ポーランドの列車 一等と二等の違いを詳しく解説



※コンテンツの無断転載禁止(リンク歓迎)

 

ポーランド旅行の計画中、前もって列車の予約をする方もいますよね。

しかし購入画面に進んだ時、「一等?それとも二等でいいかな?」と迷ってしまう方も少なくないはず。そして結構聞かれることの多いこの質問。

そこでポーランド鉄道PKPの一等と二等のちがいをまとめてみました!
.

このページの目次
1. PKP列車の種類
2. ノン/コンパートメント
3. EIPの場合
4. EICの場合
5. IC・TLKの場合

 

PKP列車の種類

PKP列車の種類はEIP/EIC/IC/TLKの4種類です。

これら4つの列車のちがいについては、下記の記事をご覧ください。

個人旅行に便利!ポーランドの列車の種類一覧

2015.11.17
.
読むのがいちいち面倒!という方はこの記事のみでも、なんとなくちがいが分かると思います。でもやっぱりちゃんと読んでおくことをおすすめします。

 

ノン/コンパートメント

すごくかんたんに言うと、個室であるかそうでないかということ。

ポーランドの列車は、1つの車両にズラーっと座席が並んでいるタイプ(ノン・コンパートメント)もあれば、6人掛けの個室が1つの車両に複数あるタイプ(コンパートメント)もあります。

どちらが良いか、と言われればノン・コンパートメントを選ぶ人の方が多いでしょうね。私もそちらを選びます。

コンパートメント

対面3人掛け×3人掛けで対面

上の写真は、ICの一等に乗った時に撮影したコンパートメント車両。

この時のように誰もいなければまったく問題ないのですが、ここが満席だと結構不快に感じることも。足の伸ばし方も注意しなければなりませんし…。

特に夏休み期間中の繁忙期は一等二等関わらず、なるべくコンパートメントを避けた方がいいと思います。

これまで私がコンパートメントに乗ってきて不快だと思った例がこちら。

  • ペットを床に寝かせている
  • 話し声が気になる
  • 通路に立つ人が多く気になる
  • 食べ物のの臭いが気になる
  • 個室だからとパーティーをしている(隣の個室でも結構うるさい)

.

友人がある日送ってきた写真

友人がある日送ってきた写真

話し声は私も気をつけなければならない時があるのですが…。

でもコンパートメントの場合はそれが特に顕著というか、他人同士意気投合した人達が盛り上がってしまって笑い声で寝れないことはしょっちゅうです。

またノン・コンパートメント車両は人気なので、窓口で乗車券を買う際に「ノン・コンパートメントで」と言わなければ、ほぼ間違いなくコンパートメントになってしまいます(コンパートメント車両がある場合)。要注意。

5、6人の友人や家族と乗るのであれば、コンパートメントを選んだ方がいいかもしれませんね。閑散期であれば、1人でもあまり問題ないと思います。

 

EIPの一等と二等

ポーランドの新幹線的存在、EIP。ポーランド人でもEIPに乗ることに憧れている人はたくさんいるそう。

2016年8月現在、EIPを長距離で利用する場合はEICとあまり変わらないことも多いものの将来的には250キロとなります。そうなれば、憧れる人はもっと増えるでしょうね。

 

EIP一等の特徴

photo by

photo by BIZNES ALERT

料金はたいてい二等の2倍、そうなれば一等の差は大きくあるべきです。EIPの一等でのサービスは以下の通り。

  • 2つのドリンク
    コーヒー、紅茶、水、ジュース、コーラの中から2種類
  • 甘いお菓子
    クッキー、プリンスポロなど
  • ブレックファーストまたはディナー
    〜12時まではブレックファースト、12時以降はディナーで、メニューから選ぶことができます
  • 専任のアテンダント
    新幹線”はやぶさ” のグランクラスみたいな対応はありません
  • 新聞や雑誌など
    もちろんポーランド語ですけど

.
ザ・一等の内容ですね。私が初めてEIPの一等に乗った2015年春はこんなにサービスはありませんでした。

2人並び席と1人用の6列に配置された定員45名の車両となっています。二等は2人並び×2人並びなので当然一等の方が座席の幅は広め。

EIPの一等はおすすめできます!

