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日本人が好む味でかつ、ポーランドに来たら絶対食べて!と声を大にして言いたいスイーツをご紹介します。
ポーランド人は甘いものが大好き。それも、砂糖かっていうくらいの甘さがお好きなようです。なかには珍しいものもありますが、時期を狙って来ると食べられる機会があるかもしれません。
おすすめスイーツ一覧
1. ポンチュキ/ポンチキ
2. セルニック
3. マコヴィエツ
4. キシェル
5. ファヴォルキ
6. プリンスポロ
7. ツキエルキ
8. マズレック
9. センカチュ
10. ナレシニキ
ポンチュキ/ポンチキ

ポーランド風ドーナツ、ポンチュキはポーランドの代表スイーツ。中にはローズジャムやフルーツジャムが入っている、みんなが大好きな甘いおやつです。
どのお店でもよく見かけますが、スーパーに売っているポンチュキはあまり美味しくないので必ず Cukiernia(スイーツ屋さん)や Piekarnia(パン屋さん)でお買い求めください!
ちなみにキリスト教の暦で四旬節に入る前の最後の木曜日、”脂の木曜日”(Tłusty Czwartek)では、ポンチュキを山ほど食べるという習慣があります。
セルニック

セルはポーランド語でチーズという意味、つまりセルニックとはチーズケーキです。実は、ポーランドはチーズケーキ発祥の地といわれているのですが、これは意外と知られていません。
ベイクドチーズケーキの起源は中世前期ポーランドのポドハレ地方とする説が有力で、アメリカに渡ったポーランド移民がそのレシピを世界中に伝えたそうです。ポーランドに来たら、ぜひ本場の味を色んなカフェでお楽しみください。
マコヴィエツ

こちらもポーランド人が大好きな定番スイーツ。中にたっぷり入っている黒い小さなツブツブは、ケシの実です。
でも食用のケシの実にアヘンは含まれていないので安心して食べてください。このケシの実はとっても甘くてケーキの材料としてもよく使われます。このツブツブ食感には違和感を覚えるかもしれませんが、ハマってしまう日本人は多いとか。私はすすんで食べれるようになるまで時間がかかりましたが…。
キシェル

キシェルは、フルーツやフルーツジュースを牛乳とでんぷんで固めたもの。
東欧や北欧でとてもポピュラーなスイーツで、ポーランドのスーパーの製菓コーナーに行くとキシェルの商品がずらーっと並んでいます。見た目はゼリーで冷やっとして美味しそうですが、温かいまま出されるのが一般的。もちろん冷やしたり、フルーツやチョコレート(!)を添えて食べることもあります。
作っているときは片栗粉を練っているような感じで楽しいですよ。
ファヴォルキ

ファヴォルキはポーランドの揚げ菓子で、謝肉祭や脂の木曜日 (ポンチュキ食べ放題の日)、灰の水曜(※)の前日の火曜日に食べられます。英語では、天使の羽根と呼ばれているそう。
小麦粉とバター、全卵そしてたくさんの卵黄とサワークリームを混ぜて生地を作ります。素朴な味わいと、口の中でホロッと崩れる軽い口当たりが特徴。揚げているのに妙にあっさりしていて(後から来るタイプ)、食べ始めると止まらなくなるので要注意です。
プリンスポロ

どこにでも売っている大人気のチョコレートバー。チョコレートをコーティングしたウェハースで、食感はキットカットをもっと軽くしたような感じです。
ポーランド航空やポーランド鉄道でもスナックにはこのプリンスポロを配っていたり、市販菓子の代表的な存在なのでお土産としても◎。小さいサイズであれば箱ごと買っても千円以下です。
.ツキエルキ

どこの国に行ってもお土産用にチョコレートの詰め合わせを見かけますが、ポーランドも例外ではありません。
ただポーランドのスーパーではキャンディのように包まれたチョコレートをバラ(量り売り)で買うこともできます。
しかもそれらのチョコレートはポーランドの伝統ある会社がつくっている名物スイーツばかり。アルコールが入っているものもあるのでお子さんにあげるときは注意したいですが、すべて試してほしいくらいハズレはありません。
マズレック

主に復活祭やクリスマスなどに食べる伝統的なポーランドのケーキ。
高さが50〜2センチしかないのが特徴で、デコレーションとして花に見せかけたピーナッツやフルーツをトッピングしたり、真ん中に大きく文字を書いたりすることもあります。
一説によると、甘すぎるために平べったくし、小さく切るようになってしまったんだそう。特別な行事のときにしか食べないので見つけられたらラッキー。
センカチュ

