【後編】国際結婚によくある苦労話をぶった切ります



※コンテンツの無断転載禁止(リンク歓迎)

 

久しぶりの国際結婚ネタを2日連続で書いています。意外と需要あります。

【前編】国際結婚によくある苦労話をぶった切ります

2016.11.17
.

このページの目次
1. 専業主婦の道はなし?
2. 子どもの語学教育問題
3. 離婚した場合のリスク
4. 一時帰国するための出費

 

専業主婦の道はなし?

海外でも働かないといけないの?!

海外でも働かないといけないの?!

最近の日本では女性の社会進出が目立ちますが、海外ではどうでしょう。

少なくとも欧米では「女性も働くのが当たり前」といった考えを持ちますが、このあたりで苦労する日本人女性は多いようです。ふつうなら「海外で働けって、言葉も分からないし海外で通用するスキルも持ってないのに…」となります。

しかし聞くところによると、移住して数年経っても働こうとしない妻に痺れを切らした夫が「いい加減に働け!」と怒鳴ったりするのは、国際結婚カップルによくある夫婦喧嘩の一つなんだとか。
.

そんな苦労話に対する私の意見

日本人が想像する以上に、欧米の考え方では「結婚している女性も働いて当然」というのが一般的です。

日本は古くに男尊女卑という思想がありました。今ではさすがに女性を見下す男性は減っているものの、「女は結婚したら家庭に入って主人に尽くすべき」といった考えを持つ男性がちらほらいます。女性でも結婚を就職のようにとらえている人がいますよね。

しかし、欧米ではそういう考えがありません。幼い子どもがいるのであれば産休や育児休暇を取ればいいだけの話で、落ち着けばパートタイムで復帰します。夫に言われたから復帰するのではなく、自ら仕事を再開します。

また「夫婦それぞれ稼いだお金はそれぞれのもの」とし、毎月決まった額しか共有しないこともあるそうです。日本だと共働きでも家計は大黒柱に頼るのが一般的。その考え方にショックを受ける女性も少なくないでしょう。

それにしても、外国に住む妻に働くことを強要するのは酷な気がします。

現在はクラウドソーシングを利用した働き方もあるので、決して海外でお金を稼ぐこと自体が無理難題なわけではないですが、外で現地の人に混じって仕事をするのは簡単なことではありません。もし逆の立場だったら、「そう言っているあなたは、日本で働けるのか」と言い返したくなります。

ただ、「ネイティヴでもないし、スキルもないし」と言い訳をしながら家事や育児以外はしない、その態度に夫目線からして問題があるのでしょう。

つまり、いつも自分に依存しきっている、それが向こうはイヤなんです。

実際に育児と仕事を両立している人が多いからこそ、外国人夫はそう思ってしまうのでしょう。妻が自立しようと頑張っているにも関わらず、責める夫は問題ですけどね。それは「国際結婚だから」ではなく、相手の性格に問題があると思います。妻の方にも国際結婚を甘くみていた責任がありますが、そんな外国人妻と結婚した夫の方も甘かったとしかいえません。

そんなギャップを抱えないよう、国際結婚をする前に将来についてはよく話し合っておく必要があります。

私の場合、むしろ私が自ら働く機会をつくりました。もし仕事をせず家事以外にやることがないのなら、こんな異国の地ではモチベーションもあがらず心を閉ざしていたかもしれません。働くことに限らず、海外でも行動するというメンタリティを持つことは、精神衛生上でも重要だと感じています。

 

子どもの語学教育問題

バイリンガルに育てられるか?

バイリンガルに育てられるか?

これもよく聞きますね。国際結婚カップルのもとに生まれる子どもは、幸か不幸かやがて両親それぞれのアイデンティティに振り回される可能性が大です。

生まれたばかりの子どもが自分のアイデンティティについて疑問を抱くことはないでしょうが、子どもをどう育てていくかは生まれる前によく考える必要があります。その中でも、子どもに教えるべき言語の問題は難題でしょう。

また、ハーフ(ミックス)の子どもが持つ悩みの一つに「父親あるいは母親の国の母国語も話せて当然」という勝手な周囲の思い込みがあります。しかし、バイリンガルというほど複数の言語を使いこなせる子どもは案外少ないようです。
.

そんな苦労話に対する私の意見

私にはまだ子どもがいませんが、将来的には考えています。そのため、経験談はまだお話できません…。

移住した当初、私は必死にある勉強をしていました。それは、日本語教育能力検定試験という日本語教師になるための資格の勉強。ただ私の場合、日本語教師を目指していたわけではなく、将来の子どものためにも自分で日本語を教えるスキルを身に付けたかったというのがあります。子どもができてから勉強するのは大変でしょうから。

結果を言うと、落ちました。

スクールに通っても合格するかしないという難易度ですから、諦めはつきます。また受験するつもりはありません。しかし、資格勉強で身に付けた知識の中には国際結婚をしている者として見逃せない情報が多くあり、勉強した意義は多いにありました。

日本語教育の延長として、国際結婚の両親を持つ子どもの言語問題に触れることができるので、日本語教師の勉強は国際結婚で子どもを考えている夫婦には必須だと思います。なかでもダブル・リミテッドという、住んでいる国の言語も片親の言語も中途半端にしか理解できていないケースは案外多いようで、それが外国人児童における問題とされているそうです。言語が中途半端だと、思考や表現能力もそのレベルまでしか発達しません。

そういえば、国際結婚カップルの子どもが遊びに来たことがありましたが、その子どもが話すポーランド語をうちの夫が理解できなかったことがありました。私には言いたいことが理解できていたのですが、それは日本人思考のポーランド語を話していたからです。きっと日本人のお母さんの影響を受けてしまっているのでしょう。

