これからポーランドへ行く方が知っておきたい情報

番外編:ラトビアの首都リガへ行ってきました 後編

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クラクフ市公認ガイドのカスプシュイック綾香(本名)です。2014年以降、ポーランド在住。ガイド・通訳業の傍ら、旅行や生活に欠かせないポーランド情報をお届け中!
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この記事をご覧になる方へ
当ホームページはポーランド情報が主ですが、4月4日〜9日は番外編としてラトビアの記事を書いています。

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初日と最終日はリガの半日観光。

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リガに泊まっているというのにリガは後回し…。もう少し博物館に費やする時間があってもよかったですが、小さい街なので旧市街はすっかり把握しました。

前の日はリトアニアの十字架の丘に行きましたが、1週間分の記事がラトビアネタのみなのでまた後日書きますね♪

 

とても活気のある中央市場

リガバスターミナルと川を挟んだところには大きな中央市場があります。

左の建物4つが中央市場
左の建物4つが中央市場

この3日間はバスを待ちながら呆然と眺めているだけでしたが、最終日になってやっと足を運びました。

中央市場は金曜日ということもあってか、外も中もたくさんの人々。そういえば、ポーランドでもここまで人の多い市場はまだ行ったことがないです。

中央市場の中のようす
中央市場の中のようす

で、観光客はこういうところに行くだけで写真を撮って眺めて、結局買わないから嫌われるんですよね(笑)。

まあ、それは日本へ観光で来る外国人もいっしょでしょう。お互いさま。

ハンドメード商品がずらり
ハンドメード商品がずらり

市場には新鮮な野菜やお肉、魚などの食べ物だけではなく、ミトンやちょっとしたお土産も売っていました。

 

地上42m 自由の記念碑

新市街と旧市街の入り口にある、ひと際目立つのが自由の記念碑。

自由の記念碑
自由の記念碑

ラトビアの独立記念と独立戦争での死者に捧げるため建てられたものです。

1時間ごとに衛兵の交代式を見ることができるのですが、最終日にやっと見ることが出来ました。それも偶然。

衛兵が守っているようす
衛兵が守っているようす

この記念碑は広い道のど真ん中にあるので存在感がすごい。

地元の人は自由の記念碑周辺を友人との待ち合わせ場所とし、この記念碑よりも旧市街側にある “ライマの時計” は恋人同士の待ち合わせに使うんだとか。

だから恋人関係でもない人に「あの時計台で会おう」と言われたら、それはつまり気があるという意味だそうです。

可愛い…癒されます
可愛い…癒されます

またこの辺りには公園があって、天気のいい日はリッラクスに最適。人も鳥もとっても心地良さそうにしていました。

 

ラトビア占拠博物館へ

記念碑のすぐ近くにある移転先のラトビア占拠博物館へ行ってきました。

ラトビア占拠博物館
ラトビア占拠博物館

リガ観光前編の記事やツェーシスの記事でもラトビアの歴史に触れましたが、ラトビアという国は1918年に建国されたまだまだ新しい国です。

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だから一般的に「ラトビアの独立」というと、ソ連の占領から解放された1991年の出来事を指します。

ラトビアがソ連によって占拠されたのは、1940年6月17日。

その1年後はナチス・ドイツ、1944年と1945年には再びソ連によって1991年まで占拠されました。私は1991年生まれですが、そう思うとつい最近のことのように感じます。

博物館は、ナチスとソ連によって迫害されたラトビアの苦難を物語る当時の資料と写真で埋め尽くされていました。

そしてドキュメンタリーを通して、平和への誓いを訴えています。

ラトビアをはじめバルト三国占領の歴史を知りたい方、博物館へ訪れる方はぜひ一度こちら(ウィキペディア:バルト諸国占領)をご覧になってください。

ラトビア占拠博物館

住所  :Raiņa bulvāris 7(※)
料金  :寄付
営業時間:毎日11時〜17時

※2016年4月現在の移転先住所です。自由記念碑から徒歩3分。

 

美しいロシア正教会へ

ラトビア占拠博物館からまたさらに北へ行くと、正教会があります。

エスプラナーディ公園内にあります
エスプラナーディ公園から

この記事の1番最初の画像はロシア正教会を上空から撮影したもの。教会を地上からキレイに撮るのは、前の木が邪魔をしてかなり難しいです。。。

キリスト教の教派には主にカトリック、プロテスタント、正教会の3つがありますが、カトリックと正教会は現代では区別されているもの非常に近い関係

そして正教会はカトリック同様、とても美しい立派な教会を持つのですが内部の構造はまるでちがいます。

鮮やかさに目を奪われます
鮮やかさに目を奪われます

この正教会は内部の撮影を禁止していたのでこれ以上の写真はありませんが、本当に綺麗でした。豪華な装飾を見るだけで信者たちの思いが伝わってきます。

女性はスカーフを頭に被る必要があるのですが、私はスカーフを持ち合わせていなかったので祭壇には近づかず、入り口でずっと眺めていました。

ラトビアの人口は25%近くをロシア人が占めており、4%がウクライナ人やポーランド人だそうです。ソ連の影響でロシア人の割合が高いので、他にも正教会はたくさんあるのでしょうね。

 

リガで大人気のカフェへ

空港へ向かうラスト40分はカフェで一人、お茶を楽しみました。

3兄弟の家の近くにあります
3兄弟の家の近くにあります

ここはラトビア人の女の子が「ホームメードのケーキを食べるなら絶対ここ!」とおすすめしてくれたカフェなので、最後の最後に行ってみることに。

中に入ると数人の外国人がパシャパシャと写真撮影していて、やっぱり入り口にはトリップアドバイザーのシールが。

もっとローカルな場所だと思っていたので、そこでちょっと残念な気持ちにはなりました。でも地元で人気なら観光客も遅かれ早かれ目をつけますよね。

男性店員しかいなかった…
男性店員しかいなかった…

旧市街で最もロマンチックなカフェと称しているだけあって、内部は暗め。夜はワインバーに変身するそうです。

本当はラトビアの伝統的なケーキを注文したかったのですが、チョコレートを食べたい気分だったのでチョコレートケーキとグリーンティーを注文。

お茶のポットもおしゃれ
お茶のポットもおしゃれ

とっても美味しいケーキとお茶で大満足ですが、値段は6.65ユーロ(840円)と思ったよりも高めでした。

後でこのお店のレビューを見ても「ラトビアのくせに高すぎ!でも満足!」みたいな感想が多かったですね(笑)。

でもおすすめかと言えば、おすすめ。

Parunasim パルナシム

住所  :Maza Pils Iela 4
営業時間:月〜木 11時〜23時
。   。金・土 11時〜深夜0時
。   。日 11時〜22時

 

ラトビア観光はおわり

この日、他に行った場所はまだありますが、全部紹介しているとキリがないのでここで区切ることにしましょう。

滞在中は心配する夫とこまめに連絡を取っていたのですが、「もうラトビアは最初で最後だろうから、お金のことあんまり気にせずに心残りがないように過ごしてね」と何回か言われました。

夫はラトビアには行ったことがありませんが、興味がないようです…。

そうそう。

日本人や韓国人っぽい女の子をよく見かけましたよ。それも大きなリュックを背負って。バックパッカーかな?

 

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あやか
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