ポーランドなび1周年!ご愛読ありがとうございます



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11月21日で “ポーランドなび” は開設1周年を迎えました (o^ ^o)

記事は2015年10月15日から投稿されていますが、開設前から記事がたまっていたので少し日付をさかのぼって投稿していました。当ブログのサーバーを契約したのは11月21日です。

今こんなに充実した毎日を送れるのも読者の皆さんと応援のおかげ。

先日、いつもは600人前後の訪問者が1000人手前までいきました。FBページも開設して5ヶ月、250人以上の方が「イイネ」を押して応援してくれています。もちろん、他の形で応援してくださる方もいて本当に嬉しい限りです。

 

本当にありがとうございます

本当にありがとうございます

このブログを通してどんな人達と出会ってきたか、どんな思い出があるか、ここに書き出したらキリがありません。

私がこの1年で得てきたもの。

それは記事を書くことによって身に付けた知識でもありますが、それ以上に感じているのが「素晴らしい出会い」です。

実際にガイドをした方との出会いであったり、そうでなくても直接ご連絡くださったポーランド在住の方、元在住の方だったり、本当に多くの方々とお知り合いになることができました。

もし私がこのブログを開設していなければ、知り合うチャンスはなかったでしょう。そう思うと、ブログをやろうと決断した自分を褒めてあげたいような気分にもなりますし、私の観光案内やブログに興味を持ってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになります。

本当にありがとうございます!そしてこれからも、ポーランドなび管理人の綾香をよろしくお願いいたします (*^o^*)

 

さて、この機会に今月ご案内したある方のお話をさせてください。

私はその方(以下、大野さん)を通して勇気や元気、エネルギーをたくさんいただきました。ガイドというのは何も自分の知識をありったけにお話するという仕事ではありません。様々な職業、人生観を持っている方と出会うことによって学ぶことが多いやりがいのある仕事です。

大野さんとの出会いは、そのことを改めて実感することができました。
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補足説明

大野さんは実名ですが、ご本人から許可をいただいています。Oさんというのもなんだかよそよそしいので…。

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ガイド依頼のご連絡があったのは9月初旬のこと。なぜポーランドに行こうと思われたのか、私の記事に対する感想も教えていただき、まだ出会ったこともないのに近くで励ましてくれているような、そんな温かいオーラを感じました。

一通一通のメールの内容が深く、心に響いて、何通か保護しているほどです。

よく、「応援しています」「とても読みやすいです」という感想をいただき、それはそれで本当に嬉しいのですが、大野さんのメッセージからは「私の気持ちをここまで汲み取っているとは」「あの記事に、そこまで感じてもらえることがあったとは」と感激しました。

もちろん大野さんだけでなく、他の方からも心を動かされるようなメッセージをいただくことがあります。ブログ運営が心細くないのも、そうやって温かく応援してくれる方達のお陰なんですよね。

 

さて、そんな大野さんから学んだ最も大切なことは何だったかとうと…。

それは、生きていることの幸せです。

こう言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、今回大野さんがポーランドに来られた目的がまさにこれだったんです。
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自分自身のこれまでの人生を振り返り、生きていることの幸せを見つめ直すため―。

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この際だから正直に言います。

大野さんの誕生日にアウシュヴィッツへ行ったのですが、私は最初の申し込みのメールで「誕生日当日にアウシュビッツに行きたいと思っています」という文を見た時、「え?なんで、あえて誕生日に行くの?」と思ってしまいました。

誕生日といえば、一般的なイメージでいえば楽しく過ごすものですよね。

だから、そのイメージと反対の行動をとることは不思議というか、なぜ誕生日をアウシュヴィッツに結びつけようとしたのかがすぐには理解できませんでした。その後に「自分がこうして平和な社会で生きてこられた人生を振り返るためにも―」と続けていましたが…。

後からメールを何回もする内に本当の理由が見えてくるのですが、最初のメールではこういった印象でした。

 

「働けば自由になる」

「働けば自由になる」

そういえば、大野さんをアウシュヴィッツのバス停で待っていた時のことです。

欧米人がセルフィーを撮るためにキャーキャーはしゃいでいました。私より随分年上の人だと思うのですが、同じ人間として恥ずかしくてたまりません。

なぜ、この場ではしゃぐのか?

でも大野さんとアウシュヴィッツやビルケナウを歩いている内に、そんなことに神経を注ぐよりもこの地で自分自身がこの歴史とどうぶつかっていくか、無惨に奪われた命の大切さを人々に伝えていくために自分には何ができるか、そういったことを考えることの方がよっぽど意味のあることに気付きました。

それは一枚一枚、気持ちを込めて写真を撮る大野さんの姿や言葉から感じ取ったもの。欲張って、あれもこれもと写真を撮ろうとはしないんですよね。その代わり、一枚にすごく時間をかけるんです。

そんな姿を見て、私は反省しました。

なにもそういった方を批判しているわけでもなく、自分も実際にそうです。

スマートフォンで写真を気軽に撮れてしまう今、ひと昔、ふた昔前の人よりも一枚の写真に込める気持ちが希薄になりがちであることは否定できません。

そんな時代に一枚一枚に気持ちを込めて、エピソードをつなぎながら撮っている大野さんを見てハッとしました。

考えていなかったわけではないんです。

ただ、知らず知らず常識のない人にいら立ちを募らせている自分もいました。

でもアウシュヴィッツは観光地でもなければ、他人に憤りを感じるような場所でもありません。消すことはできない残酷な歴史に直面し、ここで亡くなった人々の命を無駄にしないため何ができるかを考え、反省する場所なんです。

 

