日本人は外国で日本人の感覚で働いてはいけない?



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この記事をご覧になる方へ
当記事はあくまで私の意見を書いていますので、タイトルの意味が気になる方のみご覧ください。当記事自体はポーランド情報ではありません。
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ある日、「ちがーう!」と突っこみたくなるような記事を発見しました。

簡潔に言えばこんなことが書いてあったんですね。まあ、前からそういう風に思う人がいるのは知っていたのですが。
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ある人
物価が日本より低い国に住んでいる人が日本人を相手にビジネスをする場合、その物価に合わせて料金を設定すべきだ。
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ここではやんわり書いていますが、結構キツイ口調でそのようなことを書いていました。皮肉にも、私が書いたブイキュレ記事の文を引用しながら…。

確かに、一見まともな発言です。

でもちがうんですよ。そんなわけで、今日の記事ではこの考えについて私の意見を書きました。実際に日本人のお客様を通して仕事をしている者として。

で、綾香はポーランドで何をやっているの?

2016.03.11

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さて、まず「物価が低いのであればそれなりにコストは下げられるから、その分サービス料金は安くできるはずだ」という意見には私は賛同します。
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大賛同です

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最近、私はとあるサイトで海外在住プランナーとして活動しているのですが、そこでの有料サービスに、”スカイプ相談” というのがあるんですね。

値段設定は自由。

私の場合、スカイプ相談は1800円/1時間(手数料を差し引くと収入は1440円)で設定しています。

しかし、他のプランナーさんの料金設定をちょっと覗いてみると、私より物価の低い国に住んでいる方が3000円以上で提供していたりします。

ちなみに私のスカイプ相談はある程度の無料メール相談をし、その返事をさらに詳しくお話したり臨機応変に受け答えする場合に料金をいただいています。

もちろんスカイプ前は事前にみっちり下調べをしますし、その時間は1時間をゆうに越えているでしょう。

しかし、3000円はさすがに私も高いなぁと思っちゃいます。きっと日本でも相談料はもう少し安いのでは。

しかもその道のプロではなく、ただ、自分の経験や知識を活かしてプランナー活動をしているわけですからその辺りもきっちりわきまえないといけません。

それでもまぁ、それなりの理由があっての値段設定なのでしょうか。

ともかく、3000円/1時間はほとんどの人が「高い」と思われるはず。

だからこういった場合、「すごい物価の高い国に住んでいるわけでもないんだし、もう少し安くできないのかな」なんて思っちゃいますよね。私でも。

 

と、話がずれてすみません。

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ある人
物価が日本より低い国に住んでいる人が日本人を相手にビジネスをする場合、その物価に合わせて料金を設定すべきだ。
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これは要するに度合いの問題だと思うんです。本題へ移りましょう。

その記事を書いた方は私の存在を知ってか知らずか、このようなことを批判的に述べていました。いやー、びっくり。
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ある人
ポーランドのガイドで1万円以上(6時間未満)は高い。

そういう人は日本の物価感覚で料金を請求しているけど、ポーランドの物価はもっと安いんだから1万円以上は高すぎる。

おまけに交通費や入場料を請求するのはおかしい。そんなお金があったら、良いレストランで食事することをおすすめします!

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クラクフ・ヴロツワフ観光 個人ガイドいたします

2016.02.01

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いやいやいやいや。

まるで私が日本人相手にお金を高めに請求してだましとってるみたい。。
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ojojoj....

私はそんな人じゃありません

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でもこういった意見、他の国に住まわれていて同じようなお仕事をされている方にとっても「異議あり」と言いたくなるような考え方だと思うんですよね。

肝心の私は1時間あたり1450〜1700円で観光サポート(いわゆるガイドですが)をしています。

幅があるのは6時間料金で+1時間対応をしているため。実際に6時間で終わったことは一度もありません。

なので、まずは6時間の基本の観光プランを組み、写真撮影やちょっとしたおしゃべりなどで伸びた部分を+1時間でカバーするといった感じです。

日本人の感覚でいえば、価格設定は妥当なところでしょう。

でも、記事を書いた方はそれが気に食わないんですよね。ポーランドにいながら日本の価格設定なのが。だけど、私にも意見を言わせてください。
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日本人が日本人のお客さまにサービスを提供する上で、日本人の感覚で働いてはいけないのでしょうか?

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正直を言うと、物価が低いからこそ私が働く必要があるのです。

夫の給与だけで定期的に日本へ帰ろうと思えばポーランドで暮らす私たちにとってはもう、かなりの出費。

航空券、交通費、滞在費、これらを引っ括めると数十万円以上になりますし、子どもが出来てからだとこうして自由に働くことも難しいでしょう。

でも家族で里帰りはしたいですし、せめて日本への帰国費用は少しでも自分で賄えるようにと、今働いているのです。

それでポーランドの金銭感覚で働けというのはちょっとキツい…。

しかもポーランド人が設立する日本人向け旅行会社のポーランド人ガイド手配の方がもっと高いサービス料金ですよ。

お小遣い稼ぎではなく、もっと現実的な理由で私は働いているのです。日本に住む奥さんと同じように。
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そしてもう1つ。

記事を書いた方は、6時間(+1時間)の案内で1万円以上を請求するのは高いと思われているようですが、金銭感覚の話はさておき、私自身は当日だけ仕事をしているわけではありません

私なりに依頼者さまのご要望をなるべく聞いて「依頼してよかった」と思ってもらえるようなオリジナルプランを提案していますし、それらの事前リサーチや必要に応じて調査や問い合わせなどもしています。でもだからって「私、がんばってます」と言いたいのではなく、

ふつうのガイドがやらないこと、対応すらしないことを私がやる

それくらいの気持ちで誇りを持って、依頼を引き受けています。

実際、観光の合間に依頼者様の取引先を訪問して通訳したり、クラクフにあるすべてのアンティークショップを調べそれらを巡って価格交渉したり、隣町を案内することだってありました。

そのような特別な要望がなくても、こちらから質問をして依頼者さまの好みをなるべく把握するように努めています。

なので、「ただ現地に住んでいて、そこにちょっと詳しいくらいでガイドだなんて」みたいなことは思ってほしくないのです…。もし、そこの辺りで私のことを悪く思われている方がいるのであれば、この記事を読んでいただいて少しでも誤解が解ければと思っています。

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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