これからポーランドへ行く方が知っておきたい情報

GW、たくさんの素晴らしい出会いがありました♪

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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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5月のご案内回数はGWも影響して過去最多となりましたが、その分だけ素晴らしい出会いがありました。

早い方では2月からお申し込みがありましたが、会ってしまうとあの長いやり取りが嘘だったかのように、もうあっという間に時間が過ぎてしまいます。あの時間に戻りたいなぁ〜なんて思うほど。

いつもいつもブログを通して現地で出会う方とは、引き込まれるように楽しくおしゃべりをすることができます

あ、もちろんガイドの役割はちゃんと果たしていますので、ご心配なく(笑)。

 

30日 T様ご夫妻のご案内

ヤギェウォ大学の前にて
うっかり私の顔まで消してしまいましたが、またイラストアプリを開くのが面倒なのでこのままにしておきます…。

T様は今、天国に高飛び(=次の旅行)するために激務をこなしていらっしゃるそうです。ユーモア溢れる表現や面白い旅行エピソードで、ご案内中も常に私を楽しませてくださいました。

そしてスゴかったのが、T様ご夫妻が持っていた画期的なアイテム!

この、リコーの360℃を写すことの出来るカメラ。モバイルルーターのレンタルをするとき、同時にお店の方からレンタルを勧められたのだそうです。

私はもう感動してしまって、T様もやはり購入される気満々でした。

上も横も全てもれなく写すことができるなんて…。私はすでに40ヵ国と巡ってきたので、もっと早くにこのカメラに出会っていればな〜と後悔しました。

このカメラ、遅かれ早かれたぶん買いますね。自己満足も兼ねて、ブログやFBページでも活用したいと思っています。

購入を待て!(笑)

 

5月2日 A様のご案内

初めての筆談でのご案内
この日にご案内したA様は、重度の難聴をお持ちの方でした。上の写真は、机の上で書いていないので少々あらいのですが、私がそのときに書いた文字です。

メールでのやり取りでは、筆談をするという話は特にしていませんでした。

唇の動きやわずかに聞こえる音で、相手の話す内容を理解できるとのことだったんですが、私も多少なりとも事前の配慮をすべきだったと反省しています。

ご案内中は地名や人物名などふだん聞き慣れない言葉も多くでてきますし、A様もずっと私の唇の動きを読み取ろうとするのは大変だったでしょう…。

当日は写真のように部分的に書き出すこともあれば、文章を書くこともありましたが、ずっとそうしていたわけではないので意外と手は疲れなかったです。

今後、また難聴の方をご案内する機会はあると思います。A様は「もう1日お願いすればよかったと思った」とまで言ってくださり、私もせめてもの気持ちとしてヴィエリチカ岩塩坑見学に役立つ資料を急遽作成してお渡ししました。

帰国後のメールでも難聴について多くのことを教えてくださり、ありがとうございました!バリアフリーなガイドになるべく、これからも精進して頑張ります。

 

5月3日 N様のご案内

数学者が夢見るショット
この日にご案内したN様は数学に熱を注いでおられる、頭の切れる方でした。

なんとワルシャワでは尊敬するポーランド数学者のお墓参りへ行き、クラクフでも数学者の足跡を辿ることを何よりも楽しみにしていたというのです。

お食事のときも夢中で興味深い数学の話をしてくださったのですが、お別れしてから自分なりに整理してみる人生の楽しさが増したような気分になりました。

ほんとに!面白いんですよ〜。

まず、この動画(英語)をちょっと見てみてください。1分20秒までは簡単なウォーミングアップになっています。

この動画では、「1つの球を幾つかのパーツに分解し、それらを組み立て直すとまったく同じ大きさの球を2つ作り出すことができる」という、嘘みたいなことを大真面目に話しています。

疑いの余地なく、そんなのありえないでしょと思う方がほとんどでしょうが、元々天体など未知の分野に興味がある私にとって、この「バナッハ=タルスキーのパラドックス(ウィキ)」は何回動画を見ても飽きないほど面白い。

