プリンスポロがアイスランドのお菓子?感動の秘話



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ポーランドの代表的なスナック菓子といえば、だれが何と言おうと絶対

プリンスポロ

キオスクのような小さなお店でも必ずと言っていい程売っています。

スーパーのお菓子売り場にはもちろん、レジ前にも。ないなら売り切れているだけ。この黄金のパッケージの存在に気付かない人はもっと周りを見てください。
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ポーランドに興味があるのならプリンスポロにも興味を持ちましょう。

 

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さて、私がこれほど推すプリンスポロですが、プリンスポロとはチョコレートを挟んだウエハースを4層重ね、その上からさらにダークチョコレートがコーティングされたスナックのことです。

サクッとした食感と深みのあるチョコがなんとも絶妙。

そしてこのプリンスポロ、今や中欧・東欧7ヵ国で販売される

ポーランド発の
超人気スナック菓子

となりました。

そこである日、OLZA(プリンスポロの製菓会社)はプリンスポロ以外にも商品を出しているのか気になり、調べてみることにしたんです。

すると検索の仕方が悪かったのか「プリンスポロはアイスランドのお菓子?」という気になる見出しがたくさん!もはやそっちの方が気になりました。

※他のラインナップはないようです

結果、プロンスポロはポーランドのお菓子だとすぐ分かったのですが、代わりにとても興味深い話を知ることが出来たので、今回の記事ではその話を皆さんにシェアしたいと思います。

アイスランドの基本情報
アイスランド共和国、通称アイスランドは、北ヨーロッパの北大西洋上に位置する共和制を取る国家である。首都はレイキャヴィークである。総人口30万人強。― Wikipedia

 

アイスランドでのプリンスポロはポーランド同様、数十年もの間トップセラーの売り上げを誇る大人気のお菓子だそう。

なんとプリンスポロを愛するあまりに “プリンスポロ” という名のバンドや歌まで作り上げたというアイスランド人もいるとか。外国のお菓子がここまで流行るなんてことが普通あるでしょうか。

そんなプリンスポロがアイスランドに現れることになった経緯とは?

約3000キロの距離

約3000キロの距離

時は1955年。

当時のアイスランドは外貨流通不足や厳しい外国輸入規制などでとても孤立した国でした。そんな中、アイスランドとポーランドはめでたく輸入取引をすることになったのですが…

 

ポー人
そうだな、あんたの国からは大量のニシンを買うよ。
アイス
こっちはウォッカと材木、あとはプリンスポロをもらおうか。

 

しかし当時のアイスランドでは、国家での利益を守るために外国からの輸入品には高い関税をかけており、チョコレートも規制の対象となっていました。
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それはつまり、”チョコレート” バーであるプリンスポロはこの規制に引っかかる可能性があるということ。

「ウォッカや材木はともかくプリンスポロはやめた方がいいのでは」……。

そう誰もが思っていたとき、あるアイスランド人がこんな発言をしたのです。

 

アイス
これはチョコレートではない。ビスケットだ。ほら、ここにこんなにビスケットがあるだろう。
補足説明
プリンスポロの4層になったアレの呼び方ですが、アイルランドではビスケット、ポーランドではワッフル、日本ではウエハースとなります。

 

つまり、「ビスケットが大部分を占めるプリンスポロはチョコレートではなく、チョコレートをコーティングしただけのビスケット」だということ。

この意見は見事受け入れられ、名目上ではビスケットとしてプリンスポロがアイスランド市場に多く出回りました。そしてプリンスポロは、唯一のチョコレート系輸入菓子として瞬く間に人気ナンバーワンのお菓子となったわけです。
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しかも実際のところ、80年代まではアイスランドのお菓子売り場にはプリンスポロしかなかったそう。

現在は欧米系のチョコレートバーもふつうに売られていますが、そのため多くのアイスランド人は “プリンスポロはアイスランドの会社がつくったお菓子” だと勘違いしていたようです。

ティータイムにも

ティータイムにプリンスポロ

 

と、ここで1つの興味深い話はお終いですが、これにはまだ続きがあります。

こっちの方が私にはびっくり。

なんと「プリンスポロはアイスランドでも大人気だ」という事実が広まったのは、” プリンスポロはポーランドの国民的お菓子” というポーランドの平凡な常識を覆すためのキャンペーンがきっかけだったのです。

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このキャンペーンの目的は、アイスランドでもプリンスポロがこんなに愛されているという事実を伝えることで、ポーランド人にプリンスポロをもう一度再認識してもらおうというものでした。
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プリンスポロを愛するグナーさん

プリンスポロを愛するグナーさん

写真の彼はその事実を広めるのに一役買ったアイスランド人。

キャンペーン中では、ポーランドのメディアに引っ張りだこだったとか。

キャンペーンについて分かりやすく解説した動画があるので、英語が分かる方はこちらをご覧ください。すべてを訳すのはちょっと大変なので、この動画の面白いワンシーンを紹介します。

 

大統領
Whole generations of Islanders grew up with American Coca Cola and Polish Prince Polo.
(意)すべての世代のアイスランド人はコカコーラとプリンスポロで育った。

 

なんと、アイスランドの元大統領が過去にこんな発言をしていたそうです。

これにはポーランド人もビックリのはず。ちなみにアイスランド国民一人あたりのコカコーラ消費量は世界一。

そんなアイスランドのコカコーラとプリンスポロが肩を並べるということは、アイスランドではプリンスポロがよほど愛されていることに違いありません。

そしてキャンペーン終了後、ポーランド国内でのプリンスポロの売り上げは20%以上もアップしたそうです。

キャンペーン大成功!

アイスランドとポーランドの意外な関係になんだかほっこりしてしまいますね。

Idziemy po prince polo!
(意:プリンスポロを買いに行こう!)

 

最後までお読み頂きありがとうございます☆
あやか
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