 

EIP二等の特徴

2016年5月撮影

2016年5月撮影

一般的に乗車料金が高いと思われがちのEIPですが、二等であれば正規料金でも日本人感覚ならそれほど高くはありません。早割が適用されれば激安

ポーランドの列車をお得に乗りこなす!8つの割引

2015.11.22
.
ただEIPは他の列車と比べるとやはり料金が高いので、乗客はビジネスマンが多いです。それは二等でもいっしょなので、特別待遇などにこだわらなければ個人的には二等でも快適と感じられますし、まったく問題ありません。

座席は2人並びと2人並びの4列。ドリンク無料のサービスがあり、コーヒー/紅茶/水の中から1つ選べます。

また、二等7号車はサイレンス・カーとなっています。購入した時に偶然7号車となっている場合もありますが、静かにしなればならない車両なので小さいお子さまとの乗車は控えてください。

 

EICの一等と二等

EICとICは頭にEがあるかないかの違いなので、似ていると思われがちですが実は似ていません。

2016年8月現在のEIPの最高速度ではEIPもEICも目的地までの所要時間はあまり変わらず、これから両者の差別化が図られるところです。EIPの一等に乗らないのであれば、どちらでもあまり変わらないでしょう。

 

EICの一等

http://www.naszraciborz.pl/site/art/1/0/29954

EIC一等の座席 by Naszraciborz

EICの一等では無料でドリンクがコーヒー/紅茶/水の中から1つ選べます。

写真のように、EIC一等のノン・コンパートメント車両は広く快適ですし、差額がそれほど大きくなければ一等を選んでもいい気がします。

ただ、2倍近い料金となっている場合にそれだけの差を払う価値があるか…と言われたらそうでもないでしょう。

 

EICの二等

基本的に2人並び×2人並びのノン・コンパートメント車両となります。

一等のように無料ドリンクサービスはありませんが、いたってふつうの車両なので二等でも快適な旅ができます。

乗ったら分かりますよ。

充電用コンセントもありますし、車両もキレイでガタガタ動かないので日本の列車より快適です(個人的に…)。

 

IC・TLKの場合

ICとTLKの大きな違いといえば、リニューアル車両かそうでないか。速度も乗車料金も変わりません。

TLKは誰がどう見ても古く、PKP列車の中ではもっとも下のレベルです。

ポーランド人でも好き好んでTLKに乗る人はいません。数年後にはこのような古い車両はなくなると思うのですが、私も仕方なくTLKに乗らなければならない時は思わず溜め息がでます。

TLKのノン・コンパートメント

TLKのノン・コンパートメント

また、これらの一等と二等のちがいは大してありません。

ICの一等ではノン・コンパートメントとコンパートメントのミックスとなる場合もありますが、TLKはコンパートメントのみとなります。コンパートメントは古い車両に多いので、TLKでは二等でもコンパートメントが多いです。

よく勘違いされるのは一等と二等の治安の問題ですが、そんなことはあまり考えなくてもいいですよ。乗客にマナーがあるか、ないかの問題です。

なので、「一等の方が安全そう」といった判断基準ではなく、ふつうに列車に乗りたいだけなら二等でいいのではないでしょうか。キッパリ言うと、これらの一等は数十分や数時間あまりの優越感に浸れるほどでもないです。

ただ、判断するのはあなた。

「一等の方が良さそうだった!」なんていうクレームは受け付けませんので、最終的にはご自身で判断してください。
.

今日のポーランド語

można

można(モジュナ)は、「できる」という意味です。

Czy można robić zdjęcia?(チュイ  モジュナ  ロビチ  ズデイェンチャ?:写真を撮ってもいいですか)と聞いて można と言われたのなら問題ないという意味ですし、nie można と言われたのならダメという意味になります。

もちろんこの質問に対して tak(タク:はい)か nie(ニェ:いいえ)で返すこともできますが、疑問文に można があればたいてい można または nie można のどちらかで返されます。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
この記事が役立ったら、イイネ!をお願いします。FBページではここには載せていないポーランド最新情報や注目の記事更新情報をお届けします ^^


Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016

2 件のコメント

  • mick india より:

    楽しく拝見させて頂いています。17年前に1年ほどグリビッツェに住んでいた事があり、この6月に訪問する予定です。ブログを読んで懐かしい思いと、期待が更に高まります。情報量も必要十分でとてもありがたいです。今回はワルシャワ、グリビッツェ、クラコフ、ワルシャワと電車で旅をします。非常に役に立ちました。あとチケット予約の際に席が隣になるように指定する方法を載せて頂けると幸いです。旅行後にまたコメントを入れさせて頂きます。

    • Ayaka より:

      コメントの承認が遅くなり、申し訳ありません!m(_ _)m
      17年前にグリヴィツェに住んでおられたとのこと、なんだか親近感がわきますね♪
      しかし、17年前だとおそらく今のグリヴィツェほどカルフルではなかったと思います。
      お店も少なかったようですね。
      今回の旅で生まれ変わったグリヴィツェに驚くこと間違いないでしょう。

      チケット予約時の指定席について、また追記しておこうと思います。
      チケットの購入方法は、ちょっと複雑で説明しづらいため記事にすることを躊躇っています (^ ^;)
      いいアイディアができたら、購入方法についての記事も書きたいと思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です