タクシーで笑ったり怒ったり!面白エピソード5選



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ポーランドで何度もタクシーを利用した私だからこそ、語ることのできるエピソードを5つ紹介することにします。

ふつうにタクシーに乗っただけではこんな体験はなかなかないでしょうが。

この記事を読んでしまうと「ポーランドのタクシーは一体どうなっているんだ?!」と思うかもしれませんが、まあふつうに乗る分にはあり得ない面白エピソードだと思って聞いてくださいね!

タクシーの安全な乗り方・料金アドバイス

2016.02.25
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このページの目次
1. 悔し泣きしてしまった
2. 懲りない詐欺タクシー
3. 絶対謝らないドライバー
4. 日本人だから料金タダ?!
5. ドライバー魂に感動する

 

悔し泣きしてしまった

良いことばかりではありません

しかも朝一番、お客さんの前で!

さて、一発目から衝撃的なエピソード(笑)。それは、お客さんを迎えにいくためにタクシーを呼んだ時のこと。

最初にそのタクシードライバーの顔を見た時、「あれ?ポーランド人じゃないな」と違和感を覚えました。ポーランドでは外国人労働者が少ないのですが、彼はスペインかどこか南欧系の顔に見えるのです。後から聞くと、やはりお客さんもポーランド人ではなく、ラテン系のヨーロッパ人だと思っていたそう。

お客さんは Hotel Rialto(ホテル・リアルト)に宿泊していたので、まず「リアルトまで行ってください」伝えました。

ワルシャワ5つ星「ホテル・リアルト」に潜入

2017.02.03
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しかし彼はそのホテルがどこか分からないまま、車を走らせます。実は私の「リアルト」の発音は完璧ではないのですが、これまでは言い直せばどのドライバーも分かってくれたので「この人は分からないのか〜」と残念な気持ちでした。

問題は、逆方向に走りだす車。

しかも「そっちじゃなくて、駅の方向なんですけど」と言っても笑ってごまかされ、英語で返される謎。その上ずっとスマホでホテルを調べているので、後ろからクラクションを鳴らされたり…。

ホテルの住所を伝えると、彼はやっと駅の方向に進路を変えました。しかし、まだリアルトがどこのホテルか分かっていないようす。リアルトは人気のある伝統5つ星ホテルなので、タクシー運転手が知らないのは正直ありえません。

ホテルに向かう途中、「メーターが20ズロチ近くですけど、これは払わなくてもいいですよね」と言ってみると、やはりそうもいかないようすでした。

彼は「どこのホテルを言っているか分からなかった」と言うので、私は強気に「ホテルの場所が分からないのに車を走らせるのはおかしいでしょう」とツッコミ。場所が分からないまま走るドライバーなんて、本当にこの人くらいですよ。

やっとリアルトに着きましたが、遠回りをしたために8分ほど遅刻。

その後は旧市街まで連れて行ってもらわなければならなかったため、とりあえずお客さんをタクシーに誘導しました。

私が愚痴を言ってしまったせいか、お客さんも「ちがうタクシーを使おう」と言ってくれましたが、私はなんとか余分にかかった料金をチャラにしてもらうために彼を説得?しました。すると、彼は
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運転手
あなたのポーランド語は下手だから、もっと勉強した方がいいよ!ほんと、真面目に!
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と言ってきたのです。まあ、勢いだとしてもこれはさすがにムカつきました。

だいたいこれまでの返しも全部ポーランド語だったし、私は普段からポーランド語中心で生活しています。自分のポーランド語を上手いと思ったことはありませんが、下手と思ったこともありません。

私はお客さんの目の前ということも忘れて、「すごく腹が立つ!もういいから降ろして。あとでタクシー会社に文句言っておくから!だいたい、ホテルの場所も分からないのに走ったのはあなたでしょう?」とやや興奮気味に訴えました。

すると突然、強気だった私の目から大きな涙が溢れました。最初の1年間でポーランド語を日常会話レベルまで習得した努力も知らない赤の他人に貶されたことが悔しくて溜まらなかったのです。