しかしパラドックスの話は私も含め一般人には複雑すぎるので、この動画を見て最初に驚いた発見を書いておきます。
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無限数学
“countable” というのは「数えられる数字」という意味だ。終わりがあって数えられるのであれば、時間がある限り数えることができる。たとえ、数える時間が私たちの人生より長かったとしても、それは有限である。

“uncountable” というのは「数えられない数字」であり、つまり、数えるにはあまりに大きい数字という意味でもある。

私たちは0から1の間にある数字を数えることすらできない。数えるにしても、どこから数えればいいのか。0.00000000…。最終的には終わりに1が来るが、その間には無限に0を付け足すことができる。

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だから何だ?といった感じの方もいるでしょうが、私にとっては大きな気づきでした。無限ってそういうことなのか!

この他にも確率についての色んな動画を見ましたが、やっぱり面白い。N様は帰国後のメールでたくさんの本やウェブサイトを教えてくださいました。

私も今、すべて理解することは出来なくても少しずつ謎を解いていきたいです。

 

週末 F様ご夫妻のご案内

ピカチュウを発見(拡大して撮影)
もともとはヤヴォルとシフィドニツァの教会を案内してほしいといったお申し込み内容だったのですが、ふとしたご提案で2日間ガイドとなったF様ご夫妻。

最初はベル◯ラ経由のツアーも検討されていたようなんですが、ベル◯ラで1日依頼したときと私が2日間ご案内したときでは、私が2日間ご案内したほうが少し安いくらいだったんです。

さてさて。F様ご夫妻を初めて見たときは、はっきり言うと「美男美女だな〜」と思いました!そして間もなく分かったこと、なんと奥さまは中国ご出身の方だったんです。言われなければ分からないほど、日本語が堪能でびっくり。

しかも旦那さまも中国語が話せるんですよ。だからきっと中国繋がりなのかな?と思うと、そうではないとのこと。

奥さまと発見したボレスワヴィエツのお店
途中、旦那さまがお仕事の関係でぬけたのですが、奥さまと2人になったときに色んなことを教えていただきました。

国際結婚同士としても興味深い話がたくさん聞けましたし、何より言語を習得する努力については納得!やっぱり地道な努力は必要ですし、話せる人は自分から「話せます」なんて言いませんね。

ちなみに奥さまは、もともと日本の大学に留学されていたそうです。

で、旦那さまが結婚されてから中国語を習得されたんだとか。うちの夫もおいおい日本語を話せるようになってほしいなぁ。今はまったく話せませんが、もうこれは習わせないとダメかもしれません。

ヤヴォルの中央広場にて
翌日は日本に向けて帰国される日だったので、お見送りするまでの間たっぷりご一緒させていただきました!

この日は世界遺産、ヤヴォルとシフィドニツァの教会を見学。実は旦那さまはキリスト教に縁のある方でしたが、説明していく中で「ああ、そういうことだったのか」とよく頷いておられました。

そして、シフィドニツァでは偶然にも当ブログの読者様が私を発見

そのあとも何回もバッタリ出会い、さらにこれからボレスワヴィエツへ行かれるとのことで「すごいパワーだ…」と私ですら圧倒されたのは言うまでもありません(笑)。この他にも、GWだけに目撃情報は数件いただきました

教会を無事見学したあと、旧市庁舎レストランで楽しくひと休み。

この日は移動が多かったので、空港までの道はご夫妻ともにお休みなさっていたようです。私も変わらない風景にほとんど寝そうになりました。途中、思わぬ渋滞にも巻きこまれましたが、無事に最後までお見送りできてよかったです!

 

ほか、GW期間や前後は多くの方と出会いました!皆さま、本当に素敵な1日をありがとうございます☆

ポーランド旅行が終わったあとも、引き続き当ブログをご愛読いただけますと嬉しいです。そして、またどこかで再会できることを心から願っています (^o^)
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今日のポーランド語

miłego dnia!

miłego dnia! (ミウェゴ  ドゥニャ)は「よい日を」という意味の定型文です。初対面同士でも別れるときは miłego dnia! と挨拶してみましょう。

先に言われてしまったら、tobie również(トビエ  ルヴニェシュ:あなたも)あるいは “dziękuję”(ヂェンクイェン)と返します。これらをさらっと言えるように練習しましょう!

 

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あやか
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