お土産にも◎!ポーランドで試したいチーズ5選



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ポーランドがチーズ発祥の地と言われている事実を皆さんはご存知ですか?なんでも、紀元前約7500年前のものと見られる人類最古のチーズを製造した痕跡がポーランドで発見されたんだとか。

そんなポーランドで見かける数多きチーズの一部をご紹介しましょう。

必ずしもすべてスーパーで見かけるものばかりではないですが、気になるものがあればぜひチェックしてくださいね。

 

1. セル・ブレンザ

セル・ブレンザ

セル・ブレンザ Ser bryndza

羊乳で作られるカッテージチーズの一種です。オーストリア、ロシア、ウクライナ、チェコ、ルーマニアなどでよく見られる、東欧ではポピュラーなタイプ。

クラッシュした羊乳を木製のフォームに入れ、約2週間ほど温めて発酵することでセル・ブレンザが作られます。

最近では羊乳だけでなく、牛乳をブレンドしたものも増えてきました。しょっぱいのでパンにのせて食べたり、サラダに混ぜて食べることが多いです。

バターのように四角い紙に包まれて売られていることが多く、またヨーグルト容器のようなカップに入っていることもあるので注意して探してみてくださいね。
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羊の乳、羊乳の特徴

日本ではそんなに馴染みのない羊乳ですが、ヨーロッパ諸国や中東では羊乳を用いた乳製品をよく見かけます。

ただ乳脂肪が多いためそのまま飲むには適さず、また一頭当たりから搾乳できる量が少ないため、羊乳そのものが売られることはあまりありません。しかし、ミネラルやタンパク質を多く含む羊乳は栄養価が高く、病人用の飲用乳とする施設もあるそうです。

その独特な風味を活かして作られるチーズの中には有名どころだと、ギリシャのフェタチーズやフランスのロックフォールなどがあります。チーズだけではなく、羊乳を用いたバターやヨーグルト、アイスクリームもあるので見かけた際はぜひお試しください!

 

2. オスツィペック

オスツィペック oscypek

オスツィペック oscypek

羊乳から作られる薫製チーズのオスツィペックは、ポーランド山岳地帯タトラ山脈の伝統的な名産品です。

オスツィペックを製法するにはまず、羊乳(牛乳を加えることも)のカッテージチーズを何回も熱湯につけては絞り、木製のフォームに入れて形成します。そして一晩あるいは二晩と樽に寝かせ、次に木の屋根の上に寝かせます。

最後に、最高14日間薫製することで保存性を高め、オスツィペックが完成。

タトラ山地の近くにあるザコパネやクラクフに行くと、この特徴的な模様が印象的なチーズを頻繁に見かけます。まるで木彫りの飾りのようで、チーズということに気付かない人も多いでしょう。

クラクフのクリスマスマーケットにて

クラクフのクリスマスマーケットにて

オスツィペックを調理中

オスツィペックを調理中

意外ですが、オスツィペックを輪切りにしてフライパンやグリルで焼き、それにクランベリーのジャムを添えて食べるというのが最もポピュラーな食べ方。

塩気が強いですが、熱して中をトロッとさせることで旨味が増すそうです。ちなみにオスツィペックは、EU法の原産地名称保護制度に認定された正真正銘の伝統食品。チーズ好きは見逃せません。
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模造品?!gołka(ゴウカ)

スーパーでは gołka(ゴウカ)と呼ばれる、オスツィペックによく似た形をしたチーズが売られているので間違わないように気をつけてください。

ゴウカは羊乳ではなく、牛乳から作られているので価格もお手頃、またそのまま食べてみても美味しいです。

 

3. トゥファルク

トゥファルク twaróg

トゥファルク twaróg

朝食でもデザートのチーズケーキにもよく用いられるトゥファルク。

日本ではクワルクという名前で知られているようですが、よっぽどのチーズ専門店でない限りは手に入りません。

トゥファルクは凝乳のままで熟成されていないフレッシュチーズです。原料はなんと乳酸菌と酵素のみ、これらを乳タンパク質が凝固するまで温め、混ぜて水分を切ります。これがトゥファルク。

頑張ったら自分でも作れそうですが、遠心分離機がないので難しいですね。

トゥファルクを用いて作られたチーズケーキ

トゥファルクで作られたチーズケーキ

トゥファルクを少し舐めてみると、まるでヨーグルトのようにさっぱり、あっさりした味であることに気付きます。

また、półtłusty(プウトゥウステ:脂肪半分)あるいは tłusty(トゥウステ:高脂肪)などと脂肪分を選べ、料理や用途によって使い分けることができるのも特徴。ただし未熟成なだけあって日持ちしないので、早めに使い切りましょう。

 

4. ロクポル

ロクポル rokpol

ロクポル rokpol

ロクポルという響きから、もしかして同じ青カビチーズのロックフォールのことでは?と思ったのですが、やはり名前の由来はそこから来ていました。

ロックフォールはフランス最古のチーズであり、青カビチーズの王様とも称されるほどのチーズ。ロクポルはポーランド風ロックフォールであり、ロックフォールの原料乳が羊乳であることに対してロクポルは牛乳から作られます。

ポーランドで「しょっぱいな」ではなく「ちょっとクセがあるな」というチーズを食べた時、それはロクポルかもしれません。パスタやピザ、ポーランド風餃子のピエロギ、ディップ用のソースとしてなど、幅広い場面で使われます。

 

5. ブルシュティン

ブルシュティン bursztyn

ブルシュティン bursztyn

ブルシュティンは「琥珀」という意味で、琥珀のように深みのある黄色いものから明るい色のものまであります。

ブルシュティンはスイス生まれのグリエールによく似た製法で作られる、6ヶ月〜12ヶ月以上も熟成されたチーズ(グリエールはチーズフォンデュにも用いられるチーズ)。しかし、その味はどちらかといえばノルウェーのブラウンチーズに似ているかもしれません。

キャラメルのような色合いのブラウンチーズ

キャラメルのような色合いのブラウンチーズ

ただブラウンチーズほど甘みは強くなく、チェダーチーズのようにとてもマイルドでコクのある味です。ブルシュティンを一度味わうとブラウンチーズの方が美味しいという人も多いんだとか。

ポーランドでパスタの上にパラパラッと振りかけられたチーズを見かけたら、もしかするとブルシュティンかもしれませんね。私もよく料理に使っています!
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今日のポーランド語

smak

smak(スマク)は「味」という意味です。何かを食べていて “Jak smakuje?”(ヤク  スマクイエ:どんな味)と聞かれて返事に困ったら、”charakterystyczny smak”(ハラクテレステチュネ  スマク:独特の味)と適当に答えておきましょう!

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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