【今年は開催?】ポズナンのランタン祭りについて



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トップ画像引用:strefasingla.pl

知る人ぞ知るポーランドの有名なお祭りといえば、ポズナンのランタン祭り

美しい夜空に浮かぶ無数のランタンはとても幻想的ですよね。私もこのお祭りを知ったとき、行く気満々でした。

しかし、このランタン祭りは2014年から開催中止となっています。

いきなり残念な結論を言ってしまいましたが、当記事ではそれでも諦めきれない方のために代替案をまとめてみました。

第5回 千年の歴史と伝統 ポズナンってどんな街?

2016.02.21
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このページの目次
1. なぜ開催中止になったの?
2. 聖ヨハネ祭とランタン祭り
3. ビドゴシチュで開催?!
4. 近場で楽しむランタン祭り
5. 最後に…この記事のまとめ

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なぜ開催中止になったの?

まさか中止になったとは…

しかたのない話ですが、なぜ中止になったのか真相が気になりますよね。しかも再開の可能性はほぼゼロ…。なぜ?

ひと言でいえば、危険だから。

ランタンが芝生に落ちたことによる火事で消防士が駆けつけるという事故も起こっており、最後の2013年度ランタン祭りでは多くの人が落ちてくるランタンによって火傷を負ったそうです。

また、市街からそう遠くない場所にあるポズナン空港にランタンが落ちため、非常に危険だということでやむなく無期限中止にすべきと判断されました。

なぜこのような事故が起きるのかというと、ランタンが十分に熱くなっていないのにも関わらず空にあげてしまう人が多いから。空気が熱によって膨張しないまま上げてしまうと、ランタンの重さで高く飛ばずに落ちてしまうのです。

実際、ランタン祭りの最中は「あぶない!」「逃げて!」という言葉がしょっちゅう飛び交っていたんだとか。

私もこのような理由だと、中止となってもしかたないように思いますね。残念ですが、こうなったのは参加者の不注意が原因。大きな事故に繋がってからは遅いので賢明な判断と言えるでしょう。

 

聖ヨハネ祭とランタン祭り

そもそも何を祝う祭り?

毎年6月下旬に開催されるこのお祭りは、ポーランド語で “Noc Kupały”(ノツ・クパウィ)と言います。

この時期のポーランドは、夜の9時や10時になっても空が明るく賑やか。

そして、毎年6月21日と22日は一年の中で最も夜が短い日であることから、この日を夏至祭として祝おうといった習わしが古くから存在していました。

スラヴ(ポーランドや東欧圏)の地に住む人々がキリスト教を受容する前の古代から受け継がれてきたという、実はとっても伝統的なお祝いなんです。

祝う対象は、水と火、太陽と月、愛と子孫繁栄、そして健康や豊作など。

昔から太陽には神秘的な力があると世界各地で崇められてきましたが、このお祭りで決まって見られる「焚き火」はその太陽に力を与えるためのものです。

イエスに洗礼を与えた聖ヨハネ

また、この祭りでは独特の占いや儀式が行われますが、これらはキリスト教の教えに沿うものではありません。

人々が焚き火を飛び越えたり、一晩中踊ったり、火によって今後を占ったり、何よりも太陽に力があるとする考え自体がまさに異教とも言えます。

しかし偶然にも夏至の日が推測上の聖ヨハネの誕生日と一致したため、同時に祝われるようになりました。つまり、夏至祭と教会の祝日が重なった社会的文化現象が現在のノツ・クパウィなのです。

こういった背景から、ノツ・クパウィは聖ヨハネ祭と呼ばれることもあります。

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ビドゴシチュで開催?!

ビドゴシチュの中央広場

ポズナンのランタン祭りが今後再開される見込みはほぼありません。

ということで、他のポーランドの街で似たようなイベントがないか探してみると、ビドゴシチュという街で開催されるノツ・クパウィで過去にランタンが飛ばされていたことが分かりました。

ビドゴシチュはポーランド北部の都市で、世界遺産の街トルンからから北西へ約45キロの位置にあります。

ビドゴシチュで開催されるノツ・クパウィの公式ページはこちらのFBページとなっています。トップの写真がまさにランタンを飛ばしているようすを写したものですが、ひょっとすると…?

現在、今年はランタンを飛ばすといったイベントがあるか問い合わせ中です。

 

近場で楽しむランタン祭り

ランタン祭りはアジアで盛ん

ポーランドにこだわらないのであれば、他国で開催されるランタン祭りに足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

調べてみると、日本も含めアジア中心にさまざまなランタン祭りが開催されているようです。上の写真のようにイメージと異なるランタン祭りもありますが、やはりどれも幻想的で素敵なものばかり!
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  • 日本のランタン祭りまとめ
    新潟県の津南雪祭り、秋田県上桧木内の紙風船上げ、軽井沢高原教会のクリスマスキャンドルナイトなど。
  • 台湾のランタン祭り
    どれもがランタンを飛ばす祭りではないようですが、多くのランタン祭りが旧正月に開催されているようです。
  • タイのランタン祭り
    毎年11月に開催される、コムローイ祭。ディズニー映画「崖の上のラプンツェル」のモデルになったとも言われる本格的なランタン祭りです。

 

最後に…この記事のまとめ

これもランタンです

ポズナンのランタン祭り情報かと思いきや、そうではなかったことにガッカリされた方もいるかもしれません。

しかしこれを機会にランタン祭りの危険性や、日本や他国で開催されるランタン祭りも知って欲しいと思い、当記事を書きました。いかがだったでしょうか。

ポーランドの街並の中でランタンを飛ばしたいんだ〜!といった方にとって、ポズナンのランタン祭りが中止されてしまったことは非常に悲しい事実です。

しかし、夜空に飛ばされるランタンが取り返しのつかない惨劇を呼ぶ恐れがあることを忘れてはなりません。

もしランタンを飛ばすことがあるのであれば、思わぬ被害を招かぬよう十分に注意して取り扱ってください。一人ひとりが責任を持ってランタンを飛ばしていれば、ポズナンのランタン祭りが中止になることはなかったのですから…。
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今日のポーランド語

niebezpieczny

niebezpieczny(ニェベズピエチュネ)は「危険」という意味の形容詞です。”nie” は否定の接頭辞なので、”bezpieczny” とすれば「安全」という意味になります。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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