ドライバーは私が泣き出したためか、メーターを戻しました。彼の口調も落ち着いてきたのでそれ以上何か言うことをやめ、一応最後に「ありがとう」とひと言。でも、あの侮辱を思い出しただけでその夜もまた泣いてしまいました。

おそらくですが、彼はやっぱり外国人労働者で、だからこそ私の「リアルト」の発音もうまく聞き取れなかったのかもしれません。その後も何回もタクシーでリアルトに行ってもらいましたが、問題なく理解してもらえました。

まあ私の発音のせいだとしても、場所を知らないまま走るのはおかしいです。

 

懲りない詐欺タクシー

それでも恋したなら仕方ない

外国人だからって甘くみるな!

それは、仕事の関係で合計6回もポズナン空港のタクシーを利用した時のこと。

5回目までは警戒しなくてもまともなドライバーばかりだったので、安心しきっていた私はまたいつものようにタクシー乗り場へ向かいました。ちなみに、それまでは常に2人か3人で乗っていましたが、6回目は私1人だけでした。

タクシー乗り場で「市内までいくらですか?」と聞くと、2倍ほどの料金をふっかけるドライバー。「それは高すぎるのでは?」と言うと「じゃあ、他のタクシーに乗って」と強気に返されました。

しかし、次のタクシーもなぜか高い料金を言ってくる…。ここで私は到着ゲートの出入り口付近で「タクシー?」と声を掛けていた怪しいおじさんに当たってみました。すると、やっぱり料金が2倍くらい高いので、ここで私がひと言。

Czemu dzisiaj tak drogo!
(なんで今日はそんなに高いの)

もう完全にイラついていました。おじさんはビックリした顔で(たぶん私がポーランド語で文句を言ったから)、「わ、分かったよ、20PLNでいいよ」といった感じで正規料金を言ってきました。

おじさんはやや遠い場所に車を駐車していたため、「こんなに歩かせて2倍の料金ってどういう神経?」と心の中でつぶやく私。車内でも会話する気分にはなれず、沈黙のまま目的地に到着しました。

そして、「領収書をください」と言うとまさかの言葉が返ってきたのです。
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運転手
領収書に50PLNって書いておくから、30PLNでいいよ。10PLNはチップとしてもらうけど、あなたも10PLN得をする。どうする?

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まだ言うか!と思いましたね。

当然、20PLNを支払ってちゃんとした領収書を書いてもらいました。本当に、最後まであつかましい男で、「こんな嫌な気分になるなら、バス使えばよかった〜」と後悔したのでした。

 

絶対謝らないドライバー

謝ったら負けだと思っているタイプ

謝ったら負けだと思っているタイプ

気分の悪いドライバーの話はこれで終わりなので、もう1つ聞いてください。

それは、人気観光都市クラクフから14キロほど離れたヴィエリチカ岩塩坑(以下、岩塩坑)という観光地まで往復でタクシーをチャーターした時の話です。

そのタクシー会社は、「クラクフのホテルから岩塩坑まで往復140PLN。岩塩坑での待ち時間も込み、移動中はクラクフ観光に役立つ情報も教えますよ!英語もOK」と、魅力的なオファーをホームページに提示していました。

クラクフから岩塩坑までは片道60PLN〜、しかも岩塩坑に一度入ると外に出るまで平均2.5時間もかかるのですが、待ち料金も込みでこれはお得です。

ということで、さっそくオーダー。翌日の朝8時40分に指定したクラクフのホテルまで来るよう伝えておきました。

夫はずっとご機嫌斜め

乗る前からいら立ちが募る…

8時30分頃にお客さんのホテルへ行き、40分が近づいた時にホテルの前に出てお客さんとタクシーを待ちました。

この日、午後からはワルシャワまで列車で移動だったためスーツケースは予め中央駅のコインロッカーに預けておくつもりでした。なので、タクシーが来たらまず駅へ向かってもらい、それから岩塩坑…といったルートになります。この計画はちゃんと事前に伝えていました。