カジミエシュ地区

カジミエシュ地区

翌日は、カジミエシュ地区とポドグジェ地区をご案内しました。

ランチの時、私たちは楽しい会話もしつつかなり重い話をしていたのですが、それはまたまた「命」について。

こういったことをガイドのお客様と話す事自体がなかったので、そういう意味でもあの時の会話は印象深いです。

私よりふた回り年上の方なので、それなりに色んなことを経験されているんですよね。長くなるのと個人的な話でもあるのであまり詳しくは書けませんが、大野さんのお話を聞きながら今、自分が健康であることに改めて感謝しました。

明日は我が身、それでも今日まで健康でいられたことに感謝しながら生きていきたいです。生と死は隣り合わせだから。

 

ところでですが、大野さんがポーランドに来たのは楽しい観光目的ではなく、先ほども触れたように「自分自身のこれまでの人生を振り返り、生きていることの幸せを見つめ直すため」でした。

なぜ人生を振り返る場所がポーランドになったかというと、それは職場のホテルで出会われたユダヤ人ご夫妻がきっかけだったそうです。

ご夫妻の奥様の方は、メルボルンにあるホロコースト博物館でガイドをされているとか。また、ご夫妻のご両親はなんとユダヤ系ポーランド人で実際に強制収容所から生還されていたのです。そういったお話をしている内に大野さんは自分の人生を振り返る機会を見出し、ポーランドに行くことを決意しました。

 

エルサレムの「嘆きの壁」

エルサレムの「嘆きの壁」

ユダヤとポーランドというのは、切っても離せない関係にあります。

そのユダヤ人のホロコーストという歴史を学ぶためには、やはりポーランドの地を外すわけにはいきません。

大野さんとはアウシュヴィッツだけではなく、プワシュフ強制収容所というクラクフ郊外の場所にも訪れました。一人で旅行されていた時もウッヂやグダニスクの方にある収容所に訪れています。

でもここで大切なのは、大野さんはただ歴史を見つめ直すためだけにポーランドへやってきたわけではないこと。

ここに来るまでに色んな本を読み、映画も見たそうですが、どれも悲しくはなるものの読んで前向きになれるものばかりと仰っていました。私はその言葉に衝撃を覚えたというか、感動しました。

だって、「ポーランドといえばアウシュヴィッツ」という方が本当に多いんですよ。それは仕方ないんです。

そこまでの強烈なイメージを与えてしまうほどの史実ですから。でもポーランドとアウシュヴィッツだけを結びつけられると、それはつまり「ポーランド=悲しい場所」と聞こえてなりません。

私は、誰よりもポーランドの魅力を語れるという自信があります。

だからこそ、多くの人がポーランドとアウシュヴィッツを結びつけることに少し複雑な気持ちになるんです。

でも大野さんは、「悲しい場所をたどっていく」というより、過去のユダヤ人の歴史にしっかりと触れることで今の自分がどれほど恵まれているか気付き、そしてこれまでの人生を振り返る機会の場としてポーランドを選びました。

ああ、そういう人もいるのか。

胸が苦しくなる場所ばかり訪れていても、こういった見方をしてポーランドに訪れる人もいるんだなって思いました。

 

いつか、私の視点からポーランドとユダヤの歴史、アウシュヴィッツについてまとめてみます。アウシュヴィッツのような負の遺産へ訪れる方に気付いて欲しいこと、私なりの意見や考え方を。

ただナチスの恐ろしさやユダヤ人ホロコーストを学ぶのではなく、その歴史を自分と重ね合わせて何が見えてくるのか、そういったことを考えてもらえるような記事を書きたいです。私自身、記事を書きながら学ぶこともあるはず。

賛否両論はあるかもしれません。

それでも私のスタイルを保持していけばいいと言ってくださる方もいます。

ブログ2年目はこういった深い内容の記事が増えそうな予感です。そんな “ポーランドなび” をこれからも読んでいただけると励みになります!(o^ ^o)

1周年を迎える前に、こういった大事な気持ちややる気を起こしてくださった大野さん、ありがとうございます。

 

最後に、いつも今日のように長文の記事を読んでくださる皆さん、私のブログ更新を楽しみにしている皆さん、これから出会うであろう方達に感謝の気持ちを込めてもう一度伝えたいと思います。

本当に本当にありがとうございます。

そして、これからも “ポーランドなび” をどうぞ宜しくお願いいたします!
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今日のポーランド語

rocznica

rocznica(ロチュ二ツァ)は「〜周年」という意味です。

1周年は “pierwsza rozanica”(ピエルフシャ〜)、2周年では “druga rocznica”(ドゥルガ〜)といいます。つまり、女性形の序数詞を頭に付けていけばよいだけです。また、「結婚記念日」では “rocznica ślubu” と、後ろに生格をくっつけます。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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2 件のコメント

  • TOKUNAGA より:

    こんばんは、綾香さん

    先月、ガイドしてもらったTOKUNAGAです。
    ポーランドなび、1周年おめでとうございます。おめでとう㊗️
    1周年記念日に、ガイドしてもらい恐縮です。

    年末年始は、隣の国に行きます(^_^)
    先週発券しました。
    欧州内からポーランド行きの飛行機で便利で運賃安いのが有りませんね。
    暖かい時期で調べてみますね。

    それでは、また。

    • Ayaka より:

      こんにちは!
      TOKUNAGAさんからコメントをいただけて、とっても嬉しいです (^o^)
      恐縮なんてとんでもないです。
      これからもお時間のある時にぜひ、ポーランドなびの記事を読んでくださいね☆
      それにしても、さっそく海外にお出掛けになるとはさすが TOKUNAGAさんですよね〜。
      あれから、教えていただいた下地島空港の動画を夫に youtube で見せましたが、本当に綺麗でした!
      次にまた周辺諸国に来られる際はぜひポーランドもご検討ください (-_^)

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