うことはできません。行くか行かないか判断するのは個人の決めること。
私としてはポーランドへは安心して来てもらってもいいのではないかと考えていますが、本当にこの先どうなるかは誰にも想像ができません。でもひとつアドバイスとして、本当に危なくなる前に、今の内に来ておいた方がいいと言っておくことにしましょう。
またポーランドでテロについての動きがあれば、記事に書こうと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます☆