さてさて、問題はタクシーがなかなか来ないこと。SMSで「渋滞している、あともう少し」と送ってくるものの、気温0℃近くの中20分も待ちぼうけです。

しかもやって来たドライバーは寝起きにジャケットを着たような服装、謝罪はなし。もう怒りは爆発寸前(笑)。

ホテルから駅は700m 程度の距離ですが、駅に着く頃にはもう20PLNになっていました。初乗り8PLNとして、クラクフはワンメーター平均2.8PLNなので、これはかなり高い。

彼に「なんでこんなに高いんですか」と聞くと「このタクシーは市外からだからメーターは高くなる」とのこと。

今、考えるとそれでも20PLNはおかしいですけどね。車なので徒歩より若干遠回りのルートになったとしても、ワンメーターいくらだよって話です。

クラクフ中央駅 Kraków Główny

クラクフ中央駅 Kraków Główny

お客さんと駅でスーツケースを預けている時、「これで待ち料金取ってたら、絶対文句言わなきゃいけないですね〜」という話をしながらタクシーに戻ると、案の定、待ち料金が発生していました。

そこで私は「20分も待たせておいて、待ち料金はちゃっかり取るんですね」と言うと「渋滞してるってSMSで送ったでしょう」と。遅れてきた上に謝りもせず、自分を正当化するドライバー
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あやか
私たちは20分も寒い中、外で待っていたんですよ。(噓だけど)それにもう岩塩坑のチケットも予約してるんですよ?岩塩坑がツアーで予約システムがあることくらい、あなたも知っているんじゃないですか?
運転手
クラクフは朝、ふつう渋滞しているんですよ。僕だって遅れたくて遅れたわけじゃない。
私の夫
もし「ふつう」渋滞しているって知っているなら、なぜ早めに出ないんですか?お客さんも「あなたみたいなドライバーにはクラクフまで送ってほしくない」と言っているので、もう行きだけで結構です。

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と、言ってやりました。

私だって鬼じゃありません。遅れてきたとしてもちゃんと誠意を見せて謝罪し、愛想よく、気持ちよく接してくれたのならば、私もお客さんもここまで厳しく言ったり、怒らなかったでしょう。でも彼の態度には本当に腹が立ちました。

岩塩坑に到着した時に表示された料金は114PLN。ふざけてます。

最後に彼は「待たなくていんですよね?」と確認してきたので「ええ、結構です!!」と言っておきました。

もちろん、ここまでのやり取りはすべてポーランド語でしたが、文句を言いながらも「自分もポーランド語でこんなにモノが言えるようになったのか…」と我ながら感心してしまいましたよ(笑)。

その夜、グーグルのレビューに「この会社は絶対におすすめしません。……」とポーランド語と英語と日本語で率直な意見を書いておきました。当然の仕返しです。ちゃんと謝れるドライバーなら、ここまで怒らなかったのにな〜。

 

日本人だから料金タダ?!

英語をますます楽しくさせてくれる

え?今なんて言ったの?

これもお客さんとタクシーを利用した時の話です。本当に良い話です。

その日、ある場所から呼んだタクシーにさっそく乗って、ドライバーには「駅まで行ってください」とだけ告げ、私はお客さんと楽しくお喋りをしていました。

すると突然、ドライバーがカタコトの日本語を話しだしたので、もうビックリ。最初のひと言は何だったか忘れましたが、その時は私も「たぶん日本人を乗せることが多くて、ワンフレーズだけ話せるんだろうな」と思っていました。

しかし、彼はまだまだ喋る

ちょっとだけ意味不明だったりするのですが、なんとか言いたいことは伝わります。私たちは彼の不足した日本語を何度か聞き返しながら、ポーランド語も織り交ぜてたくさんお話をしました。
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運転手
日本語を勉強していたけど、長く話す機会がなかったからあまりうまく話せません。実は、文部省の奨学金制度を利用して日本に留学したかったんだけど、競争率が高くてダメでした。
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もっと掘り下げて聞いてみると、彼はなんとロシア人。15年くらい前にポーランドに引っ越してきたそうです。

お客さんが「ロシアと日本、どちらが好きですか?」という鋭い質問をしましたが、そこは「日本には行ったことがないから、あまりうまく答えられないよ」と言っていました。ちょっと残念!