ただ、成長過程でこういった間違いを犯すことはふつうなので、別にその子どもに問題があると言っているわけではありません。ポーランド人の子どもだって文法間違いはしますからね。

複数の言語を均等なレベルで理解させるのは難しいですが、ほとんどの国際結婚カップルは子どもにバイリンガルになってほしいはず。両言語を理解できることは、後々その子どもと親自身のメリットになります。

子育てに失敗はできないので、もしあなたが国際結婚で子どもを考えているのなら、ぜひ日本語教師の勉強をしてみてください。日本語を教えるスキルもつき、日本語という言語を改めて見つめることができるので面白いですよ。その上、子どもに複数の言語を教える際のヒントが詰まっています。

 

離婚した場合のリスク

国際結婚の離婚率は高いらしい

国際結婚の離婚率は高いらしい

平成25年度の厚生労働省の統計によると、国際結婚の離婚率はなんと49%だそうです(日本人女性と外国人男性の場合)。ちなみに日本のカップルの離婚率は20%前後を行ったり来たり。

どの国籍の人と結婚するかによっても離婚率は変わり、中でも男女どちらが日本人にせよフィリピン、タイ、中国、韓国人との組み合わせはよくないとか。

意外にもアジア人同士の方が離婚率は高いのです。最も離婚率が低いのは離婚率21%のイギリス人男性と日本人女性の組み合わせといわれますが、相対的に欧米人と結婚している日本人女性の方が少ないというのもまた事実です。
.

そんな苦労話に対る私の意見

私も結婚前に国際離婚について指摘されたことがありましたが、結婚前にそんなことを言われるのはあまり気持ちのよいものではありません。

しかし2014年、「離婚した場合に自分の意思で母国に我が子を連れ帰ってはいけない」というハーグ条約に日本が加盟したこともあり、国際離婚はますます懸念されるようになっています。もし片親の同意なしに子どもを連れて帰れば、誘拐犯。結婚前に離婚のリスクを考えるのは本意ではないでしょうが、そこは人間同士ですから最悪のケースも考えておくべきでしょう。

ところで、私と夫はカトリック教徒なので「離婚」そのものは宗教上あり得ません。そういう宗教なのです。

正直、離婚した場合のことなどは考えていません。もし内一方が「離婚する」と言い出したら、どこか頭を打って気が変になった時くらいです。

そんな私にとって、最悪のケースというのは夫が若くして先立ってしまった場合。夫は、そういう時は慌てて日本に帰らなくても両親のところにいればいい、ポーランドで一生暮らすのもありだと言ってくれますが…。まあ、そんなことを話したこともありました。

国際離婚の話に戻すと、日本人同士の離婚と国際離婚ではその離婚スケールがまるでちがいます。特に子どもがいる場合や、母国に当てもないのに帰らなければならなくなった場合の深刻さを考えると分かりますよね。

離婚は苦労した末の結果なので苦労話の内には入らないのですが、こんなカタチで夫婦の終わりに直面するカップルが増えないよう願うばかりです。

 

一時帰国するための出費

遠い国に嫁いでしまったと実感

遠い国に嫁いでしまったと実感

日本でも本州の人が離島に嫁いだ場合、実家に帰るときは飛行機や新幹線を利用したり金銭的に大変でしょう。

しかし、それ以上に大変なのが海外に住んでいる場合。私のようにヨーロッパだったり、アメリカやオーストラリアなどはそう簡単には日本へ帰れない距離ですし、それにかかる費用で家計が圧迫されている家庭も珍しくありません

最後に帰ったのは3年前、5年前という人もいますが、できれば毎年帰りたいもの。私も今は毎年1回のペースで帰っているものの、今後子どもができて家族が増えればどうなるか分かりません。
.

そんな苦労話に対する私の意見

この悩みも本当によく取り上げられますね。一度の帰国で50万円以上使ってしまう家庭が多いそうです。

それでも大黒柱の年収や貯金と釣り合いが取れていれば、そこまで真剣に悩む必要はありません。私の場合は釣り合いが取れていないので、そのためにも私が働く必要があります。もし私がポーランド人であれば、彼の収入だけでも余裕のある家庭だと思います。ただ、日本に毎年行くのは厳しいです。

これが、私の「海外でも働こう」という動機になっているんですよね。

私は最低でも、一時帰国するための費用は自分で貯めたいと思っています。それが一つの目標なので、もし目標額を達成できれば来年に繰り越すようしています。子どもができたら、確実に今のペースでは働けないので。なにも今の生活をさらに豊かにするために働いているわけではありません。

一時帰国費用の出費に頭を抱えているのあれば、新たな収入を増やすしかないです。ないものはないので、それ以上「ない」と言う必要はありません。

そのために働くことができれば一番早いですが、他にもクレジットカードの支払いでマイルが貯まるようにするとか、航空券のお得なセールを見逃さないよう常にアンテナを張っておくとか、そういうことは本人の心がけ次第でできるのではないでしょうか。

私たちは今年の一時帰国では往復3万円台で成田行きの航空券を手に入れましたし、その前では往復400ユーロ(しかもANA)で購入しました。次の航空券は、マイルだけで購入する予定です。まず、日本〜欧米間の航空券が10万円以上するという固定概念を捨てることも大事ですよ。

.
今日のポーランド語はお休み

【前編】国際結婚によくある苦労話をぶった切ります

2016.11.17
.

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
この記事が役立ったら、イイネ!をお願いします。FBページではここには載せていないポーランド最新情報や注目の記事更新情報をお届けします ^^


Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です