切る前のセンカチュは飛び出した木の枝を思わせるようなトゲトゲのケーキ。真ん中には空洞があり、トゲトゲをポキポキ折りながら食べることもあります。
スーパーやケーキ屋さんでも滅多に見られるものではない、マズレックよりもレアなスイーツです。観光客としてこのケーキを食べるなら復活祭がチャンス。
ちなみにセンカチュは300年以上前からポーランドとリトアニアで親しまれているケーキであり、バウムクーヘンの起源ともいわれているそう。
ナレシニキ

ご覧の通り、クレープです。フルーツジャムなどを添えてスイーツとして食べたり、ツナや野菜を包んで食べたり、日本のそれと大して変わりません。
しかしポーランドでは、おやつ/朝ご飯/昼ご飯/夕ご飯としてもこのナレシニキを食べることが多く、特に夕ご飯でも平気で甘いものを平らげるポーランド人にとってナレシニキは大人気。
たいていのカフェにはナレシニキがあり、ナレシカルニャ(naleśnikarnia)というナレシニキ専門店もあるので、見つけたらぜひお試しください。
ナレシニキ(クレープ)


まずは厚めのクレープ、ナレシニキです。
ナレシニカルニャというナレシニキ専門店もあるくらい、ポーランドでは定番の食べ物です。
わざわざ探さなくても、グーグルマップで “Naleśnikarnia” と検索すれば、最寄りのナレシニカルニャがたくさん出てくるでしょう。
最近ではナレシニキを注文したつもりがパンケーキが出てくることもありますが、パンケーキは最近になって流行ってきたものなので注意!
またナレシニキには、フルーツやクリームが入ったデザートタイプと、ハムやレタス、チーズなどが入ったホットスナックタイプがあります。
私がよく食べるのは、トファルクというチーズが入ったあっさりデザートタイプのもの。
それ以外のデザートタイプやスナックタイプなら日本でも似たようなものがあるので、ぜひ “Naleśniki z serem”(ナレシニキ・ズィ・セレム/チーズのナレシニキ)を食べてみてください。
Good Lood のアイスクリーム

2番目におすすめなのが、私がクラクフに行くたびにしょっちゅう食べているこのアイス!
なんなら、ご案内時にお店の前を通れば、お客さまといっしょに食べることもあります(笑)。
数年前に突然現れ、夏のみならず冬でも列をつくるクラクフのアイスクリーム専門店。
シングルは4ズロチ(120円)、ダブルは7ズロチ(210円)と、量もそこそこあるのにポーランド人感覚でもとても安いです。
しかも100%自然素材で作られているので、ナチュラル派の方にもおすすめなんですよ。
固定フレーバーはミルク、塩カルメル、ダークチョコ、ストロベリーの4つで、ほか日替わりフレーバーも3〜4つほどあります。
私のお気に入りはダークチョコと塩カルメルのダブルですが、これはちょっと多すぎるかも?
市場や路上で売っているフルーツ

ポーランドでは4月上旬あたりからイチゴがスーパーやマーケットにも並びはじめ、7月が近づいてくるとラズベリーやクロイチゴ、サクランボ、ブルーベリーなどもたくさん並びます。
私はこのベリー系フルーツが出そろう夏が大好きで、もうおやつにベリーばっかり食べています。
500グラムとかはふつうに食べますよ。
やはり夏しか食べられないので、シーズンが終わる頃には庭に成るラズベリーを収穫して冷凍庫に大量保存し、冬にちびちびと食べるんです。

ただ外で売っているものは、小さな虫が入っていることがあるので洗って食べましょう。
ベリー系は傷みやすく、カビも生えやすいので、その日のうちに食べることをおすすめします。
以上、繁忙期やシーズン中のポーランドに来られる方にたくさんの情報をお伝えしました!
皆さんのポーランド旅行がより素敵なものとなるよう、またここに来たいと思えるようなとっておきの思い出になるよう心から願っています。
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sezon letni
“sezon letni”(セゾン レトニ)は「夏期/サマーシーズン」という意味です。
海外では夏期シーズン(繁忙期)と冬期シーズン(閑散期)で観光施設の開館時間が変わることが多く、そういった施設のホームページを見ると “sezon letni”、”sezon zimowy”(セゾン ジモヴィ/冬期)2つの記載があるでしょう。