しかし、ポーランドとロシアなら断然ポーランドのようで、「ポーランドは大好きです。人も親切だし、とても住みやすい。政治もうまくやっている。」と大絶賛していました。素晴らしいですね。

会話が弾んだところで中央駅に到着。メーターの料金は38PLNでした。

そして、お金を払おうとすると「いらないです」とまさかのひと言。「初めての日本人のお客さんだから特別です」と言うのです。それでも当然お金を渡そうとするのですが、すると「じゃあ、日本のお金、なんでもいいので代わりにそれをください。」と言われました。

しかし、私もお客さんも日本のお金は持っていません。結局、ほぼ無理やりお金を渡してタクシーを降りました。

と、降りてから数十秒後、お客さんが日本円を発見。後から知った話、実はそれは1万円だったのですが、お客さんは走ってドライバーのところへ行き、その1万円を彼にプレゼントしました。

たぶんドライバーはその価値を知らずに受け取ったのだと思いますが、いつか彼が日本に来る時まで使わずに持っていてくれるでしょう (^o^) それにしても1万円は多すぎかもしれませんが(笑)。

 

ドライバー魂に感動する

タクシードライバーとしての熱意

タクシードライバーとしての熱意

それは、私がガイドという仕事を始めてまだ間もない頃のことでした。

お客さんがワルシャワへと列車で発たれる前、私たちは楽しくランチをしていました。しかしタクシーを呼んだ後、私はある重大なミスに気が付きます。

列車が出発するまであと30分ほど、このまま駅に行けば列車には間に合うはずでした。しかし、駅とはまったく逆方向にある、ホテルに預けていたスーツケースを取りにいく時間を計算に入れていなかったのです!というか、食事中は荷物のことを完全に忘れていました。

そうこうしいる内にタクシーが来ましたが、残された時間は20分あまり。

ドライバーも「これはかなり厳しいよ」と見るからに困っています。ホテルで荷物を詰め込んだところでドライバーは更に焦っているようす。お客さんは「次の列車で行くので気にしないでください」と言ってくださるのですが、やはり出来れば間に合わせたいところです。

でも安全運転が一番、ドライバーには「万が一間に合わなくても次の列車がありますから」と伝えておきました。
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運転手
何としてでも間に合わす!タクシードライバーとしてのプライドがオレにはあるんだ!
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彼はそう言うと、いきなり目の色を変えました。信号が赤になると、禁句(ku◯wa, cholera ◯asna など)を連発、私よりもお客さんよりも必死です。いやー、もう本当にごめんなさい!

しかし、やっぱり私はもう既に諦めていました。だって、駅前で降ろしてもらったとしても、スーツケースを持ってホームに向かわなければならないのでどう考えても厳しいのです。駅はすぐそこですが、残された時間はたった3分。

と、ここでドライバーがまさかの方向へハンドルを切りました。

私はその時まで知りませんでした。クラクフ中央駅の上には駐車場があること、そしてその駐車場は駅のそれぞれのホームに直結していることを…。駐車場に向かう途中、すでに待っているワルシャワ行きの列車を見ながら「これは間に合うかもしれない」、そう確信しました。

到着と同時に急いで料金を支払い、お客さんは列車の中へ。誰が1番ハラハラしたかって、ドライバーに間違いありません。あの時のドライバーのおじさんにもう一度会って「諦めずに走ってくれて、ありがとう」と伝えたいですね。
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今日のポーランド語

taksówka

taksówka(タクスフカ)は「タクシー」という意味です。私は最近まで「タク”ソ”フカ」と言っていました…。

今日お話したタクシーにまつわるエピソードですが、実は、5つの内3つは同じお客さんの時に起こった出来事です。普段、私もご案内でタクシーを利用することは滅多にないのですが、その時はお客さんの要望もあって頻繁にタクシーを利用しました。これからも、またいつかどこかで痛い目にあうのでしょうね…(溜め息)。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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